花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ガに似ているベッコウハゴロモは、カメムシ目でした。その他スケバハゴロモ等

2020-08-07 | 昆虫
昆虫の投稿が増えてきていますが、悪しからず。
蛾に見えていた小さな虫がベッコウハゴロモでしたので、
カメムシ目ハゴロモ科を中心にカメムシ目で目を引くのを追加しました。

ベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)
カメムシ目ハゴロモ科、(翅端まで)9-11mm、7-10月、
褐色地に2本の白線が入った翅を持つハゴロモの仲間。
全体の色は黄緑褐色から闇褐色までいます。前翅にくすんだ緑っぽい粉を吹くものがいる。
クズの葉上によくとまっている。クズ、ヤマノイモ、ウツギ、ミカンなどの茎から汁を吸う。
幼虫はこれだ!


スケバハゴロモ(透け羽羽衣)
ハゴロモ科、(翅端まで)9-10mm、7-9月、
黒褐色帯で縁どられた透明の翅を持つハゴロモの仲間。
雑木林の周辺で見られ、ウツギ、キイチゴ、クワ、ブドウなどの汁を吸う。灯火にもやって来る。

アオバハゴロモ(青羽羽衣)
アオバハゴロモ科、(翅端まで)9-11mm、7-10月、
成虫は三角形状で淡緑青色の羽のある虫で、幼虫は白い綿状分泌物に覆われている。 
生垣などに一列に並んで寄生しているのを見かけることが多 い。
同じく羽衣の名を持つベッコウハゴロモ類は、
その羽根を平らに伏せてとまるが、アオバハゴロモはそれを立てて止まる。


カメムシと言えば、害虫で、気持ち悪く臭いをまき散らし嫌いな人も多いですね。
しかしその臭いも、天敵のカマキリや蜘蛛、鳥類などで、
悪臭も彼らから身を守るために放っていると考えられています。 

ナガメ(菜亀)
カメムシ科カメムシ亜科、 8-9mm、 4-10月、
橙地に黒の紋、あるいは黒地に橙の条紋を持つ。
春に、アブラナ、ダイコンなどでよく見られる。
ナガメとは「菜の花につくカメムシ」という意味

ヒメジュウジナガカメムシ(姫十字長亀虫)
マダラナガカメムシ科、  8mm前後、  4-10月
橙赤色と黒色に塗り分けられた印象的なデザインのカメムシ。 
このような赤と黒の模様は典型的な警戒色で、鳥などの天敵から身を守るのに効果がある。

<一口メモ>
カメムシ目(カメムシもく)あるいは半翅目(はんしもく) Hemiptera は、昆虫の分類群のひとつで、
口が針状になっているのが特徴である。 カメムシのほか、タガメ、アメンボ、セミ、ウンカ、アブラムシなど、
人間に関わりのあるものも多く、非常に多様性に富む。
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