THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,212 FEEL SO GOOD ~LIVE IN CUBEGARDEN(THE ABE'NGERS編)

2024-05-27 20:32:47 | Live Set List


****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****



早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

長丁場のライブイベントです
ジャンルも様々、ゴージャスに全10バンドだ
前半戦を終えてここで一旦休憩45分
多少押し気味で進行しています
ここぞとばかりに各自はあちこちで談笑
旧交を温めあっています
久しぶりやはじめましてと和気藹々のムード
後半戦へと突入する前にそろそろ会場もヒートアップ気味

お次に控えしは・・・・・
6、「ABE'NGERS」
18:15~18:45

はい!
さてさて、皆さま、いよいよ「FEEL SO GOOD」の方も佳境に差し掛かってきた。
会場内の席は常にびっしりと満員御礼状態で熱気もムンムンだ。

このバンドは良く知っているよん!((´∀`*))
コロナ以前にはSTA企画ライブ「リブレーションHOT TIME」にも出演してくれたしね(調べてみたら2019年12月15日のクリスマス・スペシャルが最初だった・・・懐かしいなあ・・・6番目に出演してくれたんだなあ!)。
その後も多少のメンバー変動しつつも、アクティブにマイペースで活動中。
STAとは去年の4月16日に岩見沢ストロベリージャングルで対バンして以来だ(あれは、麗しの涼子ちゃんが企画したライブだった)
ジャンルは洋楽のロックが中心。
骨太の全6曲を披露。
往年の70、80、90年代の洋楽スタンダード・ロックを思う存分に披露してくれました。
本番ギリギリまでセットリストに関しては、相当にこだわりぬいて決定したようですよ。
力の入れ具合がハンパではないね。
美味しいところどり満載で、最初からラストソングに至るまでエネルギー全開でノリノリのパフォーマンス。

「皆さんの知っている曲しかやりませんからご安心ください!」((´∀`*))

写真からもお判りのとおり、妖艶なるギターのミノリーはBOΦWG、ブラックリスト他でも大活躍中の人気者で引っ張りだこ。

編成は、個性的なる5人組。

メンバーの紹介をば・・・・・・
ボーカルはMR,JON
(ジョナサン・ジェフリー・コンスタンチン)
以前に見た時には星条旗柄の靴が、なんまらカッコよく似合っていた。
スキンヘッドにサングラス、と一見強面姿なんだけど、普段は愉快痛快なジェントルマン。
(髭はさっぱりと剃っちゃったんだね)

ギター&コーラスはMINORYくん
(愛器フェンダーストラトキャスター、ラージヘッド、3トーン・サンヴァーストのボディカラー、メイプル指板。
ストラップも布製のフェンダー黒を着用。
ワイヤレスも使用)
札幌から旭川に移動となっても積極的にライブ活動は怠らず、それどころか益々本数が増えていないかいな!!??・・・((´∀`))
ただただ脱帽・・・・。

ベース&コーラスは去年加入した超絶イケメンのコーヘイくん。
ようこそ!
(目にも鮮やかなブルーのボディカラー・ベース。
ローズ指板。
これって、もしかしたらレッチリのフリー・モデル!!??と本人に確認したら、な、なん、なんと完全なる受注製品とのことだ。
つまりこの世に1本しか存在しないもの
おおお!!
ポジション・マークが青くピカピカと光るオシャレな機能も備えている。
彼もワイヤレスを使用。
サングラスが1ポイントのナイスガイ)
彼はマサ&アッキーと結成したパープル・ブリンガーのメンバー岡ちゃん&シンちゃんと共に「僕のグラフィティー」にも参加中(ボーカルはマオくん、キーボードはこれまたマサとは旧知の中ミサト嬢!)
音楽界なんて結局は狭い世界だよね((´∀`))
この日、2階席でコーヘイくんがビデオカメラを設置中、初めてじっくりと会話を交わした
それはお互いのライブ前後にわたってね
そこから一気に親密な中となり盛り上がったよ
音楽観、ライブ評、楽器評、焼肉会(((´∀`))・・・・などなどね
ずっと地方に勤務していたんだけど、今は札幌に戻ってきたからフットワークも軽くなったというわけ
胸の内にメラメラと燃え滾る情熱は絶大さ

