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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

ロックシンガーのルー・グラムが年内いっぱいでパフォーマンスからの引退を発表‼️

2024-03-15 14:03:33 | free form space
ベテランロックシンガーのルーグラムが
年内いっぱいでパフォーマンスから引退すると発表した
とても残念なニュース

半世紀にわたって活動してフォリナーでヒット連発で大ブレイク
ソロも経て紆余曲折色々と思うところがあるのでしょうね

元Chicagoのピーターセテラも数年前にツアー引退宣言してたし
ボーカルは喉が楽器だから年齢を経るとキーを変えたりとか大変なんだろう

フォリナーは産業ロックの矢面に立たされても結果多方面のバンド界隈に多大なる影響を及ぼした
あのレインボーだってルータイプのジョーリンターナーを迎えてアメリカ進出を狙ったし
「ストーンコールド」なんてまんまフォリナーじゃんって思ったもんだ!

自分は黄金期のフォリナーを見られて超絶にラッキーだったと思う
名盤「扇動」リリース直後の来日公演をお台場で体験
珠玉の傑作バラードでは会場全体で大合唱が沸き起こった!

ヘヴイメタルファンクベーシストのTMスティーブンスが死去…( i _ i )

2024-03-15 12:22:27 | free form space
マジ??!
とてもショック…
ヘヴイメタルファンクベーシストのTMスティーブンスが亡くなった
数年前から認知症を患って主だった音楽活動はしていないとは聞いていたんだけど。

彼を知ったのは高中正義の「サダージ」
ナラダマイケルウォルデン、シーラEらと共に来日もしたね
その後もマイルス、JB、増尾好秋、ビリージョエル、ジョーコッカー、プリテンダーズ、スティービーサラス、ビリースクワイア、ヴァイ、ヒデなどなどジャンルを問わず引っ張りダコの人気モノに。

ぶっ飛びのテクニックはもとよりサングラス、髪型、衣装とルックスからベース本体にと何から何までまでもが超絶ド派手!
これらのコーディネートは当時の美人な日本人奥様が担当していた

そして彼の人気がピークに達した頃合いを見計らったかのようにソロデビューを飾る

盟友スティービーサラスやTMスティーブンスのソロ公演は当然見に行きました
特に彼が主役のライブに於けるメンバーがゴージャスだった
黒いボンゾことウィルカルホーンは
他にドラムクリニックまでをも開催してた
ツインギター編成で渡り鳥ギターの凄腕アルピトレリ
今ではありえない美味そうにスパスパとタバコを吸いながらのプレイスタイル
もう1人は何とあのリッチーコッツェンだあ
ポイズンを離脱してMR BIGに加入する前
リッチーはほとんどギターを弾かないでプリンスみたいに陶酔の表情でリズムに合わせてクネクネと踊ってばかり
しまいには口へ含んだ水を思い切り霧吹きして俺もぶっかけらたさあ
でも全てがカッコ良かったなあ
全員がインパクト絶大でド迫力なパフォーマンスだった

アキがDJを務めるインターネットラジオ夢の種「マシェリDE LINE」にマサが本日もゲスト出演

2024-03-15 10:28:47 | free form space
自分のバンドには何と2人もの素晴らしいラジオDJが在籍しています

まずはパーカッションの伊達男ゆーちゃんだ
私も去年FMラジオカロスに出演させてもらいましたが彼は長年番組を担当している超ベテラン

そしてキーボードレディのアッキーも先月遂にDJデビューしました
おめでとう🎉
記念すべき彼女の夢の種インターネットラジオ番組「マシェリデLINE」第1回ゲストとして光栄にも私が招かれました
しかも何と2週連続でね
その2回目が本日遂に放送されます
ここでしか聞けない面白おかしい音楽やバンドライブ話が盛りだくさん
皆さん宜しく🤠🎶

12:30になったら聞いて下さいね👍

3月ももう中旬かあ・・・・・

2024-03-14 19:42:46 | リハーサル
はい、さてさて皆さまその後いかがお過ごしでしょうか
連日気温の目まぐるしく変化する状況に道民は辟易しております
でも確実に春へ向けて動き出しているようで喜ばしい限り
寒暖の差が激しいですが
道路はシャーベットでグシャグシャになったりブラックアイスバーンでツルツル
でも昔のような轍なんてないし積雪もそれほどではなかったような感じ

我々北国唯一無二のブラスロックバンド
SAPPORO TRANSIT AUTHORITYは意気揚々とリハに突入
場所は結成時からずっと一貫してお世話になっているスタジオ・クリーム

先月から始めたコーラスの充実
マサ、モッチン、アキの3人はこの日も午後7時半にクリームパーキングに集合
マサの車内にて猛特訓を繰り広げました
マサは歌詞カード、モッチンはIPHONEで音源再生担当、そしてアキは携帯用のキーボードでバッキングを奏でる
時間いっぱいまで熱心にハーモニーを研究
何度も何度も繰り返し
「ちょっとおかしい」「よくなってきたね」「こうれはどう?」とかね
徐々に練り上げていく都度、仕上がってくる
もちろん曲目は次のセットリストからチョイス
各自の弱点も透けて見えてくるから面白い
役割の分担も自然と固まってくる
あとは楽器を手にバンド内でプレイしながらいかに発揮できるかだ
これがちと難しい
場数を踏んでいくしかない
実地体験あるのみ

そうそうしている内に続々とメンバー達も集結
ロビーがにぎわっている
とここでマサは声をかけられた
おお!
懐かしい青山くんではないかあ
何年ぶりかでの再会
「マーシャルとフライングV」と思い切り言い切ったマサ
青山くんも「マサさんにラフカットのCDを借りたんだよね」
すると彼の仲間の一人も驚愕
「凄い!」
「俺はポール・ショーティノがクワイエット・ライオットに加入する前のラフカットを見たよ
ママズ・ボーイズも出てたなあ」
もう盛り上がったよ
青山くん「かなりまえにレベッカのカヴァーバンドでSTAと対バンしました
8月の小樽北運河サウンドエナジーで」
「そうだった。
熱狂の長い夜をやったら握手を求めてきたんだよねえ」
彼等は今アース・シェイカーのコピーバンドを組んで2度目のリハだそうだ
な、な、なんとドラムはアンクルキャッツのマコトくん
頑張ってね!

そうこうしているうちにSTAも部屋入り
この度のライブは9人編成なんだけど
スケジュールの都合や体調不良で2人が結成
残念ながら7人でのリハとなりました
結局全員そろってのリハは叶わなった・・・(´;ω;`)
最終リハへゴー!!

マサ、アキ、もっちん、ミツ、トモちゃん、石やん、ハマピーという布陣
石やんとハマピーは初対面なのでまずはご挨拶

マサはいつものようにセットリスト表をガムテープで張り付ける
アキのキーボードケースのファスナーが壊れちゃった
そんなに古いものではないのに。
トモちゃんは寝不足らしくちょっと大人しい・・・
マサとミツも風邪をひいちゃって具合が悪い・・・・
まあ、それでも演奏は別物だ

時間フル稼働でゲネプロ
本番さなが等に熱気あふれる音出し
ホットコーヒーをすすりながらタイミングを見計らう

マサが
「今回は司会者でつきます
イメージトレーニングでナレーション、バンド名がコールされます」
石やんが初参加のSTAライブのため、彼を中心に進行
マサがいつものように豪快なるカウントを発する

音のバランスも絶好調
リズムもテンポも悪くない
ミツのトロンボーン・ソロはいぶし銀
そこからバトンを受け継ぐハマピーのトランペット・ソロも安定感抜群
さあ、石やんのギター・ソロ
でかい音でもちっともうるさくない
不思議だ
彼のセンス漲る音つくりの賜物
単なるノイジーなギタリストとは月と鼈
比較にもならない
もっちんはやや抑え目なドラミング
全体のサウンド聞くためとの配慮か
ベルトーンは
キーボードの1音、次いでギターへ流れる
そのタイミングのアイコンタクトで石やんとアキはニンマリ
マサとモッチンは息を合わせてのジャンプ
アキも真似して飛んだ

メドレーでピアノのイントロへ
マサがアドリブで少し喋ってからタイトルをコール
コーラスがドンドンと複雑化していく難解な構成
曲調は程よいポップ風なんだけどね
3声で奏でていくんだけどしっくりといくまでにはまだまだ課題は山積み
でも他のメンバー達は暖かい視線で見守ってくれているよ

一旦MCタイム

3曲目に突入
1分ほどの4管による荘厳なるファンファーレ
前回のリハではトランペットが不在
今回はテナーが不在
だからその都度違った側面が顔を覗かせる
ホーン隊は基本的に椅子に座ってのプレイ
ミツは時折スッくと立ち上がって熱く吹き込む

