花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

身近な野草花、地味ゆえに名前を直ぐに忘れています。ミズタマソウ、イヌゴマ、他

2020-08-05 | 野草
身近な所に地味な雑草が生えています。
小さくても毎年花を付けてくれますが、あれ、何という花だったかな考えてしまいます。

ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科ミズタマソウ属、多年草、花期:8月~9月、
花弁、萼、雄しべが2個という珍しい2数性。花弁は2裂するので4枚にも見える。
子房下位花であり萼の下(後)にカギ状の毛をつけた子房がある。

イヌゴマ(犬胡麻)    別名:チョロギダマシ
シソ科イヌゴマ属、多年草、花期:7月~8月、
 名は、果実がゴマに似ているが有毒で利用できないことからついたもの。 
花は茎の先に短い花穂を作り、唇形花を数段輪生し、花冠は淡紅色で長さ12~15mm。
下唇は3裂して紅色の細点がある。 茎は四角で、稜には下向きの短い刺がある。

ニガクサ(苦草)
シソ科ニガクサ属、多年草、花期:7月~9月
枝先に長さ3〜10cmの花穂をだし、淡紅色の小さな花をつける。花冠は長さ1〜1.2cm。 
上唇は小さくて深く2裂する。下唇は3裂 、雄しべと雌しべは上唇の裂け目から外につきでる。
花の頃、カメムシの仲間の幼虫が寄生して、虫えいになることが多い。

エノキグサ(榎草)   別名:アミガサソウ
トウダイグサ科エノキグサ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は葉腋につき、上部に小さな雄花が穂状につき、基部に編笠状の総苞に抱かれた雌花がつく。 、
雄花、             雌花下の子房は球形で3室に分かれ、中心部に花柱がつく。 

ナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)  別名:ブラジルコミカンソウ
コミカンソウ(トウダイグサ)科コミカンソウ属、小低木又1年草、花期:7月~8月、
マスカレーヌ諸島が原産 と考えられている帰化植物。ブラジルは帰化先で原産地ではない。
関東以南から琉球・小笠原に分布し、都市域に急速に広まっているとのこと。 
花はコミカンソウよりは大きいが、これも肉眼では見落としてしまうほど、
花は小さくて、1~2mmほどしかない。

ミズヒキ(水引)
タデ科イヌタデ属、多年草、花期:8月~10月、
細い花穂を上から見ると赤く、下からは白くみえることから、紅白の水引に例えた名です。
花弁はなく、萼片が4個、卵形で赤く、下部は白い。花柱の先は鉤状に曲がる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー