THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,212 FEEL SO GOOD ~LIVE IN CUBEGARDEN(REMIX編)

2024-05-26 00:35:38 | Live Set List
お次に控えしは・・・・・

5、「REMIX」
17:00~17:30
麗しのメメちゃんと再会できたのは超嬉しい限り!
今年2月の「雪明かりの路」小樽公会堂大ホールで会えると思っていたのに、結局は去年8月27日(日)の小樽北運河サウンドエナジー以来だね。
ひじょうにさみしかったよ

「ホットタイム」「モダンタイム」共にSTA企画「リブレーション」に出演したリミックスが2020年の2月・小樽公会堂雪明りの路5、9月浅草橋・先述の北運河合同イベントに次いで10たびSTAとタイバンでの登場!
(2023年7月の浅草橋オールディズ・ナイトもインパクトがあったなあ)

和洋織り交ぜたROCKバンドは常に不動の4人組だ!

このバンド名の由来は・・・「色々な曲をごちゃ混ぜにする・・・というそのままの意味。
ハードロック、アニメソング、昭和歌謡、パンク、そして、演歌などジャンルの壁も軽く超越して遊び心満載です」

なるほど・・・わかっちゃいるんだけれど、何度見ても愉快痛快に面白いんだよな。

こういうチャレンジ精神は立派でも、いざ取り組もうとするとセンスとテクニックがまるで伴わなくって、ものの見事にずっこけてしまうというもの。

そういう甘い考えの頭でっかちなバンドは、うんざりするほどにたくさん見てきましたら・・・・。

理想と現実は大違い。
中には勘違いして悦に入ってる輩もしょっちゅう。

でもこのバンド、リミックスはいついかなる時にでもバッチリと余裕で演じてくれますよ。
会場のあちこちから、感嘆の声が漏れているのも頷ける。

オモチャ箱やビックリ箱を連続してひっくり返したようなヒトトキを今回も過ごさせていただきました。

相変わらずのハイ・クオリティだ。
いや益々進化しているのではないか?

メンバー4人の構成
・・・・・リーダー&ギター&ボーカルはミッドナイト・クライシス、元ミドル亭のミュージシャン。
全身いかにもロッカー風なイデタチのコントラストが鮮やかなKNIGHTイトウくんです
(ナイトは騎士の意味ね。本名に引っ掛けている粋なセンスを発揮しての命名)
マサと同様にドラゴンのシャツを着こんで決めてきた
髭がお茶目だ((´∀`*))
とってもお似合い。
敬愛する竹田和夫風なんだとか
最初、誰だか一瞬躊躇してしまった・・・・(-_-;)
愛器はナイト君のこだわり具合がヒシヒシと伝わる激レアな1本。
な、な、なんと
メーカーは超絶高級ブランドポールリードスミス。
ジングルカット、トレム10トップ、ペクボタン、セスカッションローズウッド(木製)、ピックアップはPRSの別物に交換(SEではない)
多分、2005年製!?・・・・
ビックリ!
思わず唸ってしまったさ。
ナイトくんはゆうに100本の貴重なるギターを所有しているんだとか・・・専用の保管室もあるそうだ。
徹頭徹尾、驚愕のコレクターだ。
じっくりとチェックしてみたら73本まで確認済み・・・・と丁重なる連絡までもらっちゃった。((´∀`*))
ビザールなものから超絶な垂涎ものまでズラリ。
もうねえ、解説していったらそれだけで、この枠を軽くオーバーしちゃうほど。
実際にギター雑誌にも取り上げられたそうだ。
こいつはギター写真集が発売される日も近いな。
期待感でワクワク震えちゃうぞ。
ちなみにこの日の装着ストラップは黒を基本に白い♪というコダワリぶり。
ローランドJCー120の上に持参してきたオレンジ・ギター・アンプヘッドを接続。
後方のマーシャルアンプ前にそっと置かれていたフェンダーのストラトキャスターもなんまら気になったぞ!
同じくバガディミストのボディカラーにローズ指板。
ピックガードは神々しきユニオンジャック!
何から何まで派手に目立っている!

紅一点のボーカルは、スレンダーボディが一際目を引く陽気でお洒落美女のメメ嬢。
元モデルだそうで長身且つスタイル抜群。
どうりで煌びやかなるアクセサリーと派手なヒラヒラ衣装も堂々としていてとってもファッショナブル。
普通の女性ならば勇気がいるところだけど華麗なるメメ嬢はサラッと着こなしている。
タイトなスリムジーンズもスラリと伸びた脚線が鮮やかに生えて目に眩しく光る。
マサは以前に「今期待の新進女優、松本穂香ちゃんに似ているね!」と言ったら大喜び。
でも本人は「バービーボーイズの杏子に似てると言われた」とのこと。
なるほどねえ。
それもうなずける素敵な美魔女。
2階の客席で親交を温めている時「メメちゃんの今日の衣装はそれ!?」
とマサが聞いた
十分に綺麗な服だったもので・・・・
「いやいや、これは普段着でちゃんと着替えるよ」
ええ!!??もっと見栄えが増すのかよ!??・・・
さすがのファッション・リーダー面目躍如
実際、クィーン初期のフレディ・マーキュリー風だった(写真参照!!)
この日のイベントでは各バンド共に個性の異なる素晴らしい女性シンガー達の競演と相成りました。
お得感満点。
ラッキーなひととき。
男どもよ、うかうかしてはいられないよ~~!!
ちなみに彼女は筋トレが大好き。
ちっとも苦にならないそうで辛いどころか楽しくって仕方がないそうです。
羨ましい性格だ。
時間さえあれば自宅でもバーベルを持ち上げたりして、料理もモリモリと食しているんだとか。
だからどこをとっても無駄のない引き締まった体型を維持し続けているのです。
背筋も間近で見せてもらったけど凄い迫力!
MC中でもそこを強調して誇示。
1週間の内、6日はジム通い。
主にキックボクシング。
アイ・ソウル・シブリングスのボーカル、アイちゃんも同じスケジュールだそうです。
アイちゃんは筋トレがメイン。
ちなみにメメちゃんは去年パープル・ブリンガーを初めて見てリミックスの元ネタを知ったんだそうです!
((´∀`))

