S・T・A~MASA企画 LIBERATION39
ぼた山音楽祭8
1,22(SUN)
S・T・A2017年、一発目のライブは極寒の地、夕張。
ジャズ喫茶店としてお馴染みの「ファイブ・ペニーズ」が会場。
黄色いログハウスの造りがとってもお洒落で人気のスポット。
マサはここがまだ骨組み状態の段階から逐一足を運んで、作業中のマスターを捕まえては「早くオープンしてライブをやらせて!」とせかしていたものです(笑)。
そう、マサの実家は目と鼻の先にあるので、とっても便利。
学生時代、ここは営林署グラウンドだったのでよくサッカーや野球をして遊んだものです。
ファイブ・ペニーズは、それ以来ずっとお世話になりっぱなしのワガママ放題。早いものでもう開店から11年が経過したのですね。
夕張市が破綻したのをキッカケに「何か夕張に役立つ事がしたい!」と思案した結果、「微力ながらもやっぱり音楽の力で元気を与えよう!」に決定。
そこからはじまった「ぼた山音楽祭」
年一回ペースで開催していましたが、昨年は諸事情によりお休みしてしまいました・・・・。
周囲からは「いつ夕張ライブ復活するの!?」と頻繁にリクエストをいただき、一念発起
今回めでたく8回目を迎えることとなったわけです。
初期の頃は夕張在住もしくは出身か関係のミュージシャン限定で行っていたものの、年々参加者も減少傾向に陥りまして、いっそこの際マンネリ打破のためにも、マサの友人バンドにも声をかけようと路線変更。
すると嬉しい事に皆さん待ってました!とばかりに次々と快諾。白老、函館、小樽、岩見沢、栗山、千歳、苫小牧などなど遠路はるばる駆けつけてくれたのですよ。
今回もあれよあれよという間に出演者が集結。
収拾が付かないほどに膨れ上がりタイムテーブルも数度書き換え。
当日にも1組追加されて、最終的には13組のアーテイストで固めてみました。
嬉しいい悲鳴とはまさにこのこと。
「何で豪雪地なのに、わざわざ一番寒さの厳しい時期に毎回やるんだ!」と一部の人達から文句を頂戴することも度々ですが、今回の夕張は穏やかな天候。
どちらかというと、今冬の12月は札幌のほうが大雪で泣かされたくらいです。
天気予報も大当たりで、順調にことも運んでいます。
早々と午前10時過ぎに会場入りしてみると、マスター夫妻がストーブに薪をくべて室内を暖めています。
木が燃える匂いやパチパチとはじける音が、懐かしきレトロ感に包まれていて癒されます。
続々と到着する出演者達と挨拶を交わしながら、早速セッティングに取り掛かるとしましょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
時間の効率も考慮して綿密に組まれたスケジュール。
マサが中心となって段取りの説明、補足事項も逐一連絡し合います。
希望者には軽いウォーミング・アップ程度のリハーサル付き。
あっという間に店内はヌクヌクしてきましたよ。
午前11時半オープン。
お客様で早くも席が埋まって今か今かと、その時を待ち焦がれています。
美味しいドリンク&フードを味わっている方もチラホラ。
BGMも心地よく流れています。
マスターの配慮で外にテントを設営(第2控え室兼休憩所)。中にはヒーターや灰皿も置かれていて、ノンビリ快適に過ごす事ができます。
駐車場も正面営林署敷地まで利用できるんだから安心です。
これで屋根からの落雪やツララの被害も回避できるというもの。
このたびのライブは長丁場だけに2分構成でお送りしました。
STAが2015年に自主企画ライブで初利用させてもらった札幌琴似のライブハウス「BURN(かっこいい名前だなあ!)」
マサとスタジオで知り合ったサヨちゃんの紹介で
小野寺マスターとマサが去年から話し合って、是非ともコラボしよう!と画策。
その結果「ぼた山音楽祭」序盤はジャンルも豊富に「バーン・ファミリー」4連発。
皆、和気藹々と賑やかにね。
ライブ・イベントがたった今はじまったばかりだとはとても思えないくらいに、延々レッドゾーン振り切れ状態。
いやはやなんともバーンの連中、恐るべし!もちろんサヨちゃんもご来店。
ステージも客席も一体となっての熱き空間。これぞまさしくライブの醍醐味だね。
昼12時から夜8時半までの濃厚なる音楽イベント開幕です。
だれる事もなくヤマ場の連続だったと言い切っちゃいましょう。
恒例、マサは司会進行兼任です。
12:00~12:30
全曲オリジナルの「TAKARA」
本名「宝田くん」は初登場。
インパクトとロックテイストを意識してか、シンプルにズバッと「タカラ」と名乗っているとのこと。
イスに腰掛け、アコースティックギター一本で骨太の楽曲を次々と披露してくれた、男気溢れるシンガーソングライター。
オープニング・アクトにすえるなんてもったいないくらい。
まるでメインアクトのようだ。
インストウルメンタルの楽曲をナチュラルカラーの愛器ギブソンSJ-200スタンダードでひたすらかき鳴らしながらのプレイ。
ジャンボ・ボディのギターから響き渡るサウンドが、奥行きのある味わい深いいい鳴りしてます。
「ようこそ~!」
早くも声援があちこちから飛び交っています。
「タカラでございます!ヨロシク!!初めて夕張にやってきました。」
メッセージ色強烈な開巻「一歩」から、グイグイと観客をひきこんでいきます。
本人は意識していないとのことですが、「長渕剛」の影がチラホラ見え隠れしているように感じたのは私だけ?
