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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,218 小樽市文化祭 SPECIAL LIVE STAGE5 小樽市民会館(ちむどんどん編)

2024-11-09 17:06:50 | Live Set List


****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
もちろん果てしなく書き進めていくよん!!
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

まずはステージ上にセットされている機材類の紹介をします
ドラムセットはシルバーシェルのパール
モニターはJBLが4台前面の各所に設置されている
ギターアンプは3台
赤いツィードのフェンダー、そしてマーシャル・バルブ・ステート、ピーヴィー
それらを支える黒い斜めの専用スタンドはフェンダー製
キーボード用アンプはベリンガーとローランドのJCシリーズ
ベースアンプはご存じのスピーカーはピーヴィー、ヘッドはA-35ハートキーシステムMODEL HA-350WATTS

熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
他にもご機嫌な音楽がこれでもかあ、というほどにあふれ出てくる 
ファンキー・タウン(リップス)、ミスティー・ハート(クオーターフラッシュ)チキチータ(アバ),ギミ―ギミーギミー(アバ)、ショー・ミー・ザ・ウェイ(ピーター・フランプトン)、オールナイト・ロング(レインボウ)、愛ある限り(キャプテン&テニール)、ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ)、スイング・アウト・シスター(ブレイクアウト)、ヴェンチャーズ(10番街の殺人)、バグルス(ラジオ・スターの悲劇)、オリジナル・キャスト(ミスター・マンディ)、レインボウ(アイ・サレンダー)、ザ・ビートルズ(レボリューション)&(アイ・フィール・ファイン)、ストーリーズ(ブラザールイ)、ハイヤー・ラブ(スティーブ・ウインウッド)、ドント・クライ(ASIA)・・・・

はい!
我らがSTAはオオトリ
このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


オープニングは・・・・「ちむどんどん」
12:00~12:25
(沖縄ソング)
札幌からの参加バンド
序盤なんて勿体ないなあ・・・・
今年の初夏には、ホットタイムのライブイベントでこれまた愉快痛快なる沖縄カバーバンドを見たばかり
その時もはちゃめちゃにインパクトが凄ったけど(セットリストは当然の事、MCから踊りからギャグに至るまで見事沖縄一色に染まっていたんだからねえ!!)、このバンドは最早お馴染みの軍団

満を持して舞台へ上ったのは、名物男の彦ちゃんが率いるバンド
私が見るのはもう5回目だから、余裕をもってとっても興味津々で楽しみにしていた
(初めてライブを見たのは、昨年1月21日の土曜日にSTAキーボードのアッキーが主催した小樽ゴールドストーンのマ・シェリ・ライブ・イベント!)
と、いってもこの日が6回目のライブらしいけれどね
(;^_^A。今年7月の日曜日、小樽・浅草橋オールディズナイト以来)
最初の頃は、三線のチューニングにそうとう辟易したそうだ・・・
なんたって三線歴は楽器を購入し練習をはじめてから、まだ1年ちょっとしか経っていなんだとか・・・・。
ああ、無謀すぎる・・・・((´∀`*))
まあ、その後は反省を促し相当に鍛錬を重ねて克服したらしく、この日は大したトラブルも勃発せず何とか終えたのはさっすがだ!!


さてさて、この男がまたまたやってくれました
ワーカホリックの彦ちゃんがいるといないとでは、ライブイベントの雰囲気が全然違う
そのくらいに北海道界隈では有名人だ。
一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?
いやいや、考えるのはもうよそう
そんな詮索は野暮ってなあもんだ
だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね

ここで回顧録をば・・・・
マサと彼とは、もう19年ほどの付き合いになるんだねえ
月日の経つのは早いものだ

双方ともにSTA、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた
そしてお互いに、壮大なる夢を語り合っては切磋琢磨し合った仲
酸いも甘いもかみ分けた盟友同志だ

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに対して、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルへと着手

自主企画ライブなどを行いつつも、長年交流を重ねているのですよ
(相変わらず近年のイベントでも対バンが目白押しさ!)
スターライトに於ける還暦セッション・イベントでも何かとお世話にもなっている

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する
(サークルにも所属しているし、アコースティック・ユニットも持っている)
バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど刺激を与えあっている
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか
地方にも進出している
その輪は現在もドンドンと拡張している

3年前、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた
(VOは元パープル・ブリンガー、ショックスのトミーだ!)
この次に登場するよ

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成しているようなことは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた
(ラズベリー、ヒコプロジェクト、テンダネス、グッディーズ、そしてソフト・クリーム、チャーのコピーバンドなど
以前にはクリエーションや横浜銀蝿のカバーバンドにも在籍
尾崎豊、浜田省吾、TMネットワーク、ビートルズ、沢田研二、単発もののセッションなどなど・・・・ああ・・・キリがない
ノータッチなジャンルは皆無かも・・・
今後もレディシンガーをフューチャーしたジャパメタを披露する予定
そのためのリハにも、そろそろ取り組むようだよ
一時たりとも歩みを止めようとはしない)

で、今回のバンド・・・・・演奏技術の成長したその姿を、早くも見れるのだよ

彦ちゃんの貴重すぎる三線が聞けるのは本イベント目玉の一つ、と司会進行役の斉藤さんも語っていましたよ
(開演前にマサ、斎藤氏、ヒコちゃんとの3者会談でも話題になった)
結果かい?
・・・・もちろん全てが想像以上に熱いパフォーマンスを繰り広げてくれた
フェイスブックで予告していた、ヒコちゃんのメッセージに嘘偽りはなかった
いやはやなんとも大した連中だ
心底に感服しちゃった

それはともかくも、 このバンド名を聞いたら即座に、ピンとくるよね
一昨年、話題になった朝ドラのtitle
かくいう私も全編にわたって見ちゃいました
(マサは、どちらかといえば今昼過ぎに再放送している「ちゅらさん」のほうがバンド名にタイムリーじゃあねえ!?とアドバイス
このドラマが一挙に沖縄ブームへと火をつけた
まあ、余計なお世話様でしょうがね・・・((´∀`))
で、ヒコちゃん、キョンキョン、タッキーは南国含めてそうとうの沖縄通ゆえに、旅行にいって写真撮影もしてきた
(今年の6月も厚別ふれあい広場フレンズライブ・イベントを終えた直後に沖縄旅行へと洒落こんでいた・・・なんまらアクティブ!)
常にアンテナを張り巡らせてニューバンドの発想を得て結成に至るというわけだ
ヒントはそこいらじゅうにゴロゴロと転がっているものだ
目の付け所が鋭い
しかし、その行動力には脱帽
誰でも夢や構想は描くもの
そりゃあ、考えるだけ、口先だけならば簡単なことさ
でもヒコちゃんは、いともあっさりと実現しちゃうんだから
典型的に圧倒されちゃう有言実行の行動派とは彼のこと
まさか、こんなにもはやく現実化するとは

いざ、蓋を開けてみたらば、お馴染みの連中がズラリだったけどね((´∀`*))
もうすでに常連の顔触れ
心強き結束の固いヒコファミリー
そして特筆すべきは麗しの歌姫
彼女の加入は、今後の大きな武器となりえることでしょうよ
歌唱力はもとより、存在感とルックスを含めてね
羨ましい限りさ

引き続きの「蝦夷紫」・・・・沖縄繋がりでジャンルこそ違えど、これまた新鮮なサウンドを展開してくれた
そしてこのバンドにも、思いっきり乞うご期待だ

その前に8人からなる不動のメンバーの構成をば・・・・・

リーダー&ギター&三線・・・・先述どおりのヒコちゃん
(絵例ギターは愛器バーニーのレスポールを使用
チェリーレッドサンバースト・ボディカラーを使用
ローズ指板
青いハット、黒いサングラス、ペンダントに青の白黒アロハシャツ。ジーンズ姿)

ボーカル・・・・ハンドマイクのニシコちゃん
(な、な、なんと元STAシンガーのアイちゃんとは懇意の仲
浅草橋埠頭ではハグまでしていました!
光輝くレイがオシャレ)
白い帽子、花柄の赤いワンピース姿)

ギター・・・・ついこの間は恵庭サウンドガレージでSTA&パープル・ブリンガーとANで対バンをしたノブさん
(フェンダーのストラトキャスター
白のボディカラー
ローズ指板
グレーのハットに白黒のアロハshirt
パンツと靴は黒で統一
なんまらとお似合いさ)
この後には阿部さん古希祝いのイベントで札幌ススキノのファンステージに直行
だからここではトップなのだ
あちらではザ・ピーナッツのカバーバンドに参加

ベース・・・・偶然にもマサと玄関で遭遇した一番の長身を誇るホリくん
(YAMAHAの5弦
ナチュラルボディ
ローズ指板
ストラップは黒を使用
ジーンズ、赤シャツ姿)
安定感抜群なフィンガー・ピッキング・スタイルを誇る

ドラム・・・・体格のいいミヤシタくん
白色Tシャツの上には、目にも鮮やかな派手な柄のアロハシャツとキャップを着用

キーボード・・・・下手に陣取るはヒロくん
椅子の着席してのプレイ
(この間までYAMAHA MONT-BELLを使用していたけれども今回はローランド-06というこだわりを垣間見せていた
眼鏡、白黒色のアロハシャツを着用)
彼はお馴染み、先に説明したTAKE OFFのオリジナルメンバー
紆余曲折を経て、最近、久しぶりにバンド活動へ復帰したんだから嬉しい限り
この日も早くから会場入りして客席にて早速マサ、アッキーと談笑
それはいいんだけど、楽器をケースに入れないで裸で抱きかかえるのは精神衛生上よろしくないのではないかい!!??(;^_^A
何かあってからでは遅いよ
ただでさえ高級品なんだからねえ・・・・

コーラス&鈴・・・・艶やかなるキョンキョン
(白いドレスと華麗なる花柄のワンピース)

そして、コーラス&アコースティックギター・・・・白い帽子とサングラスを着用のタッキー
(明るい花柄のアロハシャツ姿
これはマサがずっと目を付けていた
どこで入手したんだろうか・・・・
う~~む・・・・
何とマーチンを使用)
・・・・という鉄壁の布陣だ

コーラスコンビはアズマッシーズ、そしてこれまた3番目に出演するシュガーレスの活動で有名

全員が夏を基調とした思い思いの赤や青のアロハシャツを着ての登場

それでは前置きが大変長くなりました
やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配
期待感にワクワクときめきながらの観戦

ここいらで本編に入りますよ!

