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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

キング・クリムゾン/ライブ・イン・ウィーン2016+ライブ・イン・ジャパン2015

2024-03-24 11:18:38 | free form space
80年代は今では信じられないくらいに続々と海外のバンドが来札した
それがバブルはじけた頃からかなあ…
パッタリと北海道だけを避けるように来てくれなくなった
まあ観客が入らないんだから仕方ないんだけど
全く情け無い…
特にプログレは不人気
多分3バンドくらいしか札幌には来てないはずさ

まだ来日バンドが少ない時代にピンクフロイドがやって来た!
これ正に大事件
信じられないよなあ
伝説中の伝説で語り草
これだけで10バンド分くらいの重みがある
Chicago仲間の兄貴が観に行った
とにかくぶっ飛んだらしい
会場の四隅に巨大なスピーカーが設置されていて爆音がグルグルとトリップするほど回転!
しまいに例の曲ではステージに犬を連れてきてワンワンと泣かせながらプレイした
今ならば完全にアウトなパフォーマンス

プログレ括りには微妙だけどカンサスはライブハウスのペニーレインへ来た!
この時私は川崎クラブチッタで観たよ

そして唯一無二の大御所キングクリムゾンは二回も来てくれた
スリーオブアパーフェクトペアツアーが最初
私は五反田簡易ホールで観た
この日のライブはソフト化もされた
次いで奇跡の二回目は真新しい会場の2018年ヒタルにて
興味本位くらいの感覚で観に行ったんだけど甘かった
兎にも角にもオーディエンスは最初から最後までノックアウトされたね
トリプルドラムがフロントにズラリと横並び
マルチプレイヤー揃いでツインギターに4人がキーボードもこなす
新旧織り交ぜたセトリは全てに於いて圧巻
当たり前だけど全員がパーフェクトなプレイを披露
もう別格なアーティスト達
過去の遺産で食ってるなんて微塵もなく現在進行形をまざまざと突きつけられた
この2年後に残念ながらビルリーフリンは亡くなってしまったけど…

写真の3枚組CDは多少メンバーに変動はあるものの札幌に来る数年前の進化と変容を記録した日本公演含む凄まじいライブ記録

フリップ卿、またそろそろ活動再開してくだされ!

VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(HIKOPRO TEAM A編)

2024-03-23 17:03:04 | Live Set List
HIKOPRO TEAM A
(邦楽ロック)
19:00~19:30

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

4番手に控えしは我らが盟友のバンドでもあるHIKOPRO TEAM Aだ
あの彼が、またまたまたまた~やってくれました((´∀`*))!!

ワーカホリックの主催者・彦ちゃんがいるといないとでは、イベントの空気感が全然違う。
そのくらいの名物男だ。
一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?
いやいや、考えるのはもうよそう
(と言いつつも、また近々ポール・マッカートニー&ウィングスのカバーバンド結成の予定だと書いちゃおうっと!
しかも、あの全盛期アナログ3枚組USAライブでの再現を目論んでいるのだとか。
なるほど、やるからにはでっかくいっちゃうんだね。
拓郎バンドのシンシアも、しんみりとしたフォークソング風弾き語りではなく、大所帯でのブラス・ロック編成だったもんなあ)。

とにもかくにも、そんな詮索は野暮ってなあもんだ。
だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

 マサと彼とはもう19年ほどの付き合いになるんだねえ。
月日の経つのは早いものだ。

双方ともにS・T・A、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。
そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。
酸いも甘いもかみ分けた盟友同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなども行いつつ、長年交流を重ねているのですよ。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど、刺激を与えあっている。
そこに対する強烈なる愛はバッチリと共通だ
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 数年前、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた
(トミーがヴォーカル、GUSくんもギター、アライさんがベース、キムキムがキーボード、ミョウテンくんやモッチンが交互にドラムスを担当)。

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成していることは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた。

で、チャーのコピーバンド、ヒコプロ、BLUE CLOUD、ソフトクリーム、ちむどんどんに引き続き、今回はこのバンドときたもんだ。

いつでも期待感で一杯だよ。

こいつもこの日の目玉の一つ。

結果かい?
・・・・もちろん想像以上のパフォーマンスを繰り広げてくれた。

いやはやなんとも大した連中だ。
ジャンルの壁なんて軽く超越しちゃう内容
往年のレディースジャパニーズロックの元祖を忠実に繰り広げちゃうというんだから恐れ知らず
脱帽ものさ
思い立ったら一致団結して即行動が彼らの信条

ゴタゴタと語っていないで仲良し6人編成の内訳をここに紹介しよう
この日初めて見たセカンドアクト「ロリーポップ」に引き続いてのヒコプロジェクトだから楽しみにしていたんだけど、いざ蓋を開けてみたら知っている連中ばかりだった

まずは伊達男のヒコちゃん~説明不要だね
この日も主催、司会、タイムテーブルとフライヤーの作成、そして当たり前のように3バンドの掛け持ち
八面六臂の行動派
開いた口がふさがらないとはこのこと
どれだけ強靭な肉体と精神力を持っているんだい
今度機会があればゆっくりと聞きたいところ
見るからに鮮やかなブルーのボディカラーのポール・ルード・スミス
ローズ指板
アームバー付き
コーラスも兼任
ハンチングとペンダントがポイント

ツインギター編成というゴージャスさ
そのもう一人のギタリストはスーパーニヒリズムのフジモトくん
思いのたけはギターに語らせるという寡黙さ
激レアなるストラトキャスターを使用
目にも鮮やかな水色のボディカラーで自己主張
ローズ指板仕様

そして心境著しき妖艶なる美人シンガーのトモッチ
ボブヘアにしたんだね
この日はワイルド過ぎるレザーパンツに黒ロングブーツといういでたち
とってもよくお似合い
彼女を初めて知ったのはヒコちゃんのレベッカカバーバンド「ラズベリー」でのニューシンガーとして
その華麗なるイメージが強烈だったからてっきりJ-POP好きなんだと思った
大体普通はそう思うよね
ところが後々に彼女とライブハウスのソリッドで会話をする機会があった
すると驚いたことにヘヴィーメタルが大好物だと知らされた
そのことを話すときの熱い事と言ったらもう圧倒されるくらいだ
特にジャーマンメタルファンなんだそうで近年はハロウィーン、ガンマレイ系のジャンルにもはまっているそう
頼もしい限り
いつか機会があれば見てみたいものだ
できれば「パープル・ブリンガー」での対バンを希望!
彼女のスクリーミングスタイルも脅威だけどステージにおけるアグレッシブなるパフォーマンスも見どころの一つ
あのスレンダーな肢体からどうしてあんな声量がほとばしり出るの?!と思っちゃう
オフステージ時、カウンター席にてアイちゃんと並んで会話していたトモッチ
な、な、なんと「アイ・ソウル・シブリングス」で客演したこともあるそうだ
なんでも歌いこなすんだね
この2人がボーカルだなんて贅沢過ぎるほど鬼に金棒

いぶし銀のベーシスト・・・ニシムラくん
久しぶりの再会だったなあ
ブルーのボディカラーが鮮烈なジャズベースでのプレイ
ローズ指板
マニア泣かせなテクニックを次々と繰り広げてくれた
決してド派手な自己主張はしないけど、ここぞというときに紡ぎだされるラインは失禁もの
琴線をビンビンに震わせてくれる職人技の持ち主
マサの手ごわい長年のライバル
黒いパーカーとサングラス
目深にかぶった帽子もムード満点
会場の後方でちょっと会話する時間があった
実は話題騒然のASIAカバーバンドでルアレルバに出演予定だったらしい
メンバーのスケジュール調整に難儀してこの日は断念に至る
彼がそこのメンバーだということを当日に初めて知った
未見だったから滅茶苦茶に楽しみにしていたのに
「ええ!!じゃあジョン・ウエットンを担当!?」
「そう!」
「ボーカルも?」
「そう!!」
「おおお!!」
当たり前に狂喜乱舞だよ
「俺ASIAの初来日公演の武道館を見たんだよ
ASIA・IN・ASIA
直前にジョンが脱退してグレッグ・レイクになったけどね」
「あ、あの時のね」
絶対にいつか見たいなあ

話が凄く横道にそれてしまった・・・・(-_-;)

ヒコプロ・チームは他にドラマーとキーボード(ローランド06を使用)が在籍の6人編成

このバンドは色々なスタイルで分類されている
柔軟性に富んだ泣く子も失禁しちゃうアメーバの如き体制
「HIKO PRO TEAM・ZERO」というのもあるよ
これは主にフュージョンがお得意の連中が集っている

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきてますか。
サウンドチェックも終えて準備万端整いましたよ。

因みにステージ備え付けの時計は6分遅れてるし・・・・(-_-;)

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「ヒコプロチーム・ワールド」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!
瞬き厳禁

司会進行役も務めている主催者のヒコちゃんが自らステージ上でマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

いきなりのオープニングナンバーは「嵐の素顔」
威勢よく波状攻撃の開始
ショーの幕開けからご機嫌
でもある意味では反則技
だってこれを惜しげもなくトップに持ってくるかい
情け容赦なき采配でエネルギーも全開
(凄いなあ・・・)
工藤静香、通算7枚目のシングル。
1989年5月3日に発売。
アルバム「ハーヴェスト」に収録。
週間オリコンチャートでは1位を記録。
何かと世の中勢いがあった頃だもんね。
バブル全盛期とリンクしている。
タイトルを聞いてもまるでピンとこないあなた!
間奏に入るあの顔の横で手をL字に動かす独特なる振り付けを見れば「ああ!」とわかってもらえるはずさ。
超絶に流行ったもんね。
物まねの定番でもあります。
それをトモッチも事細かく再現してくれましたよ。
とにもかくにも彼女はよく動く。
身振り手振りもセクシーにサービス精神満点。
これ一発でオーディエンスのハートはバッチリと鷲掴み
的確な演奏を繰り広げるバックの男性陣も安定感抜群。
ここぞいう時に引き締め役を担うのはやはり頼りになるヒコちゃん。