ドラム&コーラスはリーダーのABEくん!!
この日は「KISS」の黒Tシャツをオシャレに着こなしていたよ
彼のもう一つの顔は薄野のはずれにある焼き鳥店「あぶりあぶり」のオーナー!
ここ美味しくってリーズナブルだと話題沸騰だ
バンドマンたちの打ち上げにもよく利用されている
すみません・・・・宣伝して・・・(´∀`*))

数年前までは、ロシア人のキーボード奏者も在籍していたんだけど・・・・・・脱退・・・・・。
現在は紅一点のトモちゃんが担当(ローランドの07を使用)
そうですよ・・・・妖艶なるあの彼女だ
元ベリージャムやスナッキーズを経てベリージャムで元気いっぱい男顔負けに気を吐いています
正にキーボードの美魔女
コーラスも兼任

もうこうなったら、白熱したワイルドなサウンドを展開していきしょう!!

この非常にかっこいいバンド名は企画発起人のアベくんの名をもじって、ちょうどその時にヒットしていた映画から拝借で「アベンジャーズ」
だからABEのみ大文字スペルで「ABEngers」表記なのだ。
でも、それ以外には大した深い意味はないとのこと(笑)
フィーリングでの命名。
なるほど、ロックっぽくて、中々にいいんでないかいな。

そして、全員が胸に星条旗と日の丸が合体したバンド・ロゴ・デザインの赤OR黒Tシャツ姿。
背中には各メンバーの愛称入り。
(トモちゃんのみ目にも鮮やかなる赤いワンピース姿。
これがとってもお似合い)
センスの良さが伺える。
但しギターのミノリー君のみ、それ+艶やかなるレディース・ファッションで決めていました。
金髪のロンゲをなびかせ、見栄えも抜群に自己主張。
つまりはステージの下手&上手にセクシーなメンバー陣取っているという塩梅

で、なんでこの国旗合体シャツなのかといいますと、ボーカルのジョンくんはアメリカ人なのですよ。(フィラデルフィア出身!)
JONのスペルに「H」は入らないジョンくん(ジョナサン)。
日本語はほとんど話せないイタリア系(お父さんが)なんだそうです。
近年はニセコのバックアップ・バンドのように海外のメンバーを擁するバンドが増えてきたよね。
ワールドワイドな展開は喜ばしい限りだ。

マサもオフの時に「ハイ!ジョナサン!!」と声をかけたら、満面の笑みでハイタッチしてくれたよ。
岩見沢で、STAのライブ中「ギミ・サム・ラヴィン」を演奏したら、めっちゃパーティー気分に浸って奥様と一緒にダンシング!!
その曲が終わった際や、後かたずけ中にも「ユーはスモール・ステーヴィー・ウインウッド!!」と言ってくれた。
嬉しいなあ。
最高の褒め言葉さ。

アッキー曰く「アベンジャーズは最も良かったはいかしたライブバンドだ」と、手放しで絶賛していたくらいだ。

ステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきていますか。
準備万端整いましたよ。
前置きが大変長くなっちゃいました。
それではそろそろ「アベンジャーズ」のライブ・レポートと参りましょうか。
心して臨め!

さあ、はじまるよ!!!!
したたかなる集団、恐るべし・・・。
((´∀`*))

ルチュ&あっこ嬢のご両人がステージ上手でマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに発する
「お待たせしました~~!
それでは、よろしくお願いいたします。!」
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

ド派手な点滅を繰り返す照明に導かれて堂々と「アベンジャーズ」がゆっくりと現れた
いよっ、待ってました
貫禄がそこかしこに漂っている
オーラが半端ない
ご存じのようにマニアックでアグレッシブな曲ばかりを用意しているので、目まぐるしく展開していきますよ。
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

BGMが徐々に小さくなり暗転。

早速、オープニングナンバーの解説からいってみよう!