間髪入れずにモッチンの4カウント
2番カットバージョンのアップテンポソング
これ、皆のお気に入り
コーラスも歌詞は少ないけれどもリードボーカルとの絡みが絶妙
細部にわたる緻密な構成が渋い
それでいてちっとも押しつけがましくない憎いチューン
イントロでトランペット・ソロ
ころころと変化するリズム、シンコペーションの多様、エンディングではト音ボーン・ソロという構成
何かとやりがいのある曲だよん

2度のMCコーナー
中間点はある意味においては一番の難所かもしれない
ドラマティックなる組曲
このそSTA最高のメンバーだからこそ満を持して復活した
散々な仕上がり具合に嫌気がさしてマサは長らく棚上げしていた
でも今ならばと取り上げたらば大正解だった
意気揚々とモッチンの4カウント
石やんもすでにSTへ馴染んだ感あり
リラックスして弾きこんでいるよ
しかしエフェクターボード上に貼り付けてある小さなセットリスト用紙にはマサもトモちゃんもビックリ
「これ、見えないよ・・・・」
「大丈夫さ」と余裕の表情
この曲もコーラスが肝
マサは合いの手まで入れないといけない
エンディングの揺らめくホーン
これはテナーのみらしい
初めて知ったよ

一瞬の静寂を切り裂くようにマサのカウント
「1・2・3・1・2・3!!」
アタックの効いたビート
ブレイク
変則的で予測不能なでユニゾンリフ
もう難解この上ない1分半のインスト
でも大好き
一度はまったら病みつき
独自のアレンジを施したモッチンのドラムフィルに次いでホーン隊が華麗に吹き込まれる
後半ベースとトロンボーンによるユニゾンの旋律
これがしびれる
ミツはここぞとばかりにここでもスタンディングの渾身プレイ
かっこいい
本当は本家同様にハイタッチ
STAでマサとミツはずっとそうしてきた
でもスタジオ内では距離があったのでジッと我慢
ライブでは前後のポジションだから思い切りやっちゃうぞよ!!
覚悟のほどをば((´∀`))

雪崩れ込むように最終楽章へ
モッチンのドラムフィルを目印にメインのリフが再登場
華やかなリプライズ
ここでもコーラスが神々しく登場
エンディングのマーチ風に刻まれるアクセントも絶妙の味わい
こなれてきたね
変態チックなトドメからモッチン曰く「20秒引っ張って」
ここでもジャンプ一閃の決めポーズ

3発目のMC
ストレートなロックンロール
でも単なる3コードものと舐めてかかったら大やけどするよ
まずはホーンセクション
これそこいらで胃の蛙で上から目線で能書きばかりたれていり輩には絶対に再現は不可能
これを今の連中は魂込めて熱演
努力は決して裏切らないのだ
感動を呼ぶ1シーン

突然のフィナーレ
この間をマサが懇切丁寧に石やんへ伝達
以前事故ったことがあったので
「ラストです!と言ってタイトルコールするからそしたら石やん思いっきりギターでリフをヘヴィーに弾いて!」
「オーケー!カウントなしね」
もっちん「ギターでテンポが決まるからね」とにんまり
ここでもコーラス練習の成果を発揮
ギターソロでは情け容赦なき独壇場
気持ちよさそう
ワウペダルを踏みこんだらホーン隊が追随
息もピッタリとはまってきた
やはりこいつらはただものではない
アキも最初からタンバリンを叩いてノリノリ

予備の曲は最初のテナーソロは抜き
トロンボーン、そしてギターソロへと繋ぐ
彼等にとってはもうこの辺はお手のものだね
軽く一丁上がりとくらい!

一連の流れは理解したでしょう
手応えも十分
最高、最強。

小休止を挟んで残りは時間計測もかねて再チェック
各自の問題点、難点、反省点も把握したから安心

後かたずけを終えてロビーに出たらまた青山くんらがいた
彼らも隣の部屋で同時刻にリハしていた
フェイスブックを見たらやっぱりその通り
当然のごとく再び彼等と80年代洋楽ヘヴィーメタル談義に花咲くのさ

なにはともあれ17日は去年オープンしたばかりの札幌界隈で今話題騒然の素晴らしい吹き抜けライブハウス「ルアレルヴァ」でメンバー一同心より皆さまのご来場をお待ちしております
どうぞよろしくお願いいたします!!
じゃあねえ!!~~~





























トワエモアの「虹と雪のバラード」が札幌地下鉄駅BGMから今月いっぱいで消えます…( i _ i )

2024-03-13 17:20:21 | free form space
札幌冬季オリンピック招致活動の断念はまあ仕方ない
でも1972年の時は半端なく凄かった
ずっと華やかで和やかな雰囲気に包まれて
老若男女問わず何故だかハッピーモードに浸ってた
札幌であんなにたくさんの外国人を見た事がないから子ども達は皆あちこちで普通の外国人の方々からサインをもらってたもん
お互いにニコヤカだったから見ているこちらも微笑ましい気分

アイドル化したキュートなジャネットリンちゃん
日の丸飛行隊の歴史的快挙も懐かしいなあ

父親はバスドライバーだったのでオリンピック開催中はあまり帰宅しなかった
宿舎から競技場までの選手送迎を担っていた
選手からプレゼントを貰ったりバスに貼り付けてある競技プレートなどを持ち帰ってきたけど
開会式の時「昭和天皇の後方に俺は座ってたんだぞ」と自慢そうに話してくれた

地下街もオリンピックに合わせてオープン
地下鉄も開通した
オリンピックのテーマ曲として「虹と雪のバラード」がずっと流れていた 
男女のフォークデュオ「トワエモア」の代表作品
フランス語で「君と私」がデュオ名の意味
あの美しいメロディを知らない人はいないでしょう
今回の札幌冬季オリンピック招致活動断念を機に地下鉄駅に流れていたこのBGMも今月いっぱいで中止になるそうだ
なんか名曲までもが巻き込まれた形だなあ…

ERIC CARMENが死去…( i _ i )

2024-03-13 11:19:37 | free form space
エリック・カルメンが若くして亡くなったそうだ…

中学生の時にエリックが在籍するラズベリーズが鮮烈に登場
マスコミも猛プッシュしていた
キャッチコピーが洒落ていた
「ビートルズのビートとビージーズのハーモニーの出会い」
正にその通り
ラジオから流れてきたラズベリーズの曲はめちゃハードなのに華麗で甘いメロディ展開
琴線をビンビンに震わすロックはご機嫌だった
それ以来ずっとファンだよ
デビューアルバムのジャケットを擦るとラズベリーの香りがするというのも話題に

ソロに転向後のエリックもヒットを飛ばす
映画「フットルース」に提供したデュエットバラード曲「パラダイス」も大ヒットしたね
自分の結婚式のケーキ入刀で「オールバイマイセルフ」を流してもらったのも素敵な思い出
「ブリジットジョーンズ」のあのレニー絶叫シーンはご愛嬌という事で(^◇^;)
 
エリックのソロ来日公演の初日は札幌だった
知人が見に行った
意外にも小型で王子様のような気品あるルックス
胸元には胸毛も少し…
エリックはほとんどをグランドピアノを弾きながらのステージだったらしい
でもギターを手に観客に手拍子を求めた際の熱狂的な曲はやはりラズベリーズだったとの事
後に知ったんだけどその時のドラムはChicagoの弟バンドと言われたマデュラのロスサロモーン!(ジェラード、エアサプライにも参加)
 ラズベリーズやエリックカルメンの曲って今でも時折無性に聴きたくなるんだよね
マニアックにラズベリーズのトリビュート盤もコレクション^_^

VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(STA 編PART,2)

2024-03-11 15:04:25 | Live Set List

「ありがとうございます。
改めまして・・・・・SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです!

皆さん、楽しんでいますか?
YEAH!!」

アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂。

「見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))

そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後まで楽しんでいってください。
よろしく!!