 
間髪入れず何から何までもが景気の良い雰囲気に浸りながらの2曲目
ここいら辺に達したらバンドの面々もすこぶるリラックスしてきた
程よく肩の力も抜けてきて自然と笑みも零れてくる
「グラマラス・スカイ」
中島美嘉がNANAスターリングMIKA NAKASHIMA名義でリリースした16枚目のシングル
彼女の主演映画「NANA」の主題歌として大ヒットした
2005年8月31日に発売
「ベスト」アルバムのラスト14曲目に収録
オリコンチャートでは自身初の1位を記録(2週連続)
この曲も歌いこなすのはそうとうに難しい。
ここでもトモッチ嬢は感情の高ぶりと共に、その言葉の処理によって、声の音色がかわるという特色を余すことなく明確に発揮している。
伸びやかなる音程の高低にも透明感を施して感情移入しているのが如実に伝わってくる。
パンクテイストに切なさを滲ませたアップチューン
彼女のキャラクターを考慮した最高の采配
タイトルが示すとおり「魅惑的な」「魅力的な」を地で行く
またさまざまな空の描写もしびれるね
タイトな演奏はフロントセンターに陣取るシンガーをグッと引き立たせるべく、職人的手腕を発揮している。
誰一人ともなく、「俺が俺が的」な、いやらしい目立ちたがり屋根性が微塵も露出していなく、一丸となって曲をスケールアップさせるべく務めているところは勉強になる。
歪みあうギターサウンドとサビのドラムスのリズムなんて圧倒的でとっても心地いい
バントとはかくあるべき。
もちろん、血と汗と涙の苦労の末に完成されたものなのは火を見るよりも明らか。
そこいらでブイブイいわせて粋がっている、底の浅いバンド連中に見習わせたいものだ。
束になって挑みかかってきても一蹴されちゃうのがオチだけど

メンバー達は男女問わずにラフさを基調としたファッションで統一して、ロック色を猛烈アピールしています。


「改めまして、こんばんは!
JpopのコピーをやっているHIKOPRO TEAMです。
残念ながら今日にこぎつけるまで色々とトラブルがありましたけど、皆さん、盛りあがってくださいね~~!!
ヒコさんは3つのバンドで出るんだって!
ヒコさん祭りの様相を呈していますね。
・・・・・!!」

3曲目は強烈でノイジーなアームダウンから「夢見る少女じゃいられない」
(相川七瀬、衝撃の必殺デビューシングル)
1995年11月8日リリース。
「ギュィーン・・・・~~~」
アルバム「RED」に収録。
ヒットメーカー織田哲郎が作詞・作曲・プロデュースを手掛けている。
オリコン週間チャートでは最高ランキング12位を記録。
40万枚近くを売り上げ、相川自身4番目のヒットこれは我々世代ならお馴染みの曲だよん。
相川七瀬のデビュー時期って、日本中にバンドブームが吹き荒れていた。
その代表格が彼女で、10代の初心者バンドマン達はこぞってコピーしまくったものです。
思わずその情景が脳裏に蘇ってきた。
彼女の個性をフルに発揮できるように、事細かく配慮されている点なんて心憎い限りさ。
ご本家に負けじと相変わらずトモッチ嬢も弾けまくっているね。

会場中至る所で大盛り上がりさ。

この時間帯になると、観客席もドンドンと埋まってきて賑わってきましたよ。

カラフルなキラキラ・ライトを振っている人もいて、空間を綺麗に彩っています。

一生懸命でチャーミングな初々しき振る舞いのトモッチ嬢を見ていると、ついつい自ずと応援にも熱が入るというものです。

中盤戦にふさわしく、リズムもノリノリだよ。
グッと落ち着きはらった重めのミディアムソング。
シンプルなコンビネーションもバッチリ。
アタック感も満載。
パワー全開で心の奥底からウキウキ気分にどっぷりと浸れる。
強烈なる存在感を発しています。
オーディエンスを遠慮なく煽りまくっているよ。
サビが飛び出した途端に、思わず口ずさんでしまったわい。
「ピーピー!」とホイッスルを吹いているファンも出没。
極めつけはここぞというタイミングで、ギターの秘技「タッピング」でとどめを刺す。
タイトでストレートなバッキングとコーラスワークも絶妙。
ギターの鋭いカッティングが効果覿面。
メッセージの一言一言がこちらサイドの胸に、グサグサと突き刺さってくる。

ヒコちゃん「ハードなポップ系というか、今日の曲目は気分によってコロコロと変えていきますよ」
トモッチ「ヒコさんのボケは一種独特です
MCがはじまったら長いし・・・・
何を言っているのか時々理解に苦しむこともありますが・・・((´∀`))」
「笑うことはよいことだ
ギターを間違えると恐ろしいけれど・・・・
まあそんな感じで感謝の気持ちを育んで最後までどうぞよろしくお願いします
あ、ちょっと待っててね」
と、それまでのユルユル感覚から一転して真剣な表情で慌ててエフェクターの調整に没頭する
トモッチ「ゆっくりで大丈夫ですよ」
その言葉を無視するヒコちゃん
というか全く耳に入っていない・・・・
「次の曲は何だっけ・・・?
少女?
もうやった?
多分嵐がきますよ・・
それも既にやった???」
和気藹々で微笑ましい和やかなムードに包まれる

ヒコちゃんMC
「こんなにもたくさんの皆さんにお集まりいただきまして嬉しいですよ
ちょっと今面白い事が思いつかなかったからさっさと次へいってください」((´∀`))丸投げ・・・・
「このライブハウスは店名がいいよね
スターライトかあ・・・
思わず宇宙の果てにまでぶっ飛んでいっちゃいますよ
星とかヤマトとか好きだからねえ
はやく星になりたいなあ・・・・
彦星!!((´∀`))
たくさんの織姫も探さなきゃあ
調子にのっているとまた怒られちゃうよね」

場面一転してキーボードが怪しくもスぺイシーなSEで臨場感を醸し出す
そのまま「本能」のイントロへと突入

シンガーソングライター椎名林檎の真骨頂ともいえる意味深なタイトルから。

250万枚を売り上げた2000年3月31日リリース2枚目のスタジオ・アルバム「勝訴ストリップ」12曲目に収録。

1999年10月27日に発売された4枚目のシングル
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録

いかにも椎名嬢らしい解釈の楽曲だなあとしみじみ実感した。

淫靡なる刺激的な歌詞も絶好調

ベン・フォールズあたりを彷彿とさせる、個性的なタッチのピアノロック。

ここいら辺は堂々マシェリを率いるアキ親分の十八番でもある。

HIKOPRO TEAM Aも満を持して伝家の宝刀を惜しげもなく大胆に繰り広げてきたね。

まるで新境地への開拓か。

キーボーディストの指先が嬉々として鍵盤上を滑らかに舞っていましたよ。

時には虎視眈々とふてぶてしく、時には怒涛のごとき豪快に、時には抒情的に軽やかに奏でるセンス・・・・・。

ピアノの一音一音がまるでプリマドンナのようにホップステップジャンプしてはじけまくっちゃう。

エッジの効いたベース・ランニングソロも、聞き応え満点でアドレナリンが噴出して冴えわたる。

ニシムラくんは曲調によってフラットピック使用やフィンガーピッキングに切り替えるカッコよさ。

その振り分け方の妙技はお見事の一語に尽きる。

全体に何場面にもわたる演劇風な展開が施された実験的要素が満載でひじょうに面白い。

並外れた才能の集まりだけにここでも一気に見せる、繊細に聞かせる、誘うように躍らせる、ノリノリに惹きつける!

巧みによくぞここまで再現しているねえ、と感心しきり。

濃厚なるエロスが漂う哲学的な歌詞でありながらも、潔ささえ伝わってくる難攻不落な世界観。

エキセントリックなまでに偏執狂的でデンジャラス。

この辺への喜怒哀楽、抑揚に対するこだわりも椎名仕込みでメロメロ。

鋭いメスの感情を剥き出しに注ぎ込んだアクの強い楽曲だねえ。

無意識のうち癖になりそうな淡々としたヒコちゃんによるワウぺダル。

次いでステージを降りての所せましと練り歩くお約束のプレイ(ワイヤレス装着)
終盤のパートへ差し掛かっていることを意識してなのか、遂に秘技の歯弾きで観客の息の根をも止める
ジュンペイくんの秘密兵器、目にも眩きレーザービームが随所に交錯
スモークもここぞという場面でモクモクと漂い始めて臨場感を増す