「ありがとうございます!!・・・・・・・
・・・・・・・TAKE ME OUT(スコットランドのインディーロックバンド、フランツ・フェルナンドの曲)」
2004年2月9日発売1枚目のスタジオalbum「フランツ・フェルナンド」からの2枚目シングル。
同年1月12日リリース
全英シングルチャートで3位に達した
メンバー同士が合図を送りあって・・・・
アベくんの爆音フィルを目印に、ジョンはジャンプ一閃頃合いを見計らっての炸裂
静かでドラマティックなイントロのリムショットから、強引なくらいの勢いにのってはじけまくる攻防。
遠慮なしのガレージ・ロックでド派手にドラマティックな幕開け。
今この時、波状攻撃の狼煙がぶち上げられた。
王道の意地を貫き通すセットリストの一発目には、申し分なき一撃。
ミディアムテンポの硬派なえぐいアンセムだけに、文句なしな名曲で破壊力満点
ダウン・ストローク・ピッキング・ユニゾンで全員一丸となっての覚醒。
ジョンは序盤からすこぶるリラックスしているようで、大きな体でステージ狭しというくらいに元気一杯ピョンピョンと飛び跳ねながらも、これでもかあ、というほどのラップを捲くし立てている。
早くも総立ちのオーディエンスから「アンソニー!」の声援があちこちから飛びかう。
一気に観客のハートを鷲掴みにした。
コーヘイ君には、まるでボブ・ハーディーが憑依したかのよう。
ミノリーが普及のアレックス・カプラノス節搭載の最高峰なリフを掲げる。
多少緊張しているようだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの熱演ぶり。
脳天直下で一同が騒然としている。
アベくんは、尚もぶっ飛びまくりの超絶なハイテンション・マックス。
素早き華麗なるタム回しや、ブレイクのタイミングは、お見事の一語に尽きる。
なんて凄まじい疾風怒濤のビート
ジョンは念願のグルーヴ披露が叶い、嬉しくて仕方ないご様子で絶叫が止まらない。
心底、感無量のことだろう。
だからなのか、思いのたけを込めていつも以上に吠えまくる。
魂漲る野獣の咆哮とはこのこと。
ヒステリック過ぎるほどのハイトーンが、天空にまで突き抜けるほど。
メンバー達は、御本家に最高の敬意を表しているようだ。
いともあっさりとこなしちゃうんだから驚愕だ。
ミノリーのフラッシーでエモーショナルな一人掛け合いギターソロも聴き所。
ギター小僧達も、垂涎の起承転結が付いたラインが飛び出してくるから憧れちゃうね。
コーヘイくんは、指先から次々と過激かつ気品溢れるフレーズを、これでもかあというほどに紡ぎ出す。
華麗なるベースさばきも痺れるねえ。
突き刺さる大胆なグリッサンドも見ごたえあるド迫力
(多発する指先の擦り傷は名誉の負傷扱い)。
トモちゃんとの火花散りまくりな剛直ユニゾンパートも、正確無比でバッチリだ。
それにしても、素早いパッセージは大胆不敵なほど。
あらゆる遊び心と、アドリブを絡めることも忘れてはいない。
ギターソロ直後、ハイハットの刻みに追随して、フロントミュージシャンの3人も大きくコブシを振り上げる!!
スティックも力強く目一杯に振り回す。
更にジョンも負けじと、サビで左人差し指を頭上高くに掲げて、噛みつくようにコール&レスポンスの要求。
猛然ラッシュがツボにドハマりでたまらないねえ
とにもかくにも、序盤から良い意味でレッドゾーンを振り切っている。
ミノリーは、コーラスワークも節回しを交えてひたすらに頑張ったよ。
何度も前方に駆け出して、左足を手すりに載せ、仰け反るジョン。
アベくんのところにも何度も向かって行き、走り寄ったかと思えば、バスドラへ片足をのせて猛アピール。
こだわりのブーム・マイク・スタンドを使用。
それをありとあらゆる角度に動かし、豪快なる雄叫び。
まるで体の一部のように器用に操り、素早い動きでブンブンと振り回す。
これで激熱に元気補充
そして、トレードマークの満面スマイルポーズで、カメラマンたちにシャッターチャンスを与えるサービスぶり。
圧倒された観客は、金縛り状態で息を飲む。
その空気感がステージ上にまで、ビンビンと伝わってくる。
それも致し方なし。
これで、彼等のルーツの一部が垣間見えたかな。
コーヘイくんも所狭しと前後に動き回って、華麗なるアクションの連続。
(ドラムとギターの間は天井から冷風が吹いてきてなんまら気持いいさあ!)
トモちゃんとも目を合わせて、お互いに不敵な笑みを浮かべる。
アクションしまくりに、コーヘイちゃんとも背中合わせでがっぷり四つに組む。
このアグレッシブなる大股開きのごっついフォーメーション・ポーズが快感だ。
比較的若手のオーディエンス達から、より大歓迎されていたよ。
曲間で炸裂するカッティング・パートでは、曲調がガラッと変わる。
一瞬の静寂を切り裂くがごとく、メインテーマへと雪崩込み。
捲くし立てるような、リックだけでも大したものなのにねえ。
特筆すべき点は、オリジナルの肝ともいえるチョッパー奏法を、ここではコーヘイくんが器用に堂々とフリーばりにバッキンバッキン弾いて決めていたこと。
でもしっかりと跳ねまくっていて、本家顔負けなくらいにグルーブをしっかり醸し出していました。
多芸な彼は一身に注目を集めて、異彩を放つ。
アクセントとしては成功しています。
素晴らしいメンバーを獲得できたね。
本当におめでとう!
これでバンドの将来は前途洋々だ。

