にほんブログ村
北海道朱鞠内湖でイトウ釣りの男性がヒグマに襲われ死亡。
報道各社によれば、2023-5-14( 日 )、北海道幌加内町の朱鞠内湖へイトウ釣りにきていたオホーツク管内興部町沙留、アルバイト業の西川俊宏さん(54歳)はヒグマに襲われ死亡したもよう。
現場は朱鞠内湖東側にある母子里(もしり)地区の入り江北端(通称ナマコ沢)でイトウがよく釣れるポイントとして知られている。
西川さんは朱鞠内湖の常連客でイトウ釣りの経験は豊富であるという。
湖畔キャンプ場付近から釣りガイドの渡し船で約6Kmほど先の湖岸ポイントに向かい、午前5時半ころ一人で上陸しイトウ釣りを始めた。
この日は日曜日のせいか合計40名ものイトウ釣り目的の釣り人が3隻の船に分乗し湖畔船着場を出発、あちこちのポイントまで運ばれたという。船により釣りポイントまでの渡しをおこなっているのは幌加内町のNPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター。朱鞠内湖の遊漁を管理しているのは朱鞠内湖淡水漁協。
午前9時ころガイドが船で迎えにゆくと西川さんの姿はなく、釣り人のウェーダーをくわえたヒグマがうろついていて救命胴衣や帽子もみつかったという。
そのため、ヒグマに襲われた可能性が考えられ14日午前10時10分、士別警察署に110番通報がなされた。
道警のヘリコプターも出動して捜索したが14日は釣り人男性の発見には至らず、翌15 日( 月 )に捜索に出動したハンターたちが午後2時過ぎに人間の頭部を発見し、同時に体長約1.5mのオスヒグマを発見し,午後3時半に駆除した。ヒグマの発見には赤外線感知装置を有する最新ドローンが活躍したもよう。現場付近は普段からヒグマが頻繁に出没する場所だという。
発見された人間の頭部が西川さんのものかはまだ断定こそされてはいないが、ヒグマ爪の引っかき傷などの状況から、朱鞠内湖でのヒグマによる釣り人死亡事故の可能性が高い。
PS 2023-5-18 : のちに食い残された遺体の別の部分が埋められているのが発見されて運転免許証などから西川俊宏さん(54歳)と確認されています。また駆除したヒグマは道立総合研究機構で解剖し、胃内容は骨片など約9Kgで内容物のDNA鑑定がおこなわれる。
事故現場の概略図。
北海道新聞2023-5-15朝刊9Pより引用。
朱鞠内湖は、数十年前、私もイトウ釣りにいったことがあります。当時の朱鞠内湖はイトウの個体数は少なく小型でやせたイトウしかいないといった印象でした。その後朱鞠内湖漁協のイトウ孵化放流事業が軌道にのり、イトウがよく釣れる湖として近年、人気が急上昇中で道外からの釣り客も多く年間約15000人もの釣り客が訪れる。例年、ヒグマの目撃情報は多かったようだが実際に釣り人が襲われ死亡事故にいたったのは初めて。
ヒグマが怖くてはオショロコマ調査はできないとうそぶいてきた私も、明日は我が身かと恐怖を感じる事件でした。私もずいぶんヒグマと遭遇してきましたが、多くはいわゆる良いヒグマ で向こうから去ってゆく個体ばかりで襲われることはありませんでした。今回の朱鞠内湖のヒグマは いわゆる 悪いヒグマ ですが、近年、悪いヒグマが増えてきているような気がします。人間が不幸にして、惡いヒグマに遭遇した場合、無事に生還する可能性は限りなくゼロに近いと言わざるを得ないと思います。
北見市温根湯の山の水族館(北の大地の水族館)では毎年、ゴールデンウィークの期間中に朱鞠内漁協から婚姻色で体色が赤くなったイトウを借りて展示しています。
この時期、ヒグマの活動が活発になり、室蘭市ではこの数日、市街地近くのヒグマ目撃情報が続き、2023-5-15 占冠(しめかっぷ)では高速道でヒグマ侵入があり通行止めになったりしています。近年、おもいもかけなかった場所でのヒグマ出没が目立ち注意が必要とおもいます。今年から増え過ぎたヒグマのコントロールを期待して市街地から近い場所では春グマ猟が可能になりましたが、実際その効果はどうでるか興味深いところです。
最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村