・・・・(-_-;)
濃厚なサウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分にゆとりがあります

準備万端整いましたよん
さあ、そろそろ参りましょうか!!
荘厳なる本格的な南国ミュージック・ショーの幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))

賑やかなBGMに誘われてマイクを手にした司会者兼主催者の斎藤氏がバンドを懇切丁寧声高らかにアナウンス
((´∀`)ステージの下手から)

「お待たせしました!
毎年恒例、小樽文化祭スペシャルライブVOL,5の開演ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきまして本当にありがとうございます
今日はゴージャスなバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタですが・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけどね・・・・・((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
(ここでこの日のイベントの趣旨や注意事項などを説明)
ここに控えしバンドは力強いサウンド展開で凄い楽しみですよ
興味津々のジャンルは往年の沖縄系のカバーが中心
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです
2022年に結成したばかり
応援のほどよろしくお願いいたします!
それではちむどんどんの皆さんです
とことんまで盛り上がってください~~!
どうぞよろしくお願いいたします!!」

緞帳が勢いよく上昇した
(昭和なテイストが満載なデザイン
株にはスポンサー名がずらりと記載されている
バンビ・キャラメル、今井、三つ馬ゴム、北の誉

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
COME ON BABY
HEY THERE EVERYBODY!
LET'S GO!
HERE WE GO!!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたようでノリノリのご様子だ
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)


「こんにちは
のってきたら遠慮なく、手拍子のほどをよろしくお願いいたします!!
・・・・この場に相応しいご機嫌な音楽をたくさんお送りします」と告げた

華やかに
「海の声」で幕開け
オープニングにはもってこいだ
爽やかにライブは威勢よくスタート
いきなりの開巻にはおあつらえ向きだね
豪快なる波状攻撃の幕開けさ
「浦島太郎(桐谷健太)」名義のシングル
2015年7月31日に配信
album「香音~KANON~」に収録
アイチューンストア&レコチョク&カラオケランキング共に見事1位を獲得!
当時は連日放送されていたコマーシャルソングで人気沸騰していた
作曲はBEGINの島袋優
三線は桐谷本人が演奏している
だからこそ、ここぞとばかりにヒコちゃんもメラメラと燃え上がるものがあったことでしょう
念入りに頑張っていたもんなあ
じっくりと癒されてください
和気藹々の和やかムード満載でステージは進行
オリジナルでは男性ボーカルなんだけど、ニシコちゃんが歌っていても全く違和感がなくって素晴らしい
どんなタイプの楽曲にも、余裕で対応できる実力派
自然に己のモノとして消化できる才能に恵まれているんだねえ
彼女はバンド体制での活動はここが初の体験らしいよ
でも、ゴスペルシンガーとしてはそうとうに有名らしい(アイちゃん談)
どうりでなあ、その澄み渡る発声から堂々とした佇まいにと全く申し分なしさ
ホッコリ気分で掴みはバッチリとオーケー
良かったね
無事に開演でき、メンバー達が安堵の表情を浮かべていたのが印象的

ヒコちゃんがMCも兼任
「((´∀`*))
ちむどんどんでございます
よろしくお願いいたします
沖縄バンドをやりたいということで、三線を募集したんだけど、誰もこなかったんだよね・・・
それならば言い出しっぺの自分が弾くしかない、と言うことで三線初心者のク
ドウヒコイチと申します
サンシンショシンシャ・・・・上手に言えないなあ・・・(-_-;)
沖縄方言の歌ばっかり取り上げていますが、ただでさえ、私は何を言っているのかわからないとよく言われます((´∀`*))
方言で喋っているの!?・・って言われる
まあ、そんな滑舌のことはどうでもいいけれど、さてさて三線特訓の成果やいかに・・・((´∀`*))!?
世間はもう寒くなっている中で、南国・沖縄の暖かいメロディに酔いしれてみませんか
というわけでして、次の曲・・・・・島唄」
THE BOOMの代表作品
1992年1月22日発売のアルバム「思春期」に収録
作者の宮沢和史は「坂本九の上を向いて歩こう、のような曲を作りたかった」と後に語っている
エレキギターによるイントロのメロディが思いっきりむせび泣いている
琉球音階などの要素を取り入れたこの鎮魂歌には、沖縄方言version、東京弁versionなどがある
当初は沖縄の人間でもないのに真似事している、とか沖縄ブームに便乗しているとかの批判にさらされるも、テレビコマーシャルの起用、喜納昌吉やビギンの比嘉栄昇らの励ましメッセージにより宮沢は奮起する
アルゼンチンでのカバーが大ヒット、サッカー2002年日韓ワールドカップ・アルゼンチン代表チームの応援局への起用、紅白への出場と人気を博し150万枚以上を売り上げる大ヒットとなった
一種独特のリズムやハーモニーも絶品
忠実に再現していますよ
そうとうにリハーサルしたんでしょうね
フェイスブックにもその状況を懇切丁寧ヒコちゃんがアップしていました
そのヒコちゃんも、いつの間にやら三線からエレキギターに持ち替えているではないかあ!?
後半ではドンドンとテンポをアップしていき、盛大なるお祭り気分で華やいだ
こいつは盛り上がる事、必至だあ
シンセサイザーの効果も憎い演出力

「はい、ヴォーカルは、ずっと探していて遂に見つけた新人のニシコちゃん!!
まだ歌のキャリアは2年ほどの初心者・・・
(とてもじゃあないけど、そんな風には見えない)
僕の件は置いといてね((´∀`*))」
ニシコちゃんにMCはバトンタッチ
「朝から私は緊張しすぎて、歯ブラシに洗顔フォームを付けてしまいました!!
(あるあるだね・・・・俺も以前に一度だけ寝ぼけ眼でそれをやらかしたことがあるよん)」
ヒコちゃん
「それでも歯は綺麗になるでしょう!
戦場になった沖縄って戦争の傷跡を歌ったものが多いね
次は老若男女問わず誰もが知る、戦後のあれですね‥‥ビギンで・・・・舟唄?・・・・島唄??・・・・あれ!?違った??かな??・・・・・島人ぬ宝」((´∀`*))
沖縄の本土復帰30周年に向けての23枚目シングル
2002年5月22日発売
album「ビギンの島唄~オモトタケオ2~」に収録
オリコンチャートでの最高順位は47位だが、1年以上の60週ランクインというロングヒットを記録
これはテレビのドキュメンタリ―番組でも放送されていたね
石垣中学校の生徒たちに島への思いを書いてもらい、それを参考に繋ぎ合わせて比嘉栄昇が故郷のために作詞したもの
沖縄では超メジャーな島言葉を使ったスタンダードで多数のアーティストにカバーされている
幼いころに思い描いた、大切な懐かしい原風景が蘇るイメージさ
沖縄県博物館長はこの歌に触れ「島人としての宝は誇り、それを支える歴史・文化、それを育む雄大な自然」と記している
壮大なる海、空、風、シマンチュ―・・・・。
今では沖縄中の卒業式で歌われるほどに
特徴あるイントロからカラッとした雰囲気満点な三線が心地よく響く
その印象的なフレーズにのって、タッキーが口笛と合いの手を入れる
三線と歌がまるで会話をしているようなバランスが、国境を越えて多方面の人々に愛されている
手を挙げての掛け声も高らかに「イヤーサー!」
暖かい雰囲気でエンディングを迎えた

「えんやこら~(^^♪だとソーラン節になっちゃうねえ((´∀`))
あっという間に残り2曲
皆さん、楽しんでいただけてるのでしょうかな・・・・?
あれ!!???・・・うまく口が回らないなあ・・・(-_-;)
認知症がはじまっているのかなあ・・・・
皆も同じことを思っているんでしょう
たくさんの高齢者が集まっているもんなあ
そんなことはないかい!!??
突っ込んでくださいよ・・・・
それはともかくも、沖縄ソングでホットに盛り上げていきたいと思いますよ

タッキーにMCはチェンジ
「ヒコさんは三線が弾けない、なあんて言っていたけど今日はちゃんと音が出ているね」
そのヒコちゃんに再びMCを受け継ぐ
「学習して、皆に迷惑をかけないようにしてきたさあ
そうしないと死んでも死にきれないしね・・・・」
「え!?・・・死ぬの???・・・」
「いや、いつかは皆も死ぬでしょう」
「まあ、死ぬ話はやめましょう
次は‥‥涙そうそう」
作詞・森山良子、作曲・BEGIN
titleは「涙がポロポロこぼれる様子」である
多くのカバーがあるけど、絶対にここではニシコちゃんにジャストフィットするべく「夏川りみ」のテイクでしょう
日本の歌百選にも選ばれている永遠の金字塔
調はへ長調
シットリとした癒し系の心に染み入る傑作バラード
ヒコちゃん、シェクターギターにカポタストを装着して意気揚々とイントロを爪弾きだした・・・んだけど、あれ!!??忘れちゃった・・・
ストップしちゃったあ・・・・((´∀`*))
気分を切り替えて再トライするも、またもやミスってしまいストップ
おいおい・・・・大丈夫かい・・・・。
それでも、どうにかこうにか弾きはじめてやっと歌に入った
キョンキョンの控えめな鈴にも、憂いが漂っていて効果覿面
タッキーもツインコーラスで彩を添え、ニシコちゃんを好サポートする
心を揺さぶる歌詞、ノスタルジックな旋律、美しい情感の込められた柔軟な歌声と、三位一体
ここではじっくりと聞き入って魅了される、というのも一興
甘く切ない感動のあまりにグッと琴線が震えてくる
ノブさんはギターソロをガッツリと決めた後、エンディングで軽くアーミングでバリエーションを添える
他のメンバー達は写真撮影に興じているではないかあ!!??((´∀`*))

「ありがとうございました
三線歴2年でうまく弾けたと思ったら、エレキギター歴40年でも間違えちゃったね
三線を褒められ、調子にのっていたらバチが当たったさ
三線は弦が3本しかないんだけど、フレットがないから難しい・・・って苦しい言い訳ばかり言ってるね
ステージには恐ろしくも意地悪な魔物が潜んでいるんだ
もう、これで、思い残すところは、ないね((´∀`*))
沖縄の歴史を紐解いてみたらアメリカが攻めてきて戦争やら、どうしたこうした島唄なんかにも色々と深い意味があるんだけど・・・・・
この際、豪華な沖縄の宴に招待しましょう!
制限時間は4分かあ・・・・
ウルトラマンは3分以内で戦うんですけどね
よろしくお願いします
最後の歌は元気いっぱい目立ちまくってハードにいきましょう!!
ダイナミック琉球!!」
イクマあきらの作品
琉球大学・土木工学科の創立50周年の記念で生まれた曲なんだそうです
「琉球ルネッサンス」という組踊絵巻の応援テーマソング
2009年にリリースされた同名タイトルのアルバムに収録
ひじょうにマニアックで異質なナンバーを持ってきたものだ
でもこのポジションは大正解!!
背筋がゾクッとするほどに、血湧き肉躍るご機嫌な極上ポップスが飛び出してきた
イントロでのドラマティックなキーボードの荘厳な音色に導かれる、ソロパートがどれだけうまく歌えるかが最大の見せ所
渋く絡みつくギターソロと、その後のリズミックでヘヴィーな大合唱も力強くよろしくね
ベースもハイポジションへと滑らかに滑り込んで緻密なるラインを描き上げる
フレット上を上へ下へと踊る指先
勢いそのまま、情熱的な熱唱への雪崩込みにバカ受けは必至
タッキーは小太鼓を持ち出して景気よくリズミックにアクセントをつけて叩きまくる
ニシコちゃんの凛とした声質と張りのあるカッコいい声量はグッとテンションを持ち上げてくれるね
「イヤーサッサア、アイヤアアアサッサアア!!」
より円熟味を増しスケールアップを図る壮大な音絵巻
満を持して隠し玉ともいえる怒涛の旋律が会場中を包み込む
憎いポジションをキープしていたもんだ
これは誰のリクエストかな!?・・・・
やはりヒコちゃんの采配?!
確信犯だね
まるで自分のオリジナルのような振る舞いも様になっている
効果覿面で説得力もたっぷり
このテイストからバックボーンが透けて見え隠れする
言葉を失うほどの美しき調べ
しっとりとクールで不思議な躍動感が漂う
鋼の涙腺が崩壊寸前さ
それを引き立てるべくナチュラルトーンでプレイするノブさんも、なかなか的確にコダワリぬいた、いい仕事をしています
益々の臨場感を醸しだしています
ゾクゾクしてきて目が点になっちゃいました
テクニカルコンビの佇まいにおもわず息を呑む
これほどまでに演じきれたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ
快感という言葉でしか表現できない・・・・
一瞬たりともその音像から目が離せない
流麗に描き出す情景が衝撃だ
全員が余力を振り絞ってエネルギー全開で燃え尽きたね
右手を差し出しながら身をよじっての熱演
汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない
目まぐるしい起承転結の臨場感
追随するかのごとく、ギターソロが儚い終焉を告げる
そこから一気呵成に終曲を迎える
自然なアンサンブルは抜群で、バッチリと大団円を迎えた
締め括りはやはり一丸となってのエンディングで決まりさ
ラストにふさわしきせめぎ合いで大騒ぎ
いい汗をかけたようで笑顔も素敵だ
見事にトップバッターという大役を果たした

