THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(S・T・A編)・PART,1

2024-09-12 10:36:20 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日中は日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほどだったけれども、徐々に涼しい風が吹いてきた
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、ここいらに来たら周囲はすっかりと夕闇に包まれてしまった
いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

ムンムンに熱気を帯びた会場内で絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
 バンドの入れ替え中・・・・・ザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」&「デイ・トリッパー」「ア・ハード・ディズ・ナイト」「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
レイ・パーカーJR「パーティ・ナウ」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ストローブス「パート・オブ・ザ・ユニオン」(あのリック・ウェイクマンもメンバーだった・・・でもこの1年前にイエスへ加入してしまったからここでは演奏していない)
ダイアナ・ロス「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
KC&サンシャイン・バンド「シェイク・ユア・ブーティ」
EW&F「セプテンバー」
ボニーM「サニー」
アラベスク「フライデー・ナイト」
クインシー・ジョーンズ「愛のコリーダ」
オリヴィア・ニュートン・ジョン「レット・ミー・ビー・ゼア」
ニール・セダカ「オー❕キャロル」
ザ・ヴェンチャーズ「急がば回れ」
スリー・ドッグ・ナイト「喜びの世界」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「ミスター・ロボット」(スティクス)
「遥かなる影」「スーパースター」「イエスタディ・ワンス・モア」(カーペンターズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ
ウイルソン・ピケットの「ダンス天国」で派手に決めて、締め括りはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」・・・・・そして思いっきり渋めのジャズ(これにはSTAのミツが敏感に反応していた!)
シットリと感動的でムードが盛り上がるねえ

それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

皆さま、お次の番だよ
ここで我らがSAPPORO・TRANSIT・AUTHORITY
最後にたっぷりとお送りしますよ((´∀`))

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

時間をちょっとだけ巻き戻してトリ前へ勢いにのって突入
早速いきましょうか!!

****いよいよ、メインイベント、我らがTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持しての登場となりました!

心して読んでくださいね。
それではよろしくお願いいたします。****

さあ、お待たせしました!

「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」の出番が、遂にやって参りました。

会場の周囲は石造りづくめ。
倉庫はもとより、トイレから公園の噴水、池から全てです

ブラスロックバンドSTAはこのイベントでの出場回数では最も多い13年連続の13回目を記録
(メンバーはその都度違いますが・・・リーダーのマサのみが皆勤賞)。
ちなみにコロナ禍もろもろの諸事情により、ここ北運河噴水公園ライブは2019年8月18日の日曜日から、去年8月28日(日)の間2年間は空白期間だったんだよ。

まあ、そんな能書きはどうでもいいこと。

次々に飛び出してくる多種多様なジャンルからなるバンドに、相当刺激を受けたご様子のSTA。

それでは、ライブ・レポート決定版のはじまり、はじまり~!!

STAは結成以来19年以上にわたり、毎月必ずライブを敢行しています。
(3年前のコロナ騒動で、それも途絶えてしまった次第・・・・・(´;ω;`)

開放感溢れる屋外ライブは、理屈抜きに気持ちよくって大好きだ。

短い北海道の夏を満喫するべく、メンバー全員いつにも増して力が入っていますよ。

2日間にわたって開催された恒例のライブイベント。
前日の土曜日は台風上陸の報で雨が心配されましたが、なんとかそれは回避
・・・・・でも特製ビニール屋根を設置していたそうです
・・・・・・・・・・・スタッフが天候によって迅速に対応する中での出演者は、かえって大熱演だったそうですよ。
・・・・まあ、それもライブの醍醐味さ、などと不敵に語っていました。
皆、こんがりと日に焼けていたなあ・・・・・。

毎年悪天候に見舞われているけれども、誰が雨人間なんだ!?と嘆きの声しきり。

ヘンな話、雨降りも名物となりつつあります。
週間天気予報も微妙な感じで報道しているし・・・・。

プレイヤー&オーディエンスにしてみたら、たまったものではありませんが・・・・などと言っていたら、最終日の日曜日は珍しくも最後まで好天に恵まれたのでした
(パープル・ブリンガー&STA出演共にね。
それは去年も同様だった。
さすが伝説の晴れバンド!!
神話は紛れもない本物)。