バンド仲間達から、ヤンヤの喝采を全身に浴びながら簡単な自己紹介。
「普段、音楽活動の行動範囲は恐ろしく狭いんだけど、今回は珍しく夕張までやってきました。とても気合が入っております。
次の曲にいきたいと思います・・・・アイ・ラブ・ユー」
今度はイントロでボディ・パーカッションが飛び出した。
リズム感抜群でメリハリも利いているね。
アルペジオもシャープに軽快。
その勢いにのって自然と「アイ・ラブ・ユー!」の大合唱が沸き起こった。
締めくくりは、やっぱりボディ・パーカッションで。
「ハスキーだなあ!」と客席からエールが送られると、すかさず「打倒もんたよしのり!」とやりかえす(笑)。
「よく歌手で、体調悪い・・・とか言って言い訳する人がいますが、僕はそういうのって嫌いです。でも今、風邪ひいちゃったんだよね・・・(大爆笑)エエ・・・と・・・それではですねえ・・・・あ~あ~(発声練習)曲はドーナツ!!」
ここでは、ほのぼのとしたムード全開。
それでも言葉の一語一語が聞き手に突き刺さってくる。
この曲は「バーン」のメニューにある安くて美味しい名物ドーナツからインスパイアされたのかな?
「どうもありがとうございます」「もんたさ~ん!」「は~い!!え~そんな訳で普段にも増してハスキーヴォイスが冴えています。
何もしなくてもセクシーなんだけど・・・」「どの辺?」「生まれつきさ!!
ここで宣伝です。去年4曲入りのCDを発売しました。今日歌った曲も2曲収録。
世間の相場に背を向けて、はじめまして価格で500円!(安い!!)。あれ!?誰が用意したのか、ここにCDがある(写真参照・・・笑)。
見てください。裏もキラキラしていて綺麗(CDの再生盤面のことです!)
単刀直入に申しまして生意気にもストックあります。
もし興味ある方、もしくはガラガラ声で頑張ったね!と思ってくれた方がいたら、よろしくお願いいたします。
次に出演するバンドもCD持ってきてるね。そっちのほうが欲しいという方も僕に言ってください。仲間が盛り上がってくれると嬉しい!!(美しき友情だ!)後半戦に突入!(水を一飲み)はあ~・・・・それでは聞いてください・・・曲は・・・余裕」
歯切れの良いギター・カッティング。メリハリがあって爽やか。
個性も強烈でトークも嫌味がなく軽妙。
「本当にどうもありがとうございます。次の曲をもってかりてきたキャッツにバトンを渡したいと思います。
おお!!(と、ここで妄想の世界に没頭・・・笑)5万人くらいのコール&レスポンス。楽しい!凄い!!
最後の曲、ノー・マインド、ノー・ライフ!」
力強きラスト・ナンバーは硬軟自在にドラマティックで魂の絶叫。
「最後まで楽しもう!」
タカラくんはマサにCD「BIG DIPPER」をプレゼントしてくれました。もちろんこのライブ・レポート執筆中ずっと聞いていましたよ。
封入特典のステッカーも、その夜に即ベース・ハード・ケースにペッタンコしました!タカラくん、ありがとうね!!