ALLRIGHT?
ALLRIGHT??
NEXT NUMBER ・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)

ジャストなタイミングで、モッチンによる軽快な4カウントが即座に空間を打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。
(この日は残念ながら、いなかったけど・・・・)
 でもいろいろとややこしい事情があり、しばらくお蔵入りしていたんだけど、今回はめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ。
(今年1月のキューブガーデン以来の演奏)
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てしなき無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。

この曲でもリード・ボーカルはマサ。
近年トライ中なんだよ。
すこぶる苦労しましたよ。
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??。
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいのことなんてお茶の子さいさい。
ダンディーなタカは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。
真横で負けじとハマピーもハイノートヒッター。
これにはマサも、毎度のごとく戦慄を覚えるのだとか。
4管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン4人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる。
エンディングではコバちゃんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)。

コバちゃんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね。
これってやっぱり巧みなる音作りだ。
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達。
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ。
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)。
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す。

壮大なる組曲の最終楽章(第7楽章)は1分少々の「愛は限りなく」だ。
原題は「NOW MORE THAN EVER」
シカゴ1970年リリースのセカンドアルバム「シカゴ(邦題はシカゴと23の誓い)」に収録
ジェームス・パンコウの作品
「バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノン」というドラマティックなる濃厚この上なきラブストーリーからの抜粋
(これは2022年5月15日スターライト以来のお披露目)
ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにパーカッション&コーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、今までならばしみじみ心から願っていたんだけど、この日はモッチン&ユーちゃん&アッキーがその両方を心置きなくこなしてくれた。
念願成就。
想いは叶うものなんだねえ。
それも2つもさ
初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。

地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなモッチンのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。

気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。

最後の1音に到達して終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態。
一息入れてから拍手が。
どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。
そうなのです、難しいのですよ(笑)。
大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ。
だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでね・・・・。


「次にお送りするのはシカゴの記念すべきデビューシングルで、ちょっと変わったタイトル、クエスチョンズ67&68!
(シカゴの軌跡からのシングル。
ヒットしませんでしたが、日本での人気は高い!。
再カットされた際には大ヒット!
なんと日本語バージョンのシングルも生まれました。
ピーター・セテラもジェイソン・シェフもサービスとして来日公演で日本語を披露。
一時ライブから遠ざかっていた曲ですが、近年では前半に必ず組み込まれている大切な1曲。
意味不明なタイトルが物議を醸しましたがロバート・ラムが1967年から68年までに付き合っていた恋人との質疑応答ソングというのが正解)
後半を日本語で歌ってみたいと思います。」
ここではモッチンがジャジーなフィルインをイントロにすえて、そのままメチャクチャに緻密なホーンセクションが問答無用の追随。
主役の座を貫禄タップリに吹き継いで存在感を強烈にアピール。
その合間をコバちゃんによる歪んだギターが、猛烈なスピードで縫うように疾走。
マサとミツは、ずっとこれが欲しかったのさ。
もうここまででも、言葉を失いそうなほどに感動をおぼえるのに、休むことなく発せられるリードボーカル・マサによるバランス感覚がロックしていてウルッとしてしまいます。
エディット・バージョンなんだけど、アキちゃんにも歌とホーンとのアメリカンなコントラストがスリリング!と好評を博しています
(2021年11月20日の土曜日、白石区ピグスティにおけるリブレーション以来のお披露目。
納得のいくメンバーでなければ絶対に演奏したくなかったというのがその理由さ。
アキちゃんの熱烈なるラブコールによってこの度めでたく復活した次第。
良かったね!)
前曲とは色合いの全く異なるこの曲を、是非とも演じてみたかったのもこの度の狙い。
アキちゃんによる4つ打ちのピアノも素敵だ
(コンポーザーを担当するロバート・ラムはビートルズからの影響絶大)。
バッチリと応えてくれたよ。
学ぶべき点、発見が多々見受けられたはず。
このあたりの空気感を察してなのか、前方に佇んでいた女性の観客も両手合わせて狂喜乱舞。
モッチンのグルーヴ軸となるのは、何と言っても素早きダイナマイト・ドラミング。
そして、一番の見せ場は中間部分のホーン隊による力強き攻防。
バッキングも熱を帯びて的確に支え続けます。
お約束通りに後半の歌詞は、STAも日本語バージョンで。
マサが、事前の打ち合わせで練り上げたという涙ぐましきパート。


****、最終局面を迎えた。
白熱のライブ・レポートは、まだまだ続く・・・・・!!!!****

果てしなき怒涛のライブ攻勢なのだ・・・
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存。
ARE YOU READY!!??****

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)
・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにコバちゃんはギターを掲げて小刻みに震わせつつも,唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)
・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
この曲がワールドワイドに大ヒットをして人気を決定づけた)

マサがコバちゃんの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほどの速さで過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ユーちゃん、トモちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」

驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアキちゃんは伝家の宝刀とばかり、タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯飛び跳ねているではないか。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 
(この曲でマサは以前にシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

コバちゃん&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターが堂々とスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。
やはり花形楽器だもんね。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

この曲、マサのリードボーカルに、モッチン&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも延々と、エキサイティングなジャンプ・プレイを披露しての挑発。
以前に礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧パフォーマンスをスターライトで称賛していたっけねえ。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

コバちゃんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ここでも秘密兵器ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
 オフステージの時にマサはコバちゃんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われたコバちゃんもまんざらではない様子)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをコバちゃんの合図を待ってホーン隊が吹き込む。

トドメはホーンセクションによる、きっつい嘶き音で息の根を止める。

トモちゃんも、ウォルター・パラゼイダー顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う。
難攻不落なパートなど何のその。
パワフルでバカテクの管楽器が4人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。
ヤワなヤツならば、一瞬で足元をすくわれるさ。
マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
その時、正面に立ってノリノリの可愛いチビッ子が、フレットをポンポンと撫でてくれた。
下手袖に控えていたスタッフとは、はしゃぎすぎて激突!((´∀`*))
モッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはホーンセクションのところへも訪れて、一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンが凝っている重ね録りのリズムとフィルを分担したパターン。
ユーちゃんとの絡みを実現しようとこれにはひたすら苦慮しているらしい。
「よし、うまくいったぞ!」と思い、自宅で改めて聞き返してみると納得がいかないのだとか。
超難解な作業だ。
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・。
しかも、リラックスしながら、ユーちゃんと和気あいあい楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・。
これらを最近はユーちゃんのティンバレス(高音部)とのアンサンブルでようやく見事に再現してのけた。
恐るべきアバンギャルドな究極のツワモノ・コンビ誕生の瞬間を目撃した
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達。
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味だね。
やはり役者がヒトアジ違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もコバちゃんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーに点滅してと希望提出しておきました。
 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、震えがくるほどの高評価を下したくなる。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、数年前の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽で以前、可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
「YEAH!!」一礼して、マサが再びモニター・スピーカーの上に上り、豪快なるジャンプ一閃でTHE END!!!


「ありがとうございました!」
温かい拍手に感謝です。
一通り感謝のご挨拶を済ませて、電源オフ、コードを抜いて後かたずけに取り掛かりはじめるメンバーたち・・・・

会場後方のカウンターから司会進行役の斎藤さんがエキサイティングにアナウンス
「STAの皆さんにもう一度拍手をお願いします」




これこそがライブならでは真剣勝負の真髄。
ある観客からは直々に「セットリストの全曲が申し分なくたまらない・・・」と感想をいただきました。
やっぱりあれやこれやと取り上げて大正解でしたなあ。
ある程度は、確信犯なんだけどね・・・。((´∀`*))

一致団結の賜物。
メンバー達の知り合いも見えていたんだけど、STAを見たのは初めてだ、という人が多数いて異口同音に衝撃的だったらしい。
もちろん想像以上のパフォーマンスに話題騒然だったことは当然でしょう。
多方面からの反響も上々で、益々株があがったね。
新体制での小樽公会堂大ホール雪明かりの路初進出は、手ごたえも良好。
(というか、他でもけっこう同一メンバーで臨んだ試しがないかも・・・(-_-;)


この後には珍しくステージ裏の控えスペースで、メンバー一同が絶えず出入りしているミュージシャン達とリラックスしながら笑いを交えて歓談と写真撮影に勤しむ。
STAオフステージショットもトモちゃんの一声でパチリ(残念ながらハマピーが帰った直後だった・・・)
こんな事も今までは滅多にありえなかったことだ。

興奮状態の対バンのベーシスト君がマサの元に駆け寄ってきた。
「控えめに言わせてください・・・最高でした!!!」
とあるバンドマンも珍しく賛辞を贈ってくれた。
「特に鉄壁のホーンセクションには圧倒されました」
この間ソフトクリームの京子ちゃんからも「今のSTAは以前とは比較にならないくらいのまとまりで迫力。
マサさんがとっても嬉しそうに演奏しているのも印象的」との弁を述べていたそうだ
よく見ているもんだねえ。
微塵たりとも、浮かれたり、油断したりできないものだ。
身の引き締まる思い。
とにもかくにも、嬉しいコメントばかりだね。
わかる者には、難しい説明なんて皆無。
フィーリングで以心伝心!
大風呂敷を広げている暇なんかあったら、有無をも言わせぬ音を一発でいいからぶちかましてみろよ・・・ってなあもんさ。

確実にSTAは良い方向に向かっている。
コミュニケーションを台無しにする人間なんかが介入する余地なんかはなし。
有言実行に尽きる。
たった今まで演奏していた内容に対する満足感が、ここでのメンバー達の表情に集約されています。
手ごたえ溢れる、充実感の証明。
当然一人一人、反省点は数々あれど、以前と比較しても飛躍的に伸びてきています。

耳の肥えているシビアな対バンや観客達が言うのだから間違いなし。
同じ過ちは繰り返さない。
それを糧に更なるステップアップを図っていきましょう!