ボーカルのトモッチ嬢は曲ごとにヒコちゃんと共にMC などもこなすので色々と忙しい。

「じゃあ次で最後の曲です・・・」

ダメ押しとばかり一気呵成に・・・・「六本木心中」
シンセサイザーによる、あの有名なる幻想的フレーズからスタート。
1・2・3・4!!
ディスコティック・ダンサンブルビートの懐かしき永遠の名曲。
そうなのですよ・・・アン・ルイスがアイドルという枠組みから脱却するキッカケにもなった楽曲。
歌謡界を軽く超越するほどの勢いにのって、ジャパニーズ・ロッククィーンの称号を欲しいままにした決定打。
それをトモッチの持ち味でもあるミステリアスなルックスとが、激しくも情熱的に合流してメラメラ燃え上がっているような迫力で聞かせてくれます。
これで益々、彼女の知名度が広がったことでしょう。
トモッチが発する煌びやかなるオーラは、誰もが一度でも触れた途端、虜になること受けあいさ。
やっぱり只者ではない。
あちこちから彼女に対する熱烈なるラブコールが絶えず飛び交う。
すっかり道内のライブ・イベントでは、名物化するほどに浸透した感ありです(笑)。
本家は男顔負けなほどのSTRONGハスキーヴォイスだけど、トモッチも相変わらず張りのあるクリアな歌声だけにウットリとしちゃうよ。
決めのパートコールでは、後方観客席から合の手が入る。
トリッキーなナチュラルトーンによるリックを絡めた、乾いたギターカッティングも実は肝なのだ。
荘厳なるコーラスもさりげなく絡んでいる。
ここでファン達がもう我慢の限界に達した。
居ても立ってもいられなくなり「踊りにいってくるからね~!!」と
凄まじきダンサーの本領発揮。
ある観客は持参してきたセンスでパタパタとステージ上を仰いでいました。
HIKOPRO TEAM Aは新しいレパートリーが目白押し
この状況を後部座席で見つめていた女性客の方がマサに「まるで外国のようですね・・・」とビックリしていました。
ポーカー・フェイスのニシムラくんによる重量感タップリのボトム・ラインの刻みも雰囲気抜群。
普段のニコヤカなる表情とは一閃を画すほどに。
彼にも声援が送られています。
あまりにも激しいアクションを繰り広げたものだから汗だく。
すこぶる重労働だもんなあ。
既にライブを終えたバンド連中も客席中央で大合唱!
皆、曲に合わせてアドリブで踊っているではないかあ!
バンドマン達の振り付けやジェスチャーもバカ受け。
何をやっても奴らは恐ろしき脅威のパフォーマーだ。
これしかないと余力を振り絞っての熱唱。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜてアドレナリンが噴出する。
ヒコちゃんは再度フロントセンターまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
滑らかなフィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
キーボードが奏でる遠慮なきホンキ―・トンク調の連打には最早目が点状態・・・・。
ダメ押しとばかりに、冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ちとベースによるボトムでトドメを刺す。
爆音が炸裂しての大団円!!
無事にフィナーレを飾った

ヒコちゃんが締め括りのアナウンス

「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
まだまだこれからも素晴らしいバンドが登場します
存分に暴れてもらいましょうよ」

****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
主催者バンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」




























VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(FLAG編)

2024-03-22 19:32:44 | Live Set List


****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

3番手に控えしは我らが盟友のバンドでもあるFLAGだ
男気溢れるオリジナル・ロックを披露
18:15~18:45

そういうわけでして、アッと言う間に中盤戦の時間となりました。
早いもんだねえ。
はい!
さてさて皆さま、いよいよもって、佳境に差し掛かってきました!
次のバンドは、魂のシンガー塚本くんが率いるバンド、FLAGだ!
毎度お待たせしました。
今か今かとワクワクドキドキ、痺れを切らしていたことでしょうよ。

FLAGは、この日の出演バンド中一番骨太なハードロックを、これでもかあというほどに轟かせてくれました。
しかも全曲オリジナルはこの日FLAGのみだ!。
北海道が誇る唯一無二の存在。

全員男性で編成された剛腕の不動4人組。
彼らのライブを見るのは6度目だけど、個人的にもずっと楽しみにしていました。
(去年12月16日のルアレルヴァ以来。
STAやパープルブリンガーとの対バンで)
本当は去年の1月にも対バン予定だったのに、コロナのせいで残念ながら延期になっちゃったんだよね・・・・。
でも、それ以降はコンスタントに対バンが実現しているから感無量の極致だ。
噂は一気に拡散して、方々でその筋のウルサガタを唸らせてもいるよ。
フラッグは一昨年の5月15日(日)にSTA企画「リブレーションVOL,54」にも出演してくれた。
で、お返しとばかりにフラッグの企画へSTAが初参戦したのが昨年6月4日(日)。
あれは、ジッピーホールだった・・・。
その後も「フレンズ・ライブ(なんとオオトリをつとめた!)」でも、一緒だった。(やはりルアレルバで)

さあ、さっそくメンバーの紹介といきましょうか。
と言っても、古くからの知り合いなんだけどね・・・・((´∀`*))。

全身ワイルドな衣装で潔く決めたボーカル&アコースティック・ギター担当(イバニーズの12弦&ワイヤレス仕様)は黒いハットとサングラス姿もカッコいいリーダー塚本くん。
そうです、あの個性派バンドSOENや、弾き語りで札幌界隈の音楽シーンを席巻している彼。
以前マサもホットタイムで対バンした後に、SOENのCD2枚をプレゼントしてもらったよ。
感謝の一言に尽きる。
頭の下がる思い。
これも、麗しき友情の証だね。
フラッグは、ホットタイムの常連なんだそうだ。
毎度おなじみ、トレードマークの骸骨マイクは持参品。
これ一見シュアーに見えるけれどもレプリカらしい。
音質が明らかに違ったもんなあ。
これを黒いストレート・マイク・スタンドにセッティング。
見栄えは抜群だったよ。
正にミュージシャンの鑑だね。
たくさんのSTA写真提供にも感謝だよん

ギター&コーラスはマスクくん
(全身をラフに統一。
Tshirt、ベルト、ジーンズ、リング、靴に至るまで。
ペンダントが1ポイント。
本当は違う服を着る予定だったとフェイスブックで暴露していた。((´∀`*)))
でも十分にロッカーとしての佇まいはピカイチ。
更に最近は嬉しいことに長髪でイメージチェンジを図ってきた。
これがまた素晴らしくて大好評。
本人も気をよくして「トリートメントをしっかりやるようにします」と上機嫌。
ルックスがいいと、何をやってもお得感が満点。
(写真参照のこと)
彼との付き合いがマサは一番古い。
そもそも、彼はD3というトリオで活動中にスタジオリハで知り合い、「リブレーション」に数度出演してくれた仲だ。
まあ、相変わらず若々しくてエネルギッシュな奴だね。
赤ボディのレスポールJRを使用。
(当然ワイヤレスに接続)
彼は器用に自ら使用するギターを制作するらしい。
シュアーのSM58マイクを持ち込み。
備え付けのマーシャルアンプをセレクト。

テクニカルなベースは治くん
(コーラスも兼任。
ますくと同様にシュアーSM58持参)
愛器の紅いボディカラー・アリアプロⅡを使用
(SBーR80ローズ指板)。
フィンガー・ピッキングでビシビシ縦横無尽に弾きまくる。
彼とは、数年前の7月に小樽・浅草橋オールディズナイトに対バンした際、炎天下の元、控え用テント内でお互いに初めて会話をして盛り上がり意気投合。
もちろんベースやロックのルーツについてだ。
その時、治くんのベースアクションを見てマサはふと思った。
ボディーパンチ、フレットを上部から押さえる。
極めつけは、ボディ裏から腕を伸ばしてのベースプレイ。
トドメとばかりに、ワウペダルをここぞという場面でブイブイ駆使して盛り上げていましたよ。
一昨年のスターライト・ライブ直後には、マサが即行で駆け寄って問うた。
「もしかしてルディ・サーゾが好き!?」
「やっぱり、わかりましたあ!!??((´∀`*))」
「だってあのプレイスタイルでしょうよ。
俺がベーシストとして、一番リスペクトしているステージパフォーマー!
クワイエット・ライオット初来日の中野サンプラザ最前列で見て狂っちゃったのさ。
あんな凄い動きをする圧巻のベーシストを見たことがないから、新鮮なショックを受けた。
あの感動は今も冷めやらないよ。
長い髪の毛が巻き付いた汗でびっしょりのバンダナ2枚を受け取ったんだよ。
あれは一生の宝物さあ」
「僕もホワイトスネイクで見ました」
「ベースを床に置いて弾いたり、クルクル回りながら頭に乗せて弾いたりもするんだよね」
「そうそう!!
以前に出番直前までステージ裏手のテント前でマサさんとずっと会話したんですよ。
覚えていますか??
アン・ルイスのカバーバンドでした」
「ええ!!?
ああ!?・・・・、思い出した!!
あの時はリッケンバッカーだったよね。
それでレミー・キルミスターの事で盛り上がったんだよなあ!
しかし、こんな話題で熱くなっているのって、ここでは俺ら2人だけだよね。
ルディのことに気づいた人、ここにはいないだろうなあ・・・・」
いやはやなんとも、マニアックなベーシストコンビが奇遇な再会を果たした一幕でした。
(周囲は苦笑していた…(-_-;)
今回、彼が駐車場から豪快に闊歩する姿を見ていたけど、それはロックンローラーそのもの。
黒いサングラス、ジーンズに黒いTシャツの背中にはご存じ「今日もカツラーメン」の文字が!!((´∀`*))
とどめはテンガロンハット&ワイヤレス仕様!
この間聞いたんだけど、実はフィンガーピッキングにチェンジしたのは4年前からなんだそうだ。
羨ましいくらいに何かと器用な男だ!!((´∀`*))
補足ながら・・・・料理の腕前も一流!
そしてメンバー達も知らない仕込みもご用意しているのだとか・・・・。
それは後程のお楽しみ。
常に1ステージごと全力投球で、惜しみなくエネルギーを注ぎ込むのだ。

いつも落ち着き払って佇む姿が神々しいドラムは秀くん。
キャップとメガネを装着。
黒いTシャツの胸には太くて赤いアルファベット文字で神々しく「WE WILL ROCK YOU」
2月に来札したクィーンへのオマージュか
仕事を終えて急遽ルアレルヴァに駆け込み、ギリギリで本番に間に合いました。
良かったね。
もうこうなりゃあ、ライブで完全燃焼するのみ!

