本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Toots Thielemans @ BLUE NOTE TOKYO

2011年10月12日 00時24分13秒 | ライブレビュー

 今日(正確には昨日)は腰が痛いくせにトゥーツ・シールマンスを聴きにいってまいりました。えぇ、あのハーモニカおじさんです。御年89歳。

 私はハーモニカっていうと、ジャズ系ではこのシールマンス、R&B系ではStevie WonderやWARのLee Oscar、ブルース系ではCarey Bellなんかが頭に浮かびます。その中でも、とりわけシールマンスはいろんなジャンルでの適応力の高さ、そして長年のキャリア、と別格の存在です。口笛もうまいんですよね。

 私がシールマンスを初めて聴いたのは、クインシー・ジョーンズのアルバム「The Dude」の中の"Velas"という曲だったように思います。確か中1の頃。ハーモニカを小学校の音楽授業で触っていた私は、「ハーモニカってこんないい音だったんだ!」とびっくりした記憶があります。その後、ビリー・ジョエルの「An Innocent Man」に入っている"Leave A Tender Moment Alone"でのプレイにまた痺れ、高校に入ってビル・エヴァンスとのデュオアルバム「Affinity」でのプレイにまた痺れ、って感じで常に痺れっぱなしでございました。聴いてるのはリー・オスカーのほうが圧倒的に多いんだけどね(WARが好きなもので。。。)

 で、今回のメンバーは以下の4名。

 Toots Thielemans(harm.)
 Karel Boehlee(pf,synth)
 Hein Van de Geyn(b)
 Hans Van Oosterhout(ds)

 会場は超満員。一日一回の公演で、しかもファンの多いシールマンスなので当然っちゃあ当然。私が会場に着いた頃には席はほとんどなく、初めてブルーノートで「バーカウンター前のスツール席」という臨時席(?)に座りました。ブルーノートでは普段から一番後ろのスツール席(常設)に座る私ですが、バーカウンター前はテーブルがないのでキツイです。腰痛えっつーのに。

 肝心の演奏はというと。。。当たり前ですが、まんまシールマンスですw。変わんない人ですねー。もちろんいい意味でですよ。一聴してシールマンスとわかるその音色と節回し。まさにワンアンドオンリー。バックの面々もでしゃばらず堅実なプレイ。ボエリーはところどころでシンセを弾きますが、それはあくまで隠し味程度。

 会場の雰囲気も良かったです。好々爺然としたシールマンスのプレイを、愛おしそうに聴いているオーディエンス。最後はみんな総立ちになって万雷の拍手。ハートウォーミングって言葉が似合いますねえ。。。

 シールマンスは明日明後日とブルーノートで、金曜にコットンクラブでプレイします(全公演売り切れ)。なので、セトリはあまり大っぴらに書けませんが、覚えている範囲で。。。。どうせこのブログあんま見る人いないしw

Tenor Madness
Blue In Green
One Note Samba
The Dolphin
Midnight Cowboy Theme
Autumn Leaves
Bluesette
St.Thomas
What A Wonderful World
Over The Rainbow
※他にも数曲プレイしましたが、曲名わからんのと覚えてないのとで。。。(-_-;)