12:40~1:10
「かりてきたキャッツ」もオリジナルを聞かせてくれた若き男性コンビ。
好感の持てる長身イケメン姿で、ポップな楽曲を披露。
揃いの黒パンツに白シャツがいつものユニフォームなのかな。
微笑みの貴公子タムラ君がボーカル、テクニカルなギタリスト&コーラスはヤマダくん(マーチン00042。これはエリック・クラプトンがアンプラグドで使用していたモデル)
マサが彼等の準備中にステージに向かって話しかけます
「このライブハウスはどう?」
「はい!外はマイナス気温ですが、僕たちのハートはプラス気温です!!」
「おお!これで掴みはオーケーだね!」
彼等にも熱烈なるファンが多いようで、わざわざ車で応援に来てくれていました。
「こんばんは・・・あ、じゃなかった・・・こんにちは!今日は遠路はるばる寒い中ありがとうございます・・・・・雲は遠く」
叙情的なメロディ、アレンジが光る名曲。
タカラくんとはまた違った魅力を放つアコースティック・ソング。
ファンたちもネオン・スティックを振って拍手喝采。
アップテンポの「今を生く」
ガラッと場面転換、元気漲る明るい曲調に、彼等のキャラクターがピッタリとリンク。相乗効果でドンドンとパワー倍増。
会場全体で手拍子の嵐。
序盤から大盛り上がり。
心底音楽を愛しているんだなあ・・・という心意気が伝わってきます。
タムラくんは水を一飲みして「改めまして、皆さん、こんにちは!ステージには風邪ひきのタカラ菌が舞っているけど(笑)タムラ菌も負けじと撒き散らしますか!」
アルペジオのバラードで「パレット」を絶唱
「人の愛・・・そうですね、伝えたいです・・・」
MCではコミカルな掛け合いで、ドッカンドッカンと笑いの渦を巻き起こすのに、楽曲は美しく奏でて歌い紡ぐんだから心憎いばかりのコントラスト。
歌詞の内容も、若き世代の代弁者のごとき共感できる内容盛りだくさん。
2人並んでプレイする立ち姿も見栄え良し。
タムラくん「昨日は栗山で2人一夜を明かしました(笑)。
いつもはシングルなんだけど、昨日はツイン!次はセミダブルかな!?」
ヤマダくん「ずっとベッド横に立たれていて、まるで自分が看病されている人みたいだった・・・すみません(笑)」
いきなり会場から「桑田佳祐のモノマネやれ!」
即座にあの声を再現するタムラくん、お見事だ。
「アイデンティティ・クライシス」
イベントの空気もすっかりと馴染んできたようです。
「ギヤを換えて皆さんの力を借りたいと思います。」
ブルージーなギター低音弦のピッキングにのってボーカルが「俺は誰なんだ?」と歌うとすかさず「タムラ!」と客から合の手。
息を切らせながらも、水分補給しつつ頑張り続けるタムラくん。
「今日、かりてきたキャッツいいなあ、と思ったらCD、ステッカー、Tシャツ、その他にもグッズ用意しております。皆さんの拍手が力になります。残り2曲に全てを込めて歌いたいと思います・・・・街」
一生懸命に打ち込む姿、笑顔が絶えない様子が微笑ましい。
ちなみにこのバンド名の由来ですが・・・初ライブの時、ボーカルのタムラくんが緊張のためか物凄くおとなしくて、周囲から「借りてきた猫みたい!」と言われたのがキッカケなんだそうですよ、なるほど。
「いきますよ~~!!最後の曲、わたしのすきなもの」
シンプルな作りなんだけど、とても温かく誰にでも伝わる懐の深い壮大なる感動のラブ・ソング。
歌いながら観客一人一人の目をまっすぐに見つめてうなずき、時には語りかけるように向き合う真摯な態度にウソ偽り無しさ。
「どうか今後ともよろしくお願いします!」
実はマサ、彼等からもCD「我輩は猫である」をプレゼントされました。ずるいでしょう(笑)。
5曲入り1000円。
(絶賛発売中。お問い合わせは琴似バーン、もしくは直接メンバーまで)
もちろんこのライブ・レポートを書いている今もへヴィー・ローテーションさ!
一切の捨て曲無しの名盤。
アルバム・タイトルといい、ジャケット内で夏目漱石に扮した2人のフォトも必見。
借り猫、ありがとう!!
1:20~1:50
初参加「小野雅通」さんも、ヤマハ・エレピによるオリジナル・ソングの弾き語りです。
普段は旭川を拠点に音楽活動を行っているそうですが、去年の9月にバーンで初ライブを体験。
それからは毎月呼んでいただいているそうです。
「前日の21日、土曜日もバーンでライブ出演をしたのですが、今回夕張でバーン・ミュージシャン達が出演するとのことで「じゃあ、見にいこう」と思っていたところ今日の午前中に・・・・出演、決まりました!と連絡が入り?????マークだらけ(笑)。まあ結果オーライですね・・・・・・1曲目は大切なもの」
小野さんの誠実な人柄が滲み出た、ぬくもりあるリズミカルでしっとりとした鍵盤タッチ。
いきなりのエントリーにも関わらず、そんなこと微塵にも感じさせないほどの落ち着きはらったステージング。
「皆さん、はじめまして。私にはかりてきた猫さんのような明るい曲はないです。次はERASE・・・・・・」
皆さん、ここでは静かに聞き入っています。
「改めまして、夕張初です。
完全に今朝まではオフモードでくつろいでいましたが、このたびキッカケを与えてもらい感謝です。
この建物は木の温かみがとてもいいですね。飲み物でも飲みながら聞いてください・・・・風という曲を・・・」
観客から愛ある冷やかしがしょっちゅう投げかけられています。
「ドラマー!」
「私は決してドラマーではありません。本職は鍵盤弾きです。はい、普段はバンドでも活動しています。
そこではドラムを叩いていますが・・・(笑)
弾き語りはそこそこのキャリア。2人でアコースティック・ユニットも組んでいます。
次の曲は僕が一人で歌うために、はじめて作った曲。久しぶりに歌います。私のミュージシャンとしての原点・・・心の扉」
現在、小野さんもCDを製作中だそうです。「ミニアルバムになる予定ですが、タカラさん、借り猫さんのように、今日ここに来るのだったら持ってきたかったです。次の曲は・・・三日月」
小野さんは札幌圏内での音楽活動はバーンを拠点にしているそうなのですが、タカラさんはじめバーン・ファミリーとはけっこう初対面の人達が多かったみたいです。
お互いに名刺交換は済ませたのかな??