やはり一生懸命に祈ったのが、功を奏したようですね((´∀`*))。
何はともあれ、最大の天敵は雨。
それさえなければ、もうしめたもの。
ライブに全力で集中して、最高のパフォーマンスを披露するっきゃあないですね。

S・T・Aの出番は、トリ前の一番に美味しいところ(去年も同じ時間帯だった)。

毎度のことながら、今回もちょっとしたトラブルが勃発しましたがね・・・・(-_-;)。

次々早めに到着したメンバー達はテーブル席につくなり、スコアを広げて冴え渡るほどのアイディアをドンドンとひねり出していきます。

「ここはこうしよう。
このソロではアヴァンギャルドなプレイでサポート。
イントロはハイハット刻みで。
テンポはしっかりとキープ。
いっそのこと、このパートはコール&レスポンスをぶちかましてみない?」などと出てくる、出てくる。

悩んだり、不安な空気は皆無。

皆が皆、目を見張るほどの素晴らしいアンサンブル。

和やかに進行して、あらよっと基本の形が固まりました。

例によって毎月、メンバーの入れ替わりがありますが、もはや慣れっこ。

で、今回の一番大きな目玉はと言いますと・・・・・北運河STA初参加メンバーがいた事!
ハマピー、トモちゃんという最高の救世主には狂喜乱舞!

今回はスケジュールの関係上残念ながら不参加だったユーちゃんは、他のバンドで出演している時から、STAには興味を持っていたのだそうですよ。
「上手いなあ・・・・」と。

モッチンはしょっちゅう対バンで顔をあわせていた。
一昨年の北運河でもサングラス姿で、テイクオフとして出演していたしね
(その時だけ豪雨だった・・・・・)
それ以来、お互いに交流を深めて、STAに合流したという次第。

コバちゃん・・・・実はかなり前、この同じステージでぶっつけ本番でシカゴを1曲だけ演奏したことがあるのだよ!
あれはSTA史上に残る大事件だった。
北運河当日に、その頃のギタリストが急遽参加不可能という事態に陥ってしまった・・・・。
その時、自宅が近所だというコバちゃんが、たまたま会場に見学に来ていた。
で、その場で事情を説明したら「ああ、あの1曲だけならば弾けるよ。
今からギターを取りに行ってくる!」
と快諾してくれた。
コバちゃんの後ろ姿から、後光が差していたのは言うまでもない。
他の曲はトロンボーンやキーボードがソロを引き継いだりして、結局はいつも以上にエキサイティングなバカ受けパフォーマンスだった。
もちろん、本格的にSTAの北運河サウンドエナジーで1ステージ丸々コバちゃんが参加するのは2度目!

更に、ベテラン・プレイヤーのミツもひさしぶりに合流。
彼は長年のインターヴァルを重ねるうちに、マサと再び意気投合。
その流れで先月に引き続き、今回の参加も決定したというわけです。

各人共にスタジオ内でプレイしているうちに、メラメラと闘志に火が点いちゃったみたいです。

やっぱり屋外の空気は格別だとのこと(爆笑)。

結局は8人編成という、驚異の強力でゴージャスなるバンド編成とあいなりました。

これはひじょうに濃厚な組み合わせだ。

ステージに全員が上がれるか・・・ちょっと心配だったけど・・・・。

ただ人数が多いというだけではなく、どいつもこいつも猛者揃いだもんね。
一筋縄ではいかない。
経験豊富な連中ばかり。

ホーンセクションのキーマンでもあるウッドウィンズ奏者タカちゃんも、元気な姿で一緒に舞台を踏んだよ!

