本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

KENWOOD KX-4520(その3)

2011年10月22日 23時21分08秒 | カセットデッキ
 昨日、部屋に転がっていたACアダプタを左足で思いっきり踏みつけてしまいました。その拍子でバランス崩して右足も痛打。

 左足はACアダプタのプラグ部分が突き刺さり、足裏の皮がベロリンチョ。右足は親指の爪が剥がれてしまいました。両足とも大出血。ジャンク弄りどころではなくなってしまいました。

 今朝になってやっと出血が治まったので、KX-4520の修理を再開しました。

 

 先日、録音中にブチブチノイズが乗ってしまうという嫌な展開で終わったKX-4520ですが、その原因がわかりました。

 タイマースイッチから伸びるケーブルのつなぎ漏れ。こんなこともノイズの原因になるんですね。うっかりミスです。

 ケーブルをきちんとつないでから再度、録再テスト。このデッキは3ヘッドなので同時モニターができるのですが、なぜかかなり再生音が小さい。いくらボリュームをあげても音に芯がありません。しかも、ドルビーを入れるとBもCもメチャクチャな音になります。

 で、よくよく見てみると、内部の半固定ボリュームがことごとく弄られていました。前オーナーが中を触っていたのですね。これは厄介。

 で、更に見てみると、電源コードがなぜかソニーのものに付け替えられてました。
It's a Sony.

 ここでドフで買ったときのタグを思い出しました。「再生できませんでした。部品取りにどうぞ」。ドフもこの電源コードを見て、弄られているブツだと判断して525円の捨て値を付けたのですね。納得。

 半日がかりで各種調整。再生レベルは正常に戻りました。しかし、ドルビーCはうまく調整できませんでした。Bは大丈夫なんだけども。でも、普段NRは使わないのでこれで良しとしました。

 最後にワウフラ測定。

 0.04%位。公表値がいくらなのかわかりませんが、ジャンクだもん、こんなもんでしょう。

 肝心の音はそこそこです。この機種、ネットにも情報がないので価格がわかりませんが、かなり安いんでしょうねえ。上位機種のKX-9010が69,400円ですから、54,800~59,800円位かもね。同じメカを使ったヤマハのKX-640が54,800円、A&DのGX-Z6100が69,800円だし。安くても真面目に作られているので、当時は結構売れたのではないでしょうか?