まあ旭川という距離を考えたらそれも仕方ないですね。
だからというわけでもないと思うけれども、小野さんはバーン・チームからしきりにいじられっぱなし。またそのやりとりが微笑ましいのですよ。
「最後の曲なのですが、僕この間41歳になりまして、もう立派なオヤジです。
若いときにはラブソングでもストレートに、愛してる!とかいう歌詞で歌えたのですが、さすがにこの年齢になると恥ずかしくなってきました。
40過ぎたオヤジがどうやってラブソングを歌えばいいか・・?!
日常にある、あ!!こんなシアワセ~~!あるといいなあ・・・・
お菓子に例えて可愛いタイトルなんかもつけて作っちゃいました・・・・ポテトチップス!!」
随所に美味しそうな言葉がふんだんに散りばめられたとびきりキュートな曲。
またまたちゃちゃが入った!「コンソメパンチ!」「薄塩!!」
「塩っけをください・・・という気持ちで書きました・・・たまには甘いチップスもあるけど・・・」
「あるある!!」最後の最後までいじられ続けても、温厚篤実なる小野さんの優しさが場を和ませてくれるステージでした。
傍らには常にマネージャーのミナさんが優しく見守っていました。
CDの製作も頑張ってください!
2:00~2:30
4組目「NORTH DREAMERZ」も初。
バーン・ファミリーのとどめは、ボスのオノデラくん率いる4人組パーソンズのコピーバンドが登場。
バンド名を聞いただけで、それは一目瞭然。
ここで初めて本格的ロックバンドの形態になります。
編成は・・・・ボーカルにジル役としてレディース・シンガーのネネさん。
寡黙なギターはダイくん。ベース&コーラスはリーダーのユキくん。そしてドラマーが待ってました!の和尚さんことオノデラくん。
「LUCKY STAR」から派手派手賑やかに迫力いっぱいのぶちかまし。
男まさりのネネさんボーカルには誰もが圧倒されたはず。
大活躍のユキくんコーラスも効果抜群。
会場のあちこちでは撮影隊が忙しそうに走り回っています。
オノデラくんのドラミングは、もはや説明不要の貫禄と風格(ドラムセットはファイブ・ペニー備え付けの黒パール)。バーン応援団が大挙押しかけて来ています。
ネネさん「どうもこんにちは!夫婦ではないけれども夫婦漫才でもする?どうですか?夕張は・・・」
ユキくん「仕事がら北海道内は24年間色々あちこち行きましたが、初めて夕張にきました」
ネネさん「30年以上前にマウント・レースイ・スキー場へ、ボブスレーを乗りに来た事があるのよ」「ええ!?いいの?そんなのに乗っても・・?」
「うん。係りの人がいいよいいよって。リフトに乗せてもらって上から乗ったんだけど、小さな子供だったから、脱落しました(笑)
2曲目はバンド名のきっかけにもなったドリーマーズ!」
ここでも伸びやかで張りのある声のネネさん。
特筆すべきはギターのダイくん。
オノデラくんと共に見るからにロッカー然とした佇まいもさることながら、その安定性あるツボを心得たギター・スタイルは最高。
使用ギターはグレッチ・ジェットの黒。これにビグスビー・アーム・ユニットを装着。
持参したギターアンプはCUBE。これを駆使して空間系のエフェクターが、心地よく唸りをあげて広がっていきます。
抜群のタイミングでピック・スクラッチ。決してでしゃばることなくアンサンブルを重視したポジションにて、テクニックを磨き上げてきたのでしょうね。
デジタル・ワイヤレスも使用していましたね。
マサが1Uラックに埋め込んだ自分のレクサー・ワイヤレスを見せると「アナログですね」と彼に笑われてしまいました・・・・・ショボン。
「夕張へ呼んでいただいてありがとうございます!
緊張で手がプルプルしています。3曲目は・・・7COLORS!」
ネネさんVOとユキくんCHOとの男女コンビネーションが、硬軟織り交ぜたバランス配分から化学反応を起こしていい塩梅。
ユキくんは会場設営のトレース・エリオット・ベースアンプを黒いバッカス・ベース(ROSE指板)連結にて巧みな音作りで操作しつつ、ダイくんとの弦楽器コンビでグルーブを生み出しています。
会場から熱い視線を一身に受けながら
「TOKIO'S GLORIOUS 」でもネネさんは観客を指さして、パワーは全く衰え知らず。
「ありがとうございます!