「え~~と・・・チューニングはいいですか!?
OH!YEAH!
そろそろバイクの季節が到来ですねえ。
1・2・1・2・3・4~!!
ボーン・トウ・ビー・ワイルド
(ステッペン・ウルフ。
1958年シングル発売。
2:41)」
熱量増幅へ追い打ちを駆けるのにはうってつけナンバー。
洋楽登竜門の決定版だ。
1968年、アルバム「ステッペンウルフ」に収録。
2番の歌詞のフレーズで初めて「ヘヴィメタル」と初めて歌われた。
これは有名な話
意外にも制作当初のアイディアではバラードを構想していたらしい
(ウィキペディアより)
最も世界中で現在もカバーされているロックの代名詞。
邦題は「ワイルドでいこう」‥‥って、もはや、そんなベタな説明なんて不要だよね。
これって、ジャンル問わずにバンド達の十八番・・・・。
必ず永遠に輝くニューシネマの金字塔「イージーライダー」のチョッパー・バイク爆走シーンが脳裏蘇る。
主役の座へ一気に躍り出てきたのは、当然スーパーギタリストのミノリー。
3コード・ギターの原点かつ教科書のような代表格。
ピッキング・ハーモニクスや、持ちうる限りのテクニックを惜しげもなくつぎ込んで、アドリブうねらせつつ硬軟のつけ方が秀逸。
・・・・何度聞いても、勉強になる面が多々あり。
ライブでもっとも重複しやすい、危険性を孕んでいる曲です・・・・(-_-;)。
まあ、そんなことは、おっぱじめちゃったら全然関係ないけど。
受けちゃえばこっちのものさ。
ジョンはブルースハープ・ソロも披露するというサーヴィスぶり。
思いの丈を込めて、はち切れんばかりに全力投球。
ジッとなんかしていられないよ。
アベ君のフィルインがジャスト・タイミングで打ち鳴らされて、全てにおいて前回見た時よりも完成度合いは軽く超越。
タイトル・コールも倍増で、よりオーディエンスにテーマを訴えかけるように強調。
ジョンもギタリストと並んでギター・ソロのポージングを。
魂の叫び・・・・・当たり前だけど、やっぱり本物の英語は一味違うよなあ・・・・。
パワフルで逞しい、男臭さが満載でご機嫌さ。
このぐらい存分に突き抜けていたら、爽快の一語に突きます。
とどめは引っ張りに引っ張った頃合いを見計らって、ジャンプ一閃でのフィニッシュ。
レッドゾーンも振り切っちゃった・・・・。
美しい光景だ。
なんてったってやっている連中が、心底ぶっ飛んでいるパンチの効いたツワモノ揃い。


