THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(アンクル・キャッツ編)

2024-09-10 18:12:29 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、ここいらに来たら周囲はすっかりと夕闇に包まれてしまった
いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

ムンムンに熱気を帯びた会場内で絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
 バンドの入れ替え中・・・・・ザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」&「デイ・トリッパー」「ア・ハード・ディズ・ナイト」「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
レイ・パーカーJR「パーティ・ナウ」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ストローブス「パート・オブ・ザ・ユニオン」(あのリック・ウェイクマンもメンバーだった・・・でもこの1年前にイエスへ加入してしまったからここでは演奏していない)
ダイアナ・ロス「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
KC&サンシャイン・バンド「シェイク・ユア・ブーティ」
EW&F「セプテンバー」
ボニーM「サニー」
アラベスク「フライデー・ナイト」
クインシー・ジョーンズ「愛のコリーダ」
オリヴィア・ニュートン・ジョン「レット・ミー・ビー・ゼア」
ニール・セダカ「オー❕キャロル」
ザ・ヴェンチャーズ「急がば回れ」
スリー・ドッグ・ナイト「喜びの世界」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「ミスター・ロボット」(スティクス)
「遥かなる影」「スーパースター」「イエスタディ・ワンス・モア」(カーペンターズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ
ウイルソン・ピケットの「ダンス天国」で派手に決めて、締め括りはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」・・・・・そして思いっきり渋めのジャズ(これにはSTAのミツが敏感に反応していた!)
シットリと感動的でムードが盛り上がるねえ

それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

皆さま、お次の番だよ
本来ならばここで我らがSAPPORO・TRANSIT・AUTHORITYの登場なんだれども、それは最後にたっぷりと濃厚にお送りしますよ((´∀`))

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

オオトリへ勢いにのって突入
早速いきましょうか!!

はい!
さあさあ、ここでSTAともひじょうになじみ深いバンドの登場ですよ!!

16、19:10~19:35
さてさて、いよいよもって佳境に差し掛かってきましたよ。
次の出演は
満を持して最早お馴染みの人気者「アンクル・キャッツ」だ
ジャンルは誰でも気軽に歌えるありとあらゆる音楽で一大網羅
彼等は2年連続4回目の出演だ!!

で、時間の流れがなんまらと速い。
ラストまでアッという間の出来事だ。
日も徐々に短くなってきただけに、ムードも満点さ!!
10分ほどの押しだけど、さあ、覚悟して臨むようにね

彼等を見るのは今年2月25日(日)小樽公会堂大ホール雪明かりの路以来

バンドからありがたきメッセージが届いています
「私たちアンクル・キャッツは結成17年の歴史あるバンドです!
数々のメンバーチェンジを行い現在は女性1人を含んだ、ギター2人、ベース、キーボード、ヴォーカル、ドラムの6名体制です!
年号が令和に変わったところで、アンクルもドラマーが変わりました!
札幌を拠点にアンクル・キャッツのコンセプトとして、昭和歌謡曲をロック風にアレンジしたり、アニソンや演歌、オリジナルを中心に特定のバンドやジャンルにとらわれず自分たちの好きな曲を色々とアレンジ含め演奏。
心機一転マイペースに活動していきます。
比較的に女性ヴォーカルの曲が多めですね。
決してカヴァー・バンドではありません。
これからは積極的に洋楽へも着手していく所存であります。
今までアンクル・キャッツの事をご存じなかった演者の皆さん、会場に足をお運びくださった観客の皆さんにも知っていただきたく、精一杯、頑張って演奏させていただきますので、楽しみにしていてください。
不安も少々ありますが、それよりもアンクルの新しい音にご期待ください!」

そうなのですよ
琴線を震わせるフルコースで盛りだくさんだ

何をおっしゃる・・・・このあたりでアンクルキャッツを知らない人は皆無でしょうよ
もしそういう人がいたのならば、その方はモグリですよん((´∀`))


