アイム・セクシー(ロッド・スチュワート)、セレブレーション(クール&ザ・ギャング、ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?(バンド・エイド)、シャウト(ティアーズ・フォー・フィアーズ)、ファンキー・タウン(リップス)、ミスティー・ハート(クオーターフラッシュ)チキチータ(アバ),ギミ―ギミーギミー(アバ)、ショー・ミー・ザ・ウェイ(ピーター・フランプトン)、オールナイト・ロング(レインボウ)、愛ある限り(キャプテン&テニール)、ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ)、スイング・アウト・シスター(ブレイクアウト)、ダンス・ウイズ・ミー(オーリアンズ)、ヴェンチャーズ(10番街の殺人)、バグルス(ラジオ・スターの悲劇)、オリジナル・キャスト(ミスター・マンディ)、レインボウ(アイ・サレンダー)、ザ・ビートルズ(レボリューション)&(アイ・フィール・ファイン)、ストーリーズ(ブラザールイ)、愛の願い(ミッシェル・ポルナレフ)、ハイヤー・ラブ(スティーブ・ウインウッド)、グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(エルトン・ジョン)、ドント・クライ(ASIA)・・・・
残すところあと1バンド
あっという間だね
まだまだたっぷりと素晴らしいステージが展開されますよ
一切のダレた空間なんて皆無だ
****さあ、オオトリに満を持しての登場なるは、我らがSTA
このブログの主役故にタップリとお届けしますよ
というわけでして、それでは、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****
貴重なるバンドの登場だあ!****
2024年も早いもので2ヶ月を切ってしまいましたね
STAとしても今年ほどライブ活動がスムーズに行えた年はなかったのでは?
それも現在のメンバー達がとても充実している証でしょう
まさにライブバンド面目躍如といったところ
2月、7月&8月と続いている毎月の小樽ライブに今月も参加しました
残すところ今年もあと2本のライブのみ
珍しくも最近は直前にドラマーが交代するというアクシデントに見舞われましたが、そこは百戦錬磨のモッチンとヤスが交互に担当するということに収まり事無きをえました
新規のメンバー用に一部セットリストを変更,主催者サイドにその旨伝達して当日を迎えました
ここのところ、寒い日が続いていましたが、本番当日は気持ちの良いくらいの抜けるような晴天
札幌から小樽に向かう道中は右手に海を臨みながら、通常はヨットハーバー、運河通りを走行するのですが、今回は街の中心を貫く5号線を1直線
そして左手の山側を登っていきます
住宅地をひたすら走ると高台に小学校、裁判所、グラウンド(野球をやってた)、体育館など市民憩いの場が次々と現れます
その中に築60年目を迎えるという由緒ある多目的ホール「小樽市民会館」がそびえ立っています
小樽を代表するキャパ1216人のホールだけに数々の大物がこのステージに立っています
「のど自慢」「新婚さんいらしゃい」のテレビ収録、2015年2月にも朝の連続テレビドラマ「マッサン」の主役2人が「土曜スタジオパーク」の特別ゲストとして訪れて撮影裏話を全国生放送でお披露目したそうですよ
(これ、実は私テレビで観ていました)
古くは岡林信康、遠藤賢司、他にもロック界からは、アルバム「ゴールドラッシュ」、シングル「時間よ、とまれ」、自伝本「成り上がり」の大ヒットでスーパースターの地位を得た頃の矢沢永ちゃんも1978年4月にツアーで訪れています
(他にもB’Z,SUPERFLY,奥田民生も来ています)
なんと2015年11月9日には「井上陽水」が12年ぶりにここでのコンサート出演、同年11月15日には養老孟司氏&茂木健一郎氏らを招いての文化セミナー、同年11月19日には社会を鋭く風刺するコント集団「ザ・ニュース・ペーパー(リーダーの故・渡部又兵衛さんは小樽出身)」が、同年11月21日には地元出身のサカナクション、2016年年1月には「東京スカ・パラダイスオーケストラ」も来ています
さて、マサが例によって1番ノリで会場に到着
早速、歴史の重みを感じさせる階段を上がって玄関を通るとニコヤカな2人のスタッフであろうお兄さん達が迎え入れてくれました
多忙の中ロビーを通って楽屋からステージ、ロビーなどの案内役をかってでてくれました
そうこうしているうちにザ・パーティーズのメンバーも会場入り
主催のサイトウ氏達も到着
今回の小樽市イベントはビックリの75回目
パンフレットに目を通してみると小樽市内のあらゆる会場で長期にわたり文化交流の催しが行われているのです
ところが、ロックコンサートが導入されたのは意外にも20215年が初だそうですよ
(過去にカントリーはあったらしいけど・・・)
STAは3度目の参加(2回目はマリンホールだった)
ホールでの演奏も超久しぶりです(アッキーは今までに立ったステージで1番広いと感動していた)
大所帯の編成でものびのびとプレイに専念できるということで、メンバー一同燃えています(特にマサは色々と頭の中で早速プランを立てているし((´∀`)
斎藤さんやミワくんにも見抜かれていた!)
楽屋も広々としていてテーブル、イス、ハンガーから鏡、トイレまできっちりしていて至れり尽くせり
廊下は入り組んでいるので、おっちょこちょいな人はすぐに迷子になります(-_-;)・・・・
螺旋階段からホール内に入りゆったりしたシートに腰をおろしてみるとステージが想像していたとおりでお見事です
(観客席後方は立ち入り禁止となっていましたが二階席あり)
昭和の香りぷんぷんで、シャンデリアやバルコニーにもそれは顕著
この「音楽の集い」
斉藤さんがステージ脇に備え付けられたアナウンスブースからマイクで司会進行役
「カミカミで大変です」と言いながら一生懸命頑張っていました
この日は当然のことながらありとあらゆる事柄に興味を惹かれました
アナウンスが時々流れて幕が下り11:30まで休憩です
お馴染み小樽ライブにおける音響界の重鎮、ミワ君がこの日も全幅の信頼を持って請け負ってくれています
客席中央に陣取る風間君も風格が増してきたね
「このホールは音がいい!」と評判だし、これで皆安心だ
次々に会場入りしてきた顔見知りの連中と挨拶を交わしつつ、ロビーや楽屋で和んでいる間、この1時間でステージが立派なロックスペースに変身していました
驚きです
全スタッフ達の無駄のないフットワークに敬服
沢山の大きな木製台設置からアンプ(マーシャルなど)、モニター、PA,ドラムセット、配線などがステージ上に見事に備え付けられています
ついさっきまではパイプイスしかなかったガランとした空間だったのにね
マサも事前に用意しておいたSTAのステージング一覧表(MC、SETLIST、メンバー構成、パート、照明希望欄ETC・・・)をスタッフに手渡し
ロックバンド専用楽屋はバンドマン全員が1階に移動しました
これで楽屋からステージ下手に直行できますよ
窓(ロビー)からは小樽市街地が一望できるし、別の角度(楽屋)からはうっそうと生い茂った樹木が眼前に迫ってきます
ライブのたび応援に駆けつけてくれる人々が今回も賑やかにやって来てくれました
簡単なリハーサルをトップのバンドが行い、12:00ブザーの音が会場全体に鳴り響き開演のお知らせアナウンス
幕が上がり多種多様な9バンドの熱演が繰り広げられてきました
9、16:30~16:55
オオトリのブラスロックバンド「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」ライブ・レポート
楽器の量が半端じゃあないくらいに多いSTAにとって楽屋、通路、ステージ脇が広いということは大助かりさあ!
覚悟して臨むように・・・・・夕闇迫る頃合いにはピッタリな大所帯の連中だよん!!****
ゴージャスなるツワモノ達
今更説明するのも野暮ってなあもんですなあ
今度お送りするジャンルは、シカゴずくめではっちゃける内容!