このライブを観ていてマサは羨む
・・・ああ・・・何という贅沢漲る空間
もう大評判
会場のあちこちから感嘆の声が漏れ聞こえてきましたよ

全体が一体となっての凄まじき光景
ライブならではの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演

「どうも今日はありがとうございました
まだまだ、この後もイベントは続きますよ
最後までゆっくりと気軽に楽しんでいってください
本日はお誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?これからもこのステージに出たいので、どうぞ、今後共よろしくお願いします
((´∀`*))
興味のある方はぜひともお越しくださいませ
また、ライブイベントの話もあれば、どこでも駆け付けますよ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ
怒涛の沖縄ショーはあっという間に終了しちゃったさあ

フィナーレを迎えたちむどんどんは達成感に満たされて席に戻っていきました
心地よい疲労感も伴って
観客席のあちこちからは賞賛の声が漏れ聞こえてきた
それも致し方ないだろうね
正直な感想なんだもん
完全燃焼でライブは終了
中身は十分に濃厚でエキサイティング
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

本当にお疲れ様でした
感謝感激雨あられだよ((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながらに上手いなあ・・・・


司会進行役の斎藤氏も興奮したままでマイクを手に豪快なるアナウンス
「ありがとうございました
ちむどんどんの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた
やれるだけのことはやりつくした
満足感に溢れたメンバーらを見れば、それも一目瞭然
熱気ムンムンの渦
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このユニットの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ
8人も後のイベントライブを堪能していましたよ
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています
ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時を満喫していってください!!

****この熱量そのままにお次も負けてはいられません
また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢だあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」


****あとは残すところ8バンドのみとなりました((´∀`))



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VOL,217 恵庭ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE (S・T・A編)・PART,2

2024-11-07 21:56:10 | Live Set List


****PART,1からのライブ・レポ―トは更につづきますよ
最後まで楽しんでいってね****

「後半戦です
これをカバーしているバンドはまずいないでしょう
壮大な組曲の後はちょっとした熱冷ましとばかりに場面転換です・・・・・
じゃあ、調子にのってまだまだ、シカゴの名曲をお送りしたいと思います!!
いかしたやついくよ~!
長いタイトルで、隠れシカゴファン垂涎もの
・・・・・・DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?」
(ロバート・ラムの回想によると、最初にレコーディングしたのがこの曲だったらしい)
一瞬の静寂を打ち破るように間髪入れずヤスがスティック4カウントを打ち鳴らす
なるほど、イキイキとしているね
邦題は「一体、現実を把握している者はいるだろうか?」
直訳すると「本当の時間を知っている人っているの?」だ
日本ではシングルのB面だったけど、海外ではヒットして今でもシカゴのライブ定番
「時間に対する哲学的固定概念の意義を真摯に全人類へ問いただす」という、何やら小難しい、そしてカッコイイ曲
(メンバーらもスタジオリハ中にスコアを覗き込んで、原題の長さに驚いていたしね)
アキ、マサ、ミツがズッとライブ用に熱望していた曲なんだけど諸事情によりやはりズッと埋もれていたのだ
それが今年から、陽の目を見たのさ
遂に願いが叶った!
俄然磨きもかかっていて良かったねえ
エディット・ヴァージョンだけど・・・・・
イントロだけでも数パターンのリズムに変化する、一切の無駄がない、ほどよいホーン・ポップ・ロック
(何人かのメンバーは小節数にも手こずっていた)
タカによる、巧みで張りのあるソプラノサックス・ソロ。
小刻みにヒットするピアノの躍動感
ポール・マッカートニー直伝のピーター・セテラによるベース・メロ・パートを経て本題へ
この曲も正直な話、ずっと消化不良気味で不満の種が山積みだったのですが(お蔵入りの原因)、ここにきてかなり本家本元に迫る勢いで嬉しくなっちゃうよ
スローガンは「地道に小さなことからコツコツと」だね
マサのメイン・ボーカルに絡む、アッキーの個性的なコーラスも伸びやかに冴え渡る
(ビーチボーイズの影響が如実に伺える)
完璧主義者だけあって有言実行
発音も最高にしっかりしているよ
マサとアッキーは時折、牽制しあいながらもニンマリ
「中々にやるじゃあねえか!」ってなあ感じでね
今度は3番のナレーションまでをも堂々と決めてほしいなっと
それって欲張り!!??
芸が細かくて驚愕なんだけどなあ
エンディングではミツが、珠玉のトロンボーン・ソロでまとめ上げた
(多少長めのアドリブ吹込みで自己主張を図る憎い男
臨機応変に対応処理する手腕は惚れ惚れするほどだ・・・・
マエちゃんはスタジオバージョンを参考に「もっと早めにジャンプして
伸ばしすぎ・・」と言うのだけどライブでは更に長いんだけどなあ・・・・)
マサは水を飲みながらも、黙ってミツの方を眺めながら猛アピール



そうとうに酔っぱらったのかナカムラ・マスターが
「宇宙戦艦ヤマトをやって!」と思わず戸惑っちゃいそうなリクエスト
それでもミツがすかさずトロンボーンでメインのラインを吹いてみせたのだ
引き出しの多さでは誰にも負けない札幌を代表する生粋のプレイヤーここにありだ

「と、油断をさせておいて((´∀`))
まだまだ、強烈なる傑作をお送りしたいと思います!!
この後に控えしは・・・・
立て続けに、隠れシカゴファン垂涎ものの 残り2曲、一気に攻め込みます!
聞いてください・・・・・
フリー!!!」
(邦題は、自由になりたい
オリジナル・アルバムのシカゴⅢに収録
シングル・カットもされた
ロバート・ラムの作品
彼は甘いポップソングからこのようなハードロックまでジャンルの壁など軽く超越するほどにコンポーザーの手腕をフルに発揮する
シカゴの顔といえば彼の事
この意見に異議を唱える人など、どこにも存在しないでしょうよ)」
ヤス怒涛のテクニカルでキレッキレなフィルインから、図太いドラム音が不気味に炸裂
強烈なアクセントを目印に、マサがモニターぎりぎりまで駆け出してきて「1・2・3--!!」
 実験的要素満載なチャレンジ・ソング
実はタメの効いたイントロのドラミングは、トリス・インボーデンによるもの
あまり深く考えないで、目印代わりに説明を兼ねてヤスがモッチンに聞かせたライブバージョン
「おお!これは、かっこいいねえ
いかにもスタジオ・ミュージシャンが叩きそうなオカズ!」
これをサラッと最初のスタジオ・リハで再現してくれたものだから、再度ヤスの実力を痛感した次第さ
素直にリスペクトしちゃうよ
だって、今までにこの難攻不落なフレーズをプレイしたドラマーは一人もいなかったんだから・・・
もっともっとと追加フレーズで膨らんでいった
で、歌に入る瞬間のホーンセクション吹込みがないことをトモちゃんがズバリと言い放った
そうだよねえ
ずっと聞こえていたのに不思議とずっとそれを言うものが現れなかった次第
驚愕的に感動モノさ
今回のバージョンは手前みそながらも最高傑作な仕上がりだったと思う
さてさて、2分ちょっとの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の中間パートに突入
 世の若者達の悩める想いが交錯するストーリーを多分に含んだ不穏な展開が秀逸
 マサとバックコーラス(アキ)とのコントラストがソウルフルなる様相をも呈しています
喉が張り裂けんばかりの泥臭い雄叫びリフレイン
時折ゴスペルチックな合いの手でも、魂の絶叫を重ねる
重量級なタッチで、ベース&ギターがストレート且つごく控えめに奏でられます
 疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、変態チックなリズムの鬩ぎ合い!
イントロ、エンディング、そして中間部分における変則的な流れはリズムセクションの真骨頂
スタジオ最終リハ時でも、全員が徹底的にこだわって取り組んだ箇所
ホーン隊は幾度もテンポダウンを希望しながら、なぞっていたもんね
本番での完成度はいかがだったかな!?
何度もマサとアッキーとで意見を交わす
ホーンの3人も徹底的に特訓に次ぐ猛特訓
これに挑みかかる情熱は全員が同じ
完全パートスコアをマサが送ると前ちゃんがコードを把握
これにて光明が見えてきた
ラインで数度のやりとりをしてマサのベースフレーズに修正箇所を施す
これでパーフェクト
前ちゃんのエキセントリックなる采配で問題をクリアした
大した男だぜ、彼は
それにつけても本家シカゴの手強さには舌を巻いちゃうね
ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング
息も絶え絶え・・・・
アバンギャルドこの上ないね
今度機会があれば、本家本元のヒステリックなる長尺ライブ・バージョンにも挑んでみたいなあ
(ミツがチラッとそこのフレーズを吹いてくれた)
ちょっと間をおいて、会場から「凄い!!」と声援が飛んできた


****、最終局面を迎えた
白熱のライブ・レポートは、まだまだ続く・・・・・!!!!****

果てしなき怒涛のライブ攻勢なのだ・・・
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存****

「・・・・・今は何時くらいかな?
(チラッと時計を見る)
・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、前ちゃんは素早くエフェクターの操作を終えギターを掲げて小刻みに震わせ来るべきその時を待ちつつも,唸りを発する・・・・・
(段取りは綿密に話し合っていたから余裕があるよん)
「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま
「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)
・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録
こちらもロバート・ラムの作品
この曲がワールドワイドにブレイクをして人気を決定づけた)

マサがマエちゃんの方向を左手で指差すと、ドンピシャのタイミングで「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほどの速さで過激に攻め立てる
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、ヤスも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる
追随してアッキー、ミツ、トモちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」
驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動
ノリノリに手拍子を交え、しきりに楽器を振っている

いつの間にかアキちゃんは伝家の宝刀とばかり、黒い真ん丸型タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯、ピョンピョン飛び跳ねているではないか

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 
(この曲でマサは以前にシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動

マエちゃん&マサが両サイドのフロントにて陣取り
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ

ギターが堂々と、必ず数歩ほど飛び出してきて自己主張を図る仕草
野暮ったくってみっともない姿は悲惨の一語に尽きる
やはり花形楽器だもんね

各メンバー達も負けじと大奮闘
なるほど心強き存在感

この曲、マサのリードボーカルに、アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙

アッキーも延々と、エキサイティングなジャンプを披露しての挑発
礼儀正しく優しい対バンのキーボード奏者も、アッキーの超絶技巧パフォーマンスを楽屋口で称賛していたっけねえ

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行

マエちゃんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう
あろうことか中央に飛び出してきてマサとの絡みまで演じてくれた
舞台の上下でがっしりと一体化を図る
これにはビックリ!
(今夏にマサのジーンズは右膝が2か所も破れて穴が開いてしまったので引退・・・・代わりのこのほどあの皮パンが奇跡の復活を果たしたよん)
「まさかクールでポーカーフェイスの前ちゃんがあそこまで燃え上がるとは思わなかったよ」と言うと
「さすがにあの場面では飛び出さないわけにはいかないぜ」
うーん、マンダム~~((´∀`))
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ここでも秘密兵器オート・ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた
 オフステージの時にマサは前ちゃんに言った
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と
そう言われたマエちゃんもまんざらではない様子)
歴代STAギタリスト中ぶっちぎりのトップクラスでしょう、と太鼓判を押すアッキー