すっかりとSTA界隈では常連組。

まあ、いずれにしても、百戦錬磨のツワモノたちだ。

先述通り、男性5人プラスおなじみの引っ張りだこ、ミーさんがキーボード参加での6人組み。

S・T・Aのリブレーション企画を中心に、ほとんどファミリーのようなバンド。

徐々にメンバーを一部入れ替えての、新生アンクル・キャッツとして華麗に再構築を図っている!
そうそう、5年前の前半には江別市民会館でもタイバンをやったよね。
お互いに顔見知りがいるということは心強いものだ
来月もご一緒だしなあ

 メンバーの紹介をします・・・・・・

リーダーのヒロさんが小樽屋外ではストラトタイプ・ギターを持って現れた
な、な、なんと今回はフェンダーのストラトキャスターを使用!
(目にも鮮やかな水色ボディ・カラー
ローズ指板)
他にも激レアでマニアックな楽器類を多数所持
ギターコレクターの様相を呈していますな。
一体全体この人は何本のギターを所有しているのか今度ジックリ聞いてみようっと!
しかも、どれもこれもが渋い高級なものばかりだしね。
(ストラップは黒の革製品。
コーラスも担当)。
何かとヒロさんはリーダーとして多忙なのだ。
右胸に神々しきアンクルキャッツ・ロゴ入りの黄色いTシャツを着用していました。
眼鏡を装着
そうそう、ついこの間まで我らがSTAでもギタリストとしてサポート加入していくつかのステージを共にしました
その節は大変お世話になりました
この日も福さん直々にSTAのテーブル席へご挨拶にきてくれました

ベース&コーラスのムッちゃんはもちろん長年の愛器ミュージックマン・スターリングを持参
(ナチュラルボディカラー。
ローズ指板。
フィンガーピッキング。
ワイヤレスを装着)。
長年伸ばしているロングヘアを後ろでガッチリと結ぶスタイルでの熱演。
彼も自らデザインした(これが本職)アンクルキャッツのロゴを右胸にプリントした黒Tシャツを着用。
右手首にも黒のアームレストを装着
超売れっ子のムッチャン。
なんと現在では4つのバンドを掛け持ちしているのだそうですよ。
まだまだ増えたりしてね!
人気者はつらいよ。
そうそうタカ&トシの冠番組「タカトシランド」にムッチャンの店「ミューズ・カフェ」が紹介されました
再ブレイクした道産子のお笑いタレント「とにかく明るい安村」くんと一緒に来店して持ち芸まで披露してくれバカ受けしていたよ
カウンター席の後方壁にはしっかりとメインベースが飾られていたのを私は見逃さなかった!!
これ、実はテレビ撮影用として特別にぶら下げたとのこと
因みにみっちゃん、ものすごく痩せた
ダイエットに成功したらしい
その秘訣を密かに教えてもらったさあ・・・・


タメの効いたバックビートが評判のマコトちゃんはニューフェイス・ドラマー。
ムッチャンと同一デザインの黒いアンクルキャッツのTshirtを着用
キャップも黒で決めている
ロマンスグレーの頭髪がチャームポイントでとってもお似合いさ

先述のキーボード(ヤマハのMODX7)&コーラスは一番新しいメンバーの紅一点ミーちゃん
椅子に座ってのプレイスタイル
茶髪のロングヘアがキュートでチャーミングなコケティッシュ・レディ。
世の殿方どものハートもイチコロだ。((´∀`*))
オシャレで情熱的な赤いファッション(帽子とロングのドレス)がとてもファッショナブル