フラッグからメッセージが届いていますのでここに掲載
「結成3年のオリジナル・ハードロックバンドです。
札幌近辺で以前から豪快に活躍しているツワモノ達を集めました!
今年も相変わらず全力でのライブを繰り広げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!!」

因みにステージ備え付けの時計は6分遅れてるし・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきてますか。
準備万端整いましたよ。

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「フラッグ・ワールド」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!

司会進行役も務めている主催者のヒコちゃんがステージ上でワイヤレスマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

「ロックンロール・シンフォニー」から威勢よく開始
初めて聞く曲だなあ
タイトルのイメージからしてブリティッシュクラシック様式美・・・??!!
と思いきやそうは問屋が卸さなかった。
ヘヴィーこの上なき快感にまみれた
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
元気一杯に貴重なロックショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
ブレイクの連発で掴みはバッチリとオーケーさ
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃。
序盤戦にこれほどふさわしいスピードチューンはないでしょう
全身全霊を込めた咆哮が熱烈にほとばしる
グイグイと硬派なグルーブが押し寄せてくる
メンバー全員がアグレッシブ過ぎるぞ
すでにエネルギッシュなギター・ソロのプレイで汗だくだ
一切の手抜き無しに動き回る
その前後左右のフォーメーションが自然体で不覚にも見入ってしまった
言葉を失うほどに阿吽の呼吸の流れがお見事の一言に尽きる
一体全体どこに目を配れば良いのやらと嬉しい悲鳴が漏れる始末
サウンドメイキングも素晴らしい
知らないで聴いているとベテランのプロが作った曲だと思い込んじゃうほど
何から何までもがとってもハイクオリティ
まずはご挨拶替わりといったところ

矢継ぎ早にお約束の定番ソングで
すこぶる爆音炸裂なドラムによるイントロから「BLUE TRAIN」
ストレートすぎるハードで豪快無比なる波状攻撃だ。
そこに絡みつくようなリズム・セクション相棒のベースが、怪しげなメロディを刻み続ける。
それと共にアクセントとして、コブシをベース・ボディに連発で叩きつける。
ありとあらゆるテクニックを最大限の武器として熱きパフォーマンスが火を噴き続ける。
それに負けじと追い打ちをかけるがごとく、遠慮ない切れ味鋭いミュート・カッティングを注入するマスク。
一聴しただけで往年のサイケデリックなナンバーと判断した。
おいおい、今までに見てきたフラッグよりも数段ギアが上がっていないかい!?
さすが、百洗練磨の猛者集団だけに、客の心を手中に収めるのもお茶の子さいさい。
半端ないドライヴィング・ステージングにこちらサイドは、すでにお手上げ状態さ。
グイグイと強引なまでの采配に、いつの間にか引き込まれている自分に気づいた時にはすでに手遅れ。
言葉を失うほどに、誰もが一瞬で金縛り状態。
彼らの術中にはまるという算段だ。
何という空恐ろしくも心憎い野郎ども。

間髪入れずにメドレーで「SKY」
一転してダンサンブルなビートが轟き渡る。
ドラムフィルに先導されて印象的なこだわりのベースラインが、ダイナミックにウネリまくる。
追随するギターのコードも超絶。
左右に陣取る弦楽器コンビネーションが、阿吽の呼吸で見事。
これってもしかしたら、レッド・ホット・チリペッパーズからの影響を多大に受けている、マスクの自己主張が反映された結果かいな!?
だとしたら、狙いは的中のご機嫌ソング。
スモークがモクモクとステージ全体へ漂いはじめて、いやが上にも盛り上がる。
こいつは効果覿面ですこぶるエキサイティングだね。
ムード溢れるこの異空間に酔いしれてみるにというのも乙なものさ。
いっそのこと全身でドップリと体感してみてくださいな。
煽りまくるようにオサムちゃんのベースラインが、ブリブリとセクシーなフレーズを描く。
男女のダンサーがもはや居ても立ってもいられないとばかり、ステージ前方に飛び出して踊り狂っているではないか。
塚本くんの頑固一徹ヴォーカルは、STRONGヴォイスが売りの注目株。
その強靭な雄叫びの様は痛快すぎるほど。
マイクさばきや、一挙手一投足に目が釘付け。
世良公則ばりなシャープな動きが自然でグルーヴィー。
鋭い眼差しで拳を握りしめて、腰を揺らす挑発的な動きも、ナイスなセンスを伺わせる。
まるでマイクと一体化したような、シンガー然とした振る舞いが鮮やか。
そして歌詞の一言一言が説得力満点なエンターテイナー。
メッセージ色濃厚なるパワフル・アンセム。

「どうもありがとうございます!
え~・・・フラッグといいます。
あの~ヒコさんお疲れ様です
二日前僕のところに今回のイベント連絡がきましたが、本当に大変だったと思いますよ
そしていきなりの無理難題を受け入れてくれたジュンペイマスターもご苦労様です
ここスターライトは僕たちフラッグのホームグラウンドなのでいつもどおりにリラックスしながらぶちかましていきたいと思います
今日はスタッフのサーヤさんは来ていないのかな・・??
休み・・・そうかあ・・・残念
じゃあ次は彼女が好きだという曲をやりたいと思います
これ言ってもいいのかなあ・・・?
僕が27~8歳の頃に行ったある風俗店での女性についての感想を歌にしたもの
内容が内容だけにグッとくるかも
・・・・プライヴェート・ガール」
ロマンティックなミディアム・バラード
でもこのバンドの一筋縄ではいかないところがここでも発揮
どうしても甘ったるいだけの曲調には発展していかない
どこかしらに儚げな余韻を漂わせる旋律がおのずと琴線を震わせてくる
一切のぜい肉を排しコンパクトにまとめ上げられたエモーショナルなアレンジは大成功
咽び泣くチョーキングをふんだんに盛り込んだ渾身のフレーズ。
隠し味としてのリムショットが、実をいうと、大きな肝なのだ。
バンドの面々も懇切丁寧に仕上げてきているねえ。
鋼の涙腺も、徐々に潤んできて決壊しそうなほど。
幻想的なストーリーと共に、ドンドンとヒートアップ。
その表現力と歌唱力で、新たに虜になったオーディエンスも多いのでは。
王道路線のハード系はもちろんのこと、ミディアムからファンクなど何でも己のモノとして消化吸収し、巧みに取り込む、圧倒的な柔軟性とチームワークに脱帽
ガっとやや腰を落とし気味に、濃厚なる音像を紡ぎだすシーンを見つめていると遥か彼方へとトリップしそう。


「人数の少ないFLAGですが・・・・。
メンバーの紹介をしたいと思います。」
一人一人に対し、愛を込めてのアピール。
仲の良さが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる地獄の軍団((´∀`))。
鉄壁を誇るチームワークの賜物。

そして毎度おなじみのTシャツ・コーナーに突入。
「後ろを向いていただけますか」
オサムちゃんの背中に注目。
「今日もカツラーメン」
最早ライブはもとよりSNSにおいても話題騒然。
「皆さん、加藤さんと一緒に土日カツラーメンツアーに行ってください。
そこも含んでこそのライブ
(注・・・治ちゃん曰く((´∀`))。」
「この間は混みすぎて、そのラーメン店に入れなかったさあ・・・・(´;ω;`)」
ちなみに、気が付いたらこのTシャツは相当数所持しているとのこと・・・・。
滅茶苦茶にお気に入りらしいよ。((´∀`))

「FLAGは毎月、ライブが目白押しです。
(超売れっ子!)
見に来てくれたらありがたいですよ!
(汗を拭きつつ・・・)
残りはあと2曲。
次の曲にいきます!
・・・・無限フラッグ!!!」
暴走寸前に危険極まりない、随一のドラムビースト。
アップテンポなリズムを主軸に置いて、猛り狂うトリッキーなベース・ランニング。
チャイナ&スプラッシュシンバルをど派手に駆使した、痺れるようなフィルインにも拍手喝采。
華麗なる乱れ打ち芸。
右手を観客席へと突き出して、メッセージを訴えかける塚本くん。
どいつもこいつも凄まじすぎる。
オリジナリティが、そこかしこに光り輝いているではないか。
羨ましくなるほどの粋な演出と、楽曲のバリエーションも豊富。
ノイジーなギターリックを流しつつも、マスクが踊るように最前列のフロントへ飛び出してきた。
その、スマートな様はファン曰く「イングヴェイ・マルムスティーンのようだ!」と絶賛していた。
入れ替わり立ち代わりのフィンガリングは目で追うのがやっとさ。
火花飛び散らせての猛攻は、まだおさまらないようだ。
満を持してオサムちゃんの神々しきイデタチ。
恒例でもある超絶技巧派の誉れ高き連続技。
最初から最後まで半端ないほどのパフォーマンスに圧倒される。
瞬き厳禁の瞬間。
これぞまさしく「ザッツ・エンターティメント」の極致