方々からも、後日、心温まるメッセージを送ってくれました。
励みになるなあ。
痒いところに手の届く若きプロフェッショナルなスタッフさんたちにも改めて感謝の意を表します。

これで今回のライブレポートはすべて終了
・・・・益々の鋭気を養っていきましょう。

ライブ後のドリンクと食事が至福の味で筆舌に尽くしがたい。((´∀`*))

さあ、早くもニューラインナップによるSTAが210回目のライブに向けて虎視眈々と狙いを定めているよ。
要注目だ。
2024年のSTAも、遠慮なくシカゴを中心としたブラス・ロック道を開拓して前進するのみ!!
実はすでに予定は進行中!
(秋まではほぼスケジュールは埋まりつつある)
まだ見ぬ輝かしい世界がたくさん控えているんだからね。

予告編・・・・・
来月は地元のサッポロは東雁来ルアレルヴァにて、初志貫徹の志で再びSTAが戻ってきますよ。
ああ・・・・また話題を独占するなあ!!
半端なコケ脅しが嫌いなタチなものでしてねえ!!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・STAFF&MR,SAITOH&OTARU JOURNAL&MR,MIWA&TATCHANT&TEZUKAKUN&MI-CHAN&AICHAN&DONUT&COCA-COLA&ABESAN&MAKOSAN&NISHIYAN&PONBAND&TOMMY&YUーKI&ARAKISEKISAN&MINATOKUN&KANONCHAN&ORIGAMI&SEAWEED ROLL&NARUTO&COOKIE&GREEN TEA&DUCT TAPE&NORICHAN&FRIED CHICKEN&PIZZA&BREAD&KUDOHSAN&CRACKER&SMALL・MCCARTNEY&WACKY&IKU&KEI&NAKACHAN&YUMICHAN&CHOCO&SASSA&RALSE&RICE BALL&JAMES&SA-YA&DAICHAN&KIMKIM&LYRA!!!





VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(STA 編PART,1)

2024-03-10 17:05:22 | Live Set List



****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
事細かなるチェックもけっこう厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****


10、6:30~7:00
「SAPPORO TRANSIT AUTHORITY」
な、な、何と15年連続15回という最多出演記録を更新中さ!


会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中。
TOTO、エイスワンダー、メン・アット・ワークをはじめ、
「明日にかける橋」サイモン&ガーファンクル
「ユアソング」エルトン・ジョン
「サニー」ボニーM
「愛ある限り」キャプテン&テニール
「ライオンは寝ている」トーケンズ
「ペーパーバックライター」「レディ・マドンナ」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ア・ハード・ディズ・ナイト」「カム・トウギャザー」ザ・ビートルズ
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
そして「ZARD」など・・・・。
雰囲気抜群で盛り上がり、めっちゃ、いい感じだねえ!!
ナイスなセレクションがご機嫌だ。

いよいよもって佳境に突入。
早いもので残すところ、あと1バンドのみ。
楽しいひと時はあっという間だ。

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ。
話題騒然だけに最早説明は不要です。

はい、さてさて、このブログの主役でもある我らがSTAが登場の時間であります。
と言っても先述の通りメンバーのスケジュールの都合上故に
本来はトリ前でした・・・。
そういうわけでして、ここで時間をグッと逆戻りさせてくださいませね((´∀`))


どこで演奏しても浮きまくりのSTA
この日はそれが更に顕著だった・・・・
直前に気づいたんだけど、11の出演バンド中、全曲洋楽はSTAを含めて3バンド(パープル・ブリンガーも)のみだった・・・。
しかも激レアなジャンルでもあるんだよなあ・・・・
同じような悩みは1月に対バンをした「スモーキーズ」も抱えていた。
同志よ((´∀`))


それでもねえ・・・今年2発目のライブということでメンバー一同力が入っていましたよ。
苦節18年にわたって活動してきたことは伊達じゃあない。


今冬は暖冬といわれていた
実際あまり雪も降らず道産子は喜んでいた。
ところが考えが甘かった
ライブ目前にいきなりの豪雪地獄が襲ってきた
ちゃんと帳尻合わせに降るんだよね
毎年経験しているもんなあ
皆、連日雪投げ三昧で体もガクガク・・・・
ライブ当日もしっかりと積もった。
最早ヘトヘト状態。
ウオーミングアップにしてはシビアすぎる。
これも北国生まれの宿命なのだ・・・。
他にも、とんでもない体調不良にやられている仲間も続出ですよ
(ワクチン接種による副作用の人も散見)。


まあ正月早々シャレにならない石川県の地震災害や飛行機事故なんかに比べたらかわいいもの。
特に被災した皆さまの状況を考える度に胸が締め付けられるよ・・・・。


というわけでして、ずっと新型コロナウィルス感染者数増大にて、近年は延々とライブイベントの中止や延期に見舞われて辟易していましたが、やっとこさ落ち着きの兆候が見えてきましたね。


ここは油断せず慎重に行動しながら、2024年もモーレツに突っ突っ走るのさ!


我らがSTAは今年も毎度のごとく紆余曲折を経て、目いっぱいにライブ快進撃です。


今回の場所は、STA第2の拠点でもある小樽市内でして、歴史的貴重なる建造物「小樽市公会堂大ホール」です
(メンバー達数人は他のバンドではここに出演経験はあるけれどもSTAとしては意外にも初の登場ということ!)。
何度もオファーはあったらしいんだけど、大所帯故に中々スケジュールの都合がつかなかったらしい・・・・。
だからこそ、今回のライブに賭ける意気込みは超半端なかった!


ここは誰もが認める小樽最高のハコですね。
派手なパフォーマンスを繰り広げる身としましては、うってつけで申し分なしだ。(^_-)-☆
機材&音響設備、スタッフ達の腕前も超一流です。
だって内外問わずプロも多数出演している会場だもん、当たり前だね。


いつものように一致団結しエネルギー全開でライブに邁進しましたよ。
北海道唯一無二のブラスロックバンドとしてほぼシカゴを中心に濃厚でヘヴィーなサウンドを轟かせました。
頼もしき最強の布陣だけに、ちょいこだわりの体力勝負なセットリストを組んでみました。


まあ、その辺の詳細は後程ごゆっくりとね。


STAはもう常連の顔ぶれが相当に増えてきた
マサ、モッチン、アッキー
それをきっかけに全てに於いて続々と素晴らしいミュージシャンも参加してきた
コロナも収まって元気よく復活したヤングガイタカを筆頭に・・・・
古くからの知り合いでもある小樽のジェフ・ベックことコバちゃん
北海道のバンドサークル「エッグ」の副会長でコミュニティのFMDJで打楽器講師でバンドを膨大に掛け持ちしているダンディなラテン系ユーちゃん
アッキーとの縁で去年から加入して以降チャーミングなルックスで人気急上昇のトモちゃん
トランペットは八面六臂に大活躍中のポーカーフェイスの憎い男ハマピー
そしてシカゴが縁で奇跡的にSTA参加が実現した生粋のジャズマン、ミツ!
去年の初夏からよくもまあこれだけの人材に恵まれてきたSTAってやっぱりもってるよなあ
それ以前が霞んでしまうほどだ


その凄腕のメンバー達が各ポジションについて、セットアップ、ウオーミングアップ、チューニングに勤しむ。
俄然、燃えてきた!
メンバー達に、マサが逐一確認をとる。
事細かにマサがスタッフと打ち合わせ。
そして彼らの指示に従ったところで、ほどなくして
「さあてと、そろそろいくぜい!!」
瞬き厳禁。
心してご参加くださいませよ。((´∀`*))
さあ、サウンドチェックも無事に終了


前置きが大変長くなってしまいました
焦らしに焦らされていよいよ満を持しての参上だ
泣く子も黙って失禁しちゃう北海道が誇るベテランロックの存在感に俄然注目。
9人で編成された剛腕揃い。
来るべきその瞬間を今か今かと待ち焦がれて感無量の極致だ。

準備万端整いました。
何時でもオーケーだよ。


***MEMBER***
MASA・・・B VO
AKI・・・KB PER CHO
MOCTHIN・・・DR CHO
YUH-CHAN・・・PER
HAMAPY・・・TP
TOMO-CHAN・・・AS
TAKA・・・TS 
MITSU・・・TB PER
KOBA-CHAN・・・G


***SET LIST***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、ONE FINE MORNING(ある晴れた朝)・・・LIGHTHOUSE
3、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
4、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
5、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO
6、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO
7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO



まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる。
臨場感満点。
期待にワクワクするね。
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
マサからアイコンタクトを受けて後方受付カウンター席で司会進行の斎藤氏が手にしたワイヤレスマイクから、盛大にアナウンス。
「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑ってもトリ前の時間となりましたよ。
今か今かとお待ちかねの皆さん。
いよいよはじまります!
それでは元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
今まで素晴らしいバンドの数々・・・・でも次のバンドも負けてなんかいられませんよ。
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染みの大所帯バンド。
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
たくさんの拍手でお迎えください!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!COME ON BABY
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」


ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ。

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にドラミングの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる。
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす。
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれた。
ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくしたコバちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア。
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。


ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した。
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、皆、カルチャーショックを受けたぐらいさ。
もちろん良い方向にね。
もうこうなったらイケイケ!!