いつもならば、飲んで歌って踊ってるオーディエンスでイキまくりのぶっ飛び状態なのですが、まだまだ感染防止のため慎重かつ抑え気味な各自パフォーマンスです
(マスク装着は自由意志だけど・・・・・)
もう数え切れないくらい、このバンドではライブ演奏をしてきたんだけど、何度体験しても夢の世界にトリップするほど癖になっちゃうよ
バンド名に相応しいお祭りバンドだけに、一切気兼ねしないでいきましょう
さてさて、もはやお馴染みのメンツだけれども、改めてメンバーの紹介をば・・・・・・
リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越え、長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ
テンガロンハットに長髪、サングラスにド派手なシャツ姿
9月のシカゴ来日グッズ黒Tシャツ、ブーツベルト付きのウエスタンブーツに数年ぶりに復活した黒い皮パン、ごっついベルトに黒のアームレスト、クイーン&ポール・ロジャースのドックタグ、チェーン型ブレスレット2つ・・・と完全装備
ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが元気よく復帰した・・・・・
別格のマルチプレイヤーなのに腰の低い好青年
今回トランペットが急遽参加が不可能な事態に・・・・
ずっとトランペットのメンバーを探していたんだけど見つからず
どうしよう・・・と思案を巡らせてみた
以前にチャレンジしたトランペットのパートをミツとタカで振り分けるアイディア
それを振ってみると両者ともに快諾
早速スタジオで個人練習をし出したらしい
その後、タカから「自分がソプラノサックスでトランペットのパートを吹いてみましょうか
まだ一度も本番では吹いたことないのですが・・・・」
もちろんだよん
絶対的な信頼を受けているんだから
実際スタジオでリハしてみると全く違和感がない
これは新たな発見
心強い存在でしょう
もっと早くに取り上げていればよかったねえ
ホッとしたあ
灯台下暗しとはこのことさ
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ
眼鏡とチノパン、赤いシャツ姿にグレーのジージャンをラフに着こなす
因みに彼は新婚ほやほやだよん(⋈◍>◡<◍)。✧♡
もう一人
札幌で音楽を聴く人ならば知らない人はいないと言われる古くからの知り合い、ソーエンの前ちゃん
北海道ライブ・シーンにおける巨匠かつご意見番とは彼のこと
数多くの1流ミュージシャンたちとも共演していたのだそうです
現在も凄腕どもと火花散るインプロビゼーションを展開中
ギター・パートで猛烈に奮起
彼とは長年スタジオでよく顔を合わせていた
たまに対バンも組んでいた
STA企画「リブレーション」にも出演した
その後、ソーエンのシンガー塚本くんがフラッグで付き合いがある縁でマエちゃんを紹介してもらった
完璧主義の前ちゃん故にブランクのあるギター・リハビリ期間を経てこの都度めでたく合流の運びとなった次第
期待してまっせ!
キャップを逆にかぶって黒いテレキャスターを大股開きで弾きまくるのが定番
ローズ指板
眼鏡を着用して黒シャツの右胸には「SOEN」のスペルが神々しく君臨
お互いに夕張のご近所に繋がりがあることを偶然知ってビックリ
そしてアッキーとの縁で、頼もしきアルトサックスのトモちゃんを新たに迎え入れたことが、去年最大の収穫です
(な、な、なんともうあれから1年が経過したんだあ!)
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきているテクニックの持ち主(ミツの折り紙付き)
サックス教室へと熱心に通って益々腕を磨いている
余裕と貫禄の演奏は必見だ
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしているのだそうだ
(好きこそものの上手なれ、とは昔の人うまいことを言った)
特に組曲は大のお気に入り
何という恐るべき努力家
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん
チャーミングなルックスで人気急上昇中!
今回も全身を黒一色で統一
中々にミステリアスなオシャレ・ファッションで着飾ってきましたよ(写真参照の事!)
スコアの背面にはマサがプレゼントしたSTAステッカー3種類をなんまらと目立つポジションへ早速貼り付けてくれた
もう少しで新たな相棒が届くようだよん
待ち遠しいね
札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ワッキーは初の参加
パーカッションのユーちゃんとは同郷で学生時代の吹奏楽部で一緒だった
その縁で今回の加入に発展したわけ
彼もシカゴ好きでマサと意気投合してからは、ずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
でも、彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
長年のブランクをものともせずに活性化運動絶好調さ
あちこちから常にひっぱりだこのワッキーによる、絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀
ちなみにワッキーはありとあらゆるウンチクの事柄にも精通しているのだ
この日はジャケット、シャツ、パンツ、靴にと全身をブラックでビシッと着こんできた
笑顔が可愛らしいキーボードのアッキーは男顔負けな実力派
毎度おなじみの器用なチャーミング・レディでコーラス、パーカッションも軽くこなす
キュートで華麗なる衣装も楽しみの一つ
マサとはパープル・ブリンガーも率いているアクティブなスーパーウーマン
自身のライフワーク「マ・シェリ」も含めてね
今年からは念願のラジオDJデビューも華やかに飾った
(第1回のゲストは2週連続マサ!!
