いつも心に太陽を~★

心に太陽はありますか?輝いていますか?晴れるといいねo(^-^)o

オーケストラ

2010-05-02 23:10:11 | 音楽・演劇コンサートなど



オーケストラ
フランス映画
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
アンドレ:アレクセイ・グシュコブ
マリー・ジャケ:メラニー・ロダン

かつてブレジネス書記長時代のロシア(旧ソ連)は共産主義全盛期で、ユダヤ人などは冷遇され、迫害さえ受けていたようです。
その時にボリショイ交響楽団で天才指揮者といわれたアンドレは、ユダヤ人を楽団員にしていたという理由から劇場の清掃員にされてしまいます。
ある日、偶然にも見てしまった1枚のFAXが、彼の押さえ切れないオーケストラへの情熱がわきあがってきます。
それは、2週間後にパリのシャトレ座で演奏するということです。
今は運転手など全く違った仕事をしているかつての劇団員を集めて、偽のボリショイ交響楽団をつくるのです。
もう、ありえない話で、ここまでは大笑いなのですが、演奏曲をチャイコフスキーのバイオリン協奏曲と決め、ソリストをマリー・ジャケと決めた辺りから様相が変わってきます。
マリー・ジャケには本人の知らない秘密があり、アンドレはそれを知っている。
さて、偽の楽団員たちは偽のパスポートで、パリに乗り込み、希望に燃えて演奏の感覚を取り戻すのかと思いきや、
キャビアを売り歩く物、家族と凱旋門の前で記念写真を撮りまくり、旅行気分の者など、結局リハーサルには2~3人しか集まらず、ジャケを怒らせてしまいます。
そして本番当日、案の定タクトを振り上げる寸前にやっと2名が到着して全員そろうという、ヒヤヒヤものです。
出だしの演奏はまとまりがなく、観客も顔をしかめています。
しかし、ジャケの卓越したソロと、音に心が揺さぶられ、楽団員たちの気持ちとともに、演奏も変わっていきます。
終わってみると大喝采ヾ(=^▽^=)ノ
ラストの演奏が始まってからは涙が止まりませんでした。
大感動
ハッピーエンドで良かったo(^-^)o

帰る道々、感動の余韻に浸っていました