私はポリープがあるので声が枯れてガラガラ・・・・
タカラさんCD出しました。借りてきた猫さんCD出しました。オノさん来月CD出します。
我々パーソンズのカヴァーバンドなのでCD出せません(笑)
どうしても私たちの曲が聞きたくなったときには、CDショップにいって本物のパーソンズを買ってください。
そのパーソンズが2016年の秋に札幌でライブをやる!ということで、そこで彼等のカヴァーバンド募集している!というニュースをユキちゃんが持ってきました。
その時、私達はまだバンド結成していなかったんだけど、今この横で寝ぼけ眼で立っているダイちゃんにギターを頼んだら、オーケーしてくれました。
で、すぐに応募用の映像撮影をして送ってみたら、通っちゃったんですね。
2チャンネルでは私がはいてもいない長靴を履いている、だとか、ドラマーがスティックを落としたのなら撮りなおせ!とか書かれていたけど通ったのならこっちのもの。
じゃあ最後にその時に演奏した曲をやります・・・・DEAR FRIENDS !!」
パーソンズの代表作を本家よりも先に会場のキューブ・ガーデンで披露したんだそうです。凄い!
リハからパーソンズが横に立っていたらしく、緊張したそうですがネネさんのハイトーンは筋金入りでメチャ突き抜けています。
音程もしっかりキープしていてうっとりするほど。今後もガンガンと暴れまくってね。
バーン・チーム4組、お疲れ様でした。
2:40~3:10
ここからは、STAライブ企画に、今までお付き合いのある人達が登場します。
フォークソングのオリジナルやカバー、替え歌などをタカラくん同様、イスに腰掛けてアコースティックギター一本で弾き語る「皆川祐爾さん」
使用ギターはマーチンのCEO7
皆川さんは唯一「ぼた山音楽祭」にフル出演してくれている方。貴重な存在だあ!!
夕張在住、伝説の吟遊詩人(本人曰く「長くやってるだけです・・・」と謙遜)。
残念ながらこの日はひどい風邪をひいてしまってライブも危ぶまれていましたが、何とか出演していただきました。
ありがたいことだ・・・・でも大好きなタバコはやめられませんね(笑)
しんどかったんだろうなあ。
盟友のヤマダさんも応援に駆けつけてくれましたよ(過去には一緒に出演してくれました)。
と、いきなりトリッキーなるギター・インストウルメンタルから「フォックス・グローヴ」。
カポタストを取り付けて繰り広げられる、巧みなフィンガリングが鮮やか。ハーモニックス・ピッキングで終了するまで息をもつかせぬあらゆる奏法のオンパレード。
上級者向けのギター教室みたいだ。
思わず客席から「イエーッ!」の大歓声。
「私の好きなカナダのシンガー・ソング・ライター、ブルース・コバーンの曲です。
1971年発表、雪の世界という名盤がありますが、まさに今この窓ガラスから見える情景がジャケット・デザインになっております(この場にいられてピッタリの演目なんだから、贅沢なるヒトトキだね)。
で、今の曲は雪の上をキツネが無邪気に飛び跳ねて、遊んでいるという雰囲気をあらわしています(本当にそう聞こえる)。
いつもぶっつけ本番でやるものですから、その辺は見逃してください・・・・
昔、夕張を走っていた情景を思い浮かべて・・・・・石炭列車ブルース」
皆川さんは、ずっと変わらずに、はやしている真っ白い口髭がチャーム・ポイント。
飄々とした皆川さんもこのあたりから徐々にエンジンがかかってきた模様。
続々と入場してくる観客達もライブを観て、開口一番「カッコイイ!」を連発。
「弾いているそばから、チューニングが狂っていくのです・・・。
先ほど琴似バーンの皆さんを聞かせていただきましたが、レベルが高いですね。
特に2番目に出演した借りてきた猫さん。ギターの機種を訊ねてみたらOOO!