そして花束持参の追っかけファンが続出のカリスマ・ヴォーカルには神々しきフミオ君!
会場によっては出待ちまでいるんだからねえ
この日も熱狂的な女性ファンやチビッ子達が駆け付けて、写真撮影に没頭していました
(私もお手伝いさせられちゃったさあ・・・・・)
今回も着替えとメイクをバッチリと施し、ステージに堂々君臨していました。
ライブのたびに自身でのテーマを掲げてカラーリングを決めています。
それも一つの醍醐味だ。
で、今回は潔く全身を黒で統一した、美しきいで立ち!。
煌びやかな装いでひと際目を引いていたよ
(写真参照)
帽子から、ジャケット、パンツ、ブーツ、手袋に至るまで、どこをとっても一際他を圧倒
文句なしに目立っています!!
目にも鮮やかにキラキラと輝くストールが、1ポイント追加ですこぶるオシャレ。
ちょっと彼はほろ酔い加減だけど、艶やか。
マサが以前にオリジナリティ溢れる衣装についてコメントした事で刺激を受け大変奮起したらしくて(!)、超が付くほどに更なるド派手な仕立て具合でまとめてきてくれたようです。
いやはやなんとも、御見逸れしました!
めくるめくコスチューム・シリーズの総結集だ
もちろん衣装は全て、フミオくんによる完全なるハンドメイド。
一針、一針を、丹精込めて縫い上げ製作しているとのこと。
ボイス・トレーニングと並行して、ビジュアル面にも徹底的に突き詰める生真面目でストイックな男であります。
衣装によっては、フミオ君が歩いてきた通路はすぐにわかるのだよ・・・・だって羽が散乱していたもんね
(以前これを拾ったあるレディは髭に見立てて記念撮影とシャレこんでいた・・・・笑)
そして皆、食い入るようにかぶりつきで聞き入っていたよ。
アイちゃんもマサに「あの衣装はどこで購入しているんですか?」と聞いてきたくらいだ
意外にも衣装をケースに入れて移動するときは相当な重量に苦労するらしい
涙ぐましい努力のたまものだ
出番前には会場の店で買った焼きそばを美味しそうに食べていたよ

もう一人のギタリストはスパンコール・エレキダくん。
ネットで購入したという銀色のスパンコール衣装がまぶしいくらいに輝いている。
その詳細のレポートも以前に書いていますが(小樽・ゴールドストーン)、3種類のキラキラ衣装を所持しているのだとか・・・・((´∀`*))。
さり気なく飾り付けられた、黒いメッシュのテンガロンハットも着用。
エレキダくん使用のギターはトレードマークともいえるフェンダー・ストラトキャスター3シングルピックアップ。
3トーン・サンバーストボディカラー、ローズ指板仕様。
ちなみにマサとは、居住地がなんまら近いのだ。

 開演前、マサは直接ステージ上のフミオくんのところにまで駆け寄って激励。
律儀に深々と一礼を返してくれました
(アキちゃんもオフステージ時に挨拶をしたら、やはりご丁寧にお辞儀してくれたとさ)。
さっすが一流のエンターテイナー。
お客様は神様だもんね

それでは前置きが大変長くなりました
さあ、いよいよ佳境だよ

ここいらで本編に入ります!

ステージの入れ替えには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
準備万端整っているので十分に余裕があります。

若きヒカルちゃんはステージ上で俄然スタッフに徹している
斎藤さんがからかう
「メンバー達から声がかかっているよ
ちゃんと働いてください((´∀`))」
ほどよくバランス&サウンド・チェックも終えてスタンバイ・オーケーのサインを音響スタッフ(ミワさんに送る。


さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持してのショーが幕開けだ
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))

賑やかなBGMに誘われてワイヤレスマイクを手にした斎藤氏が、会場の後方受付カウンターからステージへと向けての司会進行役。
「お待たせしました!
小樽北運河サウンド・エナジーはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・
私は司会進行があるのでバタバタですが・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど、今日はスタッフに徹して1曲も歌いませんでした((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
この後にはメインイベントなバンドが出演しますよ
素晴らしい歌声を披露してくれますよ
興味津々のジャンルは邦楽のカバーが中心。
更にパワーアップしてきました
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどをよろしくお願いいたします!
それではアンクル・キャッツの皆さんです。
どうぞよろしくお願いいたします!!」

盛大なるアナウンス導かれて、豪華絢爛なるショーの幕が切って落とされた!!