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズを前ちゃんの合図を待ってホーン隊が吹き込む

トドメはホーンセクションによる、きっつい嘶き音で息の根を止める

タカ&トモちゃんも、ウォルター・パラゼイダー顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う
難攻不落なパートなど何のその
パワフルでバカテクの管楽器が3人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ

ウカウカしてなどいられないよ、みんな
ヤワなヤツならば、一瞬で足元をすくわれるさ
マサがベースのネックを観客方向に突き出す
その時、真横に立ってノリノリの観客が、フレットをポンポンと撫でてくれた
下手袖に控えていた酔客とは、はしゃぎすぎて激突!((´∀`*))
ミツがさりげなく譜面台を寄せてスペースを空けてくれたので、ヤスのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃
超難解な作業だ
しかも、リラックスしながら、和気あいあいと楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・
これらを最近は鉄壁のアンサンブルでようやく見事に再現してのけた
恐るべき究極の瞬間を目撃した
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね
更にはネックを振り回しながら、ホーンセクションのところへも訪れて、一緒に爆笑ダンシング
メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ

何が飛び出して、どんな展開になるのか
我々にも皆目見当がつきません
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味だね
やはり役者がヒトアジ違います

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図

尚も前ちゃんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ

撮影スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、ミキサーへは、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーに音作りしてと希望を提出しておきました
相変わらず無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)

プレイしている我々でさえも、痺れちゃうほどの高評価を下したくなる
ステージではドンドン効果を倍増させるべき企みが張り巡らされていく
エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった

多分、数年前の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」
小樽で以前、可愛い弟分のサッサやあうくんが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
素早く横でタンバリンを振っているアッキーにベースを手渡して(これは弾けという合図だと勘違いしたらしい
重くて両手がふさがった、とやたらと怒っていた
まあ結果良ければすべてよしだわい((´∀`)))
前方に走り出し「YEAH!!」
一礼して、マサが再びモニター・スピーカーの上に上り、3度目なる豪快空中2段蹴り一閃!!!
着地してからは「押忍」の構えも取り入れた
(カメラ小僧たちが空中浮遊マサ会心のショットを撮ったそうだ
この日、一番の作品だとのこと
皆にも見せびらかしていた((´∀`))
その様を後方からスタンディングドラミング状態でずっと見ていたヤスは爆笑🤣

「サンキュー!
また会いましょう
ありがとうございました
おやすみなさい
帰りは気を付けて帰ってね
恵庭、最高だぜ!!」
ところが、そうは問屋が卸さなかった
熱烈にアンコールの声が多方面から飛び交う
マスターも先導して煽りまくる
酔っぱらった観客も続々と手拍子で景気づけ
「おお、それでは・・・・フジリンよろしいでしょうか!!」
「いいぞ!
やれやれい!!」
「19年間ずっと頑固一徹シカゴを中心としたブラス・ロック街道を脇目も振らずに今日まで貫き通してきました
今とっても感動しています
みんな、楽しんでいるかなあ!!??
こんな感じで締め括りもガンガンにいきますのでヨロシク!
(ワアッ~~~~!!これもアキちゃんのイタズラ音源ね・・・・・)
OH!YEAH!!
オーケー
お言葉に甘えましてもう一発ご機嫌なのをぶっぱなします!!」

さりげない、チューニングタイムを経て・・・・
「WAO!!
大ヒット・チューンをお届けします
NEXT NUMBER・・・・フィーリン・ストロンガー・エヴリディ・・・(1・2・3・4・・・)!!」
出た!!
このミディアム・テンポで重量感漲るシカゴⅥ(1973年76月25日リリース)からのファースト・シングル「愛のきずな(全米チャートでは最高ランク第10位を記録)」は現在も本家がライブで演奏している人気曲
ピーター・セテラとジェームス・パンコウの2人がお互いの楽曲を合体させたラブ・ソング
(どの部分がどちらの曲か判別できるかな?)
練習でもかなりの時間を費やし練りあげてきましたが、どうしてもイントロが走り気味になったり、ビートの箇所がずれ込んだり、バラつきが目立ったりと散々
まだまだ課題が山積み
荒削りに進行していきながらも大きな事故だけは回避できた模様
ガッチリまとまればとってもカッコイイ作品なんだけど残念です
あ!
これ観客には、それほどばれていないけれどね
バンド内では深刻な問題です
それでもアキちゃん、ミツが深く掘り下げ随所にわたり研究してくれたおかげで迫力ある臨場感がグッと増した
大切にかみ砕きながら反復していけば、いずれはモノになるさ
でも変拍子のまとまり具合がピカイチ
ドラム、キーボード、ギターによりちょっと癖のあるアクセントやタメが見事に融合していた
後半のへヴィー・パート突入から走りまくっていたけど、それと共にコーラス面も充実させたいという願望があります
前回のライブ演奏とは比較にならないほどの完成度は誇っていた、と一言述べさせてはいただきますよ
雲泥の差
月と鼈
なんと言っても、現在のメンバーの顔触れは凄腕揃いだからね
これがまた滅茶苦茶にカッコよくて気持ちいいなあ
次いで、ドンドンとヒートアップしていきながら、コーラスも複雑に絡んでいくパートもより緻密に追及
後半ではアキが事細かくハーモニーを加えての熱演にハッと息を飲む
ここドラミングもそうとう過酷なのに、頑張ってフィルも加えていく
その上にマサが先導しながら場面展開ごとに刺激を与えます
かなり本家に迫るくらいの成長を遂げてくれたんだから良しとしましょう!
雰囲気が数段向上
余力を振り絞って締め括りはやはり一丸となってのバトルで決まりさ
ラストにふさわしき全員によるせめぎ合い
締め括りは、熾烈を極めるソロ・リレー
タメにタメを効かせて弧を描くようにグワアッと音量を上げ、突然のフィニッシュ・クラッシュ
追随するかのごとく、かっこよくも儚い終焉を告げる
そこから一気呵成に終曲を迎える
自然な曲の繋がりは抜群で、バッチリと大団円を迎えた
我に返ったかのように直後に歓声が店内にいつまでも溢れる
勢いそのままに、マサの気合一発の雄たけび目印アイディアでエンディングに多少テコ入れも施しました
ここは今夏からの試み、
以前までは諸事情により、仕方なくオリジナル・アレンジの安易この上ない形だった
だからずっとモヤモヤ感が満載で不満気味の日々
で、本家シカゴは10年くらい前からザ・ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」「ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ」というブラスロックの元祖ともいえる名曲のメインリフを合体させたヴァージョンで締めくくっていたのだ
それをそのまま、導入するという暴挙にSTAは打って出た
色々と試行錯誤してコードの探りをしつつもバッチリとFINALEを迎えることができた
念願の一つが叶った瞬間さ
おめでとうございます((´∀`*))
お祭り騒ぎの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演

「どうも今日はありがとうございました
サッポロ・トランジット・オーソリティでした
本日は最後までゆっくりと気軽に楽しんでいただきましてありがとうございました!
あ!?これからも、どうぞ、よろしくお願いします
((´∀`*))
この店に興味のある方はぜひともまたお越しくださいませ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ
観客の方々も和気藹藹と賑やかだ
壮大なるロックショーが終了しちゃったさあ
完全燃焼でライブは終了
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした

フィナーレを迎えたSTAは、汗びっしょりで達成感に満たされて席に戻っていきました
爽やかな疲労感にもまみれてね
観客席のあちこちからは感動の声が漏れ聞こえてきた
それも致し方ないだろうね
正直な感想なんだもん
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

トモちゃんがテーブル席にて言った
「私が持ってるポリスのアルバムにこの曲のコーラス部が似てる!」
マサが色々と考察した結果それは「ソー・ロンリー」だと判明した!
確かに…
でもChicagoの方がずっと以前に発表しているよ!😉

本当にお疲れ様でした
感謝感激雨あられ状態だよ((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・
絶賛の嵐が吹き荒れる

司会進行役のフジリンも後方カウンター内からマイクを手にアナウンス
「ありがとうございました
S・T・Aの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた
やれるだけのことはやりつくした
上機嫌のメンバーらを見れば、それも一目瞭然
熱気ムンムンだね
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクと弁当がすこぶる美味しいだろう!!
このバンドの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう
まあ、それは次回のお楽しみとして大切に取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ
7人もこのイベントをたっぷりと堪能していましたよ
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、この長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれましたよ
それぞれに目指す音楽は微妙に違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれていました
オーディエンスもスタッフも最後の瞬間まで、このひと時を満喫していってくれました!!


****この熱量そのままに夜は更けてゆく
さあ、続々と深夜部のお客さんたちが来店してきてカラオケ大会の開始だあ~~・・・・・・!!!!
朝の8時までの営業だけに、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
ご機嫌に壮大なる往年の永ちゃんスタンダードのカバーオンパレードだもん!!!
景気よくいってみよう!!****・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」

 ********これにてライブ・レポートは終了*******

追記・・・シンちゃんが教えてくれた「ジェラート」の店「ジジ」
絶品だった
中華店「﹅月」に舌鼓を打ったメンバーもいた

フジリン、お心づけに感謝いたします

オカちゃん、シンちゃんはSTAの写真撮影に協力してくれたしね

VERY SPECIAL THANKS TO・・・NAKAMURA MASTER&STAFF&AN&BREMEN CLUB BAND&FUJIRIN&THE COLD SWEAT&SANDWICH&COCA-COLA&FRIED SOBA&TYONGETSU&GIGI&INARIZUSHI&MEATBALL&KARAOKE&IKU&KEI&FM YUMENOTANE&SECONDHAND CLOTHING STORE TEN&MA CHERIE DE LINE&MINERAL WATER&GINGER ALE&BEER&FRIED CHICKEN&TAMACHAN&GREEN TEA&LEATHER JACKET&WINDBREAKER&CHICAGO&KITCHEN&NAKACHAN&AUKUN&GEORGESAN&NAKACHAN&GELATO!!!!!!


