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オショロコマとニジマスの勢力争い、一見伯仲だが。
2023-早春 (日) 晴れ 13度C 寒い 夕方からグンと冷え込み。
朝10:00 北見市郊外のニジマスポイントへ出発。しかし現地へ着くと昨夜降ったかなりの雨で川は大増水、普段は穏やかな流れが激流になっていた。
笹濁りの激流で、水位が上がり、どこがポイントの溜まりだったかわからなくなってしまい釣りは無理な状態でした。
そこで山間の森を流れる支流へと転戦したが、この場所は本流ほどの水位上昇はなくなんとか釣りは可能な状態。
ここでは約数百mほどなかなかの良い流れが続いている。かっては在来種オショロコマのみの渓流だったが、近年侵入してきたニジマスが自然繁殖を開始し勢力を拡大しつつある。
ニジマスとオショロコマの勢力は一見伯仲しているものの、おそらくニジマスがオショロコマを圧倒しつつある水域と思われます。
渓流の規模からいつきのニジマスは大型個体は見られず15~25cmの個体が多かった。この規模の渓流の常でニジマスは20cm前後ですでに生殖活動を開始しています。
この区間、入念に探って2時間でニジマス12、オショロコマ7が釣れました。リリースを前提とした早合わせ釣りに徹しているため、ほぼ同数くらいを釣り落としています。
オショロコマはこの渓流全域で見られる10-15cm の小型個体群で体色は暗色調、赤点紋理は淡く鮮やかさがない。
ヒレや腹部に顕著な着色はなくメス腹部は白い。
やや特徴的な形質としては背びれのつけ根の白斑が連なって横に走る線状になるものが約80%を占める。
ニジマス個体群には特別な変異はなく、本流からの産卵遡上デカニジマスは見られませんでした。
良たまりなどでは、まずニジマスが吹っ飛んできてかかり、ニジマスがいなくなるとオショロコマが釣れてくるといった状況で大型で俊敏なニジマスが餌の先取りをしていることは明らかです。
ニジマスがもう少し大きくなれば、オショロコマが捕食されてしまう恐れが強くなります。
今のところ一見、この渓流では勢力伯仲しているかに見えるオショロコマと野生化ニジマスの関係ですが長いスパンで見るとオショロコマに勝ち目がないことを多くの渓流で観察してきました。
食べるには、やや開きすぎたコゴミの群落。
この水域ではどのような経過をとるのか慎重に様子を見て行きたいと思います。
早春に咲くエゾノリュウキンカです。
最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。
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朝10:00 北見市郊外のニジマスポイントへ出発。しかし現地へ着くと昨夜降ったかなりの雨で川は大増水、普段は穏やかな流れが激流になっていた。
笹濁りの激流で、水位が上がり、どこがポイントの溜まりだったかわからなくなってしまい釣りは無理な状態でした。
そこで山間の森を流れる支流へと転戦したが、この場所は本流ほどの水位上昇はなくなんとか釣りは可能な状態。
ここでは約数百mほどなかなかの良い流れが続いている。かっては在来種オショロコマのみの渓流だったが、近年侵入してきたニジマスが自然繁殖を開始し勢力を拡大しつつある。
ニジマスとオショロコマの勢力は一見伯仲しているものの、おそらくニジマスがオショロコマを圧倒しつつある水域と思われます。
渓流の規模からいつきのニジマスは大型個体は見られず15~25cmの個体が多かった。この規模の渓流の常でニジマスは20cm前後ですでに生殖活動を開始しています。
この区間、入念に探って2時間でニジマス12、オショロコマ7が釣れました。リリースを前提とした早合わせ釣りに徹しているため、ほぼ同数くらいを釣り落としています。
オショロコマはこの渓流全域で見られる10-15cm の小型個体群で体色は暗色調、赤点紋理は淡く鮮やかさがない。
ヒレや腹部に顕著な着色はなくメス腹部は白い。
やや特徴的な形質としては背びれのつけ根の白斑が連なって横に走る線状になるものが約80%を占める。
ニジマス個体群には特別な変異はなく、本流からの産卵遡上デカニジマスは見られませんでした。
良たまりなどでは、まずニジマスが吹っ飛んできてかかり、ニジマスがいなくなるとオショロコマが釣れてくるといった状況で大型で俊敏なニジマスが餌の先取りをしていることは明らかです。
ニジマスがもう少し大きくなれば、オショロコマが捕食されてしまう恐れが強くなります。
今のところ一見、この渓流では勢力伯仲しているかに見えるオショロコマと野生化ニジマスの関係ですが長いスパンで見るとオショロコマに勝ち目がないことを多くの渓流で観察してきました。
食べるには、やや開きすぎたコゴミの群落。
この水域ではどのような経過をとるのか慎重に様子を見て行きたいと思います。
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