メドレーで、最後の「カナリア」が、はじまった。
もうこれでお別れだと意識してなのか、メンバー全員が一体となっての熱演大会。
アクティブなるノリで締め括りにかかってきた。
このセレクションは大正解だね。
レッドゾーンはとっくに振り切れて、デンジャーゾーンへとまっしぐら。
脳天のヒューズもとっくにスパークしちゃった。
手拍子の要求にオーディエンスも快く反応。
この醍醐味はその場にいる者にしか理解できないよな。
一度ハマったらもう病みつきで、抜け出すことは不可能。
会場全体が一体化しての壮絶なる光景。
本物のロックとは何か・・・?
ライブの神髄とは・・・・?
その答えはFLAGに秘められている。
マサ宿命のライバルと目されるオサムちゃん。
淡々と紡ぎ出される怒涛のベース・ラインから、自他ともに認める伝統芸能が繰り出された。
先述の裏手回しての素早き逆弾き、ルディー・サーゾ直伝のボディ・パンチ、フレット上からのフィンガリング、マスクとがっぷり四つに組み伏しポージング・アクションの連続技。
マスクのピッキングは小技がピリリと効いていて小気味よいね。
どうだあ、とばかりに大仰なことをあえてやらかさないで、わかる人にだけ理解してもらえればオーケーみたいな奏法を次々繰り出している。
ギターの教則本さながら。
地響き立てて重戦車のごときツインペダルと、千手観音並みに、乱れ打ち手数王ドラミングが繰り出される。
四者四様のアクロバティックなプレイが、終局へ向かいながらの雪崩込み。
巨大な岩石のごとく襲いかかる。
円熟味を増した渾身のシャウトを連発する塚本くんに、ときめきを隠せない。
喉を余裕綽綽に目いっぱい震わせる。
マサに刺激受けたというジャンピングハイキックを連発する塚本くん。
一時たりともジッとせずに汗飛び散らせる。
感極まった塚本くんが告げる。
「オールライト!オールライト!!」
バスドラ前で片膝をついてポージング。
もうお祭り気分全開でスクリーミング。
ここでもバッチリ虎視眈々と狙いを定めて左足での上段キック。
余力を振り絞った、渾身の高音シャウトは衰え知らず。
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブな絶唱はパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスターの、エッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
秀くんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
オサムちゃんは、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげに突然、掟破りのモニター越え大股開きでベースを観客に突き出し演出(写真参照!)。
「カモン!!」の要求に応じて迷わず、熱狂的な女性ファン2人が喜び勇んで駆け寄り弦を掻き鳴らしていたよん
(シーちゃんとアイちゃん(´∀`*))
それだけに終わらず、そのベースを女性に掛けて治ちゃんがフィンガリングプレイで二人羽織状態。
照明もド派手に点滅を繰り返す。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
能書きばかり垂れ流している頭でっかちな輩どもに、王道のお手本として提示してやりたいくらいだ。
そんなピーマンどもは何人束になって挑んできても一蹴だ
なめて挑んできたりしたら大火傷をこうむるよ。
笑止千万のご用心と告げておこう。
起承転結の盛大なるセットリストも絶妙。
お約束は弦楽器コンビが後ろ向きになって後頭部プレイ、中央で塚本くんがデヴィッド・カヴァーディルばりにマイクスタンドを天井高くに突き上げる!
絵になるねえ。
オサムちゃんがベースギターをグルングルンとぶん回し観客席に放り投げる・・・ジェスチャーのみ・・・((´∀`*))。
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。
無事にフィニッシュ。
硬軟取り混ぜた巧妙なるロックショーに、誰もがやられたね。

「WOW!!
ありがとうございました。
フラッグでした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
クールガイの4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、ベテラン勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****







狂熱のライブ シナモンとレッド・ツェッペリン!

2024-03-22 12:16:29 | free form space
ロックムービーはビートルズ以外当たらないというのが定説だった
それが70年代以降覆った
ザ・バンドのラストワルツ、そしてツェッペリン狂熱のライブが派手に口火を切った!
どちらも文句無しの名作

ツェッペリンは場末の映画館で観た
な、な、何と併映作品はアバ・ザ・ムービー😆
ジャンル真逆の取り合わせ
まあ両作共に楽しんだけどね
画質や音響は最悪だったけど洋楽好きな観客で賑わっていた

ツェッペリンのライブは遂に生体験する事は叶わなかった
プラントのソロは二回観たけどもちろんあの頃は頑なにツェッペリンは歌わない…

今はMRジミーが活躍しているけど90年代の日本でもシナモンというバンドがマニアックなくらいツェッペリンを忠実に再現していた
深夜のTVだけど冠番組も持っていたし、教則ビデオもリリースしていた
当時は音楽誌もこぞって彼らの特集記事を組んでいたし自分も次々に発売されたアルバムを購入した
で当然札幌公演も観に行った
改めてコアなツェッペリンマニアが沢山存在するんだなあと痛感した次第
だってご本家ライブは無理なんだからこの際こちらで楽しむのが1番さ
痒いところに手の届く内容でとても満足した

映画はLP、CD、ビデオ、DVD、ブルーレイと入手
ある日中古のVHSが格安にてワゴンに置かれリサイクルショップで販売されていた
なあんだ…ビデオかあ…ん?あれ、何かデザインが微妙
改めてじっくりと手に取って見たらシナモンの1994渋谷公会堂ライブビデオだった!
こんなのあったんだあ
50円だから即座に購入!^_^
タイトルはザ・ソング・リプレイズ・ザ・セイム
レーベルはワーナーパイオニアではなくミャーミャー・パイオツナ😅
レーベルはスワンソングではなくスワップソング
字幕スーパー無しの表示
価格は¥時価🎶

ちなみにシナモンは現在もメンバーチェンジを経てマイペースで活動中!

VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(LOLLY POP編)

2024-03-20 17:37:23 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

****オープニングアクトには、先述通り我らがSTAが登場・・・・となるのですが、そこはこのブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、2番手はグッとキュートなるあのシンガー達を擁する極上のバンドが控えているよ!!
それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!****


2、「LOLLY POP」
な、な、何とキャンディーズのカバーバンドだあ!
17:30~18:00

この日もあの彼が、またまたまたまた~やってくれました((´∀`*))!!

ワーカホリックの主催者・彦ちゃんがいるといないとでは、イベントの雰囲気が全然違う。
そのくらいの名物男だ。
一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?
いやいや、考えるのはもうよそう
(と言いつつも、また近々ポール・マッカートニー&ウィングスのカバーバンド結成の予定だと書いちゃおうっと!
しかも、あの全盛期アナログ3枚組USAライブでの再現を目論んでいるのだとか。
なるほど、やるからにはでっかくいっちゃうんだね。
拓郎バンドのシンシアも、しんみりとしたフォークソング風弾き語りではなく、大所帯でのブラス・ロック編成だったもんなあ)。

とにもかくにも、そんな詮索は野暮ってなあもんだ。
だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

 マサと彼とはもう19年ほどの付き合いになるんだねえ。
月日の経つのは早いものだ。

双方ともにS・T・A、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。
そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。
酸いも甘いもかみ分けた盟友同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなども行いつつ、長年交流を重ねているのですよ。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど、刺激を与えあっている。
そこに対する強烈なる愛はバッチリと共通だ
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 
数年前、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた
(トミーがヴォーカル、GUSくんもギター、アライさんがベース、キムキムがキーボード、ミョウテンくんやモッチンが交互にドラムスを担当)。

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成していることは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた。

で、チャーのコピーバンド、ヒコプロ、BLUE CLOUD、ソフトクリーム、ちむどんどんに引き続き、今回はこのバンドときたもんだ。

いつでも期待感で一杯だよ。

こいつもこの日の目玉の一つ。

結果かい?・・・・もちろん想像以上に熱いパフォーマンスを繰り広げてくれた。

いやはやなんとも大した連中だ。
ジャンルの壁なんて軽く超越しちゃうゴージャスな内容
往年の昭和アイドルトリオの元祖を忠実に再現しちゃうというんだから恐れ知らず
脱帽ものさ
思い立ったら一致団結して即行動が彼らの信条

