花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

つる性野草から(8月ー2)クズ、シロバナガガイモ、カラスウリ、スズメウリ、他

2020-08-29 | 花の写真
まだまだ猛暑が続いており、ゆっくりと花を探している余裕がないです。
河原の中洲に生えているヨシなども草刈り機が入り、切り倒しています。
切り取った後でもキリギリス等の虫が賑やかに鳴いているのが聞こえます。

変わり映えのないつる性の野草花を、2,3取り上げてみました。

クズ(葛)
マメ科クズ属、多年草、花期:8月~9月、
荒地や空き地にはびこっています。基部は木質、上部は草質となり、長さ10mに達する。
葉腋からのびた軸に総状花序をつくります。花は長さ1.8~2センチ、色は赤茶色で、
形は蝶形で旗弁、翼弁、竜骨弁からなっています。
根は太く大きく、多量のデンプンうを含み、葛粉が取れ食用の他、薬用にも使われる。
和名は大和(奈良県)の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来。  

シロバナガガイモ(白花蘿藦、鏡芋 )
キョウチクトウ(ガガイモ)科、 多年草、花期:8月、ガガイモの白花品種。
ガガイモは20/7/22に投稿済ですが、花色が淡紫色ですが、これは白花なので投稿。

センニンソウ(仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属、 木質の多年草、花期:8月~9月、
センニンソウとボタンヅルで20/8/16に投稿済です。

アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属、1年草、北米原産、花期:8月~9月、雌雄同株。
黄白色の花をまばらにつける。雄花と雌花はそれぞれ別の花序につき、
雄花序は長さ10〜15cmでまばらに雄花がつく。
雄花は直径1cm。雄しべは花糸も葯も合着し、キノコのような形になっている。 
これは雄花のようですね。
川沿いの植え込みなどに覆いかぶさるように生えています、花は咲き始めた所でした。
(特定外来生物に指定されている。)
*最近あまり行動的でなくなったので昨年の雌花を貼り付けておきます。
雌花が頭状に集まってつく。雌花の柱頭は3個。果実は長卵形の液果が数個集まって付く。
 

カラスウリ(烏瓜、唐朱瓜 )
ウリ科カラスウリ属、多年草、花期:8月~9月、雌雄異株、
夕方から咲いて、花冠の細い裂片が伸び、朝には縮んでいる。
 昼間の縮んだ花しか見れないので夜家の前に出て見ました。雄花です。
液果は球形または長楕円形で長さ5〜7cm、熟すと赤くなる。

スズメウリ(雀瓜)
ウリ科スズメウリ属、1年草、花期:8月~9月、
雌花、雄花共に同じ株の葉腋に付く、果実は径10mmほどの球形で白く熟して吊り下がる。
*実は昨年の11月撮影したものです。
 

 ▼フウセンカズラ(風船葛)
ムクロジ科フウセンカズラ属、1年草、北米南部原産、花期:7月~9月、
夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後、紙風船のようにふくらんだ袋状の果実をつけます。
繊細な草姿と、風に揺れる果実は見た目にも涼しげで、緑のカーテンにも向いています。
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