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたご様子だ。
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
悪しからず・・・(-_-;)

ナイスガイのフミオくんがMCも兼任。
その一種独特なほのぼのトークも含めて、存分にご堪能あれ。
癖になること超請け合い。

「はい、アンクル・キャッツといいます。
よろしくお願いいたします」
まずは名刺代わりに・・・・
王道の路線でオープニングナンバーは・・・・・・
「愛の嵐」
(山口百恵)
おお!
いきなり初っ端からこれですかあ!
怒涛の衝撃ですな
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれで決まり
アンクルの激レアソング
序盤戦にはもってこいだ
(今年2月24日の土曜日、雪明かりの路・小樽公会堂大ホールでは2曲目に組み込まれていた)
1979年6月1日に発売された26枚目のシングル
アルバム「春告鳥」6曲目に収録
オリコンチャートでは最高ランキング5位を記録
「女の嫉妬」をテーマにしたハードなロック調の楽曲
イタリア映画の「愛の嵐」がヒントとなって制作された
問答無用でアップテンポな渋い曲調にのって、息をもつかせぬ攻防。
けたたましいビートが打ち鳴らされる。
絶え間なく、歓声があちこちから沸き起こる。
リラックスモードのフミオくんが振り付けでも魅了する。
そのたびにヒラヒラと揺れる衣装も、照明に浮かび上がって幻想的
夕闇の中で一際煌びやかだ。
聴覚、視覚にと訴えかけるものが多くて贅沢なひと時を満喫。
誰もがバッチリ虎視眈眈と、いい仕事をしているよ。
キラキラと滲んだ汗が光っている
的確なドラミングが絡みつく中、アーミング&チョーキングを交えたギター・ソロとスラップ・ベースも気持ちいい。
ギターの滑らかなる決め一音フィンガリングに雪崩れ込み。
常にテンションの高いステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。このギャップも魅力の一つ。
フミオくんの豊かな声量はいつ聞いても鮮やか過ぎる
恐るべし
都会的な雰囲気が漂うステージを展開
前後対バン達との対比がすこぶる面白い。
これはもしかして確信犯なのかな?
バックを淡々とつとめあげているメンバー達も、さっそく程よく体が温まってきたようだ
ウオーミングアップ程度に巧みにこなしているよ
中々に生きのいい貫禄で盛り上げてくれました
でも決して気取った嫌味な感じは与えないところがミソ
その派手なリフ絡みとインパクトの匙加減が絶妙

「もしかしたら、これは知っている人がいるかもしれませんが・・・・天使よ故郷を見よ」
アン・ルイスの28枚目シングル
1987年5月1日発売
アルバム「ジョシン」のラスト10曲目に収録
オリコンチャートでは最高ランキング29位を記録
コマーシャルソングとしても起用されていた
口ずさむことができるくらいに、我々世代ならお馴染みの曲だよん
メンバー達は男女問わずに、ロック色を猛烈アピールしています
そうなのですよ・・・アン・ルイスがアイドルという枠組みから脱却するためにひたすらチャレンジを重ねていた時期の楽曲の一つ
歌謡界を軽く超越するほどの勢いにのって、ジャパニーズ・ロッククィーンの称号を欲しいままにした決定打でもある
それをフミオくんの持ち味でもあるミステリアス・キャラとが、激しくも情熱的に合流してメラメラ燃え上がっているような迫力で一気に聞かせてくれます。
これで益々、知名度が広がったことでしょう。
ヒロさん&ミーちゃんのコーラスもさりげなく絡んでいる。
ここで周囲の女性ファンがもう我慢の限界。
居ても立ってもいられなくなり「踊りにいってくるからね~!!」と
凄まじきダンサーの本領発揮。
アベさんは今回持参してきたセンスでパタパタと仰いでいました。
他にもいつもならば仲良く対バンで出演を楽しんでいるミュージシャンたちが、かなりの人数で訪れていました。
アンクル・キャッツは新しいレパートリーが目白押しで嬉しき裏切り行為の連続。
個人的にもご機嫌でした。
この状況を後部座席で見つめていた女性客の方がマサに「まるで外国のようですね・・・」とビックリしていました。
観客席もドンドンと前方に押し寄せてきて賑わってきましたよ
カラフルなキラキラ・ライトを振っている人がいて、暗い空間を綺麗に彩っています。
一生懸命にフロントを担っている初々しきフミオ君を見ていると、ついつい自ずと応援にも熱が入るというものです