ゴタゴタと語っていないで8人編成の内訳をここに紹介しよう
初めて見るバンドだから楽しみにしていたらいざ蓋を開ければ知っている連中ばかりだった
(この日がデビューライブだそう・・・・(´∀`))
まずは中心となるキャンディーズ役はもちろんお揃いの黄色い衣装で統一
リボンも黄色
ベルト黒
とってもお似合い
フロントに仲良く並んでの熱演
相当に振り付けからコーラスに至るまで事細かに練習を積んだ痕跡が随所に見え隠れしている
それが本番直前に延期という事態に陥っちゃったんだからショックも大きかったはず
お披露目が実現して良かったねえ
サーやん~センターポジションに位置する蘭ちゃん役。
鬼音キングを手初めに膨大なるバンドに所属の超が付くほどの売れっ子の人気者
岩見沢在住でそのテクニカルかつパワーあふれる歌声とパフォーマンスは折り紙付き
ルーちゃん~癒し系の存在感を誇る
上手にスタンバイ
スーちゃん役を演じています
シーちゃん~下手に位置する
ミキちゃん役
彼女も近年ヒコちゃんのいくつものプロジェクトで頭角を現してきた
アンリのカバーバンドを手初めにもう歌うのが嬉しくって仕方ないわという喜びがビンビンに伝わってくる
好感の持てるステージングにファンも激増中
この日は2バンドの掛け持ち
ヒコちゃん~最早説明不要だね
この日も主催、司会、タイムテーブルとフライヤーの作成、そして当たり前のように3バンドの掛け持ち
八面六臂の行動派
開いた口がふさがらないとはこのこと
どれだけ強靭な肉体と精神力を持っているんだい
今度機会があればゆっくりと聞きたいところ
見るからに鮮やかなブルーのボディカラーのポール・ルード・スミス
ローズ指板
ハンチングとペンダントがポイント
堀川くん~キーボードの魔術師
2段構えで椅子に座っての渋いプレイを展開
上のヤマハは音源提供のみでの使用
メインは下段のKORG KROSS
本人に聞いたらば「これはアキちゃんと同じですよ
自分のはグレーで彼女のは黒です」
マサはSTAのライブを終えてボーカル用のシュアーワイヤレスを引き上げに向かいコンセントを抜いたらちょうど彼が電源の差込口を探していたようでナイスなタイミングでお互いに笑った!((´∀`))
眼鏡姿の荒井さん~いぶし銀の心優しきベテラン・ベーシスト
愛器フェンダーのジャズベースを使用
ナチュラルのボディカラー
メイプル指板
彼も多方面で活躍中
実はここだけの話、大のキャンディーズ・マニア
相当のうるさ型でこだわりもあるそうですよ
そのお気持ちは痛いほどにわかります((´∀`))
眼鏡姿のマミちゃん~男顔負けなスティックワークで叩き出す器用この上ないドラミングは定評があります
~そしてもう一人のギタリストは~ある意味においてはメンバー中一番ド派手なスパンコール・エレキダくん。
ネットで購入したという銀色のスパンコール衣装がまぶしいくらいに輝いている。
その詳細のレポートも以前に書いていますが(小樽・ゴールドストーン)、3種類のキラキラ衣装を所持しているのだとか・・・・((´∀`*))。
さり気なく飾り付けられた、黒いメッシュのテンガロンハットも着用。
エレキダくん使用のギターはトレードマークともいえるフェンダー・ストラトキャスター3シングルピックアップ。
3トーン・サンバーストボディカラー、ローズ指板仕様。
ちなみにマサとは、居住地がなんまら近いのだ。
・・・・という鉄壁なる布陣

この後に登場する吉田拓郎のカバーバンドもそうだったからてっきりと「ホーン・スペクトラム」風にホーンセクションも在籍していると思った
その件をヒコちゃんに尋ねたら「管楽器プレイヤーがいないのさあ。
特にトロンボーンが・・・」とのこと
STAもそれでずっと頭を抱えてきているからもう問うのをやめた・・・((´∀`))
管楽器だからといって誰でもいいというわけでもないしね
テクはもちろんコンビネーションや人間性やルックス、アンサンブルも重要

エレキダ君曰く「単発の企画で始まったバンドなのにヒコちゃんはかなり気に入ったようで次は屋外ライブにも出演しようかあ・・・と言い出している」とさ
予定はコロコロと変わるもの
好感触だったんだね
手応えもバッチリ
これっきりだなんてもったいよん
良い方向に動くことは大歓迎さ
大体にして1回きりで消滅だなんて荒井さんがガッカリしちゃうでしょうよ((´∀`))
もっと練りこみをかければよりノリノリでバカ受けすることは間違いない

何をかくそう私はキャンディーズがデビューしたときからの熱烈ファンなのです
シングル曲はすべて網羅しています
3人共に滅茶苦茶に綺麗で可愛らしかった
歌もうまかった
スタイルも性格もよかった
演技もコミカルなギャグも絶妙だった
スーちゃんの葬儀生中継を見て初めてテレビの前でタレントの死に大号泣した男・・・・・・
だから思い入れもヒトシオなのだ。

バンドの入れ替えと、セッティングには15分もの持ち時間が設けられているので十分に余裕があります。

サウンドチェックも無事に終えて準備万端整いました。
前置きが長くなっちゃった
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持してLOLLY POP華麗なるショーの幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役も務めているヒコちゃんがステージ上でギターを手に盛大なるアナウンスを自ら告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

いきなりオープニングナンバーは「年下の男の子」
幕開けから超絶にご機嫌な波状攻撃を開始
これって反則技
だってキャンディーズがブレイクした曲
これを惜しげもなくトップに持ってくるかい
情け容赦なき采配でエネルギーも全開
1975年2月21日に発売された5枚目のシングル
同名のアルバム5曲目に収録
週間オリコンチャートでは最高ランキング9位を記録
売り上げは累計50万枚
この曲で第26回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした
当時、この曲で初めてリードを歌う蘭ちゃんに密かに胸をときめかせていましたを(それまではずっとスーちゃんだった
彼女も健康的で魅力一杯だよ
「蘭お姉さんが俺のために歌ってくれている」
何という愚かな野郎ども・・・・
日本中に膨大にいたはずさ
だからこそ大ヒットしたんだ
各3人にご本家のキャンディーズが降臨したかのよう
熱烈なる声援があちこちから飛び交う
甘くほろ苦い青春時代がよみがえる名曲

何故だかMCも兼任する伊達男のヒコちゃん
「はい、どうもです
今の曲は年上の女(ひと)でした・・・
あれ!?違った?
これじゃあ演歌のタイトルだね
一見、かしまし娘のコピーバンドみたいだねえ」
この日のヒコちゃんはいつも以上の饒舌だ・・・・かな((´∀`))
やはり例のゴタゴタ事件があったからあらゆる気持ちが爆発して噴出しているんだろうなあ
ドンドン好き勝手に暴れてくれい
一人で突っ込みとボケをぶちかます
まあ、これも大きな楽しみの一つ
「本当はキャンデーズコピバンですよ
デーというのが昭和の発音だなあ
バッチリといきますよ
よろしくね
次の曲は・・・優しい悪魔」
「おおお!!」とどよめく往年の若者たち
グッと雰囲気を変えて軽快なるマミちゃんによる巧みなリムショットがイントロ
リズムセクションの絡みが神々しい
1977年3月1日に発売された13枚目のシングル
同名のアルバム1曲目に収録
喜多條忠:作詞
吉田拓郎:作曲
オリコンチャートでは最高ランキング4位を記録
それまでの清楚なイメージを一新、大胆なデビルサインを含めた斬新な振り付けによる「大人化計画」で話題騒然だった
文句なしに強烈だったなあ
楽曲提供者の拓郎自身もそのクオリティに自画自賛していたらしい
(セルフカバーもしている)
60年代のアメリカンポップスのリズム&ブルースからきているメロディラインも素晴らしい
政治家の石破茂氏も「音楽的に完成度が一番高い」と絶賛
ベストソングに挙げられる機会も多く
キャンディーズ自身も代表曲と話している
シングル売り上げは累計52万枚
この曲は音域の広い難曲でもある
歌の上手いキャンディーズもかなりレコーディングには苦戦したらしい
サビとエンディングでは3声和音、それ以外はソロ、ユニゾン、2声和音とバラエティに富む歌唱
(ウィキペディアより引用)
ロリポップの3人娘も頑張っての熱演、熱唱
練習の成果が花開いていた
努力は決して裏切らない
ステージの悪魔も優しく手を差し伸べてくれたね

一部ポジションチェンジをして間髪入れずにムーディーなる「哀愁のシンフォニー」
3曲目あたりでバンドサイドもリラックスしてきたのか程よく体も温まり肩の力も抜けてきた感じ
ロマンチックなサウンドに笑みもこぼれてくる
和気藹々な空気感が漂ってきてノリノリ
1976年11月21日に発売された12枚目のシングル
アルバム「やさしい悪魔」の3曲目に収録
なかにし礼:作詞
三木たかし:作曲
オリコン週間チャートでは最高ランキング12位を記録
シングル売り上げは累計35万枚
ここでも3声和音、他はソロ、ユニゾン、3声和音と凝った作り。
アイドル路線からアダルト路線のバラードへの移行を狙ったのがこれ
格調高いタイトルもサンタナの「哀愁のヨーロッパ」から
洋楽好きなミキちゃんが嬉しかっただろうなあ
ロリポップの3人はどちらかといったらこのタイプのほうがお手のものでしょう
愁いを含んだ表情も最高に素敵
ちょっぴりと切ない歌詞のストーリー展開といい、いかにも重厚なアレンジは王道の歌謡曲といった仕上がり
低く始まって途中短いパッセージを経ての転調
合いの手と興味深い掛け合いで盛り上がる
見事な「ダバダー」のスキャットも芸が細かい
めくるめく堀川くんによるストリングスや間奏のシンプルなピアノもいい仕事をしていますなあ
緩急のは激しさを更に引き立たせている
ツインギターの特性もフル稼働を図る
ドライブして煽るところなんかは特にね
個人的にはナチュラルなギターのカッコいい刻みが印象に残る
裏でもカッティングが肝
コーラスパート、バックのフレーズも様々な音がギュー詰めで効果てきめん
最後のパート、ミキちゃんの豊かで伸びやかなる声にも注目が集まる
「揺れる淡い乙女心」とでも言いましょうか
思わず紙テープを投げ入れたくなった


再びボーカルのポジションチェンジ
「ちょいお時間をください
気持ちの整理をしたいのですよ
もう少しお待ちください
済みません・・・・・・((´∀`))
ここにキャンディーズ博士がいるんですよ
(と荒井さんを紹介)
一生懸命にキャンディーズを伝播しています
とってもタメになるよ
今日のため必死に練習をしたもんね
前を向いて楽譜を見て踊ってコーラスもやって・・・
良かったね、キャンディーズをできて
長生きはするもんだ
4曲目は言わずと知れた・・・・ハートのエースが出てこない」
1975年12月5日に発売された8枚目のシングル
アルバム「春一番」7曲目に収録
森田公一:作曲
オリコン週間チャートでは最高ランキング11位を記録
シングル売り上げは累計33万枚
ここでもソロ、ユニゾン、2声和音、3声和音という説得力ある構成
歌いがいのある曲だねえ
キャンディーズの曲ってよくよく聞きこんでみると目まぐるしいくらいにバリエーション豊富だ
多少は強敵の後輩ピンクレディを意識していたのかも
まあどうであれ温故知新の感覚に酔いしれてみるというのも一興
即座に古き良き昭和へとタイムスリップさせてくれる