今月2回目のゲスト出演も好評を博した
当然今回も2週にわたってシカゴ来日公演の話が中心
東京編と大阪編)
何といってもすでに中核のポジションにいる彼女の尽力が大きい
ライブのオファー、メンバー探し、グループライン、フライヤー&ポスターの製作、もちろん音楽的アドバイスにと八面六臂に奔走中
((´∀`*))
最近ゲットしたばかりのショッキング・ピンク・テンガロンハット
シカゴの激レア黒Tシャツ、黒いフリルのロングスカート、ストッキングも黒
髪型はずっとボブ
心強き相棒のモッチンはマサとリズム・セクション&コーラスに専念
別格の存在でもあるドラマーのモッチンは音楽はもとより人生においても大先輩ゆえにこれからもご贔屓によろしくお願いします
彼は多方面の伝説的なる大御所とも共演
今も尚、休むことなく心境著しい
数多くのミュージシャン達からリスペクトを仰いでいます
この日は長年在籍しているバンド、ランチの黒Tシャツとデニムのシャツを着こんできた
髭を蓄えたパーカッションのユーちゃんはダンディーでラテン系のノリが売りのナイスガイ
彼も全身を黒い衣装でバッチリと決めてきた
アッキーとはDJの先輩でもある
コミュニティーFM「ラジオ・カロス」で毎週番組を持っています
他にもドラム&パーカッションの講師や、北海道ミュージシャンサークル「エッグ」の副会長でもある
シンガー&ダンサー兼コーラス・ガールでもある奥さんは若くて美人だしなあ・・・・
バンドを膨大に掛け持ちしている羨ましきご夫婦
とにもかくにも近年はS・T・A出戻り組みやニューフェイスが特に多くて、懐かしいやら、賑やかやらで活性化が進みけっこうなことですなあ
ガス抜きも施して心機一転生まれ変わったかのようだ
(しかも各自の、貢献度が絶大!)
S・T・Aの長い歴史の重みを痛感する次第
去年の初夏から、よくもまあこれだけの人材に恵まれてきたSTAってやっぱりもってるよなあ
それ以前が一瞬で霞んでしまうほどだ
期待にワクワクとときめいている輩もチラホラ見受けられます
もう我慢できないと、虎視眈眈その瞬間を待ち焦がれている人も含めてね
緞帳が降ろされたステージの入れ替えには10分が用意されている
その最強のメンバー達が各ポジションについて、セットアップ、ウオーミングアップ、チューニングに勤しむ
俄然、燃えてきた!
サウンドチェックも無事に終了
メンバー達に、マサが逐一確認をとる
事細かにマサがスタッフと打ち合わせ
そして彼らの指示に従ったところで、ほどなくして
「さあてと、そろそろいくぜい!!」
覚悟の上でご参加くださいませよ((´∀`*))
前置きが大変長くなってしまいました
焦らしに焦らされ、いよいよ参上だ
泣く子も黙って失禁しちゃう、北海道が誇るベテランロックの存在感に注目せよ
8人という剛腕揃い
来るべきその瞬間を、今か今かと待ち焦がれて感無量の極致だ
皆さん、しっかりとついてきていますか
準備万端整いましたよ
何時でもオーケーのゴーサインが出た
それではそろそろ本格的に「S・T・A」のライブ・レポートと参りましょうか
特別の持ち時間は25分
ジョージさんはマサの依頼でどっさりと写真撮影をしてくれた
マサもカザマくんのミキサー・サイドで映像を撮った
のっているね~~!
なんまら力が漲ってきたぞ
心して臨め!
必聴!!
瞬き厳禁!!
それに導かれての豪快なるブラスロック・ショーの開演
盛大なるアナウンス導かれて、豪華絢爛なるショーの幕が切って落とされた!!
壮大なるシカゴ・ワールドを、たっぷりとご堪能くださいませ
怒涛のアメリカン・ニューロックの夜明け編へと突入していましょう!!
なんまら力が漲ってきたぞ
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!
***SET LIST***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑み)
4、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたい事がたくさん)
5、ANXIETY MOMENT(不安の日々)
6、TO BE FREE(今こそ自由を)
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
8、FREE(自由になりたい)
9、25OR6TO4(長い夜)
***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
TAKA・・・SS
MAE-CHAN・・・G
MOCTHIN・・・DR CHO
AKI・・・KB CHO PER
WAKKY・・・TB
TOMO-CHAN・・・AS
YUH-CHAN・・・PER
まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
ひじょうに頼もしい限り
このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)
マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える
一斉に緞帳が上昇!
マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう
盛大なるBGMに誘われてマイクを手にした司会者兼主催者の斎藤氏がバンドを懇切丁寧声高らかに紹介する
((´∀`)ステージの下手袖から)
「ハーイ!
たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん
そうですよね
これから極上のステージをお届けして参ります
もはやお馴染みの大所帯バンドが登場
北国唯一無二の札幌発本格派ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました
猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」
さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違い
プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない
すでに掴みはバッチリとオーケーだ
普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです
その上、数年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子
如実にドラミングの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ!
爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!
ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます
皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました
もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛
方々からもマジに絶賛の嵐だった
モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはあれでもまだスペースが狭そうに動きにくそうでしたね」と言ってきた
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれたんだけどね‥‥(-_-;)
まことにありがたいことだ)
それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ
計算されつくしたマエちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく
看板ともいえる3管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれどトリオだとは思えない音圧だよ
マジにこのホーン・セクションはモンスター級!
驚異的な奴らだ
タカのことをあう君曰く「江別のローランド・カーク」
ワッキーのことを「とってもアンサンブルとして吹きやすい」
トモちゃんのことも「グッとグレードアップしたね」
言い得て妙だ・・・・。((´∀`*))
舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り
なんという高揚感であろうか
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題
さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??
さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ
先月の反省点は見事にクリア
手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂
切り込み隊長はいきなりニューフェイスのワッキーによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです
大した度胸の持ち主だ
さすがに百戦錬磨、ジャズの達人だからこそ成しえる技
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)
ここがワッキーの凄いところ
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ
すさまじき探求心
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ
不動のポジションなのですよ
悪しからず
そもそも、この曲の演奏を一番熱望していたワッキーが、ブラス・フル・スコアを用意して、実現化へと導いてくれた張本人なんだからねえ((´∀`*)))
アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ
(その直前に刺しこまれるホーンのリット具合はみっちりと修正を施した)
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換
マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・タカの出番
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのソプラノサックス・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます
一聴しただけで安定感抜群
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー
バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ
もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている
そして第3の男、マエちゃんによるワイルドなギターが火を噴いた
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい
(掛け持ちミュージシャンのマエちゃんは、多方面でも大活躍中
いくつものプロジェクトに関わっている超売れっ子
STAでは常に横向きポーズで全体を注視している
これが彼のステージ・スタイルなんだね)
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ
この前面へのせり出しシーンは、歌姫ヒロリンのリクエスト
間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采
サンキュー!
いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ
エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭にマエちゃんを経て見事な連携で繋がった
ここで繰り出したマエちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました
これぞまさしくロックの原石
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力
トモちゃんからタカへのホーンセクションに受け渡す流れへ
マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプで空中2段キック・フィニッシュ
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然している
****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと
もちろんその通りだよ
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂
(彼女の根性の入り方は筋金入り
メイクもバッチリと施している
ワイルドなスカートと黒ファッションで統一しているではないか
テンガロンハットと激レアなシカゴTシャツも彼女最大のチャームポイント
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう
やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ
とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))
(回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた
「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す
トークも交えてね
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ
(ついこの間リリースされたシカゴのケネディセンターこけら落としロックコンサート3枚組でもプレイされていた)
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん
これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨
スタジオではまあまあの出来だった
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックをお送りしました
(不敵な笑みを浮かべつつも)
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ
特に人気の高い曲をやります
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア
かえって効果が倍増したよ
これまたご機嫌なメドレー
「あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
お次はメローな響きで・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この公園にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした
ところが当時STAに在籍していた久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ
もはや手慣れたもんだよ
これはこれで、斬新で快感
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ
これをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態
感心しきりだった
(最近キースとジェフによるプレイヤーズでも3人編成でこの曲を見事に演奏していた
さすがプロフェッショナル!)
