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20XX-7-10 小雨 低温注意報 ~12℃ 寒い
緑に苔むした渓流に多様なオショロコマ
朝から斜里川水系の某支流へ入る。初夏だというのに陽はささず今日は天気が悪くひどく寒い。
農家は低温注意報がでているため今年の作柄が悪化するのではと気をもんでいる。
雨は小雨から小降りになり時々本降りとなった。雨合羽を着ての釣りになった。
覆い被さる灌木をバキバキへし折りながら、もう使用されていない荒れ果てた作業道を車で数キロ登った。
灌木で車体は無惨にも傷だらけ。車の傷を恐れていてはオショロコマには会えない。
やがてどうも雰囲気が違うことに気づき林道をターンして引き返し、下りながら川をみるとやっと目的のポイントを視認できた。
フキ採り業者が入っており立派なフキがかなり採取されている。
渓流の岩や石は美しく緑色に苔むして、川の状態がずっと安定していることを物語る。
渓流の水量は秋よりやや多い程度だがヤマベもけっこう釣れた。
黒っぽい褐色で赤点紋理が目立ち腹が黄色い15-20cmの小振りのオショロコマが25匹ほど釣れた。
下りながらよどみを探ると川の自然度が高いことを反映してオショロコマはさらに多い。良型も幼魚もいて個体群としては良好な構成だ。
細身で腹が白く赤点紋理が細かい老熟♀オショロコマ(恐らく4-5年魚)も釣れた。オショロコマとしてはもう彼女は高齢者に
分類される。この時期になっても昨年の産卵行動後の雰囲気が多少残っているようにも見える。
雨で撮影しにくかったが、まあまあ良い写真が撮れた。
撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧に元の場所にリリースした。
今日はやや早めに川を上がったが防水装置のないコニカデジカメKD-500Zは雨水が入ってレンズが曇りはじめたので、撮影を中止せざるを得なかったのだ。
この渓流でも、ダムが激増している他の斜里川水系全般と同様、年ごとにオショロコマの個体数は、明らかに減少しつつある。この水域のようにオショロコマ個体群がそれなりに見られる場所は、今や奇跡的に、かつピンポイント的に残っているに過ぎない。
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