手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨、ジャズの達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトするジミー・パンコウ師匠直伝らしいよ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ハマピーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はオリジナルのtrumpetソロを、ハマピー自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・。
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、コバちゃんのギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンのコバちゃんは、ショックス、ディス魂でも活躍中。
それ以外にも、いくつものプロジェクトに関わっている超売れっ子。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭にコバちゃんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したコバちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからタカ、そしてハマピーへのホーンセクションに受け渡す流れへ。


マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然している。




間髪入れずにマサはモッチンへゴーサイン。

「オオーッ!!」

口笛がピーピーと吹き鳴らされる中、瞬く間にスリリングなメドレーで「ある晴れた朝」
(今年1月キューブガーデンライブイベント以来のプレイ。
満足いただけたかな!?)

重戦車のごとき恐ろしいまでの、モッチンによるアグレッシブなるビートがガッチリと炸裂。

カナダのシカゴ、BS&Tと言われたライトハウスの代表作を2曲目に持ってきた。

度重なる強烈なる一撃。

アッキーやアルト・サックス・プレイヤー・トモちゃんお気に入りソングなんだよ。

タカも張り切りブロー!

さっそくマニア心をくすぐりまくる選曲。

 コバちゃんのギター・カッティングはお飾りに終始するのではなく、痒いところに手の届くプレイとして華があるよ。

 最初は難儀していたけど、もうすっかりと板に付いてきた感あり。

 縦横無尽に絶え間なく駆け巡る響きも絶妙の味を噴出。

実は非常に厄介なコード進行らしい・・・・。
(でもバッキングは沈着冷静に対応して事無きを得る。
さすが鮮やかなるプロのお仕事)

マサがドラムに絡みつくようなベースランニングで挑みかかる。
鮮烈なるフィンガリング。
リズム・セクション・スクランブルが猛然と確立された瞬間だ。
マサによる熱きヴォーカルが、ここでも雄叫びをあげる。

これをリード・ボーカルで担当するのははっきりと申しまして過酷なんだけど、目一杯に頑張りましたよ。

ベースだけでも運指やピッキングが忙しいのに、ボーカルも非常にへヴィー(延々と伸びやかに上昇するハイトーンが後半へ向かうにつれて複雑に増してくるという構成)。

当然両指も口も常に休めないのだ。

観客群からの熱視線も加味されて、グイグイと牽引の好サポート。

おそらく会場のお客さん達でこの曲を知っている人、ほとんどいないであろうことは確実。
でもそんなことなんて気にしない。
関係ないね。
ユーちゃんによるこのうねりまくりのバツグンなグルーヴはどんな世代、人種、男女問わずビンビンと伝わっていることでしょう。
今までに聞いたこともない一種独特で異様なまでの先読み不可能楽曲群に、多少は戸惑いつつもぶっ飛んでいる御様子。
もちろん何度もSTA体験している人々にいたっては、言わずもがなですなあ。

ここで新たな脅威が沸き起こった。

中間部分では怒涛のピアノソロが展開される。
ずっとキーボード不在だったために、ギタリストがその穴を埋めていた。
だからアキちゃんの加入で大助かり。
さあ、お手並み拝見といきましょうか。
マサが引導をアキちゃんへと投げかける。

完全コピーで奏でられる攻撃的なる鍵盤の弾丸ソロがヒートアップして、したたかで素晴らしい。

コード・バッキングとアドリブ・フィンガリングとの連動がこれまた神がかり的。
ここも重要なるポイント。

とても安定感のある男勝りなテクニシャンだから、マサも正直な話ホッとするのですよ。
大役を務め上げたね。
パチパチ!!
スポットライトを独占。
ゴッドハンドが降臨だ。

コバちゃんによる全身全霊を込めたフレーズも、フィンガーボード上を滑りまくる。
上半身をくねらせての仁王立ち。

御大のモッチンはバリエーション豊富にフィルインを交えながらも、小刻みにバックから屋台骨を支え続けます。
これって最も重要なお仕事。
なるほど、その手があったかい。
工夫の痕跡が垣間見える。

ならばと、曲の後半戦ではメンバー一丸となっての応酬。
マサ、モッチンとがガッシリとスクラム組んでの骨格リズム・セクションもクセモノなんだよ。
緊迫感ほとばしるメリハリも冴え渡っていて切れ味バッチリ。

息つく島も与えないほどに攻め込み突入してくるS・T・A。

体全体でリズムをとりながら、腰振りアッキーも見栄えが中々にロックしていてナイス。

ブラスセクションは笑みを浮かべながらの構え。

マサは耳をつんざくほどに、お得意のハイトーンをダメオシ連発ヒットで締めくくり。
絶賛拍手の嵐。

オープニングとセカンド・ナンバーだけをもってしても、ひじょうに体力の消耗が大きい、はっきりいって燃費の悪い進行なんだよん。

STAの割にはスッキリとシンプルな編成ゆえ、音の分離や輪郭がクッキリ。

マサは冷静にペース配分を考慮しなければいけないところではありますが、結局はおだってしまって(!?)すでに全力疾走で魂の咆哮。

アッキー、男性陣には絶対醸し出せないスマイルワークも添えて好サポート。

誰一人として一切の手抜きなし。

力を抜こうとするなんて微塵も考えていないよ。
観客もネオン・スティックを振りつつそれに応戦。


****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
正に、その通りだよ。
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている。****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ。
最新導入の照明機材が半端なく熱いので、皆、すでに全身汗まみれながらも、すこぶる気持ちがよさそう。

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります。
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。
さあ、さっそく曲目もこれまたご機嫌なメドレー。
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、うってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は半端ない。
メイクもバッチリと施し、アメリカ製のデニム・テンガロンハットを被るのも定番
更に全身をワイルドな赤黒ファッションで統一しているではないか。
黒のソックスに、スカートは情熱的なフリル。
これは彼女最大のチャームポイント。
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが当時STAに在籍していたニシヤンや久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やん達もこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

コバちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求。
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

満面の笑みを湛えた成長著しいアイちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。
歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(前回から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ。
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
マサ&モッチン渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
彼女も毎回シックなスーツ姿で佇んでいるんだけど、胸元も露わに着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
センスの良いネールや髪型もいつもオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態。
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている。

照明が派手に点滅効果。



VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(ザ・パーティーズ 編)

2024-03-10 12:39:29 | Live Set List



会場内で盛大に流れ続けているBGMは
TOTO、エイスワンダー、メン・アット・ワークをはじめ、
「明日にかける橋」サイモン&ガーファンクル
「ユアソング」エルトン・ジョン
「サニー」ボニーM
「愛ある限り」キャプテン&テニール
「ライオンは寝ている」トーケンズ
「ペーパーバックライター」「レディ・マドンナ」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ア・ハード・ディズ・ナイト」「カム・トウギャザー」ザ・ビートルズ
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
そして「ZARD」など・・・・。
雰囲気抜群で盛り上がり、めっちゃ、いい感じだねえ!!
ナイスなセレクションがご機嫌だ。

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
それらも全部ひっくるめて、今後の参考とさせていただきます。
どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

早いもので残すところ2あと2バンドとなりました
あっという間だね
まだまだたっぷりと素晴らしいステージが展開されますよ
一切のダレた空間なんて皆無だ

****さあ、満を持しての登場なるは、我らが盟友斎藤氏&テズカちゃんらを擁する貴重なるバンドだあ!****

11、7:10~7:40
地元の小樽から「ザ・パーティーズ」が登場
ジャンルはオールラウンドに網羅!
13年連続13回目だ
バンドからメッセージが届いています
「今年も雪明かりの路ライブはパーティーズと一緒に歌って踊りましょう!!!」
そのとおりだ。
異議なし。
了解です。

小樽・雪明かりの路スペシャル・ライブは、個性溢れるバンド達が馴染み深い音楽を演奏するために、北海道中から大集結するという名物イベント。

今年は全3日間で初出演組も含めて、34組がエントリー(最終日のこの日は11バンド)

お気に入りの小樽イベントだから、雰囲気がとっても気持ちがいいんだよね。((´∀`*))

客席サイドには家族連れやカップル、はたまたバンドマン達も大挙して応援に駆けつけてくれました。

感染対策もバッチリと施され、数多くの席を用意して皆様のご来場をお待ちしておりましたよ。


まずは主催者のサイトウさんが、バンドの入れ替え時間を利用して、場がダレないような配慮も含めて、ワイヤレスマイクを手にステージ後方カウンターからご挨拶。
まあ、いつものように和気藹々と進行。
あの忌まわしきコロナ禍や、趣味の音楽、イベント告知、各バンドやらの事を諸々と愉快痛快に語った。

これで、次に登場する連中たちも、表情がグッと引き締まるね。
あいかわらずのタフガイばかりなんだから。
おっとと!!‥‥‼
実は何を隠そう、このイベントの仕掛け人でもあり小樽音楽界のご意見番、サイトウ氏が率いるベテラン勢が大トリなのですよ((´∀`*))
・・・・・悪しからず!!
近年は、何度も小樽界隈のイベントでお互いタイムテーブルに組み込まれていたから久しぶり感が全くなし((´∀`))。
だってさあ昨年11月3日の金曜日、小樽銭函文化祭市民センター以来なのだ。

それでは改めて噂の「ザ・パーティーズ」、久しぶりのライブ・レポートに突入しますよ。
皆さん、よろしくね~!!!