彼等は短期間でのスタジオ・リハーサルで(2回きり)大きなプレッシャーを抱えこみ大変だったことでしょうよ。
でも面白いことに、各自が崖っぷちに追い込まれれば追い込まれるほど、不屈の精神がたぎっちゃうものなのですよ、このバンドは。

結局は全員が揃ってのスタジオ・リハは少なかった・・・・。
リハは1回のみ参加のメンバーもいたし。

迫りくる出番を心待ちに虎視眈々と獲物を狙う目つきで、気合が入った面構えの筋金入り本格的音楽集団。
時間がきて、ステージに颯爽とのぼったメンバー達。
(マサは観客のお婆ちゃんに話しかけられて、ちょっと遅れ気味にステージヘ・・・・)

バンドの入れ替えには10分が用意されている。
((´∀`*))

人数が多いからポジションの確保だけでも一苦労。

夕暮れが本格的に迫ってきた・・・。

司会のサイトウ氏がアナウンス

「ありがとうございます。
まだまだこの後にも、素敵なバンドの皆さんが登場します。
変わらぬ声援をよろしくお願いします。

続いてのバンドもすっかりとお馴染みとなりました。
ザ・サッポロ・トランジット・オーソリティのステージをお楽しみいただきます」

各自立ち位置を決め、チューニング、ウォーミングアップも完了。

コバちゃんはさりげなく、高中正義のギター・フレーズを爪弾いている。
セット中のマサはアベさんと握手したり、挨拶にみえた女性に対して軽く会釈を交わしている。

その時、次に出演が控えているバンド達も続々と到着。
マサと手を振り合う。

新人のヒカルちゃんという若手による音響スタッフは先月の浅草橋でも大活躍。
照明を請け負ったテズカくんも一緒にテント内からステージへと動き回っている。
もちろんミワ御大が、ミキサー卓前で常に鎮座。

彼らはマサがいつも手渡すSTAセッティング表やらの詳細用紙に目を通してくれていたようで、すべてにおいてバッチリだったよ(笑)。
マサ使用のワイヤレス2機(シュアーのヴォーカル用とボスのベース用)周波数、ギタリストはどのメーカーの設置アンプで弾くか、ホーンセクションの立ち位置とマイクスタンドや譜面台の云々等々・・・・。

しかしミキサーSTAFF達は、概ね酸いも甘いも熟知しているのだ
そしてSTAに関して、最近すっかりと熟知してきたのでテキパキと接続作業を組み立てていく
「大丈夫!
いつもの内容ですよね!」と余裕しゃくしゃくの表情
シュアーのワイヤレスシステム、キーボード、ホーンのマイクと順々に効率よく接続していく。
おいおい、モッチンはホーンセクションの2人を写真撮影する余裕ありかいな(ピースサインでポーズ・・・・笑)
アキも便乗撮影に興じているし。

注目のポイントをいくつか!!
いつでもハードスケジュールなハマピーはこの日、実は札幌東区でオーケストラのリハだった
時間調整してもらい中抜け
時間ギリギリに小樽の会場へ悠然と到着(マサが事前に地図で説明済み)
で、STAの本番を終えたら再び札幌の東区オーケストラ・リハへ戻っていった
彼の事を今後は驚異のスーパーマンと呼ぼうね((´∀`))
マサは2バンド出演のため、お色直しを施す
長年はいていたジーンズは6月のライブくらいからあちこちに穴が開き始めてきた・・・・
両ひざやお尻の部分が悲惨な状態に・・・(´;ω;`)
アキは超貴重なるジェリーのロゴ入り黒Tシャツ
更にはおニューのピンク・テンガロンハットを被って臨んだ
ちょっとブカブカらしく、暴れたらガクンと前にずり落ちてしまったらしいが・・・(-_-;)
そして、いつもとかなり違う編成だということ
(パーカッションなし、去年は2管だったところ今年は倍の4管)
やっぱり、最大のポイントはSTAへ横並びにズラッとツワモノ達が参入してきた瞬間だ。
身震いするほどの感動をおぼえる。
これがまた、すこぶる好評。
スペースにもゆとりがあり動きやすいと喜ばれていたよ。
非常にありがたいことだ。
それでも、今回は別件でちょっと厄介だったみたいだけど・・・・