「いやいや、盛り上がってきました。
イエイ!
イエー!!
もっとカモン~~!
そっち!もっとカモン~!!
お酒で失敗しないようにね
(それは絶対に言えてる((´∀`)))。
本当にこれでいいのでしょうかねえ。
破壊力満点な曲も密かにあるんですよ。
ドラムに合わせて軽く手拍子でもしてみましょうか。
エコノミー症候群にかからない程度にね。
・・・・間髪入れずにハードなナンバーを一発いきます・・・・」
イントロは、ミノリーお約束の分厚く歪みまくったパワーコードが、唸りをあげて滑り出しを飾る。
お馴染みのスタンダードロック「UNIVERSALLY SPEAKING(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)・・・」
シングルカット作品。
明るいポップ調の曲。
2002年7月9日にリリースされ世界中で大ヒットした8枚目のalbum「バイ・ザ・ウェイ」2曲目に収録。
ロックンロールからパンク、ファンキー・ヘヴィーメタルなどの要素がてんこ盛り
ここにいる世代の多くが、ど真ん中直球の想い出深き必殺青春賛歌。
刺激的でマゾッ気がふんだんに散りばめられていて癖になること請け合い((´∀`*))
最前列にいるギター小僧の大好物らしく、いかにもキャッチーで過激なファスト・ポップ・ナンバーだ。
とにもかくにも下手な屁理屈一切抜きにただひたすらに高速で突き進んでいく
それは潔いほどで清々しいくらい
生レッチリ・サウンドを徹底的に貫き通す心意気
アベくんは重戦車のような轟音を轟かせる
素早きドラミングは破壊力に満ち満ちていて、本当にセットごと粉々に砕け散っちゃいそうな勢い。
ドラム器材が「もうやめてえ~許して~!」と悲鳴をあげているみたい。
激しく延々と連打
どこにこれだけのスタミナが備わっているんだい
機会があればお伺いをたてたい
剛腕がこれでもかあとモノを言う
ひじょうに燃費の悪いナンバーだねえ((´∀`))
おいおい、数段ギアが上がっていないかい!?
さすが、百洗練磨の猛者集団だけに、客の心を手中に収めるのもお茶の子さいさい。
カリスマ軍団にこちらサイドは、すでにお手上げ状態さ。
強引なまでの采配に、いつの間にか引き込まれている自分に気づいた時にはすでに手遅れ。
誰もが一瞬で金縛り状態。
ガツンと彼らの術中にはまるという算段だ。
何という空恐ろしくも心憎い野郎ども。
ミノリーも負けじと、拳を突き上げるジョンの一種独特なるボーカルに挑みかかるかのように、ザクザクと刻み続けるドライヴィング・ストローク・ワークで彩を添える。
もちろん手拍手も、延々と打ち鳴らされて波立つ。
ブレイクするタイミングといい、理想的な爽やか過ぎる曲調にドハマリすることは確約します。
ボーカルとリズムセクション・アンサンブルとの過激すぎるコントラストが、ほどよいさじ加減で均衡を保っているのです。
それにしても、いかにもロッカー然としたジョン圧巻のパフォーマンス・スタイルは、客の心理を、瞬時に読み解いてしまうところなんてさすが。
華麗なるフロントマンにふさわしき存在感。
方々へとオーラ振りまきっぱなし。

新旧織り交ぜた進行でも何のその・・・・・全く違和感ないところなんか絶好調だ。
これは贅沢なるひと時の空間。
まさかここまでやってくれるとは。
重量級の破壊力を発揮する流れで一網打尽。

「いいぞ~!」
「僕だけでは力不足なので一緒になって助けてください(笑)」
なにをおっしゃる、ウサギさん。
ご謙遜を。
そろそろ体も温まってきて気分もほぐれてきた頃だね。