****いよいよもって、トリの時間帯となりました。

覚悟して臨むように・・・・・夕闇迫る頃合いにはピッタリな大所帯の連中だよん!!****

ライブレポとしてSTAの前に控えしは・・・・・・・って、今更説明するのも野暮ってなあもんですなあ。
今度お送りするジャンルは、オールマイティーにはっちゃける内容!

いつもならば、飲んで歌って踊ってるオーディエンスでイキまくりのぶっ飛び状態なのですが、まだまだ感染防止のため慎重かつ抑え気味な各自パフォーマンスです。
(マスク装着は自由意志だけど、入り口にて、手の消毒は必要。
バンド入れ替え時にはホール左右の大型ドアを開けて換気)

 もう数え切れないくらい、このバンドの演奏は見てきたんだけど、何度体験しても夢の世界に導いてくれるほどに癖になっちゃうよ。

バンド名に相応しいお祭りバンドだけに、一切気兼ねしないでお任せしていきましょう。

 もはやお馴染みのメンツだけれども、改めてメンバーの紹介だ。

編成は鉄壁なる不動の7人組み
・・・・・・バンドのマスコット的アイドルの存在感を遺憾なく発揮する紅一点の眼鏡がキュートなナオちゃん(キーボード&コーラス担当)
ヤマハの愛器MODX6を使用・・・・。
シックな茶色いワンピースのドレスを着こなしていた

毎度、白Yシャツと黄色いネクタイがお似合いのテヅカくんは、塗装の剥げ具合も年季が入っているフェンダーUSAジャズベースでプレイ
(3トーンサンバースト。
ローズ指板)
コーラスも兼任。
グレーのスーツとサングラスもトレードマーク。
彼のこだわりどころだね~!
グッとボディが引き締まって痩せたようだ。
(ダイエットのコツを教えてくれい!)。
マサと会うたび、愉快痛快な会話に花が咲くのですよ。
STAの機材運搬も、迅速に手伝ってくれるので大助かりさ。
ライブの前半はマスク装着していた。
そうそう、本番ギリギリに駆けつけてきたから、ちょっと肝を冷やしたよん。((´∀`*))

孤軍奮闘のギタリスト&コーラスのニシやんもサングラス姿。
マサとは同い年でシカゴ通。
可愛いお孫さん2人も、すくすく幸せに育っているとのことで何より。
以前にも使用していた懐かしきストラトキャスター
(明るい赤のサンバーストボディ。
メイプル指板)でプレイ。
白のパーカーがお似合いさ

リードヴォーカルは、司会者から素早く着替えたお洒落なシャツと黒の渋いパンツと靴が一際鮮やかな眼鏡姿のサイトウ氏
(受付担当の素敵な奥様が先日パソコンで検索したら、必ずLA&ソウル・オリンピックの柔道で金メダルをとった同姓同名の故・斎藤仁氏が出てくるのだそうです。
私が会場到着時にも丁重なるご挨拶を頂戴いただきました)

そしていつもかわいらしい息子さん同伴のロマンスグレーのドラマーみっちゃ白いシャツがひと際目をひく
(お子さんはどう見ても完全なるパパっ子だね)

昨年からの新加入メンバーはアルト・サックス・プレイヤー
(パーカッションも兼任)通称「おとぼけマーちゃん」と呼ばれています((´∀`*))。
キャップと髭がポイント
これでサウンドが更に可能性を拡大してきた。
variationも豊富にね。
本番直前までずっとストイックなほどに、吹き込み練習をしていた姿が印象的でした。

最後に先述のユリちゃんが加わっての総勢6人組。
時に彼は「バリータウン4」とも掛け持ちを務めるのだ。
フェンダーの愛器テレキャスターを使用。
メイプル指板。
眼鏡姿に後部で髪の毛をキリリと結び、全身を黒いファッションで統一。
ユリちゃんは、何から何までもが名物バンド「蘭島発動機」のギタリストとしてずっと活動中なのですが、パーティーズのマスターが亡くなった事で、近年後任として迎えられたのです・・・。
マスターもユリちゃんならば安心して任せられる、ときっと優しく見守ってくれていることでしょう。
特筆すべき点は、彼の加入でグッと平均年齢が下がったことだよん((´∀`))!
ナチュラルボディカラーのテレキャスターを使用
メイプル指板
つまりはツインギターなのだ

いぶし銀の貴重なる布陣は見ごたえ満点で瞬き厳禁。
一時たりとも気を緩める隙さえ与えてくれないほどに、ノンストップの真剣勝負。
阿吽の呼吸ならではの骨太な徹底したグルーヴでまくし立ててくれました。
素晴らしい事なあ。

ああ、それにしても、パーマネントな編成が羨ましい・・・・。
ちなみにパーティーズは、ライブ全体のスタッフとしても常に活躍していました。
それは、いつものことだけどね。
本当にご苦労様でした・・・・。

この日のライブでは、選曲にウイットとユーモアをさりげなく加味して世相の流れも鋭く狙っているね。
今回は他にもオールディズのリクエストが多数飛び交っています。
なんたって多種多様なるレパートリーが膨大故に、30分の枠では到底収まりきらないという嬉しい悲鳴をあげています。
ただ、残念ながらこの日は時間が押し気味なのですよ・・・・・(´;ω;`)

まずは、オープニング前に斎藤氏からパーティーズの近況報告も兼ね今後の小樽ライブイベントについてのご挨拶とご報告
(新しい屋外会場の予定地についても告知あり。
これは朗報!
大歓声が沸いた。
まあ、果報は寝て待て、だね・・・・)。

期待にワクワクとときめいている輩もチラホラ見受けられます。
もう我慢できないと、虎視眈眈その瞬間を待ち焦がれている人も含めてね。

前置きが大変長くなっちゃいました。
それでは、そろそろまいりましょうか!
極上の華麗なるザ・パーティーズ・ワールドへと突入だ!!
皆さん、準備の方はよろしいかな!?
度肝を抜かれることは間違いなしだ。
レポートの方にも、なんまら力が漲ってきたぞ。
「運営してくれている小樽教育委員会の職員の皆様、ご苦労様です。
ワイワイガヤガヤと騒いでもらいたいところではあります
思いっきりにノッてください。
広い会場ですからダンスもバッチリ。
お気楽ライブ、雪明りの路、そして夏7月の浅草橋オールディズ、8月の北運河サウンドエナジー、マリンウエーヴ、天狗山山頂、銭函市民センター、小樽市民会館と市内のあらゆる箇所で少しずつライブイベントを開催していく予定です。
今日は踊れる曲を集めてきましたので、どうぞ遠慮なく前のスペースで存分にはじけまくってください。
さあ、それでは、そろそろまいりましょうか!」

ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!


スタート・チューンは、合いの手も軽妙に「星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー)」
一気呵成に波状攻撃の開始
景気づけにはもってこいの采配
1972年発売。
コテコテのムード歌謡曲で、即座に和気藹々。
古くから日本国民に愛されている、スタンダード・ソングにで口火を切った。
語りかけるような淡々とした序盤から、一挙にヒート・アップするサビのボーカルを、想い込めてせつせつと歌いこなすサイトウ氏には興奮を禁じ得ません。
どちらかというと、パーティーズのバージョンは、シンプルだけど斎藤氏の個性的な泥臭いヴォーカルを反映してか、多少アクの強い拳や節回しを強調しているようです。
もちろんそのほうが即座に勢いが増し、ゴージャス感がふんだんに散りばめられていて正解だよ。
ステージも客席も見慣れた面々ゆえに、いい意味ユルユルでの空気感が素敵だ。
アクセントとしての、ニシヤンによる歯切れのよいコード・バッキングが効果てきめん。
それに便乗したかのように、クドウさんはしょっぱなから、客席からノリノリでハミングしながら腰をくねらせている。
手にはマラカス、タンバリンと、次々に持ち替えてステージ上の演奏に合流する始末。
ダンサーたちもドッと威勢よく集結。
これ一発でバッチリと掴みはオーケー!