にほんブログ村
北海道朱鞠内湖でイトウ釣りの男性がヒグマに襲われ死亡。
報道各社によれば、2023-5-14( 日 )、北海道幌加内町の朱鞠内湖へイトウ釣りにきていたオホーツク管内興部町沙留、アルバイト業の西川俊宏さん(54歳)はヒグマに襲われ死亡したもよう。
現場は朱鞠内湖東側にある母子里(もしり)地区の入り江北端(通称ナマコ沢)でイトウがよく釣れるポイントとして知られている。
西川さんは朱鞠内湖の常連客でイトウ釣りの経験は豊富であるという。
湖畔キャンプ場付近から釣りガイドの渡し船で約6Kmほど先の湖岸ポイントに向かい、午前5時半ころ一人で上陸しイトウ釣りを始めた。
この日は日曜日のせいか合計40名ものイトウ釣り目的の釣り人が3隻の船に分乗し湖畔船着場を出発、あちこちのポイントまで運ばれたという。船により釣りポイントまでの渡しをおこなっているのは幌加内町のNPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター。朱鞠内湖の遊漁を管理しているのは朱鞠内湖淡水漁協。
午前9時ころガイドが船で迎えにゆくと西川さんの姿はなく、釣り人のウェーダーをくわえたヒグマがうろついていて救命胴衣や帽子もみつかったという。
そのため、ヒグマに襲われた可能性が考えられ14日午前10時10分、士別警察署に110番通報がなされた。
道警のヘリコプターも出動して捜索したが14日は釣り人男性の発見には至らず、翌15 日( 月 )に捜索に出動したハンターたちが午後2時過ぎに人間の頭部を発見し、同時に体長約1.5mのオスヒグマを発見し,午後3時半に駆除した。ヒグマの発見には赤外線感知装置を有する最新ドローンが活躍したもよう。現場付近は普段からヒグマが頻繁に出没する場所だという。
発見された人間の頭部が西川さんのものかはまだ断定こそされてはいないが、ヒグマ爪の引っかき傷などの状況から、朱鞠内湖でのヒグマによる釣り人死亡事故の可能性が高い。
PS 2023-5-18 : のちに食い残された遺体の別の部分が埋められているのが発見されて運転免許証などから西川俊宏さん(54歳)と確認されています。また駆除したヒグマは道立総合研究機構で解剖し、胃内容は骨片など約9Kgで内容物のDNA鑑定がおこなわれる。
事故現場の概略図。
北海道新聞2023-5-15朝刊9Pより引用。
朱鞠内湖は、数十年前、私もイトウ釣りにいったことがあります。当時の朱鞠内湖はイトウの個体数は少なく小型でやせたイトウしかいないといった印象でした。その後朱鞠内湖漁協のイトウ孵化放流事業が軌道にのり、イトウがよく釣れる湖として近年、人気が急上昇中で道外からの釣り客も多く年間約15000人もの釣り客が訪れる。例年、ヒグマの目撃情報は多かったようだが実際に釣り人が襲われ死亡事故にいたったのは初めて。
ヒグマが怖くてはオショロコマ調査はできないとうそぶいてきた私も、明日は我が身かと恐怖を感じる事件でした。私もずいぶんヒグマと遭遇してきましたが、多くはいわゆる良いヒグマ で向こうから去ってゆく個体ばかりで襲われることはありませんでした。今回の朱鞠内湖のヒグマは いわゆる 悪いヒグマ ですが、近年、悪いヒグマが増えてきているような気がします。人間が不幸にして、惡いヒグマに遭遇した場合、無事に生還する可能性は限りなくゼロに近いと言わざるを得ないと思います。
北見市温根湯の山の水族館(北の大地の水族館)では毎年、ゴールデンウィークの期間中に朱鞠内漁協から婚姻色で体色が赤くなったイトウを借りて展示しています。
この時期、ヒグマの活動が活発になり、室蘭市ではこの数日、市街地近くのヒグマ目撃情報が続き、2023-5-15 占冠(しめかっぷ)では高速道でヒグマ侵入があり通行止めになったりしています。近年、おもいもかけなかった場所でのヒグマ出没が目立ち注意が必要とおもいます。今年から増え過ぎたヒグマのコントロールを期待して市街地から近い場所では春グマ猟が可能になりましたが、実際その効果はどうでるか興味深いところです。
最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村
にほんブログ村