「ありがとうございます
今日は全部で6曲やります
緊張しています
外は雨・・・?雪混じりかな・・・・?
オールライト
いきますよ
今時期にピッタリな曲
春の歌で・・・・春一番!!」
1976年3月1日に発売された9枚目のシングル
売り上げは累計50万枚
4枚目のオリジナル・アルバム「年下の男の子」1曲目に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位を記録
正に全盛期だねえ
傑作は永遠に不滅なのさ
意外にも純粋なブルースロック形式にのっとった画期的な素養を擁している曲調と評される
当時としては異常なくらいにハイテンポだしね
それは私も思ったくらいのスピード
違和感はなかったけれども・・・。
単純な循環コードの進行、切れ味鋭いサイドギターにのって、ヒコちゃんによるアグレッシブなアドリブのギターソロが唸る
それをよく知っているオーディエンス熱狂のリアクションも良好
痒いところに手の届く火花散る圧倒的な状況で一体化だ
終盤のビートはスタックス・ソウルを連想する斬新なテイスト
複雑なシンコペーションを持ったバス・ドラムを含むパターンが基本
そのアクセントをしっかりと飲み込んで自分たちのモノにしてスムーズに表現ロリポップのチャーミングなレディ達は惚れ惚れするほど
グッとこらえたユニゾンで押し通し最後に3人がステップを踏みながら大胆にハモることで3色の花が一斉に開花したかのような感覚が味わえる
テンションもマックスで疾走
レッドゾーンもとうに振り切れちゃった
脳天のヒューズもスパーク
一緒にウキウキとハッピーに口ずさんじゃったわい
ちなみにサビ歌の途中から頭の中でディープ・パープル「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフへと上書きされてしまうと言っている人もいるそうだ

「次で最後です
もうアッという間ですね
ここでメンバーの紹介などをしてみようかな」
ヒコちゃんが懇切丁寧に一人一人を指さして猛アピール
仲の良さがホノボノとこっちに伝わってくる
時折ぶち込んでくるギャグは彼ならではのご愛敬
「ルーちゃん、たまにビールを飲んでます
若手のシーちゃん
キーボードの堀川さんは練習用に音源までとってくれて助かっています
ベースのサンジさんはキャンディーズのことならばどんなことでも知っています
ドラムのマミさんはスーちゃん役で歌も担当できるのです
キラキラスパンコールのエレキダくんは目立って何ぼの世界観を地でいってます」
「ギターは・・・・」
「福山雅治です((´∀`))」
「この曲が終わったら普通の女の子に戻ります」
またもやボーカルのポジションをチェンジ
「ぼくらも普通の男の子に戻ります
今日は色々とありがとうございました
・・・・・微笑みがえし」
不覚にもウルウルと鋼の涙腺が崩壊しちゃった
1978年2月25日にリリースされたラストシングル
売り上げは累計で100万枚
アルバム「キャンディーズ・ファイナル・カーニバル・プラス・ワン」に収録
作詞は阿木燿子このタイトルは造語
オリコン週間チャートでは堂々の1位を獲得
これは最初で最後のこと
伝説を樹立した瞬間
歌詞にはシングル曲のタイトルが随所に入れられている。
振り付けもそれまでのものがモチーフ的に登場している
総集編的な色合いも濃厚
だからからなのか何度聞いても感傷的になっちゃうのさ
爽快な明日への希望に満ちている
長調の曲でサビは3声和音と2声和音、それ以外はユニゾン、の歌唱でありソロがない。
3番の歌詞部分でそれぞれ位置を交代しての歌唱が三者三様絵になるなあ
最早最上級アートの領域に踏み込んでいる
ザッツ・エンターティメントの極み
1番の数字の数え方がワンツースリーなのはがアメリカンなウキウキとしたリズムだから
2番がイチニサンなのはオリエンタルなジッとした様子
3番のアンドウトロワはフランスの静寂さを醸し出している
これしかないという勢いにのって余力を振り絞っての熱唱。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜてアドレナリンが噴出する。
エレキダくんはフロントセンターまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
滑らかなフィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
堀川くんが奏でる遠慮なきホンキ―・トンク調ピアノ連打は、ジェリー・リー・ルイスに対するオマージュか・・・・。
荒井さんもただただひたすらに、ヘヴィーなボトムラインでグイグイと迫りまくる自己主張。
とどめはダメ押しとばかりに、マミ嬢は冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ちでトドメを刺す。
爆音が炸裂しての大団円!!
無事にフィナーレを飾った

ヒコちゃんが締め括りのアナウンス

「愉快痛快なる子芝居も堪能しちゃいました
本物のキャンディーズは残念ながらとうに解散してしまいましたがロリポップはこれからも暴れ続けていってもらいましょうよ」

****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と笑顔いっぱい。((´∀`*))
アイドルバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」








































































スーパーベーシストのTMスティーブンスを偲んで

2024-03-20 16:00:48 | free form space
ヘヴイメタルファンクベーシストの代表格TMスティーブンスを偲んで…
爆音を轟かせて派手に暴れまくる個性的なバカテクは申し分ない
あの一種独特なグルーヴはやはり血の違いなのかなあと痛感した次第
スティーブイーサラスカラーコードの来日公演は残念ながらミソがつきましたがTM主役では一切遠慮なく弾きまくり放題
こうでなくっちゃねー♪!

VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(PROLOGUE)

2024-03-19 17:27:16 | free form space



はい、さてさて皆さま、その後いかがお過ごしでしょうか
3月の半ばにさしかかり少しずつではありますが気温のほうも過ごしやすくなってきましたね
残雪はまだあちこちにしつこく残ってはいますが・・・

雪解けが進んであちこちに水たまりやシャーベット状の汚らしい雪がグシャグシャに広がってはいますがわたしけっこうこの状況嫌いではありません
だってもうすぐ春がくるという合図でしょうが!!
気分もワクワクとときめいてきちゃいます
どれほどこれを待ち焦がれていたか
そんなわけでして今月も我らが北国唯一無二のブラスロックバンド
SAPPORO TRANSIT AUTHORITYはライブに出演してきましたよ。
もう何十年もライブ活動を行ってきました
そうすると中にはいろいろなトラブルや忘れられない強烈な出来事も数えきれないほど
ちょっと前のコロナなんてその筆頭にあげられますね
でも今回も信じられない事態に陥っちゃいました
これ北海道ライブバンドの歴史にも残っちゃうくらいの大事件でした
詳細を述べるのは遠慮させてもらいますが決してわすれられない内容
激動の2日間・・・・。
まあそんなことも含めていつものように景気よくライブレポートの開始とまいりましょうか。

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

まずは事の経緯を簡単に。
ここのライブ告知欄や各フェイスブック、STAライン等で数か月前からお知らせしていたとおり
本来は去年オープンした東雁来のライブハウス「ルアレルヴァ」であの名物男でお馴染みヒコちゃん企画「フレンズライブ」がいつものように開催予定でした。
出演もジャンル様々に10バンドが集結
各自が本番に向けて熱心にセットリストを組みスタジオリハに汗した模様
テクニックに磨きをかけコーラスも調整、事細かな振り付けやらMCの流れやオチも決める。
衣装に対するこだわりも強いでしょう
またアクションやら隠し玉も含めて。
けっこう初見のバンドも多く密かに楽しみにしていました
当日に向けてカウント段階へ・・・・。
気分はもうライブに対する情熱でメラメラ。
ところが2日前にトンデモないことが起こった。
各方面がパニックに。
どうしよう・・???!!
一体全体何事だ!!??
収拾がつかいないほどにドンドンと拡散
これ時に流れで自然と落ち着くとは思うし発端も真実も明るみになることでしょう。
とりあえずはいくつかの専門家筋にアドバイスに従い泣く泣くライブは延期することに決定
ショッキングなことだ
SNSというものがいかに恐ろしいものか痛感した次第
ただ当事者でもない外野席の者が真意を把握してもいないのに一方的報道だけをうのみにぎゃあぎゃあわめきたてるという行為はいかがなものか。
後々責任とれるのかい。
ほとんどのバンドマンやミュージシャンやファンがルアレルヴァの再開を望んでいます
応援していますよ
だってあんな夢のような素晴らしいスペースだよ
機材、照明、ステージ、楽屋と申し分なし
もちろんオーナーやスタッフ達も素敵だ
しばらくの辛抱だな
ある程度の時間が経過したらリフレッシュだ