1タム仕様のドラムは眼鏡姿のマズくん。
全身が黒ずくめ。
以前彼に、マサはなんか会ったことがあるなあ・・・と思っていたらスタジオでもタイバンでも何度も会っていたさあ。
特にナンバー9というバンドは「リブレーション」にも参加してくれてすこぶる強烈だった。
そこのメンバー達の近況も聞いたんだけど、めっちゃ懐かしかったなあ。

そして以前からマサとは名刺交換もしてシカゴ、ブラスロックの話題で意気投合したことのある白いギブソンTシャツ姿のニヒリスト・ニシヤンがベース(いつもは、白ボデイカラーのフェンダージャパン・プレシジョン使用していたんだけど、近年はエピフォンのEBベースでプレイ。
カラーは赤。
ローズ指板)!
このベースは相当の年季モノ。
(他にもメーカーが如何わしい楽器を数本所有)
メインの本家よりもクオリティが高いと高評価だった時期の貴重なる1本だ。
これがまた貫禄タップリにいい音を出していたよ。
真剣な表情でチューニングやチェックに余念がなかったです。
近寄りがたいほどのオーラを発散。
でもナイトくんと時折会話している姿を見ると「まるで兄弟みたい」とSTA女性メンバーが述べておられました(笑)
そうなんだよね。
このバンドを初めて見たのは2019年の7月、小樽・浅草橋オールディズナイトのステージ(ミッドナイトクライシスはもっと前から見ているけれどね)。
縁とは奇成るもの。
ナイトくん同様、彼もミッドナイト・クライシスに在籍。
ヴァイタリティ溢れる漢だ!

と、各自の愛称もしたたかだし、ユニークで楽しいねえ


まあいずれにしても皆、ライブ中毒に侵されているご様子だ(笑)。
よほどの好きものでもない限り、そこまではできないでしょうよ。
俺!?・・・・絶対にそんなことは無理だあ・・・・不器用なものでして・・・・。
1球入魂タイプだもんなあ。

ふと思い出したんだけど、彼らと親しく知り合う前の小樽運河プラザホールに於ける対バンでも、ニシヤンがセッティング中、「長い夜のベースリフを弾いてSTA全員&ミキサー三輪くんがざわついたことがあったっけなあ・・・・笑)

ワイルドな佇まいとは裏腹に、オフステージではめっちゃ謙虚で礼儀正しい彼等
好感度も高いよん

さあ、彼らからメッセージが届いております
「2018年の秋に結成。
原点回帰!・・・・温故知新・・・・それって楽しさ?
限りなくストレートに、そしてシンプルに・・・・・
鼻歌セッションをリミックス。
ワンフレーズの積み木崩し。
アレンジの面白さが爆発です」

ステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきていますか。
準備万端整いましたよ。
前置きが大変長くなっちゃいました。
それではそろそろ「REMIX」のライブ・レポートと参りましょうか。
せっかくなので、これまでのリミックスライブレパートリーも特別に織り交ぜ、お送りしていきたいと思いますのでよろしく!!
心して臨め!
瞬き厳禁!!

さあ、はじまるよ!!!!
(しかし、ごく限られた時間で、よくもまあこれだけの曲目をメドレーで凝縮しつつも連結したものだ。
ただただ脱帽・・・・。
前日になって、即行でまとめ上げたんだそうですよ。
メメちゃん曰くこのバンドはいつもそうなんだとか。
ちっとも慌てふためいたりはせずに、余裕の表情を維持。
したたかなる集団、恐るべし・・・。
メンバーの体調不良によりしばらくお休みしていたのでした。
また直前に変えちゃうかもです((´∀`*))

***せっかくなので今までに披露していた曲などもダイジェストで記載させていただきますね***

ルチュ&あっこ嬢のご両人がステージ上手でマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに発する
「お待たせしました」
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

ド派手な点滅を繰り返す照明に導かれて堂々と「REMIX」がゆっくりと現れた
いよっ、待ってました
貫禄がそこかしこに漂っている
オーラが半端ない
ご存じのようにマニアックでアグレッシブな曲ばかりを用意しているので、目まぐるしく展開していきますよ。
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