音が良い訳だ。マーチン・サウンドが遺憾なく発揮されていてベストの選択、すばらしい。ほとんど今日は、はじめての方達がいっぱいいるので・・・
すごく古い40年以上前に作った、2年前にはやらなかったけど、夕張メロンという曲をやります・・・・当時は全然メジャーではなかった夕張メロン」
皆川さんはギターテクニックと味わい深い歌声はもちろんのこと、ウィットとユーモアに富んだ語り口も軽妙洒脱。
ペーソスの中にも淡々と毒を吐く場面も一興。
皆川さんならではの持ち味であります。けっして嫌味や不快感がないもんね。
これを勘違いした他の人がやらかしちゃあ台無しなんだよ。
内面から滲み出てくる皆川さんならではの人生感が説得力を伴って訴えかけてくるかのようです。
「古き良き時代・・・あの頃、私は夕張と東京を行ったり来たりしていました。
やっぱりこれを待っている人がいるので、ウケが良いから雪に相応しい、なごり雪をパロッた・・・なごり寿司」
やっぱり馬鹿ウケでした。
皆川さん、よくもまあ真顔でこんなに奇妙奇天烈なる歌詞を歌えるものだなあ・・・と妙に感心しきりですよ。
本家が聞いたらどのように感じるのだろうか・・・と思っちゃいました。
「今日はこの歌を歌うために来ました(笑)
去年、夕張は破綻10周年記念を迎えました。で、破綻の歌はないのか?どうやら作りそうにないので、私が作りました!夕張破綻音頭!!」
とってもヤバイ歌詞が次から次へと飛び出しくるんだけれども、そこかしこには皆川さんならではの風刺がピリッときいた夕張愛が、ふんだんにまぶされているわけですよ。
「忘れもしません、借金。忘れられないです。僕は頑張ろうとしています。リメンバー夕張!今年から盆踊りはこれでいきます(笑)」
あえて言わせてもらいますが、決して深刻な歌ではありません。
「ヤマダさん、今の歌撮った?それはまずいなあ・・・・地元では本来ならば歌えない・・・石が飛んでくる・・・最後の曲です、最終列車」
あっという間に辛口のコメントを含んだ、笑いの絶えないステージが終わり、現実世界に逆戻り。
でも朴訥なる皆川メロディーは、いつまでも皆の心の中に流れ続けていましたよ。
次回も愉快痛快なる曲を期待します。
3:20~3:50
初出演の「SECOND TUESDAY」は4人組バンド
といってもメンバー達は、以前ブラッディーなどのへヴィー・メタル(ラウドネスなど)バンドでの出演歴があります(そのブラッディーのシャウト型ヴォーカリストも応援にみえていました)
新たに組んだのが今回のバンド。
そうなのです、夕張北高校OBがメンバー。
北高校といえば、かの大橋純子の出身校。
夕張の中では、さしずめ一番のインテリ進学高校(現在は「ひまわり」という宿泊施設になっています)。
全5曲を浜田省吾カヴァーで演奏してくれました。
編成を紹介します・・・・マツオくんは遠く白老町からの参戦でギター&ヴォーカルを担当。アンプは会場のフェンダーを使用。
札幌からはベースのノブユキくん。マサは彼とは「STA企画・琴似BURN対バン」以来の再会。ブラッデイーのメンバーでもあります。
ドラマーは栗山町からシンジくん(黒のニルヴァーナTシャツがお似合い)。紅一点のナホちゃんは会場設置のグランドピアノ&キーボード担当。
彼女はカウンター内業務もこなしながらの演奏。ごくろうさまです。
1曲目「BE MY BABY(THE RONETTES)~路地裏の少年」
キーボード(ENSONIQ SD-1)の音が若干小さめだったので、マサがキーボード・アンプのゲインを上げてなんとか問題は解消。
しょっぱなから凝りに凝った演出で、モータウンサウンド永遠のスタンダードから浜田省吾へとメドレーです。
松尾くん、いつもはギタリストに専念するのですが、ここではヴォーカルもこなしています。
「ありがとうございました!外は物凄い雪です。いきなりブルースハープをつけるのを忘れてしまいましたあ・・・・」
2曲目は「19のままさ」
マツオくんには浜省のようにレイヴァンのサングラスをつけてもらいたかったですねえ(笑)。
「夕張の中では、一番栄えていた本町坂道中腹にカレー蕎麦屋さん「藤野屋」さんがありました。もう閉店してしまい、味は他店に引き継がれていますが(でもやはり味は本家が一番でしょう)。
その正面に商工会議所が建っていて、中には立派なホールもありました。どうせならば、そこでちょっと変わったコンサートをやりたいなあ・・・と、その時に初めて出会い急遽組まれたのがこのバンドです(マサも初ライブはそのホールでした!)。
昔の仲間達が今回のライブで復活。年をとったけれども、こういう場所を練習に貸してくれた北高校の先輩でもあるファイブペニーのマスターに感謝です。」
3曲目は「きっと明日」
メンバー達は青春真っ只中の学生時代にタイムスリップしているのではないでしょうか。
マツオくんが抱えているギターが鳥肌モノの一本で、なんと黒いグレコのレスポール・カスタム3P・U。
そうですよ、あのピーター・フランプトンのモデル。
ノブユキくんのベースがこれまた痺れちゃいます!
グレコの3トーンサンヴァーストで元フリーやフェイセスに在籍していた山内テツのプレシジョン・モデルです(メイプル指板)。
「どうも。続けていきます・・・・・マグノリアの小径」
改めて浜省の曲っていかしてますね。
根強いファンが現在も数多く存在するのがよく理解できます。ハイハット先端に取り付けられたパーカッションがブレイク部分で的確なビートを刻み込む。
このメンバーでジャパニーズ・ポップスをプレイしているってとっても新鮮に映りますね。
マツオくんが、ベースのノブユキくんにもおしゃべりを託します。
皆、仲の良さが伝わってきますね。でも各メンバーの住まいがちりじりばらばらだから練習は大変だったと思います。
メンバー紹介でも、内輪ウケの話題が投げかけられてとってもリラックス。
ドラマーのシンジくんは栗山町在住のためか、ファイターズの栗山監督とは懇意にしているそうです。ライブ後はマサとそのことで白熱しちゃいました(笑)
ハウリングが勃発していたけど、なんとか最後の曲を迎えることとなりました「アジアの風~青空~祈り~青空PART2」
持てる力の全てを込めてマツオくん、軽快に入魂のハイポジションによるギター・ソロがむせび泣く。
甘くほろ苦い青春の再現は成功したかな?