「続いてドンドンと踊ってもらいましょう!
間髪入れずに、40年前の曲をお送りします。」
リアルタイムで知っている人にとっては強烈なる懐メロ・・・・・・
お約束ともいえる定番のダンシング・オールナイト
(もんた&ブラザースのデビューシングル1980年4月21日発売。
7月25日発売のファーストalbum「アクト1」に収録。
オリコンでは2週連続で、シングル、カセット、LPの3部門で1位をマーク。
関西方面から徐々に火が付きはじめて、遂にオリコン週間1位を記録。
ザ・ベストテンも同様。
しかも、10週連続オリコン1位だ!)」
累積セールスは162万枚。
ありとあらゆるチャートで1位を独占し、音楽シーンの頂点を極めた時期だった。
これこそまさしく、ダンシング・ナンバーの極めつけ。
危険な恋に溺れる夜…意味深な歌詞。
既存のフォークやロックとは一味違う、ブルース歌謡的な要素も備えている。
もんた曰く「アレンジはあえてダサくし、今ない音を狙った」のだそうだ。
そのもんたさん・・・・残念ながら去年の末に、突然亡くなってしまった
・・・・その追悼の意味も含めてのセレクション・・・。
サイトウ氏は、一度聴いたら忘れることのできないハスキーボイスで、会場内を熱く染め上げる。
みっちゃんのテクニカルなステイックワークも、めっちゃ光ってる。

それにしてもここは筋金入りのツワモノ揃い。ミナガワさんの振るシェイカーもさすがに効果てきめん。次に何がはじまるのかワクワクだもんね。ステージングも万全の体制だ。

古き良き昭和の時代が蘇る。
気分だけでもタイム・スリップさせてもらおうよ。

70年前後のアメリカンロックコーナーに突入・・・・・・・まずは雨をみたかい!」
鉄板中の鉄板ソング。
伝説のバンド、クリーデンス・クリア・ウォーター・リヴァイヴァル、略してCCR永遠のバイブルが早速惜しげもなく飛び出した。
今でもジャンルの壁を軽く超越してカヴァーされ続けている超有名曲。
老若男女国境を越えて親しまれていますね。
イントロ一発で掴みはオーケーだ。
これが肝。
1971年1月発表。
全米キャッシュボックスポップチャートでは最高ランキング3位を記録。
これぞまさしくジョン・フォガティ節の真骨頂。
ロックンロール、ブルース、ゴスペルなどの要素を含むジャンルごちゃまぜなところが唯一無二の先駆者。
南部風な歌詞と、印象深いリフがとどめを刺す。
リズムセクションによるストレートかつシンプルなサウンドが神々しい
忠実で軽快なプレイは特筆もの。
6枚目のスタジオ・アルバム「ペンデュラム」4曲目に収録。
どの曲もシンプルに短いからあっという間に終了。
ビックリ箱をひっくり返したみたいにポンポンとサプライズ進行

CCRについてのウンチクをば・・・・
ビートルズの誕生をキッカケにして、続々と現れたありとあらゆるジャンルからのバンドたち。ニューロックと括られたこれらはジャズ、クラシック、ブルース、アート、プログレ、ハードなどと貧欲なまでに音楽のエッセンスを吸収し、互いに切磋琢磨してアメーバの如く変化を繰り返しながらも急成長を遂げるわけです。
またこの頃は何事も大袈裟に小難しいことが好まれていたのか、長ったらしいバンド名が多かったですね。
スペースのキリがないからここでは敢えてそれらは書きませんが…😅。
で、クリーデンス クリアウォーター リバイバルです。
このバンド名も物議を醸しました。私はてっきり聖水、復活とかからキリストに因んでるとマジで思っていました。
でも真相はメンバー全員の友人クリーデンス、当時流行の清涼飲料水クリアウォーター、バンドが再始動したことからリバイバル、なんだそうで大した意味は含んでいないとのこと。なあんだあ。
略してCCR。
あまりにもシンプルなコード進行とサウンド。アメリカ南部から生まれたC&W風な曲調などから日本のレコード会社としては地味だからという理由で商売にならないとふんであまり期待せず、リリースは見送っていたそうです。なんたって周囲のロック界は大仰で複雑なるバンド目白押しの有様。
ところが「プラウドメアリー」が全世界で大ヒット!
それまでの単調路線イメージを吹き飛ばす勢いのインパクト絶大なるイントロに慌てふためいた日本レコード会社は遅ればせながらもCCRのレコード発売を連発するわけです。それからの快進撃はもはや説明不要でしょう。
才能溢れるジョンの主導体制に嫌気がさして兄のトムが脱退(80年代トムは病に倒れて残念ながら亡くなりました)。
トリオ編成での初来日が話題になるも、メンバーのソロ活動が活発化して解散に至ります。
でもトムはソロ、ダグとスチュのリズムセクションは2組に分裂するも現在も現役で頑張っています。
因みに私の一番好きなCCRソングは意外にも派手なロックンロールナンバーではなくラストシングル「サムディネバーカムズ」です。
淡々とフェイドインで始まるリムショットのイントロから、もの悲しきナチュラルトーンのギターの響き、ソウルフルなボーカル。「いつかなんて来ない。若いうちだよ。大人になればおまえもわかるさ。」と親子の会話形式にて代々引き継がれる型で歌は進行。
ハミングしながらフェイドアウト…。そしてCCRは解散してしまいます。
今でも若いバンドたちがCCRの曲はあちこちでカバーしていますね。
やはり「雨を見たかい」が代表作品かなあ。スピーディでストレートな「スィートヒッチハイカー」もイカしてます!


多種多様なるステージを経てきて、組み立てられたセットリストだからこそ、どこに出演しても臨機応変に対応できるバンド。
なるほど、重宝されるわけです。
今度お送りするジャンルは、下手な屁理屈抜きにはっちゃける内容!
飲んで歌って踊ってるオーディエンスもギアを上げてイキまくりのぶっ飛びまくりな各自パフォーマンスです。
もう数え切れないほどにこのバンドの演奏は見てきたんだけど、何度観ても夢の世界に導いてくれるほどに癖になっちゃうよ。
アットホームな雰囲気漂う中での、メンバー紹介をさりげなく挟みつつも・・・・・

「さて、どんどんといきましょう・・・・レイジー・ママ(柳ジョージ)」
サイトウ氏らは相当前からこの曲を取り上げていたので、すっかりとお手のもの。
むせび泣くギターのトーンも手馴れたものだ。
まるで自分達の楽曲みたいにソウルフルにこなしています。
リズミックな落ち着いたムードで、しっとりサウンドを演出するという配慮だ。
タイトに決めまくるミッチャンのドラミングからはラテンカラーをも醸し出す。
しばらく棚上げ状態だったところを、ここ1年前くらいからこれが復活したのですね。
心境の変化っていうやつかな?
何だかんだいいながらも、相当に思い入れがあるのは明らか。
パーティーズ・レパートリーの中でも、クセになりそうなくらいのチューン。
タメの効かせ方や味わい深い表現力。


「イエ~イエ~!
皆さん、ドンドンと盛り上がっていますね。
おもわず上手いビールが飲みたくなっちゃうような歌です。
次はですね‥‥もうちょっと古い感じのロカビリースタイルで
・・・・オー!プリティ・ウーマン(ロイ・オービソン)」
1964年8月29日に発表されたシングル。
2分59秒。
英米共に1位を記録。
映画も大ヒットしたもんね。
これこそ、我が青春の荒々しきオールディズ・ナンバーだ。
生粋のスインギング・ビート轟き渡って炸裂だ。
キュートなナオちゃんのキーボードも、華やかな音色を紡ぎだす。
サイトウ氏もこれまでとはちょっとニュアンスの違う歌声で明るくアップテンポに。
暗く沈み切った世の中にパアッと光明が差してきた。
個人的にはグッと感傷的になっちゃうんだけど、数年前の秋に他界した永遠のスーパー天才ギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレン在籍のヴァン・ヘイレン初期ヒット曲としてもダブってきちゃった・・・・。
ウルウルだ・・・・・。
こちらもトリビュートとして捉えましょうよ。
歌にあわせて皆さんもお尻振り振りしたくなっちゃうでしょう。
ギター&ベースによつユニゾンから繰り出されるシャープなバッキング・アンサンブル。
ここでもスティックを手にミッチャンが叩き出す力強きグルーブに戦慄が走った!
ほらね!
ひっそりと感極まっているファンもいますよ。