百恵、アン・ルイスに引き続いての曲はな、な、なんと伝説のフォークシンガー故・村下孝蔵の代表作品「初恋」がしっとりと飛び出した
1983年2月25日に5枚目のシングルとしてリリース
アルバム「初恋~浅き夢みし」トップに収録
オリコン週間チャートでは3位を記録した名バラード
硬軟織り交ぜたセットリストが絶妙のテイストですこぶる気持ち良い
誰にでも経験のある甘くてほろ苦い青春の一コマを見事に描写した金字塔
実は息継ぎが難しい曲でもあるのだがフミオくんにかかったら楽勝
もうここまできたら、フォークだのなんだのと能書きを垂れ流すなんて阿保らしくなってきちゃう。
思いっきり身を委ねて酔いしれちゃおう
独特で魅力的なメロディーがたまりませんなあ
これは抒情的でポップな世界観の総結集。
エモーショナルにせめぎ合って煽りまくる
文句なしに村下ワールドの真骨頂。
滑らかにうねるようなギター・ソロもいい効果を発揮しているよ。
間奏のいぶし銀なバトル
フクさんは再度フロントセンターまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
フィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
グイグイと突き上げてくるように畳みかける展開。
徹底的に打ちのめされるのも一興。
歌詞だけを読むと、どこか退廃したような静けさに満ちているんだけどね。
もはや鉄壁のスタンダードと化したね

4曲目はお約束
言わずと知れた苫小牧出身、堀江淳の代表作品で「メモリーグラス」
1981年4月21日にデビューシングルとして発売。
album「硝子通り」2曲目に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランニング3位を記録。
53,4万枚を売り上げ、今も歌い継がれている名曲中の名曲。
メロディ、アレンジ、コード進行、声質、どれもが洗練されている永遠の至宝。
不思議で感傷的な懐かしい言葉選びも実に素晴らしくて美しい・・・。
切なく、ドラマティックに観客を引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。
アダルティックで魔法のような曲だけど、フミオ君は一切のふらつきが見当たらないんだから脅威だ
ミステリアスで女性のように中性的な唯一無二の歌声がナイス
はじめはやや抑え気味に囁きヴォイス・・・・徐々に盛りあがりをみせながらも、抑揚のつけ方が鋭いくらいに安定感抜群。
一体全体、どこまで伸びやかな声が出るんだ。
衰えるどころかドンドンとパワーアップしているではないかあ
感情込めて手の平を上げ頭上をウットリと見上げながらも、絶大なる歌唱力を誇るストロング・ヴォイスの真骨頂。
思わず、聞き惚れてしまいますね。
あまりにも上手くて、ただただ羨ましくなっちゃうよ・・・・。
フルスロットルでレッドゾーンもとっくに振り切れちゃってる
脳天のヒューズもスパークしてぶっ飛んでる
もうこれしかないという勢いにのっての熱演。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・
コーラスも織り交ぜアドレナリンが噴出だ

