オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

羅臼川上流、汚い過酷な環境に棲むオショロコマとニホンザリガニ。

2013-11-13 21:28:20 | ニホンザリガニ
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20XX-9-25 晴れ 強風 寒い
北海道、知床半島、羅臼川上流、汚い過酷な環境に棲むオショロコマとニホンザリガニ。

この日、羅臼川上流熊ノ湯の上流を釣った。この付近は川の水も温泉水混入などで乳白色調に汚濁しており川底の岩にはヘドロ状沈殿物が多く、すぐ濁る。

岩ごろごろで足場が悪く快適な釣り場とは言えない。


こんな過酷な環境にもオショロコマはいるが、羅臼川中流域特有の小型で汚い色調の個体群で数もとても少ない。









撮影中にも川底のヘドロ状堆積が舞い上がるため、やや水が汚れた感じの写真になっています。


オショロコマの棲息環境としては最悪の水域であるが、以前はもっと個体数が多かったと思う。

あちこちに釣り人の痕跡が顕著で、小型スピナーなども落ちている。

近くには大きなキャンプ場もありここのオショロコマが絶え間ない釣り圧にさらされていることは明白である。

一方、ダムの上の深いプールには小型のオショロコマの群れが見えた。

ここは水草が繁茂し、木々が茂っておおいかぶさり、ルアーや毛針を打ち込むことがむずかしい。エサ釣りでも振り込みが難しいことから、釣り圧からは解放されているかに見える。


ふと足元を見ると小型のザリガニが一匹、ひらひらと泳いできて私の足元に静止した。

おお、ニホンザリガニではないか。こんな汚い水にも生息しているとは驚きであった。


実はこの時はもしかするとウチダザリガニか?との思いもあったが、今写真を見るとハサミの付け根に白斑がないことからウチダザリガニではなくニホンザリガニであることは明白である。羅臼川の過酷な環境にもニホンザリガニが棲息していることが確認された。


ここで撮影させていただいたオショロコマはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。 

なお、羅臼川源流域に棲む特異なオショロコマについては、別の機会にご紹介します。



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