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キャタピラー

2010-09-20 21:03:10 | 映画・本・展覧会など




キャタピラー
第60回ベルリン国際映画祭
銀熊賞(最優秀女優賞)
監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ
出演:大西信満


戦争とは人間が人間に、犯され、切り刻まれ、焼かれることだ。
人が、人を、犯すことだ。
人が、人を、切り刻むことだ。
人が、人を、焼き殺すことだ。
若松監督は、「正義の戦争が、どこにあるのか」と言います。


シゲ子(寺島しのぶ)の夫久蔵(大西信満)は、顔面が焼け、四肢を失った状態で戦争から戻ってきた。周囲からは「軍神様」と崇められ、お国からは勲章を頂。
頭と胴体だけになった久蔵だが、食欲と性欲だけは衰えていなかった。
食べて、寝ての繰り返しの毎日。
シゲ子は食事と性欲と下の世話の毎日である。
こんな姿になっても生きている夫、軍神を崇められ、耳は聞こえなくても頭は正常である。いつしか、久蔵は戦争で自身の侵した罪を思い出し、脳裏から離れなくなる。シゲ子も献身的な妻を演じつつ、恨めしくもあり、かわいそうに感じることもある。
そうして終戦の日がやってくる。
久蔵は芋虫のごとく家から這い出し、庭の池に自分の顔を映し出す。


戦争の悲惨さが伝わってきます。
世界には戦時下の地域がたくさんあります。
過去の戦争を忘れずに、二度と繰り返してはならないと改めて思いました。


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2 コメント

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Unknown (ごんは思います)
2010-09-27 21:20:29
日本は世界に平和の配当を教えるべきです。
東南アジアは一応は落ち着いてきましたが・・アフリカや中東、アフガン、旧ロシア独立国では群雄割拠の利権集団の戦国です。
ODRも一部の利権集団の餌食となり国民は困窮してます。貧しい国ほど・・・武器を求める集団が多いのは「平和」の配当を知らないからだと思います。平和こそ・・一番の経済発展の武器です。手始めにパレスチナとイスラエルの若者をミックスする平和キャンプを日本で行えばと願ってます。
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Unknown (kirakira)
2010-09-28 00:57:22
★ごんさん
平和の配当っていい言葉ですね。
世界には平和を知らないで育ち、争いの中で一生を終える人達がいます。
そういう映像を見るたびに、日本に生まれてよかったと思う一方、彼らがかわいそうでなりません。争いしか知らないのはとても不幸です。
日本はもっと外交が上手になって、平和の橋渡しができるようになるといいですね。
平和キャンプ、賛成です(^-^*)
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