「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
昭和歌謡なんですが・・・・
あんまり好きじゃあないですよね??!!
そのまま、タッタカタッタカと続けさせていただきました・・・・
早いもので次の曲で最後です・・・・・」
「ええええ!!????・・・・・」
「もういいやあ、って言われるよりは、えええええ!!???と言われるほうがいいね(爆笑)・・・・・
うちのテーマ・ソング的な曲をお送りしたいと思います・・・・(笑)・・・・・・・ボヘミアン(葛城ユキ)」
1983年5月21日リリース。
5アルバム「ランナー」に収録。
オリコンチャート週間3位を記録
ユキ嬢の代表作であり長年カラオケの定番ソングでもある
老若男女に今でも人気
残念ながら昨年の6月27日に惜しまれつつも亡くなってしまった葛城ユキさんへのオマージュを込めたトリビュートなのかな・・・・。
そんなこんなでとりあえずは、一気呵成に演奏開始!
ディスコティック・ダンサンブル・ハードロック系の懐かしき永遠の名曲
なんのなんの、本人は前述のとおり謙遜しているけれども、グイグイとパワー全開のフミオくんが発する煌びやかなるオーラは、誰もが一度でも触れた途端、虜になること受けあいさ。
やっぱり只者ではない。
いつどんな時にでも腰の低い好男子。
「タナカく~ん!!(フミオくんの苗字)」
あちこちから彼に対する熱烈なるラブコールが再び飛び交う。
すっかり道内のライブ・イベントでは、名物化するほどに浸透した感ありです(笑)。
本家は男顔負けなほどのSTRONGハスキーヴォイスだけど、フミオくんは相変わらず張りのあるクリアな歌声だけにウットリとしちゃうよ。
決めのタイトルパートコールでは、後方観客席からバッチリなタイミングで合の手が入る。
トリッキーなナチュラルトーンによるアーミング・リックを絡めた、乾いたサウンドのギターカッティングも実は肝なのだ。
ポーカー・フェイスのムッちゃんによる重量感タップリのボトム・ラインの刻みも雰囲気抜群
普段のニコヤカなる佇まいとは一閃を画すほどに。
「ムッちゃ~ん!
かっこいい!
もっとこいや~~!!」と彼にも声援が絶えず送られています。
あまりにも激しいアクションを繰り広げたものだから汗だく。
白い手ぬぐいで曲間は絶えず顔をゴシゴシと拭いている。
すこぶる重労働だもんなあ。
既にライブを終えたバンド連中も客席中央で大合唱!
皆、曲に合わせてアドリブで踊っているではないかあ!
バンドマン達の振り付けやジェスチャーもバカ受け
何をやっても奴らは恐ろしき脅威のパフォーマーだ
気合の入り方が半端ない

当然のごとくアンコールの嵐が吹き荒れるのさ
まだまだステージを降りることは許されない宿命なのだ

「では次の曲をお届けしたいと思います。
中森明菜さんの北ウィングという曲を歌わせてもらいます・・・・・・・・」
(黄金期7枚目のシングルとして1984年1月1日にリリースされた
数多くの賞を受賞
アルバム「アニヴァーサリー」に収録
4分39秒
オリコンチャート週間2位を記録
以上ウィキペディアより引用)
別格アイドルの歌姫をカバー
マコトちゃんのスティックによるカウントから爆音轟かせてストレートなビートに乗ってのドラミング。
アンクル・キャッツは骨太で男気溢れるシンプルなサウンドにアレンジしているようです。
80年代にこれだけ貫禄に満ち溢れた歌謡ロックが存在していたなんて驚きだ。
今、改めて聴いてみてもメチャクチャにかっこいいね。
全体的にタイトで抑え気味のグルーヴ・メイクが、的確に壮大なる音絵巻フォーメーションを構築
ドラマティックに観客を引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。
有り余る才能をフルに導入した展開は絶品。
今までとは全くタイプの異なる楽曲の特性を生かしつつも、バックとのアンサンブル・コンビネーションも秀逸。
フクダさんの目を見張るようなギターソロが、天空を自由自在に駆け巡る「ギュィ~ン!!」
うねりまくりのベース・ソロも、すこぶるこなれてきたところは特筆すべき点。
ムッちゃんは、エフェクターを最大限に駆使して盛り立てる。
オクターブを勢いよく上昇するフミオくんの悩殺ボーカル・スタイルに皆が釘付け