私、実は初期の段階から情勢は知っていた
何の力にもなれないんだけれどもロッカーのはしくれとしては黙っておれん
一旦、延期の連絡が入った直後、主催者へ「せっかく10バンド集まったんだからどこかでライブはできないかなあ」
そこからのヒコちゃんの行動が驚異的だった
スターライトに交渉、決定、準備、打ち合わせ、各方面への連絡、そしてな、な、何と今回ばかりはないと思っていたフライヤーまで制作。
それが完成したのが当日になった深夜1時だ!(しかも1回作り直し)
前日の午後2時頃から行動
ライブ手配最短記録を樹立
ギネス級だね、マジに
これもひとえにヒコちゃんの行動力と人望に尽きる
賞賛の嵐
いよっ、ヒコちゃんだ!
女性陣も「この日くらいヒコちゃんがイケメンに見えたことはなかった」とのこと
本人曰く「福山雅治に見えた!?」
これ最近の彼がよく口癖のように言う
真面目な話、本人は「皆に迷惑をかけてしまい申し訳ない。
全ては自分の責任だ」とまで言い切った
誰一人そんなことは思っていないよ
心底感謝しかない
それは全員の気持ち
よほど神経をすり減らしたことでしょう
この日のヒコちゃんはいつもの数倍はかっとんでいたもんなあ
ご苦労様でした
次々と暖かい言葉をかけられて不覚にもヒコちゃんは鋼の涙腺が崩壊したそうだ
サングラスをしていたからばれなかったそうだけど・・・。

もちろんスターライトのオーナー、ジュンペイちゃんも男をあげた
いきなりのことなのに快諾
時間や料金調整も申し分なし
この無茶苦茶な騒動が吹き荒れた際「もしかしたら話がくるだろう」と踏んでいたらしい
さすがだねえ
冴えている
結局、二転三転しての末に急な変更だったものだから10バンド全部は無理だったようで6バンドに収まった
STAはメンバーがもともとの時間でスケジューリングしていたのでそれで希望を出していた
でトップに位置することになった
珍しいよなあ・・・これって((´∀`))

スターライトは2022年6月の同じくフレンズ・ライブ以来。
懐かしい。
もうねえ、落ち着かない時間を過ごしましたよ。
一旦かたずけてしまったものを再度引っ張り出し、仕切り直し。
心機一転乗り込むことに。
天候も穏やか。
今頃、皆も同じなんだろうなあ、と思いつつ。
新しいライブの告知も皆が頑張って拡散
ある意味では一気に注目の的になったんではないかい((´∀`))
やれるだけのことはやった
面白いことに妙な一体感も芽生えだしたね
普段は顔見知り同士のミュージシャン達だけどこれを機会にグッと距離が縮まった
やっぱり同じ目標の音楽、ライブを目指しているんだから共感するのも早い

前置きが長くなってしまった
ここから本編だ
もうすっかりと世の中は春爛漫!
でもやっぱり深夜になると気温が急激に低下してストーブが必要になる。
実家の水道では指先が冷たさでピリピリと痺れてきちゃう・・・。
さすがに北海道だね。
それでも時折は陽気に誘われたりしてご機嫌。

当日は快晴で心ハレバレさ。
雨降って地固まる
以前スターライトのライブ話は度々あったにも関わらず、直前になるとコロナ騒動でお流れになってばかりいたのさ。
あれは腹立たしいことだったよ。
今回も別件で多少の危惧はあったのですが、なんとかかんとか無事に当日を迎えることができました。
なにはともあれ、めでたしめでたしだ。
北24条界隈でのSTAライブは「桃太郎」「サンプラザ」以来。
「マーキー」での話も彦ちゃんからきたけれども、メンバーが集まらなくて辞退した経緯あり。

で、ここ「スターライト」
まだ4,5年前にオープンしたばかりさ。
以前はカラオケやダンスホールだった場所らしく、音響効果や広さ、作りは抜群。
elevatorの3階で純平店長ともやっと対面できご挨拶を交わせてホッとしたよ。
ここは最近、機材も一新して更なるクオリティアップに尽力。
照明やらスモークやらのステージ効果もふんだんに導入だ。
北24条のド真ん中に位置していて地下鉄駅からも歩いてすぐ。
最高のシチュエーション。
厄介な問題も山積みだったけど無事に解決。
もうこうなったらプレイに専念するのみだね。

3度目のスターライト
最初は2022年5月15日(日)マサ独占企画の「リブレーション」が炸裂した。
54回目だったさ。
翌月は例のヒコちゃん企画「フレンズ」でパープル・ブリンガーで登場した
心強き仲間たちの結束力よ。
事前にマサからタイムテーブルや編成表などの書類を逐一、純平くんに送付。
おかげで円滑に進行できたよ。
助かったね。
近所の有料パーキングはファニーに聞いていたところへ無事に納車。
午後3時頃に現場へ到着。
ビルの3階に一番ノリさ。
でもすぐに続々と対バンのミュージシャン達も駆けつけてきた。
懐かしき顔、顔・・・。
皆、相変わらず元気一杯。
純平さんが3時半にやってきて全員入場。
一気に賑やかになってきたよ。
STAマサはライブのトップだから
そのまま、ステージや機材のチェック。

会場のBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
グッと雰囲気がでてきた。

そして2週にわたってアッキーがDJをつとめるインターネットラジオ夢の種の番組「マシェリDEライン」にマサがゲスト出演
思いっきりライブ告知をぶちかまし(会場は変更しちゃったけど)、ロック体験や我がバンド遍歴という内容でマシンガントーク。
マニアックな話題で音楽番組に宣戦布告しちゃったさ。
そのおかげなのか、イベント中は最初から最後まで一切だれることもなくノリノリな空気で網羅されていました。
ありがたいことだ。


午後4時からはトップに出演するSTAのサウンドチェック。
マサはビデオカメラの設置。
ワイヤレス2機の確認。
ステージ上に備え付けられたアンプや楽器のメモ。
その他もろもろの雑用に追われているうち、アッという間に開場時間が訪れました。
入口からエレベーター前のフロア付近まで、すでにお客さんたちが並んでいるではないか。
この日は正直なところあちこちで大きなライブが開催されているので動員のほうはどうかなあ・・・
認知度も難しいところだしなあ、と思っていたんだけどそれは取り越し苦労でした

午後4時半に開場

全6バンド。
ジャンルは被ることもなく、それぞれが個性的でテクニカル。
どいつもこいつもゴージャスで華やかだよ。
時には超絶技巧に釘付け、時には大爆笑。
大したトラブルもなく大団円でした。
(多少押し気味だったけど、純平くんが「時間のことは気にしないでいいですよ」と優しい言葉をかけてくれました。
感動的だよね。
ちょっと遅れ気味になっただけでうるさいところもあるからなあ・・・。
太っ腹だ。
今後ともご贔屓にしちゃおうよ)
飲食(食べ物持ち込み自由!)、ダンスに手拍子、一緒に自前の道具を使って振付けをこなすなど各自がハッピーモード全開。

対バン達は皆気心の知れた奴らばかり。
どのバンドのメンバーらも最初から最後まで残っていてくれたよ。
マンベンなく席は埋まっていたもん。

八面六臂の功労者ヒコちゃん、イカした対バン達、プロフェッショナルな捌きも鮮やかな純平ちゃんやスタッフの方々、そして絶えず声援を送り続けてくれたオーディエンス・・・・・
very special thanksだ!🤠🎶
気がついたら白熱プレイで風邪もぶっ飛んでしまったわい😆
心地良い疲労感に浸ってみるというのも乙なもの

****今回のアカデミー賞
改めていくら文明の力が進歩しようと原始の時代から今も尚愚かな戦争が無くならない理由がよく理解できたよ****

4時45分からライブはスタートです。
腹ごしらえも済ませて
ヒコちゃんが純平くんから借り受けたカラオケ用のワイヤレスマイクで後方より司会進行。

それでは毎度好評正真正銘のライブ・レポートに堂々と突入だ!!
( `・∀・´)ノヨロシク!!!
















































blood sweat&tears

2024-03-17 00:11:46 | free form space
70年代を代表する大手レコード会社CBSの洋楽部門は所属バンドの頭文字をレーベルアルファベットに当てはめビッグ3を強力に売り出し大当たり🎯
それがchicago、blood sweat&tears  、SANTANAだ!
めちゃくちゃに人気あったなあ
売れたなあ
正にニューロックの夜明けだ

この中で残念ながらBS&Tだけは既に過去の扱い枠だけどマイペースで今も現役
とっくにオリメンはいませんが…
ジョニーキャッシュのアルバムから名付けられた「血と汗と涙」
文句無しにカッコイイバンド名

新しいジャンルのブラスロックでChicagoとは火花散るライバルとして何かと並び称されていた
Chicagoが若者の代表格のようなロック寄りだったのに対してBS&TはよりJAZZテイストが豊富でちょっとマニアック

当時はとにかくミュージシャン界隈からも注目されていた
デビュー作ではアルクーパー、ランディブレッカーらが在籍していたけど
セールス的に失敗に終わったバンドは新たにルーソロフ、デビッドクレイトントーマスを迎える
そしてセカンドアルバムのプロデューサーにはChicagoを育て上げたジェームズWガルシオが担当
彼はデビュー作のプロデューサー依頼をChicagoの為に断っている
兎にも角にもこのセカンドアルバムはBS&Tとして、ブラスロックとしても、ロックの歴史上永遠に光輝く大傑作!
No.1を記録してヒット曲も連発
グラミー賞も受賞
初来日公演も話題騒然
この頃がピークだったんだけど
この後はメンバーの脱退や出戻りを繰り返しつつも継続
しかし間違いなく音楽界に与えた影響は絶大 
あまり知られてはいないけど日本歌謡曲なんかにもその痕跡は沢山ある
 
BS&Tは遂に来札してくれなかったけど
ルーソロフはデビッドマシューズらと何度も北海道に来てくれました。

BS&T初期のメンバーらはインテリが多く実力派ドラマーのボビーコロンビーはCBSのプロデューサーとしても活躍
あのジャコパスの名盤と誉れ高いファーストソロのプロデューサーも請け負っている
その後はCBSの社長にまで昇格したしね