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VOL,217 恵庭ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE (S・T・A編)・PART,1

2024-11-07 18:52:40 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

ステージ備え付けの機材は・・・・
ベースアンプのヘッドはトレースエリオット(マスター曰く、これは強靭なパワーを誇るとのこと
実際の話そうだった!!
個人的には好みのサウンドを放っていてご機嫌だったよん)
スピーカーはアコースティック
ドラムセットはひじょうに年季の入ったパール製品
シェルは渋めのブラック
ギターアンプは超ロングセラーの人気者ローランドJC-120
他にもヤマハやVOX、ピーヴィー、フェンダーのアンプもずらりと並んでいてそのスジモノにとっては見ごたえも満点

また特筆すべき点としてこれはマスターのマニアックなコレクションなのであろうか・・・・店内の壁一面にずらりと掲げられたアコースティックやエレキギター、ベース類
その膨大なる本数には言葉を失うほどだ
それもその辺に売っているような安物なんて皆無
どれをとってみても高級品ばかり
マサと同じスペクターのナチュラル・ボディもあった!
これには数人の仲間たちもイロメキたっていた
生産国やシェイプ、パーツ、年代は違うのですぐにわかるんだけどね
最後にはいたずら好きなマスターのトラップに引っかかって苦笑いしちゃったさ
お世話になりました((´∀`))

いよいよもって本編に
早いものでトリの時間が訪れましたよ
熱狂的なるファンが多数会場入り
早速周囲を陣取っています

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ

めっちゃムードも満点
熱気を帯びはじめた会場内に絶えずノリノリの素敵なBGMが盛大に流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中
ザ・ビートルズの「ヘルプ」
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
もうこれだけで、気分は高揚するんだねえ

それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

5、SAPPORO TRAMSIT AUTHORITY
22:35~23:10
ちょっと時間の方は押し気味
だって、すべてのバンドがアンコール付きだからね
致し方ない
めちゃくちゃに盛況な証拠さ


それではあらためまして、これまでのいきさつなどを振り返ってみましょうか

ある日STAのメンバーから「たまには恵庭でもやりたいなあ・・・」とポツリ
実は何年も前に恵庭方面からライブの話は何度もあったのさ
でもその時のメンバー達は「遠いとこは嫌」とか「都合が悪い・・・」とか
で結局は毎回ボツ・・・・
そうこうしているうちに立ち消え状態に陥っていた

というわけでして、ずっと新型コロナウィルス感染者数増大にて、近年は延々とライブイベントの中止や延期に見舞われて辟易していましたが、やっとこさ落ち着きの兆候が見えてきましたね
ここは油断せず慎重に行動しながら、モーレツに活躍してきたのさ!
我らがSTAは今年も毎度のごとく紆余曲折を経て、ライブ快進撃で目いっぱいに突き進んできた次第

良い機会だからマサが15年来お付き合いのある兄貴分「フジリン」に相談してみた
恵庭在住のこの方は音楽においても人生においても偉大なる大先輩
ちょっとスタジオでSTAとセッションもしたことのある仲だ
「リブレーション」のピグスティ企画やホットタイムの「ライブ・ライブ・ライブ」にも出演して対バンも組んだことがある
「札幌ではご一緒しているから今度は恵庭でもやりましょう!」とね
すると即答でオーケーの返事をいただいた
さすが生粋のロッカーだ
行動力が半端ない
それからはトントン拍子にスケジューリング
イベントも現実化してきた
月日、会場、時間帯、ジャンル、バンド数と詳細がトントン拍子に進んだ

非常に楽しみだ
ワクワク気分の日々
何たって恵庭へは初進出
未知の区域
札幌の隣町なんだけどね
ここは音楽に対してもとっても熱いよ

2024、10、26(SAT)
「ROCK DE NIGHT~~AT SOUND GARAGE」
タイトルからしてすこぶるイカシテいるではないか!!
会場は恵庭の中心街
全5バンドが集結
なにからなにまで札幌組に合わせてくれた
色々と調整が大変だったと思うよ
前日まで逐一質問やら希望やら機材、アンプ、スタンド、譜面台含めて打診の繰り返しだったもん
それでも主催者のフジリンは微塵も嫌な顔などせずに懇切丁寧に対応してくれた
少しでも負担軽減に努めてくれた
それはサウンドガレージのマスターも同様に!

フライヤーのデザインも届いたので各自がブログやフェイスブックなどで告知に努めた
猛アピールだ
いざ蓋を開けてみたらばSTAとパープル・ブリンガーの2バンドが札幌から
他の3バンドは恵庭を拠点に活躍しているバンド達
2バンドは初めて見る(実はここのメンバーにもつながりがあったんだけど・・・・)

写真でみてもお判りでしょう
ブレーメン・クラブ・バンドはリーダーのフジリンが率いるベテラン勢

ロックカラーを強調するべくどのバンドもそれ風なナンバーを用意してきたご様子
だからこそ最初から最後までとことん燃え上がっていたよ
盛り上がり方が超絶に半端ない
恐るべしド迫力の恵庭パワー
申し分ないよ
よっしゃあ、それならばこちらサイドもそれなりに対応しちゃおう
これぞライブの醍醐味
中途半端なパフォーマンスなど厳禁

満を持してSTAの登場
この日1番の大所帯
だからどのバンドも入れ替え時間は10分のところをSTAは15分も用意してくれた
そして唯一ホーンセクションが在籍している
ジャンルも突き抜けるくらいに個性的
大所帯故にメンバー達のスケジューリングは毎月大変な作業
今回も夕方以降の希望者がいた
そういう理由で、このタイムテーブルを特別に組んでいただいた次第
主催者の方々にはお手数をかけてしまった・・・・
その分はライブで存分にお返ししますよ
それがロッカーとしての仁義
だからこそ、今回のライブに賭ける意気込みは全員がすごかった!
苦節19年にわたって活動してきたことは伊達じゃあない

セッティングに勤しんでいる最中、マスターがやってきて手際よく接続やセッティングを行ってくれた
白いテープがステージ前方床に貼られている
これの内側で演奏するのが店から言わせるとベストらしい
でもSTAの場合はそうもいかない
マサはマスターに許可を貰って枠外でもプレイが可能なように図らってもらった
ハウリング問題や照明が当たらばい、とかデメリットはありますがメリットのほうが多いし
玄関がベースアンプの真横だからそこも気になる
ちょくちょく目配せをしながら本番に臨んだ

アキはブレーメン・クラブ・バンドが店のキーボード2台を使用していたので自分のものと交換
スぺースが狭いのでスタンドの高さ調整を怠ってしまったようだ
モニターの返しとかもあまりチェックできなかった
マサがマスターに「本当はもっと人数が多いのですよ
ホーンはトランペット入れたら4管編成
パーカッションもズラリと陣取るし・・・」
「それはうちでは無理だなあ・・・(´;ω;`)」
「今回はちょうどよい人数でしたね((´∀`))」

いつものように一致団結しエネルギー全開でライブに邁進しましたよ
北海道唯一無二のブラスロックバンドとして100%シカゴを中心に濃厚でヘヴィーなサウンドを轟かせました
頼もしき布陣だけに、ちょいこだわりの体力勝負なセットリストを組んでね

まあ、その辺の詳細は後程ごゆっくりと
とにもかくにも、通算217回目のターニング・ポイントを迎えた感が強くて武者震いしちゃいました
新鮮な気持ちでGO!GO!GO!
・・・・(-_-;)

余裕しゃくしゃく
了解だよん!!

STAメンバーはもう常連の顔ぶれが相当に増えてきた
マサ、アッキー、タカ、ミツ、トモちゃん・・・・・
それをきっかけに全てに於いて続々と素晴らしいミュージシャンも参加

さてさて、ゴージャスなるツワモノ達
改めてメンツの紹介をば・・・・・・

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越え、長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ

ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが元気よく復帰した・・・・・
別格のマルチプレイヤーなのに腰の低い好青年
今回トランペットが急遽参加が不可能な事態に・・・・
ずっとトランペットのメンバーを探していたんだけど見つからず
どうしよう・・・と思案を巡らせてみた
以前にチャレンジしたトランペットのパートをミツとタカで振り分けるアイディア
それを振ってみると両者ともに快諾
早速スタジオで個人練習をし出したらしい
その後、タカから「自分がソプラノサックスでトランペットのパートを吹いてみましょうか
まだ一度も本番では吹いたことないのですが・・・・」
もちろんだよん
絶対的な信頼を受けているんだから
実際スタジオでリハしてみると全く違和感がない
これは新たな発見
心強い存在でしょう
もっと早くに取り上げていればよかったねえ
ホッとしたあ
灯台下暗しとはこのことさ
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ
眼鏡と白いシャツ姿
因みに彼は新婚ほやほやだよん(⋈◍>◡<◍)。✧♡

もう一人
札幌で音楽を聴く人ならば知らない人はいないと言われる古くからの知り合い、ソーエンの前ちゃん
北海道ライブ・シーンにおける巨匠かつご意見番とは彼のこと
数多くの1流ミュージシャンたちとも共演していたのだそうです
現在も凄腕どもと火花散るインプロビゼーションを展開中
ギター・パートで猛烈に奮起
彼とは長年スタジオでよく顔を合わせていた
たまに対バンも組んでいた
STA企画「リブレーション」にも出演した
その後、ソーエンのシンガー塚本くんがフラッグで付き合いがある縁でマエちゃんを紹介してもらった
完璧主義の前ちゃん故にブランクのあるギター・リハビリ期間を経てこの都度めでたく合流の運びとなった次第
期待してまっせ!
キャップを逆にかぶってストラトキャスターを弾きまくるのが定番
眼鏡を着用して黒シャツの右胸には「SOEN」のスペルが神々しく君臨
お互いに夕張のご近所に繋がりがあることを偶然知ってビックリ

そしてアッキーとの縁で、頼もしきアルトサックスのトモちゃんを新たに迎え入れたことが、去年最大の収穫です
(な、な、なんともうあれから1年が経過したんだあ!)
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきているテクニックの持ち主(ミツの折り紙付き)
サックス教室へと熱心に通って益々腕を磨いている
余裕と貫禄の演奏は必見だ
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしているのだそうだ
(好きこそものの上手なれ、とは昔の人うまいことを言った)
特に組曲は大のお気に入り
何という恐るべき努力家
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん
チャーミングなルックスで人気急上昇中!
もう少しで新たな相棒が届くようだよん
待ち遠しいね

マサとは一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
眼鏡を着用
シカゴ好きで意気投合してからは、ずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう)
ファイターズVSヤクルトと応援球団も違う
でも、彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ
9月のシカゴ大阪公演グランキューブもマサと共にエンジョイした
あちこちから常にひっぱりだこのミツによる、絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀
ちなみにジャンプ競技やモトクロスバイクにも精通しているのだ
この日は今年のシカゴ来日グッズのロゴが胸板に燦然と輝くTシャツをビシッと着こんできた

笑顔が可愛らしいキーボードのアッキーは男顔負けな実力派
毎度おなじみの器用なチャーミング・レディでコーラス、パーカッションも軽くこなす
キュートで華麗なるファッションも楽しみの一つ
マサとはパープル・ブリンガーも率いているアクティブなスーパーウーマン
自身のライフワーク「マ・シェリ」も含めてね
今年からは念願のラジオDJデビューも華やかに飾った
(第1回のゲストは2週連続マサ!!
今月2回目のゲスト出演も好評を博した
当然今回も2週にわたってシカゴ来日公演の話が中心
東京編と大阪編)
何といってもすでに中核のポジションにいる彼女の尽力が大きい
ライブのオファー、メンバー探し、グループライン、フライヤー&ポスターの製作、もちろん音楽的アドバイスにと八面六臂に奔走中
((´∀`*))

そして心強き相棒のヤスが遂に復帰した!
マサとリズム・セクションに専念
別格の存在でもあるロック・ドラマーのヤス
これからもご贔屓によろしくお願いします
彼は今までに多方面の伝説的なる大御所とも共演
今回STAで合流することが決定してからは、ストイックなくらいに休むことなくマサと緻密にやり取りをしつつ音固めに邁進した
昔取った杵柄だけに心境著しい活躍
期待してまっせ
サングラスと全身を黒で決めた

とにかく近年はS・T・A出戻り組みやニューフェイスが特に多くて、懐かしいやら、賑やかやらで活性化が進みけっこうなことですなあ
ガス抜きも施して心機一転生まれ変わったかのようだ
(しかも各自の、貢献度が絶大!)
S・T・Aの長い歴史の重みを痛感する次第

去年の初夏から、よくもまあこれだけの人材に恵まれてきたSTAってやっぱりもってるよなあ
それ以前が一瞬で霞んでしまうほどだ

その最強のメンバー達が各ポジションについて、セットアップ、ウオーミングアップ、チューニングに勤しむ
俄然、燃えてきた!
サウンドチェックも無事に終了

メンバー達に、マサが逐一確認をとる
事細かにマサがスタッフと打ち合わせ
そして彼らの指示に従ったところで、ほどなくして
「さあてと、そろそろいくぜい!!」
覚悟の上でご参加くださいませよ((´∀`*))

前置きが大変長くなってしまいました
焦らしに焦らされ、いよいよ参上だ
泣く子も黙って失禁しちゃう、北海道が誇るベテランロックの存在感に注目せよ
7人という剛腕揃い
来るべきその瞬間を、今か今かと待ち焦がれて感無量の極致だ

皆さん、しっかりとついてきていますか
準備万端整いましたよ
何時でもオーケーのゴーサインが出た

それではそろそろ本格的に「S・T・A」のライブ・レポートと参りましょうか
特別の持ち時間は35分
パープル・ブリンガーのシンちゃん&オカチャンはマサの依頼でどっさりと写真撮影をしてくれた
ブレーメン・クラブ・バンドのケイ子ちゃんは映像を撮ってくれた
のっているね~~!
なんまら力が漲ってきたぞ
心して臨め!
必聴!!
瞬き厳禁!!