今年STA恒例の掛け持ちミュージシャンはやや少なめで3人
マサとアキは他にパープル・ブリンガー
コバちゃんはメインのショックス

各モニタースピーカー、マイクの確認。
これで安心したよ。
(ちなみに若い2人のスタッフも徐々に管楽器の音つくりに慣れてきたようで頼もしい限りだ。
勉強熱心だもんなあ)

何度も2人はステージとミキサーボードの間を行き来しつつ、その手際の良さといったらもう惚れ惚れするほどだ。

ミワくんの要望でホーン隊全員揃っての一世音出し。
軽く曲の触りを全員でプレイ。
壮観の一言だあ。
(この選曲に、一瞬だけ意見が割れたけど)

次いで、ミキサーの指示にしたがいサウンドチェック。
ステージ上のスタッフとミキサーとの打ち合わせ。
ホーン隊が順々に音出し。
これ、各メンバーのプレイだけで場が和んできちゃった。
それぞれに持ちネタがあって、個性がよく出ているのだ。
セクシーで官能的なソロ、アニメソング、競馬のファンファーレ、映画のテーマまで飛び出した。

ベース、ギター、ボーカルとどんどん音がまとまっていく。
なんとなく、この場面だけで観客に受けているんだけど((´∀`*))

その最中にも会場には爆音でノリのいいBGMが流れ続けているので、軽やかなステップでステージ前にてダンスに興じている観客多数。
その光景も最早おなじみだね。

それに彩りを添えるべく、マサがさりげなくバッキング。

モニタースピーカー、アキちゃんのキーボード、ホーン隊のポジションは若干後方や上手に移動・・・。
ミツとマサが直前に話し合ってホーン隊の位置はやや上手に決定。
ほぼ打ち合わせ通りに進行。
「マサさんが走り回れる面積はこれで確保した!!((´∀`))」とのこと

観客は当然として、スタッフや対バン達までもが色めきだってステージに熱い視線を送っているのが痛いほどに伝わってくるよ。
途中で気が付いたんだけど、この日の出演バンド中、ホーンが在籍するバンドはSTA以外だと数バンドだったさあ。
これって近年では珍しい現象。
年々、ホーンのバンドが増えているんだけどねえ・・・。

あれ!?
な、な、なんと、7分ほどで皆、準備完了しているではないか?!
なんという素早さ。
特に以前のドラマーだったら、必ずセッティングに、もたついていたんだけど、モッチンは、さすがいつでもどこでも関心するくらいに、手際よくって素早い。
マサが一番時間を擁していたから焦った
(ベースの音が接触不良なのか途切れがち・・・・・・ヒカルくんが懇切丁寧に対応してくれた・・・・笑)。
こういう面も今のメンバー達の素晴らしい点だ。
効率がいいんだもん。
メンバー達が各ポジションについて、ウオーミングアップ、チューニングに勤しむ
セットアップ開始!
マサが逐一全員とアイコンタクト。

そして準備万端整った頃合いを見計らってテズカくん、ヒカルくんが、マサに大きな輪を作ってオーケーのサインを送る

それでは前置きが大変長くなりました
さあ、いよいよ佳境だよ

ここいらで本編に入ります!
・・・・(-_-;)
十分に余裕があります。

若きヒカルちゃんはステージ上で俄然スタッフに徹している
斎藤さんがからかう
「メンバー達から声がかかっているよ
ちゃんと働いてください((´∀`))」
ガム・テープを貸してくれたテズカくんにも感謝


さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持してのショーが幕開けだ
((´∀`))

14番目の出演バンド「稲葉美紀DEAR FRIENDS」と入れ替え

照明が落とされているけれど、観客たちの視線がジリジリと伝わってくる。
それまでは軽快な心地よいシティポップ系がBGMだったんだけど、STAの時だけ何と「スペクトラム」の「イン・ザ・スペース」が流れてきた。
マサが即座に反応した!
「最高のSEだあ!!これってもしかしてSTA用の選曲!!??」
セッティングに汗しているスタッフが不敵にニンマリ!
憎い心使いだねえ
それにこたえて全曲をシカゴ初期の金字塔で一大網羅
お約束のヒット曲を手始めに、ちょいマニアックな通受けする曲、果てにはドラマティックでコアなプログレッシブ組曲までを盛り込む
俄然、燃えてきた!
「さあてと、そろそろいくぜい!!」
瞬き厳禁
心してご参加くださいませよ((´∀`*))