BGMが徐々に小さくなり暗転。

ナイト君MC
「よろしくお願いいたします。
リミックスマラソン。
1本勝負、
それでは最後の曲です((´∀`*))!!」
メンバー同士が合図を送りあう・・・・
スティックがハイハット・カウントを打ち鳴らす。
頃合いを見計らってマズくんの爆音フィルを目印に、カリスマのショーがスタート。
怒涛のコージー・パウエル直伝ドラムソロが、轟き渡る。
いきなり飛び出した、レインボウの至宝「スター・ゲイザー」だ。
これは出来立てほやほやの真骨頂。
去年初夏のフェイスブック上でも話題騒然だった。
まあ、レインボウをやるとは語っていたけど「キル・ザ・キング」「ロング・リブ・ロックンロール」当たりの無難な路線だろうと想像していた。
まさかの究極な掟破り。
マニア垂涎、怒涛の密度が濃いヘヴィーメタル。
これでもかあ、というほど感情むき出しに猛り狂う圧巻の轟音ラッシュが押し寄せてくる。
地鳴りのごとく幻想的でオリエンタルな重低音が繰り返される。
3頭政治期の最高傑作「ライジング~虹を翔る覇者」(1976年リリース。セカンドアルバム)の後半を飾る様式美アンセム。
壮絶なる怪しき神の領域。
リミックス流の威風堂々な異空間スペシャル・ヘヴィネス・ヴァージョンだというんだからこれまた芸が細かい。
一片の隙も無い、劇的かつエキゾチックな4人の個性が凌ぎを削ってのぶつかり合い。
貴族的なクラシカル・ハーモニックマイナー調のギターソロには御見逸れしました。
荘厳壮大でドラマティックに、狂喜乱舞で鳥肌もの。
のっけから惜しげもなく大サービスをぶちかます
自由奔放、すでにお手上げ状態。
もう好き勝手に幻惑させてくれい!(笑)

まさにライブにはもってこいの不朽のナンバーが一気にスパークでスカっとする。
下手に改まった能書きなんか、この激しい哀愁サウンドの前では木っ端微塵に消し飛んでしまう事でしょう。
メメちゃんは煌びやかに悩殺ポーズを連発で決めて、オーディエンス達を怪しく誘惑しながらも弾けまくる。
魂の咆哮でハッピーモード全開。
クライマックスでは満面笑顔のメメ嬢がコール&レスポンスの要求。

あららら・・・・ここで捻りを加えた曲に連結。

な、な、なんと今度は「祭り」に雪崩れ込み。
1984年11月21日リリース。
北島三郎のシングル。
北海道が生んだ演歌界の巨匠。
オリコン週間ランキングでは最高4位を記録。
この強引なまでに目まぐるしくブレンドしちゃう発想力は、一体全体どこから湧いてくるの?と思わず聞いてみたくなっちゃった。
なるほどねえ・・・そういう仕掛けが施されていたのかい。
メメちゃんはお手製の小道具「団扇」をしきりに振っている。
題して「MATSURI芸座」
御見それしました!!

間髪入れず、不気味で妙にワクワクとアドレナリンが吹き出しそうなイントロに導かれて始まったのは「ブラックアウト(スコーピオンズ黄金期のヘヴィーな代表曲!)」

しかも、それだけでは収まらない・・・・・・徐々にヒートアップするビートはもしかしたら??・・・・・・

ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」バージョン「ハイウェイ・スター」だあ!!
しっかりと伝説のトリッキーな光速ギターソロも弾くのはお約束
でもそれはほんの序章にしか過ぎなかった。

あっという間にアーミングから「私は嵐(SHOW-YA)」へ突入!!
ジャパニーズ・レディース・ハードロックバンドのアンセム!
血沸き肉躍る申し分なき采配。
相変わらずヤンチャな暴れん坊どもだ。
早速ここはメメちゃんの真骨頂。
愁いを含んだ不敵なる笑みは常に絶やさない。

その流れからリッチー・ブラックモア必殺のリフ攻撃で「紫の炎」
驚愕の2連発速弾きソロを、情け容赦なく、もう早ぶち込んできた。

さりげなくナイトくんはリッチーのふてぶてしきポーズをサラッと決める。
これ一発で観客達はステージに釘付けだ。
息も絶え絶え・・・・。
いやはやなんとも勘弁してくれよ・・・・(笑)。

思いっきり伸ばした長い手足を駆使して明るく舞うメメ嬢が、本家イアン・ギランばりにかっこよくシャウトをぶちかましてくるのかと思っていたら、キュートな「キューティー・ハニー」に豹変だ。
こいつは掟破りのアレンジ・テクニック。
セクシー・モード全開のアニメ・ソング代名詞だ。
倖田來未の出世作だよね。
多分そちらのテイクを参考にしたのかな。
西やんいわく「ハイウェイ・ハニー」なんだってさあ(笑)
上手い!
座布団3枚持ってきて、山田君((´∀`))