***MEMBER***
MASA・・・B VO
AKI・・・KB CHO PER
TOMOCHAN・・・AS
MITSU・・・TB
MAECHAN・・・G
TAKA・・・SS
YASU・・・DR


***SET LIST***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、ALIVE AGAIN
4、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)
5、SO MUCH TO SAY、 SO MUCH TO GIVE(言いたいことがたくさん)
6、ANXIETY MOMENT(不安の日々)
7、TO BE FREE(今こそ自由を)
8、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
9、DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)
10、FREE(自由になりたい)
11、25OR6TO4(長い夜)
:::ENCORE:::
12、FEELIN’ STRONGER EVERYDAY(愛のきずな)


景気よくライブのスタート!!
まずはスポットライトを浴びる中でアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる
臨場感満点
期待にワクワクするね
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り
(このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)

マサがすかさず、後方に鎮座するヤスらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう
マサからアイコンタクトを受けて司会進行役も務めている主催者のフジリンが、カウンター内でマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに発する
(事前にマサが手渡しておいたシナリオをに打ち合わせ通り絶叫気味に読み上げる((´∀`))

「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ
今か今かとお待ちかねの皆さん
いよいよはじまります!
元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
そうですよね
これから極上のステージをお届けして参ります
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染み、北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
盛大なる拍手でお迎えください!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
HEY!
COME ON BABY
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違いの号砲炸裂

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない

すでに掴みはバッチリとオーケーだ

普段は寡黙なヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛
方々からもマジに絶賛の嵐だった

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね」と言ってきた
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれた
ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ

計算されつくした前ちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、ヤスのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく

看板ともいえる3管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど3人だとは思えない音圧だよ
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り
なんという高揚感であろうか
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、カルチャーショックを受けたぐらいさ
もちろん良い方向にね
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです
大した度胸の持ち主だ
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(ヤスによる縁の下の力持ち連打も忘れてはいけない)
ここがミツの凄いところ
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトしてやまないジミー・パンコウ師匠からの影響が大きいらしいよ
何たって遂に本物を堪能したばかりだからねえ
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを書き直してきて見事に解明したのだそうですよ
すさまじき探求心
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ
不動のポジションなのですよ
悪しからず

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はタカの出番
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのソプラノサックス・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます
一聴しただけで安定感抜群
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ
・・・実はオリジナルのtrumpetソロのところを、タカ自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・
トランぺッターが先述どおり急遽不在ゆえのタカ自らの提案
いついかなる時にでも、才能溢れる素晴らしいプレイヤー
STAの至宝だね
前途洋々、順風満帆

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている

そして第3の男、前ちゃんのギターが火を噴いた
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい

(掛け持ちミュージシャンの前ちゃんは、超売れっ子
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している
これが彼のステージ・スタイルなんだね)
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるヤスが、究極の稲妻フィルインで拍手喝采
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭に前ちゃんを経て見事な連携で繋がった
ここで繰り出した前ちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました
これぞまさしくロックの原石
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力を交える
トモちゃんからミツを経て、ハマピーへのホーンセクションに受け渡す流れへ

マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる
スリリングに雷鳴のような怒涛の左右シンバル6連発乱れ打ちのヤスと呼吸を合わせ、激しい空中2段キックでフィニッシュをぶちかます  
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!

だってさあ、8年ぶりのシカゴ来日記念だから特別豪快に決めてみたわけさ
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとヤスは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然としている



****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと
もちろんその通りだよ
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリと頬が緩むという塩梅さ
半端なく照明が暑いので、とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す
トークも交えてね
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ」
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん
最早定番さ

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨
スタジオではまあまあの出来だった
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア
かえって効果が倍増したよ
これまたご機嫌なメドレー
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この日にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂
(彼女の根性の入り方は筋金入り
メイクもバッチリと施している
ワイルドな黒のスカート・ファッションで統一しているではないか。
最近入手したショッキングピンクのテンガロンハット(ちょっと大きめらしい・・・・)と激レアなAKIKO黒Tシャツも彼女最大のチャームポイント
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした
ところが当時STAに在籍していたギタリストが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ
もはや手慣れたもんだよ
これはこれで、斬新で快感
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ
これをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態
感心しきりだった
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた
その結果がここに結実したんだよ
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ
大役を果たしたね
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・
この感動がずっと欲しかったのさ
本物だ
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い
これが生命線なんだから
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ
サビにも奥の深い部分が垣間見えます
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む

ヤスは、特にこの曲でのドラミングが冴えわたっていた
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた
黙して語らずのツワモノだね

前ちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
マスターの大好物だけに熱狂的なエールを送ってくれた
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ

エンディングでのハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキーによるコーラス・ワーク
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした
アッキーと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、マエちゃんはマサへブリッジ部の最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れをも図った
(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー渾身のハーモニー
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト
丁々発止に完奏
普段はホノボノと佇んでいるアッキーではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね

トモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた
彼女も毎回シックに衣装を着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日は上下黒の服装にセンスの良いネールや髪型で、いつにもましてオシャレ
左襟には金色に輝くサックスのピンバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、オーディエンスがありとあらゆるシーンを目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見つめている



「NEXT NUMBER・・・・・ALIVEAGAIN!!」
(2021年3月21日ソリッド以来の演奏だ!)
ヤスのスティックから4つ打ちカウント
前ちゃんによるシャープなコード・カッティングがはじけまくる
今は亡き伝説の人テリー・キャスへ捧げられたストレートなるロックンロール。
でもそこは一筋縄ではいかないクセモノバンドのシカゴ
軽快だけどリズム・アクセントがややこしいとはヤス&前ちゃんの弁
アキはこの曲はイマイチ好みではないらしい・・・・
マサにとっては思い出深きターニングポイントともいえる重要な作品
1978年9月発売の12枚目オリジナルアルバム「ホットストリート」のトップを華々しく飾る元気漲るチューン
テリーのあまりにもショッキングな死を乗り越えて再起に賭ける尋常ではない意気込みが随所から伝わってくる
2代目のギタリスト、ドニー・デイカスの加入後ニュー・シカゴは同年10月にこの曲をシングルカットして蘇った
マサはこの曲、ずっと音圧に欠けていて不満を抱いていたのです
(重ね録音の再現ができないので・・・)
最近はマサがリクエストしたホーン・アレンジを加えてくれて解消したのですが、更に今回はキーボードによる歪んだ横綱級コードでバッチリとストレス発散できました
やっぱり、こうでなきゃあね
おのずとマサのボーカルもグッド・ヴァイブレーション
1番と2番の間奏が変拍子なので前ちゃん四苦八苦しながらも見事に克服
マサとアキは目を何度も合わせて、ステージの両サイドで飛び跳ねる
後半に位置するギター・ソロはニュー・パターン
まずは前ちゃんがサスティーンを狙ったメタリックな速弾きソロで、エキセントリックに区切りをつけて先陣を切る
コーラス部の後は今年からマサのアイディアでイントロに再び戻るという戦略
(本家がこの曲を最初にプレイしたころのエンディングはけっこうやぼったいアレンジだった
テレビ放映もされたシカゴの来日公演1曲目でこの曲を演奏した際、ドウイエン・ベイリーのファンキーでトリッキーな存在感がインパクトタップリだった断然こちらのほうが素晴らしい!
それをヒントにした次第)
当初はしっくりと噛み合わなかったんだけど、徐々に固まってきたらS・T・Aの秘めたる可能性とグレード・アップにパアッと光が差してきました
水面下での作戦がやっと功を奏した瞬間なのだ
バッチリと大成功!



「改めまして!
サッポロ・トランジット・オーソリティです
皆さん、楽しんでますか!!
(アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂)
我々は頑固一徹、ブラスロック街道を19年にわたって貫いています
本日はROCK DE NIGHT  AT SOUND GARAGライブ・イベントということでここは申し分のない場所だねえ
ということでして、今回はスペシャル・バージョンですよ
当然100パーセント濃厚なる初期のシカゴでセットリストを組んでいますが、数曲は超絶マニアック
見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))
そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後までよろしく!!
NEXT NUMBER 
・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)
ここでもジャストなタイミングで、ヤスによる軽快な4カウントが即座に空間を痛烈に切り裂く

 ドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい
 でもいろいろとややこしい事情があり、これもしばらくお蔵入りしていたんだけど、昨年末からめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てし無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)
この曲でもリード・ボーカルはマサ
近年トライ中なんだよ
すこぶる苦労しましたよ
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいお茶の子さいさい
クールでニヒリストなミツは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む
真横で負けじとタカもハイノートヒッター
これにはマサも、毎度のごとく鳥肌が立つのだとか
3管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン3人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる
エンディングでは前ちゃんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)
前ちゃんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね
これってやっぱり丁寧で巧みなる音作りだ
アートの領域に踏み込んだ感あり
特にトーンが美しい
(トモちゃん好みの音なんだそう)
性格や人間性が如実に反映されることを実証してくれた好例
特筆すべき点はオーディエンス達のリアクション
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す



第2楽章はヤスによる怒涛のフィルインから図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」
 延々と踏み続ける光速バスドラ音が爆発
1分ほどのドラマティック・チャレンジ・ソング
 恋人との出逢いから、想いが交錯して思い悩むストーリーを多分に含んだ不穏さが秀逸
 マサとバックコーラス(アッキー)とのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています
猛特訓したもんなあ
努力は決して裏切らないのだ
その成果が花開いた瞬間をシッカリと目撃した
 重量級なタッチで、ベースがごく控えめに奏でられます
 前半の暗い曲調から一転、パアッと霧が晴れたかのような心象表現の役割分担も良い仕事しているなあ


第3楽章「不安の日々」も前曲に引き続きの小曲だけれどインストウルメンタル
(バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンというタイトルが組曲名
初期のシカゴには数多くの組曲があるのですが、その中の最高峰がこれ
現在もライブのハイライトとして必ず取り上げられている)
静かで厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスに印象的なラインを描き上げます
この抒情的な曲を披露するのは8度目
初演奏はヴィニーズバーにて
2度目は記録を紐解くと2019年4月21日(日)の白石区ピグスティ・・・・
「163回のリブレーション」だった
完全に失念していたんだけどね‥‥(-_-;)
メンバーはマサ&ミツ以外違いますしね
あの時の失態がトラウマになっていて長らく封印していたのです
でも今回のメンバー達ならば、と奮い立ち熱烈的に再チャレンジしたのですが、大正解!
バッチリとはまった
期待以上、想像以上の出来でしたね
アッキーもテコ入れに一役かったし
タカが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ流麗なる音色でソプラノサックス・ソロ(ニニ・ロッソ風)を
はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現
迂闊にも鋼の涙腺が決壊しそうになったほど・・・・(´;ω;`)
後半ドラムとバック陣によるタイトな演劇風ユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア
ここでパアッと音世界が華やかに開ける