15、18:30~19:00

賑やかなBGMに誘われてワイヤレスマイクを手にした斎藤氏が、会場の後方受付カウンターからステージへと向けての司会進行役
バンドの入れ替え中もこのように場をつなぐ配慮を怠らない
「お待たせしました!
小樽北運河サウンド・エナジーはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・
私は司会進行があるのでバタバタですが・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど、今日はスタッフに徹して1曲も歌いませんでした((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
この後にも熱いバンドが出演しますよ
素晴らしいサウンドを披露してくれます
興味津々のジャンルはシカゴのカバーが中心。
更にパワーアップしてきました
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどをよろしくお願いいたします!
それではSAPPORO TRANSIT SUTHORTYの皆さんです
もうしばらくお待ちください・・・・!!」

盛大なるアナウンス導かれて、豪華絢爛なるショーの幕が切って落とされた!!

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたご様子だ。
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
悪しからず・・・(-_-;)



***SET LIST***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑み)
4、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたい事がたくさん)
5、ANXIETY MOMENT(不安の日々)
6、TO BE FREE(今こそ自由を)
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
8、ALIVE AGAIN
9、FREE(自由になりたい)
10、25OR6TO4(長い夜)



***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
HAMAPY・・・TP
TAKA・・・TS
KOBA-CHAN・・・G
MOCTHIN・・・DR CHO
AKI・・・KB CHO PER
MITSU・・・TB
TOMO-CHAN・・・AS



まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる。

(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
再び先ほどのサイトウ氏がスタッフテント内からワイヤレスマイクを手に、一息入れてから落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!
たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん。
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。
最多出場数を記録中!
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない

すでに掴みはバッチリとオーケーだ

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にドラミングの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれた。
ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくしたコバちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン・セクションはモンスター級!
驚異的な奴らだ。
タカのことをミツ曰く「江別のローランド・カーク」
ハマピーのことを「とってもアンサンブルとして吹きやすい」
トモちゃんのことも「グッとグレードアップしたね」
言い得て妙だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。
手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨、ジャズの達人だからこそ成しえる技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。
そもそも、この曲の演奏を一番熱望していたミツが、ブラス・フル・スコアを用意して、実現化へと導いてくれた張本人なんだからねえ((´∀`*)))

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ(その直前に刺しこまれるホーンのリット具合はみっちりと修正を施した)
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ハマピーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。


そして第3の男、コバちゃんによるワイルドなギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンのコバちゃんは、先述どおり、前のラルクアンシェルのコピーバンド「ショックス」でも大活躍中。
それ以外にも、いくつものプロジェクトに関わっている超売れっ子。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭にコバちゃんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したコバちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからミツへのホーンセクションに受け渡す流れへ。

マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプで空中2段キック・フィニッシュ。
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然している



****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
もちろんその通りだよ。
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている。
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ。
半端なく蒸し暑いので、とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))。

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります。
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。
これまたご機嫌なメドレー。
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この公園にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は筋金入り。
メイクもバッチリと施している
ワイルドな迷彩柄のスカートと黒ファッションで統一しているではないか。
デニム生地製テンガロンハットと激レアなシカゴTシャツも彼女最大のチャームポイント。
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが当時STAに在籍していたニシヤンや久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やん達もこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

コバちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
アベさんの大好物だけに熱狂的なエールを送ってくれた
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求。
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ。
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れを図った、(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー&モッチン渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
彼女も毎回シックな姿で着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日は涼しそうな上下白黒の服装にセンスの良いネールや髪型で、いつもにもましてオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態。
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている









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