相変わらずの構成術が冴え渡る。
ナイトくんはこのような仕掛けを、バリエーションも豊富に絶え間なく練っているんだそうです。
油断大敵で、したたかなる男だ。


予備知識を持って構えていたけれども、全然無意味だったさ・・・・。
空しく完敗・・・・・・・。

メドレーで、お次のナンバーは往年のサイケデリック・ロックフリーク達がひれ伏してしまう「叶わぬ賭け」
永遠のスーパーギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレン初期のお馴染みギターがトリッキーに炸裂。
ナイト君も当然カリスマのエディに心酔していた口でしょ!
時代を軽く超越して今でも根強いファンがワールドワイドに増殖中なんだよね。
骨抜きにされちゃうような、LAメタル・フレーズだ。
エディのキャラクターも絶品だし、ぶっ飛びの奏法も革新的だった。
もちろん追悼の意味も込められているのでしょうね・・・・。
「ヘイ!ヘイ!」と観客との駆け引き・・・・・・と思いきや再び嬉しき裏切り行為に及ぶのだ。

まだまだあるよ、の隠し玉
デンジャラスなフィーリングに満ち溢れた「ウォーク・ディス・ウェイ(エアロスミス)」にヘンシ~ン!。
album「TOYS IN THE ATTIC」1曲目に収録。
1975年8月28日に発売されたシングル。
全米チャートでは最高10位にランクイン。
邦題は「お説教」
笑っちゃうよね。
今、それを知っている若者は皆無でしょう。
別にそれでいいんだけどね。((´∀`*))
ランDMCのカバーで奇跡の復活を遂げたエアロ。
ラップとのコラボレーションも実現して話題騒然だったのは有名な話。
理屈抜きに痺れちゃうアメリカンハードロックの金字塔さ。

これらの曲を嬉々として演じ続けるリミックスのメンバー達が、ケミストリーを生み出す。
メインのユニゾンリフが歯切れよくって気持ちいい。
ニシヤンは、ハイポジションにも移動して素早く爪弾いてる。

さぞかしスタジオで纏め上げる最中もワイワイと賑やかに盛り上がったんだろうなあ。

「眠れない夜」(イエロー)へ。
泉谷しげるのバックバンドでイエローが演奏していたのがオリジナル。
1974年10月25日に発売された泉谷さん4枚目のシングル。
album「黄金狂時代」に収録。
凄いテンションの高いコラボレーションだね。
ドラマーは故ジョニー吉長だ。
当時、テレビ放映されたライブ映像を見て熱狂したものですよ。
最も日本のロック界がざわめきながらも熱いシーンだった。
じわじわと腰にくるんだよなあ。

和洋問わず、時代もジャンルもお構いなしだからね~。
原曲の持っている美味しいところを微塵も損なうことなく、究極のプレイで一緒にトリップだ。
快感地獄にドップリと溺れちゃうのも一興。

「空と君との間に(5分35秒)」
北海道が誇る歌姫、中島みゆきさんが1994年5月14日に発売した31作目のシングル。
アルバム「ラブ・オア・ナッシング」に収録。
オリコン週間ミリオン1位を記録。
ただ単に曲を引っ張りだしてきて適当に捏ね繰り回すのではなく、ちゃんとメメ嬢のイメージに沿った構成で進行しているところなんてさすが知能犯。
それだけにとどまらず、随所に鋭いトリックを忍ばせている抜かりなさ。
ボーっとしてるんじゃあないよ!とチコちゃんに怒られるよ(笑)
いきなり息の根を止められるんだから。
・・・・・・なんじゃらほい。
心憎い演出だ。

バッチリと思惑どおりにはまって、翻弄されつつもニンマリしている観客の姿を見つめながら内心「してやったり!」なんだろうね。
何でもござれのバンドらしいベストなセレクション。
無駄な抵抗はやめようっと。

ダメ押しとばかりに引き続き、新兵器のメガトン級縦ノリ脳天直撃「バック・イン・ブラック(AC/DC)」。
どてっぱらを突き破る勢い。
失禁するほどに息も絶え絶え・・・・。
泣く子も思わずヘッドバンギングしながらお漏らししちゃうよん。
破壊力タップリ。

さあ、ドンドンとぶちかましてもらいましょう。

マサが必死にアイフォンでベストショットを狙っていたら、妖艶なるメメ嬢がビシッとこちらを指差して極上のスマイルを決めてくれた。
さすがわかってらっしゃる!
どんなポージングも自然にはまってる。
華があってドキドキときめいちゃうよん。

そうかと思え再びジャパニーズ・ロック往年の世界に乱入してきて桑田バンドの「スキップ・ビート」
3作目のシングル。
1986年7月5日に発売。
album「ロック・コンサート」に収録。
オリコン週間チャートでは見事に1位を獲得。
ちなみに桑田バンドは1年間の期間限定で結成したスペシャルなプロジェクト。
それはともかくも「スケベ、スケベ・・・・・・!」と軽快に体をくねらせつつも身悶えしちゃいそう・・・・。
(明らかにコブシを回してそう歌ってる。
シャレがキツイ。
ファンキーなブラック・アプローチと、印象的な歌詞に思わずニンマリ)

全く次に何が飛び出してくるのか予測不可能なトランス状態。
こうなったら、ドンドンと期待に胸を膨らましちゃおうよ。


題して「バック・イン・ビート」だっていうんだから洒落がキツイなあ。
(一体全体トータルで何曲をリレー形式でつぎ込むつもり!?
今度機会があったら尋ねてみようっと・・・多分、本人たちも把握していないとおもうけど((´∀`))・・・・