ここでメンバー達を懇切丁寧、和気藹々に紹介。
仲の良さが、こちらへと如実に伝わってくるよ。
ガッチリとしたチームワークの賜物


「ビールの差し入れをお願いします!」((´∀`*))
ミノリーは巧みな英語でジョンの通訳も兼任。
「キューブガーデンへようこそ!
FEEL SO GOOD・・・・今後共、よろしくお願いいたします!
・・・・BACK IN THE U・S・S・R!」
ザ・ビートルズの大傑作
1976年6月25日にリリースしたシングル。
1968年に発売された9作目のイギリス盤公式オリジナルalbum「ザ・ビートルズ」にオープニングとして収録された。
アイルランドの最高チャート・ランキングでは11位を記録。
ポール・マッカートニーの作品(名義はレノン・マッカートニー)
チャック・ベリーとビーチ・ボーイズの曲に対するパロディ
爆音響き渡る中から、不気味なベース音が地鳴りのように轟く・・・・。
まずはタイトなビートが炸裂だ。
硬質なギターとスラップベースから、矢継ぎ早に捲くし立てる様なジェリー・リー・ルイス風ボーカルが乗り、ややメランコリックなコーラスがかぶさってくるメロディアスなアヴァンギャルド・ソング。
正にパンクにグランジ、オルタナなどを組み合わせユニークで独自のサウンドを聞かせる「アベンジャーズ」真骨頂だけに全開で突っ走りますよん。
何と言ってもこのジャンルへのリスペクトが充満しているだけにね。
ミノリーの超絶技巧派も相変わらず抜群だ。
もうあらゆることで目が点になっちゃうよん。((´∀`*))
そうとうにメンバー一丸となって鍛錬を積んだんだろうね。
一筋縄ではいかない難攻不落なるモンスター級のロックだけに・・・。
だって難しすぎるもんな。
だからこそ、皆大好きなんだけど手を出さないのでしょう。
好きこそものの上手なれ、と昔の人はいいこと言ってた。
本家のような航空機の効果音が入っていなくても、十分に臨場感が備わっているよ。

上半身裸になったアベくん。
「ちょっと、脱いでみました!」((´∀`*))
ジョンがおどけて「6パック」
「ノーノー、ゼロパック!!」(爆笑)
「まだまだすっ飛ばしていきますよ。
・・・・・レッド・ツエッペリンで・・・・胸いっぱいの愛を」
2作目のアルバム「レッド・ツエッペリンⅡ」のオープニングチューン
1969年11月7日リリース
世界中でヒットを記録し、セールスは100万枚を突破した
強烈この上ないコードが炸裂
(因みにオープニング・アクトのオゾン・ロックス・レゾナンスもラストで取り上げていた)
ジョンは極限までのソウルフルなハイトーンシャウターと化す
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブなる絶唱はパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスターの、エッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
パート・アレンジの妙を加えてギターとの掛け合いに火花を散らせる
ミノリーはスライドバーを駆使してムードを徐々に盛り立てる
(本人によると相当にこの奏法は難しいとのこと)
丁々発止のやり取りに釘付けだ
その心意気を全面的にフューチャー
言葉も失うほどの真剣勝負
瞬き厳禁
照明もド派手に点滅を繰り返す。
威力を思いっきりと発揮
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに王道のお手本として提示してやりたいくらいだ。
なめて挑んできたりしたら大火傷をこうむるよ。
笑止千万のご用心と告げておこう。
起承転結の盛大なるフォーメーションも絶妙。
硬軟取り混ぜた巧妙なるロックショーに、誰もがやられたね。
足元のドリンクを一飲みしたジョンが、ダメ押しとばかり盛大に告げる。
この焦らし具合の加減も面白い。
グイグイと牽引。
ここにきて一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネス・ガイだね。
五臓六腑に染み込んでいるもんなあ。
そのアグレッシブでエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける。
シンコペーション連発も、自然に溶けんでいた。
さあ、したたかで貫禄漲るギター・ソロには、風格さえ漂ってきた。
まあ、これもミノリー1流のチャームポイントの一つかい。
羨ましそうな対バン達いわく「クラシック・ロックは俺たちの青春そのものであり原点だね」
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで無事にフィニッシュ。