マサの閃きで前曲のラスト音が第6楽章の最初の音になるスリリングな連結アレンジを施した
それがこの「今こそ自由を」
(実は直前のリハまで2音の追加で討論を重ねた
結局はそれも採用で功を奏した)
これも最近から重要なレパートリーとして晴れて蘇った
新たな息吹を目いっぱいに吹き込んでね
ここの曲も1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストウルメンタル
この箇所も今回のライブでは全員にとって引き攣る難関
目まぐるしく襲いかかる落とし穴を通過してようやく辿り着いた
序盤の想像を絶するアクセントはミツも指摘していたけど、最大のトラップ
テンションマックスのシーン
何度も訪れる難所でもあり見せ場だ
ボンゾスタイルの爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる
とにもかくにも、入り組んだ展開だから生半可な気持ちでトライしたらば即座に木っ端みじんなのだ
コロコロと景色の変動に忙殺される・・・・正直な話が予測不可能なプログレッシブ
究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによる捻りの効いた珍しきユニゾンライン
これを2人はものの見事にやってのけたのだ!
スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう
バッチリとパーフェクトにはまり込んで乗り切ったよ
一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿にゾクゾクと戦慄が走ったものです
ご本家同様にマサ&ミツは堂々とコブシを突き上げてのハイタッチだ
ミツ曰く「大阪でのシカゴは最初から極端にスローだったからにそれでいこう!」
一切打ち合わせ無しのぶっつけ本番のサプライズ
気合も十分にバッチリ
阿吽の呼吸で
「やったあ!!」
磨きがかかってきて冴え渡る音色
実はこれもお約束で見せ場の一つ
アッキーはその様を見ていてとっても羨ましかったんだってさあ((´∀`))
両手を叩きながら喜び勇んで何度も飛び跳ねていた
「自分も一緒にやりたい!!」だって
ここさえ乗り切れば、もうこのライブはいただいたも同然
大船にのったつもりで、突破していこう
まだまだ続くデンジャーゾーン!

壮大なる組曲の最終楽章(第7楽章)も1分少々の「愛は限りなく」だ
原題は「NOW MORE THAN EVER」
シカゴ1970年リリースのセカンドアルバム「シカゴ(邦題はシカゴと23の誓い)」に収録
ジェームス・パンコウの作品
濃厚この上なきラブストーリーからの抜粋
目まぐるしく変化に富んだ独走態勢を誇る集大成
ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにコーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、今までならばしみじみ心から願っていたんだけど、この日はアッキーがそこを心置きなくこなしてくれた
念願成就
想いは叶うものなんだねえ
それもふんだんにさ
初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック
地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなヤスのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ
気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲
(エンディングではジェフ・ポーカロ風にすっくと立ち上がって連打をぶちかますヤスは・・・・20カウント引っ張ってと希望を提出)
マサとアイコンタクトを交し合って2度目のジャンピング2段キックでTHE END
出血サーヴィスときたもんだ
最後の1音に到達し終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態
一息入れてから拍手が
どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた
そうなのです、難しいのですよ(笑)
大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ
だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでなおさらのことだね・・・・

























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VOL,217 恵庭ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE (BREMEN CLUB BAND編)

2024-11-04 12:16:18 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

ステージ備え付けの機材は・・・・
ベースアンプのヘッドはトレースエリオット(マスター曰く、これは強靭なパワーを誇るとのこと
実際の話そうだった!!
個人的には好みのサウンドを放っていてご機嫌だったよん)
スピーカーはアコースティック
ドラムセットはひじょうに年季の入ったパール製品
シェルは渋めのブラック
ギターアンプは超ロングセラーの人気者ローランドJC-120
他にもヤマハやVOX、ピーヴィー、フェンダーのアンプもずらりと並んでいてそのスジモノにとっては見ごたえも満点

また特筆すべき点としてこれはマスターのマニアックなコレクションなのであろうか・・・・店内の壁一面にずらりと掲げられたアコースティックやエレキギター、ベース類
その膨大なる本数には言葉を失うほどだ
それもその辺に売っているような安物なんて皆無
どれをとってみても高級品ばかり
マサと同じスペクターのナチュラル・ボディもあった!
これは数人の仲間たちもイロメキたっていた
生産国やシェイプ、パーツ、年代は違うのですぐにわかるんだけどね
最後にはいたずら好きなマスターのトラップに引っかかって苦笑いしちゃったさ
色々とお世話になりました((´∀`))

いよいよもって本編に
早いものでトリ前の時間が訪れましたよ
熱狂的なるファンが多数会場入り
早速周囲を陣取っています

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ

めっちゃムードも満点
熱気を帯びはじめた会場内に絶えずノリノリの素敵なBGMが盛大に流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中
ザ・ビートルズの「ヘルプ」
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
もうこれだけで、気分は高揚するんだねえ

それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!


4番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢

21:45~22:20
はい、さてさて、皆さん、しっかついてきているかいな!?
いやはや何とも、楽しい時間というのはあっという間に経過するものだ
さあ!
気が付いたら既に終盤へと突入だあ!
後半戦という美味しい時間帯に控えしバンドは・・・
BREMEN CLUB BAND

地元・恵庭からの出演

男女混合の6人組みで、いつもならば60~70年代和洋折衷ロックを繰り広げてくれるのですが今回は「ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE 」ということでこてこてに濃厚な洋楽一色で網羅

そうなのですよ!
S・T・Aマサとこのバンドメンバーのフジリンとは以前からの知り合いでして、ほとんどファミリーのようなバンド

実は、一度だけスタジオリハ中のSTAに、フジリンがセッション参加したこともあります
それが縁で、その後は夕張「ファイブペニー」マサ企画、
次いでSTAの「リブレーション・クリスマス・スペシャル」に出演したこともありました
(2018年12月22日の土曜日
会場はピグスティだった
セカンドアクト)
そして去年も10月22日ホットタイム「ライブ!ライブ!ライブ!」に対バンが実現

更にマサから誘いを受け、遂に久しぶり4度目のタイバンがこの度実現しました!
しかも今回はフジリン主催にSTAとパープル・ブリンガーが初参戦
だからこそ、非常に貴重なるひと時だ
しっかりと目に焼き付けて、また来年、元気な姿でお互い心機一転対バンを組みましょう!
(新たにジョイントしたいと、猛烈リクエストしておきました
・・・ぜひとも)

この日も会場入りするなり、わざわざフジリンのほうからマサへ、声をかけてくれました
再会を祝しガッチリと握手も交わして、即座にその場で意気投合

驚愕なのは、リズムセクションが女性だということ
まあ、ソフト路線ならばそれほど驚かないんだけれど、このバンドは骨っぽいヘヴィーサウンド目白押しだからね
さすがツワモノ軍団だ

去年の時にはスケジュールの都合上4人組でしたが今回は2人も増えていてゴージャスこの上ない
ワクワクするねえ
早速、メンバーの内訳を記載させていただきますよん

長身ギターのヒロアキくんは(リョゴ曰く自分よりも背が高かった・・・とのこと)、3トーンサンバーストボディカラーのスクワイア・テレキャスターを携えて現れました
(メイプル指板
2段構えのキーボード(店の常備品)、ベース(白木君と楽器をチェンジ!!)リード・ボーカルも兼任
水色のシールドがなんまらオシャレだ!((´∀`*)))
セッティング中に話しかけたら「本業はドラマーなんです」とのこと((´∀`*))
高校時代からマイケル前山さんのバンドでプレイしていたという実績あり
謙虚だけど、つまりはマルチプレイヤーなんだよ
黒いストラップ、ヨットパーカーとスニーカー、ジーンズ姿


ショートヘアのベーシストは白木くん
愛器のESP製ジャズベース・シェイプと、バッジを3つ装着したブラック・ストラップというコンビネーション
購入時から付いているピックアップフェンスを残しているところが相当なこだわりプレイヤーとみた
(3トーンサンバースト・ボディカラー
ローズ指板
グレーのTシャツと黒いパンツ&スニーカー・スタイルがなまらお似合い)
病院の臨床工学技士で、10年程前は一緒にバンド活動をするものの、臨床工学技士の資格を得るためにメンバーから一時離脱するも去年からめでたく復帰しました

タメの効いたパワフルなバックビートが評判の、全身黒づくめな紅一点のケイさんがドラマー
白マスクに茶髪ロングヘアを振り乱してのドラミングが、理屈抜きにカッコいい!!
このバンドのドラマーが脱退したために公募したところ、ケイさんが応募してきて軽いオーディションで即座に採用が決定
そりゃあそうでしょうよ
結果としては「雨降って地固まる」だ
全く遜色のないプレイを披露して会場中を魅了していました
貴重なる存在だね
ホットライムにもちょくちょく出演しているそうだ

ギター・・・眼鏡姿のマイケル・マエヤマ(もしかしたらシェンカーフリーク??!!
今度機会があった時にでも真意を訊ねてみようっと)
ギブソンのレスポール・スタンダードを使用
ボディカラーはブラウン・サンバースト
全身を潔いくらいに黒い衣装で統一
色々なバンドのサポートミュージシャンとして活動
自身で作曲も手掛けるそうだ
素晴らしいなあ

ヴォーカルにはエルビス青木
バッチリとリーゼント&もみあげで決めている
白いジャケット、ジーンズ、黒皮靴と言ういでたち
見るからにエルビス・プレスリー・フリークだ
過去にはファンクラブにも所属していたほどさ
現在はコミュニィFM(FMいい朝)のパーソナリティを務め、アイドルの紹介、情報を届けている
赤い三ヶ月型のタンバリンも軽快に打ち鳴らしていたよ

そしてリード・ボーカル&コーラス&PER(コンガ、タンバリン)にはリーダーの御大フジリン
バンド名に名付け親
メンバー達から持ち上げられてバンマスに就任したという経緯があり((´∀`))
自他ともに認める生粋の音楽好き
(眼鏡と黒いハット、ジーンズのshirt、パンツ姿)

・・・・と、ずらり凄腕軍団を配すという布陣

前置きが大変長くなっってしまったけど、徐々に神秘のベールを脱ぐ時が訪れた
このライブを、今か今かと、待ち焦がれていた人達の多いことよ
見逃した人は、孫の代まで後悔するよん
以前に見た人達は、あの感動を再びだ
(この日も対バンさんらがブレーメン・クラブ・バンド列伝に心酔していることが判明した次第!)
しつこいようだけれど、何度でも繰り返すよ
ありそうで中々いなかった、このコピー・バンド
永遠に光り輝く憧れのアイコンだ
皆さん、ご一緒にアドレナリンを噴出しまくりましょう!!
正に今がその時!!!
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

ステージ上には、メンバー達がふてぶてしく仁王立ちというアンバイ

もうこれはライブレポートの域を超越しているね
とりあえずは文字による実況中継のはじまりだ

ブレーメン・クラブ・バンドはライブの度に、あちこち捻りや新たなアイディアを加えている
ダラダラと惰性に任せて、ライブの垂れ流しは決してしない
新鮮な息吹が漲る実験も加味

名刺交換代わりとばかり、事前に決めておいたサウンドチェック用の曲で各自は調整
マイケルちゃんは例の曲のエンディングをなぞる
バンド仲間たちに、シンバル・スタンド類の運搬やセッティングを手伝ってもらったケイコちゃんは、試しにスティックで連打
オーディエンスは来たるその時を、息ひそめての注視
「ちょっとウォーミング・アップさせてください」とフジリン
小手調べとばかりにセットリストからのサワリを披露
まずまずの仕上がりだ
北岡ちゃんが演奏を止めて随時、スタッフらと綿密なる詰めを図る
各楽器の音出し調整を経て、マイクチェック、音量バランス、機材やモニターの返り、オープニングのタイミングを確かめる
これ大事な事さ
よし、申し分なし
セッティングは完了しているので十分に余裕があります
ナカムラマスターとフジリンへ、アイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ幕開けと参りましょうか!!