とどめとばかりに大黒摩季の「ゲンキダシテ(1997年3月26日発表の超スタンダード。
16枚目のシングル。
トリプルプラチナ受賞。
オリコンチャート5位を記録)」でパワフルにかつしっとりとエンディング。

これはメメちゃんのリクエストなのかなあ??・・・・
もしかしたら、今回のライブ用に仕込んだバージョンなのでしょうか?。
毎回度肝を抜かれるほどの連続だけど、さらなる高みへと浮上した感あり。
完璧だ。

ナイトくんの頭の中に渦巻いているパーツを、ジグソーパズルのようにああでもないこうでもないと、はめ込んで構築した結果がこれだ。
多分、秒単位で計測なんかもしたのでしょう。
努力は決して裏切らない、ということを身をもって証明してくれたわけだ

血と汗と涙の結晶。
四六時中アイディアを練っているんだろうなあ・・・・・・湯水が湧き出る如くドンドンとね。
ナイトくんのバックボーンが垣間見えたようで、すこぶる嬉しいよ。

何はともあれ一致団結して才能開花だね。
大成功!

内情は自らひねり出した複雑奇怪(!?)な発想に一歩つまずくと混乱をきたしそうにもなるのだとか‥‥それもわかるような気がするよ。

メメちゃんはそれら黄金の楽曲群を、メンバーたちから逐一丁寧に解説してもらい、一切聞き漏らさぬようどん欲に吸収しているのだとか。
真面目なレディ。
まあかしこまった能書きを語るよりも、はじけまくりの笑顔を振りまきながらステージ狭しとばかりに縦横無尽、軽やかに、ステップ踏みながら歌うメメちゃんのありがたき神々しい姿を拝見して癒されよう。
たまりませんなあ!!
彼女はライブはもちろんのこと、スタジオでも毎回笑みを絶やすことなく熱心に取り組んでいるそうです。

オフステージでも「今後は英語の歌詞にもっと磨きをかけてチャレンジしたい」と純粋なる乙女のような瞳を輝かせながら意欲を語っていましたよ。
そこいらにゴロゴロと転がっているユルユルでやわな連中よ、少しは見習いたまえ。
根っからのシンガー気質。
スポットライトを全身に思いっきり浴びながら歌うという使命を帯びて、この世に誕生したかのようだ。

西やんはギタリストの時にはメンバーサイドに向き合ってプレイするけれども、ベースの時にはガバッと大股開きで構えるんだね。
2つのスタイルを持つ男。(立ち位置も左右逆だし)

ナイト君とメメ譲によるMC
「どうも~~、先ほどご紹介にあずかりました、RIMIXと言うバンドです。
皆さん、こんにちは。
ビール飲んでる!?(笑)
こんな素敵なイベント会場に再び誘ってくれて
フクマさん&アっ子ちゃん、ありがとうございます!!
改めまして、どうぞヨロシクお願いします!
メンバーは他のバンドでも活動中なんだけどね。

演奏を聞いているとなんかあれに似ているぞ・・・同じに聞こえる・・・・なんて思う曲ってあるでしょう。
そういうものを色々とミックスして披露していこうというのが我々の基本コンセプトであります。
聞いている人たちはよくわからないと思いますが、複数の既存曲に新たな生命を吹き込んで好き勝手にプレイしています
どうしても長尺になってしまうところが難ですが・・・・・
演奏している我々も時々今日がぶっ飛んじゃいます(笑)」

 
リスペクトとコミカルさをたっぷり込めて、懇切丁寧なるメンバー紹介もこなすメメ嬢。

「パワフルなユルキャラ・ドラマーのマーズくん。
彼は2019年、雪で滑って転んでドラマーの命ともいえる指を骨折しちゃったんですよ。
今でも指が曲がっています・・・・。

そんでもってうちのお笑い芸人でミスター・ベースマンのニシヤン。

ギターは我等がリーダーでございます、ナイトさん。

YEAH!!そして歌わせてもらっているのが私メメでございます。
さん、ありがとうございます!!

改めまして、どうぞヨロシクお願いします!

メンバーは他のバンドでも活動中なんだけどね。

演奏を聞いているとなんかあれに似ているぞ・・・なんて思う曲ってあるでしょう。

そういうものを色々とミックスして披露していこうというのが我々の基本コンセプトであります。

複数の既存曲に新たな生命を吹き込んで好き勝手にプレイしています(笑)」

客席から口笛がピューピューと吹き鳴らされる。

「次はちょっとゆっくり目の懐かしい感じのやつを・・・・・・あれ、なんだっけ?」「お酒が似合う唯一のバラードです・・・・・大人の恋愛模様をベタな感じで歌った曲。
皆さんもこんな経験をしたことがあるんじゃないかな?」

ムード一変して・・・・・・場面転換落ち着き払ってドラマティックに。

オオ!!
故・梓みちよの「二人でお酒を」がはじまった!・・・・
(1974年3月25日発売。オリコンチャート週間11位を記録) 