「この後にも、続々といかしたバンドが続きますよ。
盛りあがってくださいね。
そうです・・・・盛り上がると言えば・・・・ロックン・ロール!!」
1971年に発表したレッド・ツエッペリン4枚目アルバム、通称4シンボルスのオープニングに収録。
シングルは1972年2月21日にリリース。
ブルース形式に乗っ取ったシンプルな構成。
そのままの余韻を引きずりながらも、ナイスなタイミングでアベちゃんのスネアが控えめにロールされる。
しばしばイントロのドラム・パターンは変拍子と誤解されるが、実際はリズムのトリックを用いた4分の4拍子である
(3拍目裏からスタート)
メガトン級の決定版。
まさにライブうってつけのチューン。
これをぶちかまされたら黙ってなんかいられないぞ!
激しいコール&レスポンスが延々と展開されて皆汗まみれ。
喉が張り裂けんばかりに猛然とシャウト!
このやりとりは気持ちいいくらいにバッチリとはまった。
ジョンは長身でガッシリとした体格(写真参照)だから良くステージに映える。
筋金入りのカリスマをまた発見したような気分に浸らせてくれたよ。
声量、声域も凄そうだなあ・・・と思っていたら、想像以上の迫力に圧倒されっぱなし。
左足をモニターに載せ、マイクスタンドを斜に構えて握る姿もはまってるし。でも大きな瞳の笑顔は飛びっきりに優しそうで魅力的だったよ。
人気者のミノリー君によるエモーショナルかつトリッキーなギターソロも効果テキメン。
ホップステップも余裕綽々に軽やか。
でも、オフステージで「本当はリッチー・ブラックモアが大好きなんだ」とポツリと呟いていたミノリー。
だから、あのギターを使っているんだね。
納得した。
ツェッペリンのカバーバンド「狂烈」でも活動しているモッチンもニヤニヤしながら見つめている。
アベンジャーズも狂烈との対バンを熱望していたんだけど、遂にそれも実現した。
STAのアッキー主催「マ・シェリ・ライブ・イベント」ジッピー・ホールでね。
この手合いは日本人の琴線を振るわせるのだ。
まるでギタリスト向けの教則本のようで、熱視線が向けられる。
その証拠に観客たちは、ミノリーのギターソロで万雷の拍手をこれでもかあ、というほどに浴びせていたよ。
その間中、ジョンはおどけて自分の歌詞カードを団扇代わりにしてミノリーをパタパタと仰いでエールを送る。
サンキューだ!!
プレッシャーも何のそので感心しきり
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた。
余力を振り絞って、ジョン渾身の高音ヴォイスは衰え知らず。
安心して各自がプレイに専念できる。
コーヘイ君も、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
エンディングのブレイクではお約束のボーカルソロにたどり着く・・・・。
ジョン「ハア、ハア…ハア・・・・・」と息も絶え絶えに汗拭きつつもサングラスを外す・・・・・(もちろん、仕込みね((´∀`*)))
そこから重戦車のごとき、ドラムソロが猛然と襲い掛かって来てTHE END。
アベちゃんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
しっかりとボンゾしているしなあ
フィルの間合いとかもニンマリしちゃうぞ
引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。

「WOW!!ありがとうございました。
アベンジャーズでした!!」
完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。

お疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けたそうです。
大賛辞をたまわり上機嫌。
ガッチリと固い握手を交し合うメンバー達。
確かに今まで見てきたミノリーの中では、出色の完成度を誇っていた。
((´∀`*))
知らないお客様からも「良かったよ。また来てね」と声をかけられ励まされたそうです。
すでに次のライブに対する期待が、目いっぱいに膨らんでいるご様子。
でも、これに甘んじることなく、今後も精進の日々に専念していこう。
再度パープル・ブリンガーとの対バンも待っているぞよ!!((´∀`*)

****ライブ後は、お互いに討論会を繰り広げて、時の経つのも忘れてしまった。
あまりにもヒートアップし過ぎて、疲れも吹き飛んじゃいそうだ。
さあ、次に控えしは・・・・・・!!!!((´∀`))
存分に期待してもいいよ!!****







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