アンクル・キャッツは中森明菜のレパートリ―を数多くカバーしていますが、こちらも十八番ではないかいな!?
「DESIRE(情熱)」
1986年2月3日にリリースされた14枚目のシングル。
album「CD'87」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を記録。
CMソングにも起用されて話題となった。
極上のハードロック臭が勢いよくプンプンと漂いまくっている。
フミオくんはキーの広さが異常でないかい!?
ドンドン艶が増してきて、その特異性に磨きがかかってきた。
なめてかかれない大人の色気が満載。
とどめは、日頃の鍛錬がものをいう炸裂する自然なビブラート。
いつの日にか、フミオ君が艶やかに歌う本格的なヘヴィーメタリックなロックが聞きたいなあ。
ああ・・・想像しただけでゾクゾクと戦慄が走ってきて突き刺さる。
次に何が飛び出すのか、楽しみで期待にワクワクときめいてきちゃうよん。
特筆すべきは、ミーちゃんによる、さりげない妖艶なコーラスワークと斬新なアレンジ力!
余力を振り絞っての熱演
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない
あらら・・・・?
どこからか現れたおじさんがシャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻ってしまうね
チャイナシンバルの連打を目印にソロを受け継ぐバック陣
目まぐるしいバトン・タッチ
締め括りはやはり一丸となって決まりさ
ラストにふさわしき全員によるせめぎ合い
そこからスネアロールでタム回しを迎える
会場全体が一体となっての凄まじきダンス大会
お祭り騒ぎ
ライブならではの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演
追随するかのごとく、かっこいいギターソロが儚い終焉を告げる。
自然な曲の繋がりは抜群で、バッチリと大団円を迎えた

「どうも今日はありがとうございました
アンクルキャッツでした
本日はお誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?これからもこのステージに出たいので、どうぞ、今後共よろしくお願いします(笑)
((´∀`*))
興味のある方はぜひともお越しくださいませ。
また、ライブイベントの話もあれば、駆け付けますよ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ。
観客の方々がバンドに向けて勢いよくクラッカーを放つ。
「パン!パン!!」
和気藹藹と賑やかだ。
怒涛のジャパニーズ・ポップスショーはあっという間に終了しちゃったさあ

フィナーレを迎えたアンクルキャッツは、汗びっしょりで達成感に満たされて席に戻っていきました。
観客席のあちこちからは感動の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。
完全燃焼でライブは終了。
爽やかな疲労感にまみれて、メンバー達はステージを後にしました
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

またすぐにでも観たいよ!!
爽やかな疲労感に包まれている
本当にお疲れ様でした。
感謝感激雨あられ状態だよ。((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・
絶賛の嵐が吹き荒れる


会場後方テント内に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでワイヤレスマイクを手に豪快なるアナウンス。
「ありがとうございました。
アンクルキャッツの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらを見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このバンドの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
5人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれましたよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していました!!

****この熱量そのままにお次も負けてはいられません
時間をちょっと前に戻してくださいな
トリ前のバンド
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
壮大なる初期シカゴのカバー・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
SAPPORO・TRANSIT ・AUTHORITY
いってみよう!!****
ヤバい奴らだ・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」
エルトン・ジョン「クロコダイル・ロック」
ポール・モーリア「恋は水色」

 
****残すところは1バンドとなりました!!(笑)****









 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« America | トップ | VOL,215 夏の終わりの北運河... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Live Set List」カテゴリの最新記事