次の「ぼた山音楽祭」では、また何を仕掛けてくるのか乞うご期待!
4:00~4:30
7番目に現れたのは「ウィリー・二リー」
石狩代表の男性アコースティック・コンビが「借りてきた猫」ならば、空知代表はこの2人。
前回の「ぼた山音楽祭」に引き続き2度目の参加です。
前半3曲は彼等が愛してやまないコブクロから3曲、後半3曲は厳選された中からのオリジナル3曲の構成で全6曲。
元々は「はる」が母体のユニット。
惜しまれつつの解散後、サイトウくんが新たに選んだ相棒がわっちです(元はるパーカッショニストのアベくんもこの日は来店していました)。
ライブ・イベントも折り返し点に差し掛かってきたということで、重責をまかされた御両人が意気込んでステージヘ・・・・。
パート編成は・・・・サイトウくんがワインレッドのタカミネ(エレアコ)&ボーカル。
わっちはヤマハCPX1000のマリンブルー。
色彩だけでも、よく映えますね。
この一見シュールな響きを伴ったバンド名は「行き当たりばったり」という意味なんだそうです。
まあ、彼等のパフォーマンスをご覧になった方々ならばけっこう納得でしょう(笑)
とにかくその場、その場のノリを重要視した進行ゆえにプレッシャーもそうとうなものだったことでしょう。
はたからみるぶんには、全く感じないんだけど、わっちはめちゃくちゃに緊張するんだそうです。
出番時間がドンドンと迫ってくると、落ち着きなく入り口付近を不安げにウロウロしていましたね。
実際には「轍(コブクロ)」からライブが始まると、そんなことも吹き飛んじゃうんだけど。
いつまでたっても初々しいコンビですな。
「激しい曲は1曲目にはやりません。しっとりといくよ!」というわりには、けっこうハードな曲調なんだけどね・・・。
サイトウくん、珍しくハンド・マイクで猛烈にアピール。
過去に「はる」で出演した際、スタンバイ中サイトウ君のエレアコ内臓アンプ9Vバッテリー切れで音が出ない!というトラブルが勃発したことがあり、それ以来マサが逐一本人に確認するクセがついちゃいました(笑)。何事も経験。今回はバッチリ!
「時の足音(コブクロ)」
わっち、いつもはバンダナを頭に巻いているんだけど、今回は手拭い姿で気合十分、緊張もかなりほぐれてきたようだ。
抜群のハーモニー、そしてヤング・パワー炸裂。
「わっちです!」「ギター&ボーカルのカズです!よろしくお願いします!!だいぶ息も切れてきました・・・。
いつもは岩見沢の路上ライブを雪掻き分けながらやっています。
緊張しています・・・・まだ手がプルプルしている・・・・。この状態で次の曲をやるのか、と思うと戦々恐々です・・・・未来(コブクロ)」
2人で「一緒にやろうぜい!」と意気投合、グループ結成してから早4年、35歳になったんだそうです・・・そうかあ・・・時の流れは早くて残酷なもんだなあ!(笑)
「まだまだ、だいぶ緊張している・・・・指が震える・・・・カポの位置も間違えちゃった・・・・あれ!?すべっちゃった・・・ごめんね。」
必死に熱演する二人に励ましの意味もこめての拍手が鳴り止みません。
頑張れ!!
この曲では、わっちからのリードボーカル。次いでカズが引き継ぎボーカル、最後は贅沢なるツイン・リード・ボーカルで大きな山場に突入。
わっち「ボーカルのキーが高いじゃん。クラーッっとなってめまいする。ギター弾きにとっては致命的。
ここからはオリジナル。まずはわっちの曲。キノコをテーマに書いてみました」
前方に座っていた「借り猫」のタムラくんから突っ込みエールが入った!
「今日はダメだ!全部タムラくんに持っていかれた。とにかくですね~名文句のつもりで、半ばふざけて書いた曲がいつの間にか名曲になってしまった!良い曲と言われた!自分の曲を演奏するのって気恥ずかしくて緊張するね。こういう改まったライブ会場で自分の曲を演奏するのは初めてだ・・・・マッシュルーム!」
不覚にも聞き入ってしまいました。
「私、ピーマンですから」のパートは思い切りすべりまくっていたけどね(笑)
とにかく異常なくらいに、「緊張」という言葉を何度も発するこの2人を観るのは初めてです。一体全体どうしちゃったんだろうか?