 「ありがとうございます。
ここでオールディズ、スペイン語の代表曲と参りましょう!
大丈夫、習ってきたからさあ・・・・((´∀`*))」
6曲目は「ラバンバ」
(アルバム、リッチー・ヴァレンスに収録)
以前には、小樽ライブ・イベント常連の「パンドラーズ」とも曲が被ったことがあったね。
そこでも解説していましたが、改めての引用を施してみたいと思います。
これは元々、メキシコの民謡。
それをロック調にアレンジしたもの。
ロックの原点の一つとも言われている。
1958年11月12日リリース。
ビルボードホット100では、22位が最高ランク。
でもこれは、リッチー死後の話なんだよね・・・・(´;ω;`)。
それ以降、リッチーは神格化された。
往年の悲劇のスター、リッチー・バレンス永遠の代表作。
彼は若くして、飛行事故で亡くなったんだよね。
映画化にもなって、大ヒットしたなあ・・・・。
ロス・ロボスがカバーして、リバイバルヒットした。
これは、ビルボードの1位をはじめ、世界中でチャートの1位を獲得した、ただ一つの「ラバンバ」
これも近年組み入れたレパートリーでしょう。
懐かしいなあ・・・。
パンドラーズのメンバー達は皆、若いのにこんな大昔の曲に取りつかれているなんてひじょうに素敵な事。
で、ザ・パーティーズの面々は大人の落ち着き払った余裕の表情で再現していました。
それにしてもサイトウさん、さりげなくステップを踏むのが上手でビックリ。
ダンス教室の経営者で、コンテストでは審査員を務めているんだから当たり前なんだけどね。
マーちゃん、ここではボンゴを叩きながらも、不敵な笑みを浮かべつつの応酬。
ポーカーフェイスのみっちゃんは黙々と、正確無比なるバックビートを延々と刻み続ける。
しなやかなドラミングは安定感たっぷり。
それにしてもザ・パーティーズ懐の深さと引き出しの多さには脱帽モノ。
守備範囲が広すぎて、何でもござれの火薬ご飯状態。
御見それしました。


「じゃあ次・・・・まだまだいきますよ。
しっかりとついてきてくださいね。
・・・・・アンチェイン・マイ・ハート
(レイ・チャールズ・・・のテイクだとずっと思っていたのですが、アストロノーツversionなんだそうですよ。
とことんまでこだわりどころが深いなあ)」
STAも、この曲はレパートリー。
ただし、ジョー・コッカーのヴァージョンであります。
サイトウ氏らは、相当前からこのジルバを取り上げていたので(前身のクラッシュビート時代から)すっかりとお手のもの。
手馴れているのだ。
ソウルフルなテイストも加味しています。
ニシヤンも、渾身のギターソロを轟かせる。
リズミックな落ち着いた雰囲気で、しっとりサウンドを演出するという配慮だ。
ここは筋金入りのツワモノ揃い。
それもそのはずで、ここにきて最大のピークに達した感あり。
観客は列になって輪の行進が始まった。
これ、名物のシーン。
やる気満々のテズカくんは潔くマスクを外して、みっちゃんと共に安定感抜群なコーラスも披露。
追随するかのように、マーちゃん渾身のサックスがブローして果てしなく響き渡る。
ツインギターの特性を最大限まで活かしつつ、ニシヤン&ユリちゃんという、タイプの異なる贅沢過ぎな火花散るほどに白熱ギター・ソロ・バトルを延々と展開。
もうここまできたら、どこを見ていいのやら目移りして悩んじゃうよ。
火傷しないように要注意。
これまた毎度お馴染み、華やぎの光景ですがね。


「さあ、皆さん、朝まで踊ってもらいましょうかね!・・・・
その名もずばり・・・・
朝まで踊ろう(1977年9月21日に舘ひろしが発表。作詞も自身で担当)をお届けします。」
実はこの曲、これまでに3回もシングルリリースされている。
舘さんはわりとダンディな声のイメージがあるけど、この曲の頃は割と高いキーで歌っています。
この辺りに達すると、体も程よくこなれてきたのか、ニシヤンのフィンガリングも益々と滑らかになり、フレットボード上を素早く縦横無尽にピッキングで駆け巡っていますよ。
モテモテで絶大なる人気者のサイトウさんには、幅広い層のファンたちがズラッと熱い視線を送っています。
 もうサイトウ氏は、舘ひろしに陶酔するほどなりきっています。
こうなったらひたすらに、ナルシスト・モード全開で突入。
この調子で、今度は「泣かないで」もお願いしたいな。
世のマダム達は大喜びなのでは。
それとも、クールスのデビュー曲「紫のハイウエイ」がいいかも(この作者は矢沢永吉さん)ね。
しかし、聞き慣れた楽曲オンパレードなんだけど、いつも新鮮な響きを伴って琴線を震わせてくれるんだから心憎いバンドですね。
もはや感服の領域だ・・・・。
底なしのパワーは一向に衰え知らず・・・どころか益々エネルギッシュに疾走しているではないか
どこからこの若々しいエナジーが沸き起こるのか今度話す機会があった時にでも教えてもらおうっと。
兎にも角にも次に何がはじまるのか、ワクワクだもんね。

「「ありがとうございました。
パーティーズでした・・・・」
「えええ!!??・・・・あれ!?まだ終わらない??
そうかあ・・・・
65歳になると色々と忘れっぽくなるんだよねえ・・・・
((´∀`))
気を取り直して・・・・
あのね、パーティーズのいいところは、全てが3分以内に収めているところです。
皆さんのことを考えてね。
イエ~イエ~!!
泣いても笑っても本当にこれが終曲。
それでは声援にお応えしまして(笑)
次はダンスパーティーでも重宝されたキング・オブ・ロックンロール、エルビス・プレスリーの曲・・・・ハウンド・ドッグでいきましょう!」 
最後は、この猪突猛進な熱情で締めくくり。
マサとっておきのお気に入りソングでもあるのだ。
1956年7月13日に発表されたシングル。
ビルボード誌では、同年8月18日に、チャート11週連続という驚異的な記録を出し、この年の年間ランキングで第1位となった。
原曲は「ビッグ・ママ・ソーントン」が歌ったブルース。
titleは俗語で、意味は「女たらし」
パーティーズは、ステージングも万全の体制だ。
一気に古き良き昭和の時代が蘇る。
気分だけでも、タイム・スリップさせてもらおうよ。
パワフルで逞しい、男臭さが満載さ。
酸いも甘いも噛み分けた、人生観が滲み出る悩殺系オーラを発するサイトウ氏は、会場を見渡して心から満足そうに雄叫びをあげています。
転調後のステージ上ではニシヤンのギターが、マシンガン連射のようにフレーズを弾き飛ばす。
ユリくんもふてぶてしくって、いい表情をしているよ。


それでも欲張りな観客たちはパーティーズをステージから降ろさせてはくれなかった
熱狂的な歓声が渦巻く中を
「はい、アンコールの声援、ありがとうございました・・・・
しっかりと、お応えしますよ。
残り時間をフルに活用して、バッチリと燃焼します。
・・・・ヒッピー・ヒッピー・シェイク」
これで正真正銘のトドメを刺す原点回帰
1959年9月に発売されたチャン・ロメオがオリジナル
ヒットはしなかったけれども1963年にスィンギング・ブルー・ジーンズがカバーして全英シングルチャートで最高位2位を記録した
他にもビートルズも活動初期に本作をカバーしていたのは有名
パーティーズはどのテイクを参考にしているんだろうか
膨大なるバージョンが存在するもんね
でも大体のアレンジは共通している
爆発力を発揮した怒涛の演奏をすれば文句なんて出ないからね
本能の赴くままに振舞えば丸く収まる塩梅
人々の胸の奥底にある普遍的で豊穣な音色が紡ぎだされていく温故知新
いい曲はいくら時を経ようが決して色褪せることなんてない
これに尽きると余力を振り絞っての熱演。
コーラスも織り交ぜて熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
ニシヤンはフロントセンターまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
佐々木くんのよる遠慮なきホンキ―・トンク調ピアノ連打は、御本家に対するオマージュか・・・・。
ただただひたすら一心不乱に、グイグイと迫りまくる。
ダメ押しとばかりに、冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ち。


魂の叫びで大団円。

「ありがとうございました!
ザ・パーティーズでした!!」

観客がステージに向かって、数発のクラッカーを放った!
「パーン!パン!!」
心地よい疲労感がそこかしこに漂っている。
その甘い余韻に酔いしれてみるのも一興だ。

個人的には、まだまだたくさん聞きたい曲があるんだけれども、その楽しみは次回までに持ち越しとしましょう。

 
会場内に流れるBGMは、エルトン・ジョンの「クロコダイル・ロック」
この場には、ふさわしい効果だねえ。

 
****いよいよバンド数は1つとなりました・・・・・
ここからも、ちょっと一筋縄ではいかないツワモノ集団が、締めくくりに向けて登場しますよ!!
当然のごとく・・・・それはあいつらです!!!((´∀`*))****


さ、次にいってみよう!!
疲れ知らずのベテラン・オーディエンス達は、マナーを守って仲良くそれぞれ思い思いにライブを堪能。
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娘と定山渓温泉と中山峠へ

2024-03-08 19:20:14 | free form space
もう一生娘とは泊まり掛けで温泉に行く事なんてないんだろうなあと思っていたら実現した
娘が小さい頃から大好きな定山渓温泉へ
更に好物の揚げ芋も食べたいというので中山峠へ
あっという間の一週間帰省
ずっと快晴だった
明日の今頃はもう東京かあ
来月から新しい職場での受付嬢勤務となる