切なく泣かせて胸に迫るシチュエーション。
ここはジックリと聞き入っちゃいましょう。 
さすがにメメちゃん、お酒を持って床に胡坐をかいたりはしなかったけどね。
ミラーボールがキラキラと綺麗に回転してくれたら、もっとムード満点だったろうにね。
それって欲張りかなあ・・・・。
ナイト・イトウ君のギターテクニックは折り紙つき。
あの一種独特なるかっこいいギター・ピッキングを忠実に再現。
ミュートの指クセから音色、ハーモニクスのタイミングに至るまで完コピだ。

相当に研究し尽くしたんだろうね。
(今回は自前のⅤOXスピーカーを持ち込んでいた)

と油断していたら、やはり、落とし穴が待っていた。

 ここでは驚いたことにお酒繋がりの曲「サントリーのコマーシャル~夜が来る」にバトンタッチだ。

とにもかくにも発想の妙がモノを言うだけに、観客が度肝抜かれてビックリしている表情を見ながら演奏する気分は最高なんだろうねえ。
例の苦み走ったダンディで低いヴォイスのハミングはギターで再現。

 いつの間にかメメ嬢とナイト君による怒涛のツインヴォーカルが絡みつく「ウォント・ビー・ロング(バブルガム・ブラザーズ)」で新生面を発揮。
(1990年8月22日に発売した10枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録)
6枚目のalbum「ボーン・トウ・ビー・ファンキー」に収録。
実は阿波踊りがモチーフなんだそうだ。
KORN曰く、キャッチーで歌いやすいお茶の間ソウル。
どうりで日本人ならば老若男女問わずにバカ受けで、ダンスに興じているもんなあ。
紅白にもこの曲で出場を果たした。
シンプルで耳に馴染みやすいポジティブな曲調で、1992年1月にはミリオンセラーに(累計販売枚数は170万枚)
中間部でもグイグイと煽ってきた。
見せ場ともいえる、ギターソロで会場中を完全に魅了。

 
新境地開拓とばかりに「スピニング・トーホールド(クリエイション)」
リミックスは、さりげなあくここで明るく陽気にいぶし銀のリフ導入。
タイトル、バンド名を知らなくても、このイントロからドライブしながら轟き渡るタイトでストレートでリズミックなリフから誰でも思わず「ああ、あれだ!」と思わず膝を叩くことでしょう。
昭和のプロレス・ファンならばわかってくれるね。
ファンクス「伝家の宝刀」とも言われた技。
彼らの入場テーマだ。
1977年のサードalbum「ピュア・エレクトリック・ソウル」に収録された一級品のメロデイアスなインスト。
ちゃんと技からイメージして制作されたそうですよ。
「テリー!」「ドリー!」と」声援を送りたくなる。
スピーディーでスリリングにつんざくようなギターの音色。
奥深いダンサブルなリズム。
絶妙なチョイスはグッジョブ。
そのくらいにロック界隈では広く浸透しているフレーズなのでしょう。
Gのオクターブを主体としたユニゾンによるラインが軽快この上ない。

と思っていたらば、やはりここでもやってくれたよ。
直後に変化球を投じてきた。
「スーパースティション
(スティーヴィー・ワンダー。
邦題は迷信。
1972年11月リリース。
全米ビルボードホット100シングルチャートでは第1位を記録。
アルバム・トーキングブックに収録。
当初はあのスーパーカリスマギタリスト、ジェフ・ベックのために書かれた曲であった。!!
(因みにオープニング・アクトのオゾン・ロックス・レゾナンスも渋く取り上げていた)
クラヴィネット風なギターリフからアップテンポにはじけ飛ぶ旋律に煽られて、いやがうえにも無意識に体が高揚する。
やや重めのドラムによるリズム・ワークに乗り、マズくがオーディエンスの視線を一身に集めています。
ここにホーンセクションが吹き荒れたら文句なしにパーフェクトだ。
それはともかくも、ミュート気味のパーカッシブなギターによる表現、しっかし上手いよなあ・・・・。
異質なモータウンのトーンに感化されて、アドレナリンが全身から噴出。
アンサンブルが一体化して、より巨大なる音像を構築する。
さすがだ!
毎回タイプの異なるテーマを掲げて観客に提示してもくれます。
和気藹々の中、飽きずにだれる事もなく、陶酔の極限まで導いてもらえるわけですね。
ナイトくんは鉄壁なメンバーばかりを揃えて心底誇らしげだ。
そのナイトくんが最後の最後は昔取った杵柄ギターフレーズでフィニッシュを飾った。
ここまでとことんやられちゃあ、ハッタリばかりの能無しロッカーなんか途端に尻尾巻いて逃げていっちゃうよ。
そこいらじゅうにゴロゴロと偉そうに転がっている、生意気なじゃりン子バンドなんか束になって挑みかかってきたって到底この空間は醸し出せないよ。
35年早い!!!
当然、賞賛&感嘆の声が鳴り止みません。
全編に渡ってきっかりと琴線に訴えかけてくるのだ。

