本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

YAMAHA KX-640(その1)

2010年12月26日 10時30分56秒 | カセットデッキ

 ヤマハのカセットデッキKX-640です。1990年に54,800円という低価格で発売されたものですが、3ヘッド、クローズドループデュアルキャプスタン、ドルビーHXプロ搭載と価格以上の内容を備えた機種です。今年の春に厚木のハードオフで「電源入りました。テープ回転しません」のコメント付きで売られていたブツをゲット。315円なり。


 テープを入れる前にヘッド周りを確認。なぜかヘッドに赤いインクみたいのがべっとり。無水アルコールで清掃。


 テープを入れスイッチオンしてみたところ、確かにモーターの回転音はするのですが、テープが回転しません。しかも、ディスプレイも点灯しませんでした。これはやられたなと思いつつ開腹。内部はスッカスカ、ケースは薄くてペナペナでした。


 摘出したメカブロックです。非常に安っぽい。一応3モーター。


 バックテンション用のベルトが伸びてました。指でつまもうとしたところ・・・


 溶けててやんの。指真っ黒(T_T)


 フライホールベルトは溶けてなかったけどビロンビロン。


 アルコールでガンガン掃除していきます。ヘッドはPC-OCC巻線のパーマロイです。


 この機種はモードコントロールを専用モーターでおこなってます。接点もふきふきして接点グリスを塗布。


 この後、新品ベルトを装着して組み上げ、動作確認テスト(ディスプレイ修理は後回し)。すると、電源を入れたとたん再生モードになってしまいました。どのボタンを押しても止まらない・・・orz  結局、飽きてしまってそのまま放置。ローコストモデルなので修理に気持ちが入らないんだよね・・・