オショロコマの森ブログ5

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人間とヒグマ。共存の必要条件。

2023-05-19 20:21:35 | ヒグマの被害など
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人間とヒグマ。共存の必要条件。



厚岸町では2021-4-10 に山菜採りをしていた男性がヒグマに襲われ、死亡するヒグマ襲撃殺人事件が起きています。



このときの殺人ヒグマ(♀)に関しては、現場の近くに事故で死亡したとおもわれる小熊の遺体があったからという専門家 ??の意見をいれて厚岸町としては駆除しないという異例の意味不明判断がなされた。 




その2か月後の2021-6-14 厚岸町の山林で測量作業をしていた釧路市文苑4、会社員平山修一さん(67)がヒグマに襲われ手や足、頭、背中にけがを負い釧路市内の病院に搬送された。被害者は林業関連の会社の作業員で、14日、同僚2人と山に入り、伐採を行うための測量作業をしていた。



厚岸町で立て続けに二件のヒグマによる殺傷事件があったため、同一ヒグマによる事件の可能性も取り沙汰されたが、その後はヒグマによる人身事故はいったん落ち着いた。



ところが、二年が経過した2023-4-1 午前8時20分ころ、厚岸町太田4の農道で犬の散歩をしていた女性がクマに襲われ、頭や太ももを噛まれる大けがを負った。女性は背後から突然クマに襲われた。後頭部をかまれ、爪で左太ももや右ふくらはぎを引っかかれた。女性は親戚の車で消防まで運ばれ、ドクターヘリで釧路市内の病院に搬送されたが意識はあり命に別条はなかったという。2匹の犬に被害はなかった。




2023-4-2 北海道新聞朝刊より引用。





道東の厚岸では短い期間に3件のヒグマ襲撃による人身事故があり、いずれの事件でも当該ヒグマは捕獲されていない。



このほか、標茶・厚岸方面を舞台におびただしい数の牛を殺している オソ18 と呼ばれるヒグマはいまだ駆除されていない。



知床半島羅臼地区を舞台に多数の飼い犬を食い殺しつづけている RT と呼ばれるヒグマもいまだ捕獲されていない。




道南でもヒグマによる人身事故が相次いでおり、このほか滝上町近郊でもヒグマによる人身事故が続いた。



これら最近の一連のヒグマによる人間殺傷事件で、それに関わるヒグマはすべて捕獲されていない(野放し状態)のはとても怖いことだ。



各々のすべての地域には大けがのみならず死亡事故が含まれる。



明らかに、いわゆる悪いヒグマの、ないしは悪いヒグマになりやすいDNA をもつ個体が存在するとおもう。



現代においては人間とヒグマの生活圏はどうしても重なることは避けられない。私はオショロコマ調査でヒグマの巣窟奥深く入って行くことが多く、この間、いわゆる良いヒグマと遭遇したことは何度もありますが当然ながら、襲われるようなことはありませんでした。



私はかねてより、この悪いヒグマの存在を絶つ(万難を排して駆除する)ことが、人間とヒグマとの共存を論じる場合の最初の必要条件であると確信していますが、いわゆるヒグマ研究家さんたちも、行政当局さんも不思議なことにこの点にはあえて触れず、あいも変わらず小学生でも知っている一般論 ( クマ鈴、クマスプレー、危険なところに行かない、草刈り、電気柵 etc etc … ) のコメントばかりに終始しているのは笑止としかいいようがありません。



最近になって、やっと春グマ猟を人家に近い地域に限って解禁しましたが、重い腰にもほどがあるようにおもいます。



ヒグマ対策は各地域の特性もあり多岐にわたるのは仕方がない。



しかし、それとはまったく別の次元の問題として人間社会と同じく、少なくとも一旦悪いヒグマになったしまったヒグマは性善説や一般論で対処するのはとても危険かも知れません。



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