そして女性アイドルとしてのクールな魅力で中森明菜のお出まし。
「バビロン」
素晴らしい配慮だなあ。
1985年4月3日リリースの7枚目スタジオ・アルバム「ビター&スィート(オリコンチャートで1位を記録)」に収録。
12インチシングルとして同年5月1日に発売。
ちょっとフュージョンっぽい強固なサウンドとのコラボレーションが爽快だよね。
だからこその、クリエイションとベストマッチ。
「とろける・・・酔わせて・・・溺れさせて・・・」
なあんて女性からこんな官能的な言葉を浴びせてほしい、なんて野郎はワンサカいるのではないかい?
勝ち気な女性のラブ・ストーリーを、まだまだ元気いっぱいのメメ嬢が全身全霊込めて伸びやかに描き切った。

洋楽と邦楽を交互に織り交ぜて進行してきたこのライブ。
ここであろうことかマッチこと近藤真彦と中森明菜の曲をドッキングしてきた。

確信犯?
それとも偶然の賜物!?
意味深・・・・・・

別にそのことで騒いでいる人は一人もいなかったけどね(笑)

「愚か者」(1987年1月1日リリース。オリコン週間チャートでは2位を記録。マッチ22作目のシングル。ちなみにショーケンは16枚目のシングルでタイトルも「愚か者よ」)
まあ、萩原健一の競作バージョンもあるけど、このような男くさい歌もメメさんにかかると違和感なくエキゾチックに響いてくる。
こういうのもなかなかいいんじゃあない?

 リミックスの最新カバーで「新しい学校のリーダーズ」で「オトナブルー」
着眼点が鋭い
ナイトくんの采配は唯一無二に冴え渡っている
これ、ワールドワイドに一世を風靡したもんなあ
配信限定のシングルとしてリリースされた。
2020年5月1日にリリース。
ビルボード・ジャパン週間チャートでは堂々の1位を記録。
メメちゃんがちょっと突っ張り気味に焦らすようなメリハリをつけた節回しで、変幻自在の低音ヴォイスをこなす。
なんでも巧みに歌いこなす器用なレディ
例の首振りダンスもしっかりと挿入
相当に練習したのではないかな
これとってもむずかしいらしいしね・・・(笑)
この曲って刺激的なロックフィーリングに覆われていてお気に入りなんですよ。
お見事なまでの連帯感を伴って、メンバー全員で踊って欲しかったなあ。

ここまでのセトリタイトルは「REMIXマラソン~ラストはオトナぶる」((´∀`))

 お次に控えしはテレビドラマの主題歌「太陽にほえろ」
リミックスにはどれだけの秘密兵器が存在するの?
まだまだ氷山の一角なのは間違いない。
井上堯之バンドといえば真っ先に脳裏に浮かぶあのフレーズ。
そして各個性派の刑事たちが大都会にそびえたつビル街を疾走するシーンもね。
何度聞いても鳥肌が立ってきちゃうよ。
不思議と全然古臭さが漂ってこない。
感無量の極致・・・・。
多くの世代に支持されるインストウルメンタル。
(太陽にホエールズを彷彿とさせる・・・・)

 
そこからメメちゃんのテーマソングともいえる「どうにも止まらない」(山本リンダ)。
いよっ!待ってました!の掛け声があちこちから飛び交いそう。
ハーフアイドルで売れていたリンダちゃんが、いきなりセックスアピール振りまいて世の男どもをノックアウトした、ラテン系パーカッシブグルーブの衝撃的な歌。
でもメメちゃんが歌うとちっともいやらしく感じないところが好感もてるね。
これは人徳というもの。
ありとあらゆるキャラクターを嬉々としながらこなし続ける。
題して「太陽は止まらない」
・・・・受ける・・・・((´∀`))

ネオン・ステイックや扇子を頭上高く左右に揺らしていたオーディエンスが、美しい旋律にのって華麗なるチークダンス。

ノンストップで軽々とバリバリにノリノリ爆走
油断大敵・・・・遂に出た!!
「SMOKE ON THE WATER」
(1972年発表のアルバム「マシンヘッド」に収録。
アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成。
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
メメちゃんは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求。
観客も追随して、両手を高々と掲げてそれに呼応する。
ハードロックを聞かない人でも、この曲は耳に馴染みがあることでしょう。
熱狂は頂点に達した感あり。
これぞ基本コンセプトに掲げていた、究極なるライブバンドのしたたかさ。
イントロのギターからドラムとキーボード、更にベースへと折り重なるような進軍には何度聞いても戦慄が走る。
ドラミングのオカズは、第3期以降でのフレーズで刺激的。
チャッカリとメメちゃんはオリジナルのギランではなく、グレン・ヒューズの節回しを導入してドスを効かせているね。
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも中々に奥が深い。
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ。
フィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから。
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど
(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)。
その最たる作品がこの曲。
まるで地響きのようなベース・ラインが、これでもかあというほど、ふんだんに導入されているんだから。
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈で、リッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ。
(室蘭のブルースベースマン、ヒラノくんも以前から興味津々だった)
エンディングでは反射的に対応したナイトくんが、左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる。
淡々とバッキングをつとめるリズムセクション。
ニシヤンは咄嗟にしつこいくらいの荘厳なる音数で応戦。
締め括りは、怒涛のギターによる熾烈を極めるエモーショナルなナイトくんのチョーキングとピック・スクラッチを素早く織り交ぜる。
「ギュイーン!!」
神業の如し
タメにタメを効かせて、突然のフィニッシュ・クラッシュ。