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた
その結果がここに結実したんだよ
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ
大役を果たしたね
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・
この感動がずっと欲しかったのさ
本物だ
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い
これが生命線なんだから
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)
もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく
それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ
サビにも奥の深い部分が垣間見えます
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む
モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた
黙して語らずのツワモノだね
マエちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね
この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
アウくんの大好物だけにシカゴのタオルを猛烈に振って熱狂的なエールを送ってくれた(アッキーがしっかりと目撃していた)
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます
ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ
世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ
満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し
バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ
エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れを図った
(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー&モッチン渾身のハーモニー
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト
丁々発止に完奏
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね
ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた
彼女も毎回シックな姿で着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日はロングフリルの黒い服装にセンスの良いネールや髪型で、いつもにもましてオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう
あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列には小樽市から派遣されてきた音楽大好きなレディが高級カメラを構えて激写状態
(望遠レンズを落として壊してしまったらしい・・・・
哀しそうに教えてくれた・・・・(´;ω;`)
それとともに目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている
マサは目前まで寄っていて跪きの猛アピール・ポーズで構える
「改めまして!
サッポロ・トランジット・オーソリティです。
皆さん、楽しんでますか!!
(アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂)
OH,YEAH!
我々は頑固一徹、ブラスロック街道を19年にわたって貫いています
本日は小樽市民会館文化祭ライブ・イベントということで申し分のない場所だねえ
ということでして、今回はスペシャル・バージョンですよ
当然100パーセント濃厚なるシカゴでセットリストを組んでいますが、数曲は超絶マニアック
見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))
そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後までよろしく!!
NEXT NUMBER
・・・・MAKE ME SMILE !!!」
(1・2・3・4!)
ここでもジャストなタイミングで、モッチンによる軽快な4カウントが即座に空間を痛烈に切り裂く
ドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます
実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ
あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい
でもいろいろとややこしい事情があり、これもしばらくお蔵入りしていたんだけど、昨年末からめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識
みっともないノイジーな不協和音も晴れて排除され、STA流の果てし無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね
最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)
この曲でもリード・ボーカルはマサ
近年トライ中なんだよ
すこぶる苦労しましたよ
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいお茶の子さいさい
クールでニヒリストなワッキーは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む
真横で負けじとタカもハイノートヒッター
これにはマサも、毎度のごとく鳥肌が立つのだとか
3管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン3人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ
シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる
エンディングではマエちゃんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)
マエちゃんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね
これってやっぱり丁寧で巧みなる音作りだ
最早アートの領域に踏み込んだ感あり
特にトーンが美しい
(トモちゃん好みの音なんだそう)
性格や人間性が如実に反映されることを実証してくれた好例
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)
フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す
第2楽章はモッチンによる怒涛のフィルインから図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」
延々と踏み続ける光速バスドラ音が爆発
1分ほどのドラマティック・チャレンジ・ソング
恋人との出逢いから、想いが交錯して思い悩むストーリーを多分に含んだ不穏さが秀逸
マサとバックコーラス(モッチン&アッキー)とのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています。
猛特訓したもんなあ
努力は決して裏切らないのだ
その成果が花開いた瞬間をシッカリと目撃した
重量級なタッチで、ベースがごく控えめに奏でられます
前半の暗い曲調から一転、パアッと霧が晴れたかのような心象表現の役割分担も良い仕事しているなあ
第3楽章「不安の日々」も前曲に引き続きの小曲だけれどインストウルメンタル
(バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンというタイトルが組曲名
初期のシカゴには数多くの組曲があるのですが、その中の最高峰がこれ
現在もライブのハイライトとして必ず取り上げられている)
静かで厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスに印象的なラインを描き上げます
この抒情的な曲を披露するのは9度目
初演奏はヴィニーズバーにて
2度目は記録を紐解くと2019年4月21日(日)の白石区ピグスティ・・・・
「163回のリブレーション」だった
完全に失念していたんだけどね‥‥(-_-;)
メンバーはマサ以外違いますしね
あの時の他メンバーによる失態がトラウマになっていて長らく封印していたのです
でも今回のメンバー達ならば、と奮い立ち熱烈的に再チャレンジしたのですが、大正解!
バッチリとはまった
期待以上、想像以上の出来でしたね
アッキーもテコ入れに一役かったし
タカが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ流麗なる音色でソプラノサックス・ソロ(ニニ・ロッソ風)を
はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現
迂闊にも鋼の涙腺が決壊しそうになったほど・・・・(´;ω;`)
後半ドラムとバック陣によるタイトな演劇風ユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア
ここでパアッと音世界が華やかに開ける
****LIVE REPORT1はこれにて終了
続きはPART2へ
頑張って読んでいってね!!****