でもライブ中にはギクシャク感が微塵も感じられなかったから、まあいいか。
「続きましては出来立てホヤホヤ。1週間前に相方から曲が届きましてビビビッ!ときました。聞いてください・・・・・花」
MCと曲とがギャップありすぎだよん。こいつは反則だ!
コミカルにふるまい油断させておいて、美しいハーモニーで落とす!という荒業?
まさかそんなことはないよね。場数をこなしながら試行錯誤の連続で荒波に揉まれて、ビッグな存在になってちょうだい。
「ああ!??今ので最後の曲だったんだあ。アンコールの声が聞こえてきた(大爆笑!)
最後もオリジナルでスマイル!!これに決めていました。さあ、一緒に!お手を拝借!!皆で笑顔になろう!」
「はる」の心高鳴る自信作。
ずっと歌い継がれてきた、あらゆる人類に対する応援歌。
何度聞いても心晴れ晴れにしてくれます。もしかしたら今回の「スマイル」は出色の完成度だったんじゃあないかい!
4:40~5:10
8バンド目は渋さの極致「WOOD BLOCKERS」
「ぼた山音楽祭」2度目のトリオ。
「琴似バーン」とも顔なじみなのですよ。
編成はバンマスのアイタさん(ギター&ボーカル)
パーカッションはトヨさん(カホンとシンバル)
この日唯一のウッド・ベース奏者シロクマさんという布陣。
「蒼い星くず(加山雄三)」から、アイタさんの味わい深き低音ヴォイスに黙って酔いしれてみてください。
加山フリークのファイブ・ペニー・マスターもさぞかしご満悦でしょう。
アイタさんのスプリング・リヴァーブをフル活用したギターの響きが臨場感満点。
「ウッド・ブロッカーズです!よろしくお願いします・・・・・ウナ・セラ・ディ東京(ザ・ピーナッツ)」
このイタリア語で「~ある黄昏時、~ある夕暮れ時」を意味する、気だるいムード溢れる昭和初期の香りが目いっぱいに漂うヒット曲。
雰囲気を出すのってそうとう難しいと思うんだけど、彼等は涼しい顔をして、さらっと演じてくれます。
エンディングはシロクマ燻し銀のベース・ソロ。
「3曲目はお酒を飲みたくなるような曲で・・・・・夜がくる!」
これは小林亜星先生作曲のサントリー・オールドCMソング。
男性による図太いスキャットが、アイタさんのキャラクターにピッタリとはまっています。
阿吽の呼吸でフィニッシュへ持ちこむ場面も、ため息が漏れるほど。
演歌「石狩晩歌(北原ミレイ)」では日本酒が飲みたくなることでしょう。
ついでにつまみの焼き魚もね。
ツボを心得たセットリストは、一部の隙もないほどに観客の心を鷲掴み。
自由自在に温故知新の心意気で迫ってきます。
メドレーにて「唐獅子牡丹(高倉健)」
ありとあらゆる人生観が浮き出てくるようなギターのイントロから、異色のアレンジで聞かせてくれました。
何を歌っても様になるアイタさんでも、ここいらへんはきつくて辛いセットリストだったようですよ。
「今日は〇万人の声援を受けています!(笑)」客席から「サインくださ~い!」
「家族が来ているんですよ。緊張しています・・・・。目の前で唐獅子牡丹を歌って、なんと説明したらいいのだろうか??(笑)」
いつも炎のバンダナをワイルドに頭に巻いている、パーカションのトヨさん独壇場「大阪ラプソディ(海原千里&万里)」
パワフルで躍動感に満ち満ちた、カホンとシンバル・ワークに釘付け。
指先にはテーピングを施しているけれども、あれはひとつ間違えば大怪我にも繋がるもの。
鍛錬を積んだ賜物でしょう。
ヒットするたびに、こちらサイドにもグッと力が入ります。
皆、連鎖して手を叩き、足踏みもはじまった。あれを見せつけられちゃあ、じっとなんかしていられないよね。
汗飛び散る迫力のシーン。
「あと2曲で勘弁してください・・・・恋の町札幌(石原裕次郎)」
でた!これをやってくれなきゃあ終われませんよ。
ブレイク部分ではお約束のシロクマ式ウッド・ベース・クルクル回転奏法。
これには、やんやの喝采が沸き起こった。
万雷の拍手は当たり前でしょう。
「ありがとうございました。最後の曲となります。雨の御堂筋!」
どの曲も原曲のイメージを決して損なうことなく、リスペクト精神を込めて斬新なる形で再現するところがベテランならではですなあ。
3人編成で曲をあれだけ練りこんで変身させる才能は、並々ならぬものがあります。
ちなみに、シロクマさんのサングラス姿はいつも周囲から「恐い!」と評判をとっています(笑)。
益々降雪は勢いが増してきたし、うっすら夕闇も迫ってきました。
・・・・・・PART2に続く・・・・・・
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