一見、違和感満点の取り合わせも、リミックスにかかるとあらあら不思議。
見事な大作の変身だ。
大した連中さ。
よくもまあこんなアイデアを思いつくものだ・・・と感心どころかあきれ返っちゃうほど。
もはや脱帽の領域です。

紅一点のメメ嬢もそれに負けないくらい、感情移入して熱唱を繰り広げてくれます。
チャレンジ精神旺盛なリミックスに乾杯。
底なしだ、ゾゾゾゾッ~~・・・・(-_-;)

リスペクトとコミカルさをたっぷり込めて、懇切丁寧なるメンバー紹介もこなすメメ嬢。

「パワフルなユルキャラ・ドラマーのマーズくん。
彼は2019年、雪で滑って転んでドラマーの命ともいえる指を骨折しちゃったんですよ。
今でも指が曲がっています・・・・。

そんでもってうちのお笑い芸人でミスター・ベースマンのニシヤン。

ギターは我等がリーダーでございます、ナイトさん。

YEAH!!そして歌わせてもらっているのが私メメでございます。

私のカーナヴィは古いので、ここに来る時の表示がおかしくて、またもや4キロぐらい先に行っちゃいました(笑)・・・・・
私の趣味は筋トレでして、とにかく時間があればバーベルを持ち上げています(と、ムキムキの背中と両腕を堂々と披露)」

ナイト君のMC「メメちゃん、春先だけど、もうすっかりと汗かいてる~!
私はリミックスのアレンジで年がら年中、煮詰まっています・・・・・(-_-;)」

「リーダーの趣味はキャンプ。
あれ、いないなあ・・・どこに行っているんだろう?と思ったら豪華な自前のキャンピングカーでお出かけ。
生粋のアウトドアマンなんですよ・・・・・というわけで、まだまだ飛ばしていきますので、よろしくお願いします!
ポンポンとノリのいいやつでいきますよ~!
まだまだ元気出していきましょう
名残惜しいですが最後の曲となりました・・・・・
よろしくお願いいたします!!」

伊達男マーズくんのドラム・スティックがハイハット・カウントを打ち鳴らす。
お馴染みザ・ブルー・ハーツの「リンダ・リンダ」だ。
リミックス流のスペシャル・ヴァージョンだというんだからこれまた芸が細かい。

御見逸れしました。
自由奔放、すでにお手上げ状態。
もう好き勝手にしてくれい!(笑)
まさにライブにはもってこいのナンバーが一気にスパーク。
下手に改まった能書きなんか、この激しいサウンドの前では木っ端微塵に消し飛んでしまう事でしょう。
手慣れたようにメメちゃんは悩殺ポーズを連発で決めて、オーディエンス達を怪しく誘惑しながらも弾けまくる。

 あららら・・・・ここでも捻りを加えた曲に連結。
今度はヒトミの「ラブ2000」に雪崩れ込み。
2000年発表のアルバム「ラブ・ライフ」に収録。
17枚目のシングル。
オリコン週間ランキングでは5位を記録。
Qちゃんも愛聴していたことでも有名ですね。
この強引なまでに目まぐるしくブレンドしちゃう発想力。
どうやらナイトくんの辞書には「煮詰まる」「マンネリ」という言葉は載っていないようだ。
ほんでもってこの曲があるということは、コアなファンならばご存じの曲が控えている・・・・。

「このまま熱くいきます。ダンシング・タイムですよ~!」の1・2・3・4号令と共に様式美の金字塔「スピード・キング」(第2期ディープ・パープル)だあ!
ヘヴィメタルの夜明けともいえる狼煙はここでしたたかに放たれた。  

 再度「紫の炎」が現れて締めくくり。
近寄りがたいほどの存在感を放ちつつね。

締めくくりではエリック・クラプトン「レット・イット・グロー」のフレーズが顔を覗かせる。

アルペジオはゼップの「天国への階段」にそっくり。
ニシヤンいわく「コード進行は全く同じ」とのこと。
そうかあ・・・・・そういう曲をツギハギしたらこのリミックスのようになまら面白いレパートリーが生み出せるわけだ。
大きなヒントを提示していただいた。
終盤では、迂闊にも不思議とエクスタシーへ達してしまった。
再び西やん曰く題して「リンダ2000」とのこと((´∀`))
洒落がキツイなあ。

危険極まりないほどの快感
言葉も失うほどの真剣勝負
マズくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
感心しきり
フィルの間合いとかもニンマリしちゃうぞ
余力を振り絞っての熱演
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに王道のお手本として提示してやりたいくらいだ。
なめて挑んできたりしたら大火傷をこうむるよ。
笑止千万のご用心と告げておこう。
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、無事にフィナーレを迎えた。
観客は曲が、終わったのかどうかよく理解できなくってしばらくの静寂。
そりゃあそうだよね。
先行きが読めない演奏なんだからさあ(笑)
確かに終わったと理解できたら「YEAH!! 」と怒涛の大歓声が沸き起こった!
巧妙なるロックショーに、誰もがやられたね。

万雷の拍手と歓声が飛び交う

「WOW!!
ありがとうございました。
リミックスでした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。







 



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