goo blog サービス終了のお知らせ 

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

Char Bogert Appice LIVE (CD)

2018-01-14 21:04:07 | free form space

日本が世界に誇るスーパーギターヒーロー、チャーによる夢のようなロックトライアングル「CBA」
再結成パールがテレビ出演した際、ゲスト参加したチャーとカーマインは「迷信」をプレイ。それが縁でこれまた再結成来日したバニラファッジのライブにて、チャーが再び「迷信」で合流。たちまちティムとも意気投合したチャーがCBA結成へと動きます。
ロック史上最高のトリオバンドBBAに引っ掛けてのバンド名。つまりジェフベックのポジションをチャーが担当する…わけでもなく、バニラファッジ、チャーのレパートリーにBBAも組み入れてのミニツアーとなりました(BBAの未発表曲まで披露)。
日本のジェフベック!とチャーはよく言われますが、よくよく聴いてみると、若干の違いはありますよね。チャーは安定したテクニックがかっこいい器用な天才ギタリストで、しかもボーカルまでこなしちゃう。コンポーザーとしても一流。
かたや、ジェフベックはといえば、全く予期しない角度から突拍子もないサウンドでいきなり鋭く切り込んでくるギタリスト。しかも時にはアバンギャルドな音やら奏法まで交えて。
ベックは指弾き。スライドバーも多用するし、昔はボイスモジュレーターやギターシンセなんかもこなしていたし。いずれにしてもチャーがジェフから多大なる受けているのは事実だけど。
話を戻してCBA。
結局はこの音の悪いライブCD一枚で終わりました。テレビ生中継や、別会場でのライブ映像なんかも放映されたけど、DVD発表なし。ライブ盤も2枚組みでもよかったのでは…!
まあ、昔取った杵柄とは良く言ったもので、さすがロック界最高のリズムセクションだけあって分厚く重いアンサンブルは貫禄充分。3人共に歌えるのも強み。
チャーも安定感抜群なプレイで対等に渡り合っています。
ところがです!事件は神戸チキンジョージで勃発!
これは有名な話ですが、JL&Cの代表的な「ドライブミーナッツ」のイントロでトラブルは起こりました。
演奏や曲やバンドを舐めていて進行を把握していなかったカーマインがトチるのです!
ブチ切れたチャーはアンプを蹴り倒して引っ込んでしまいました!
なんとかティムがとりなして事なきを得てライブは再開!
このバンドの名前を聞くたびに(まあ滅多にない事だけど)必ずこのほろ苦いアクシデントが頭をかすめます。
私は1981年ピンククラウドの品川プリンスでのライブで、チャーがあまりにも周りをうろちょろしてプレイの邪魔になるカメラマンに「もっと離れて!」と指で指示してもやめず、ついに怒り爆発してギターのボディをソロ弾きながらカメラに何度も叩きつけたシーンを目撃しました。そのノイズまでもがフレーズの効果音になってて素晴らしかった。曲終了後もMCで、かなりチャーは怒ってましたね。オーディエンスも当然盛り上がってました。
チャーはその後、ジャックブルース、サイモンカークと奇跡のトリオライブを武道館で敢行!…の予定が直前になってジャックブルースの癌手術で幻となりました(伝説と化したクリーム、フリー、バッドカンパニーのメンバー)ジャックはすでに故人ですから叶わないユニットとなり、ひじょうに残念です。
一方、カーマインアピスは商売上手な人。
リックデリンジャーと組んだDBAも実現させています。
他にもバーガスというギタリストとも組んでいますね。豊富な人脈あったればこそ。
チャーとジェフベック共通の友人ジムコープリー(故人。信頼厚き職人ドラマー)がジェフにCBAのことを伝えると「よくチャーはあの2人とやってるなあ」と言ってたらしいです。ジェフさん、あなた人のことは言えないでしょう^_^!
因みにBBA未発表曲をCBAで演奏する許可をカーマインがジェフに求めると「それも面白い!」と言ってくれたのだとか。
カーマインとジェフは今も交友関係にあります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PASS (chicago) | トップ | slingerland(danny seraphin... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

free form space」カテゴリの最新記事