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負うマスターがステージの後方カウンター内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
目玉バンドの出演ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演してきましたね
私は司会進行もあるのでバタバタです・・・(-_-;)
フジリンと2人でMCを交互に担当させていただきます
実は私もベーシストなんですけどね・・・・・((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内でフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
飲み過ぎにはご用心ください
それでは心行くまでにお楽しみください
ブレーメン・クラブ・バンド!!」

遂に爆発する時が訪れた
格別な音像をお届けしようじゃないか
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)



BGMが徐々に小さくなる
メンバー同士が合図を送りあって・・・・



オープニング曲は王道路線で・・・・グランド・ファンクの「アメリカン・バンド」!
偉大なるGFR1973年7月2日リリースのシングル
バンド初のナンバー1に輝いた魅力満載な永遠の傑作
トッド・ラングレンがプロデュースした、7作目の同名アルバム1曲目に収録
まさかのイントロドラムから波状攻撃スタート
カウベルを豪快に交えた個性溢れる素早いスティックワーク
懐かしいなあ
ドンブリューワーを忠実に再現した様にはお口あんぐり状態
(本人曰く今回は成功したとのこと!((´∀`*))
あれは熟練者でも難しいらしい
既に脳天ヒューズもスパーク状態
あのあまりにも有名すぎるギター・リフを颯爽と奏でてのスタート
これにて掴みはバッチリとOK
もうねえ、序盤からぶっ飛んでしまったわいな
個人的にも思い入れが強いんだもん
我が青春ソングが豪快に轟き渡る
そこへフジリンが、ドスのきいたボーカルをソウルフルに熱唱
本人が言うには「ゆる~くいきます」
なんのなんの、どうしてどうしてだ
言葉を失うほどの勢いは、圧巻の一言
情け容赦なきハードな攻防の連続
後半に登場するギター・ソロではツインでハーモニーを奏でるという贅沢さ
いずれにしても6人編成だとは到底思えないほどの迫力
これに本家同様キーボードが加わったら鬼に金棒だ
フロントマン同士が目を合わせて、お互いに不敵な笑みを浮かべる
バック陣もがっぷり四つに組む
このアグレッシブなフォーメーションが快感だ
アドレナリンの噴出が止まらない
蛇足ながら・・・B'Zの初期ヒット曲「ブロ―イン」をラジオで聞いた時の衝撃も鮮烈でした・・・・(-_-;)


「サンキュー
ええ~~、どうもありがとうございます
ちょくちょくとここには出演させてもらっていますよ
今日は札幌からも2バンド来ていますよ
そういうわけでして最後までよろしくお願いします
次の曲は・・・・トウテイ・フルーティ!」
満を持して出た!
ロックンロールの超スタンダード・ナンバー
1955年の暮れにR&Bチャートに入り、第2位まで登り詰めた
リトル・リチャードの代表作
誰もが認める偉大なイントロとアウトロを擁する
もしかしたら「A WOP BOP A LOO BOP A LOP BAM BOOM!」というドラム・パターンをアーティストが歌った唯一の曲かも
ここでは当然のごとくエルビスの出番だ
ただひたすらにシャウトだ
待ってました、とばかりに客席から勢いよくツイストのダンサーが飛び出し嬉々として踊り狂う
一瞬でその場は往年のロカビリー時代へとタイム・スリップ
目にも眩いミラーボールの照明もド派手にクルクルと回転していてすさまじい光景を展開する
この歌詞はとっても卑猥な内容らしい
タイトルは「全てが果実」という意味
まああの頃この手の曲は大体そんなもんだ((´∀`))
おお!!
ANの歌姫とパープル・ブリンガーのリョゴもホール中央にてステップを踏んで踊り狂っているではないか
マサはすかさず激写の連発

フジリンによるMC
「体力に自信のある方はどんどんと前に出てきて一緒に踊りましょう!」
マスターから業務連絡
「シングル・ピックアップをマウントしているストラトキャスターは蛍光灯のノイズを発生しやすいので気を付けてください・・・・」
((´∀`))

「マイ・シャローナ」
1979年に発売されたザ・ナックのデビュー・シングルで代表作
当時は髪型、衣装、サウンドなどから「第2のビートルズ」と話題になった
札幌にも厚生年金会館で1度だけライブを行った
この曲はビルボードホット100で5週連続1位を記録
日本でも大ヒットした
アルバム「ゲット・ザ・ナック(第1位に輝いた)」7曲目に収録
あまりにもインパクト強烈なリフがキモ
メンバーのダグ・フィーガーの恋人をタイトルに冠して構成された曲
明るくドライブするGのオクターブを主体としたベースラインが延々と全体を牽引
ここでは北岡くんがリードボーカルを担当
美味しい所を独占体制の心憎い奴だ((´∀`))
そこに負けじと絡みついてくる紅一点のケイ子ちゃんが叩く爆音のドラムも圧倒的な存在感を誇る
フジリンはマラカス、エルビス青木はタンバリンに専念
延々とバッキングにとまわる
破壊力も満点にマイケル前山のギターが炸裂する
一瞬のブレイクも緊張感で一杯
カッコいいアクセントといい、もう息も絶え絶え状態さ・・・・
とにもかくにもこのバンドのメンバー達は曲ごとに目まぐるしくパート・チェンジを施す
非常に器用な才能あふれる人たちの集団

ここで一旦雰囲気を整える意味でメンバー紹介
一人一人を懇切丁寧にリスペクトを込めて愛称でコール!
仲の良さがこちらサイドにまでホッコリと伝わってくるよ

「賑やかな曲をお送りしましたので次はグッとムーディーにセクシーなサンタナのナンバーで迫ってみたいと思います・・・・
ブラック・マジック・ウーマン」が飛び出したよ
思わず唸ってしまいました
1970年リリースのセカンドアルバム「天の守護神」に収録されていた初期サンタナの代表作
全米4位を獲得した
オリジナルはイギリスのバンド、フリートウッド・マックが1969年リリースのアルバム「英吉利の薔薇」に収録していたもの
当時はディスコでもすこぶる人気が高かった曲だ
フジリン、今度はシェイカーを手に、リズミカルに軽快に振っている
ここでは北岡君はキーボーディストに変身(使用楽器はローランドJUNO-G&コルグSP)
怪しくもドラマティックな鍵盤さばきを披露
変形のマイナー調で、歌詞は非常にブードウーっぽい
こんな曲を生み出した伝説のギタリスト、ピーター・グリーンってやっぱり凄いです
マイケル前山にはカルロス・サンタナが憑依したかのように次々と官能的なフレーズを紡ぎ出す
まるでギターを愛撫しているかのよう
あまりにもブルージーで渋すぎる
黒っぽく悩殺的で怪しくうねりまくるフレーズ
泣きのギターフレーズだけでも完全にいっちゃってるし・・・・
思いっきりサスティーンを効かせたピッキング
レスポールがよくお似合い
タメが抜群なリズムセクション
一筋縄ではいかないことがこれ一発で証明された
またもやブレーメン・クラブ・バンド・ワールドに一瞬でオーディエンスは引き込まれてしまいました
不覚にも納得のいぶし銀な一撃を食らってしまった

熱演を繰り広げたマイケル前山は愛器のレスポ―ルのネックをクロスでゴシゴシと拭いている
ナカムラ・オーナーはケイ子ちゃんをちょくちょくといじくっている
最早ツーカーのお付き合いなんだねえ

「まだあるからねえ((´∀`))
もうちょっと我慢して・・・・
次の曲は50年代の…・ザ・ドック・オブ・ザ・ベイ・・・・あ!?、違った・・・・(-_-;)
フライ・ミー・トウ・ザ・ムーン」
ジャズのスタンダードもさらっとこなすのかいなあ
「私を月に連れて行って」といった意味
1954年4月リリース
といっても一般的に知れ渡っているアレンジとは装いをかなり異にしている
その後4分の4拍子のボサノバ風に書き直されたものがよく知られたアレンジ
1964年にフランク・シナトラがカバーして爆発的なヒットとなった
この録音テープはアポロ10号、11号にも積み込まれ人類が月に持ち込んだ最初の曲になった
2000年の映画「スペース・カウボーイ」のラストシーンでも使用されているよね
全体を覆うような甘くほんのりと染み入る大人の旋律にまたもややられちゃった
遂に出た
ケイ子ちゃんはステックからワイヤーブラシに切り替えて淡々とアンサンブルを牽引
ここでも北岡くんは鍵盤奏者のポジションをキープ
ボーカルのフジリンはコンガ、エルビス青木はタンバリンを担当
手を変え品を変えの采配
バリエーションも豊富に彩りを添える
しかしブレーメン軍団が一体全体どれだけの引き出しをもっているんだろうねえ・・・・

「はい、ありがとうございました
次でもまたパートのポジションが替わります
北岡くんが大活躍
マルチプレイヤー…言い換えれば・・・・器用貧乏( ´艸`)
・・・・・ザットル・ビー・ザ・ディ」
慣用句で「そんなことはありえない」という意味
歌詞も主人公が恋人に対して単なる強い思い込みを歌っています
ザ・クリケッツのシングル
1957年5月27日リリース
アルバム「ザ・チャーピング・クリケッツ」7曲目に収録
ビルボード誌のR&Bチャートで最高位2位、全英シングルチャートでは3週連続で第1位を記録した
多くのカバーがあるけれども中でもリバプールのスキッフル・バンド「クオリーメン」(後のビートルズ)も記念すべき初めての録音の1曲となった
このジャンルならばエルビス青木の真骨頂
待ってました、とばかり全身全霊を目いっぱいに込めて魂の熱唱を繰り広げる
お手のものなのでしょう
嬉々としてステップも軽やかに喉を振り絞る
当然のごとく応援チームもこぞって参戦
ボールルームのごとく(本来はパブ)腰を振って手拍子打って腕を振り回す
一緒になって歌う者もいれば歓声をあげる人も見受けられます
随所に散りばめられた遊び感覚が程よく微笑ましい

「皆さん、楽しんでいますか
残すところ2曲となってしまいました
・・・・・アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
これも微妙なニュアンスまで、完コピしているのですよ
そうとうの自信がなければセレクトできないはず
メンバー全員がイキイキとエンジョイしているご様子
セットリストのセンスがいいねえ
ここでは、な、な、何と掟破りの反則技で北岡君と白木くんがベースとギターを交換
史上最高の天才コンポーザー・コンビ、ポール&ジョンがあの若さですでに、独自のロックンロールスタイルを確立していたという証でもある非常にライブ映えする名曲
聞かせどころは、やはりそのバックで縫うようにメロディアスなラインを描く天才ポールのベースライン
というか、この曲最大の功労者はポールですからね
チャックベーリーからニュアンスを得て完成させたそうですが、こちらのほうが断然に歴史に残ったね
単純なそこいらの3コードR&Rソングとは一線を画す革命ロックだ
なんら言い過ぎではないと思うよ
実はこれをリクエストしてベース&ボーカルを貫いたのはやはり北岡くんのであった
わかっていたけど・・・・
そのポールに扮したい気持ちが痛いほどに理解できるもん
なりきり度が超半端ない
ダメ押しとばかりに後半でもフジリンとのツインリードボーカル
ちなみに本採用はされていないようですが、「その時ハートは盗まれた」という邦題が存在したそうです
別段、これといって憶える必要のないミニ知識(笑)

「それでは最後の曲となりました
グランド・ファンク・レイルロードで・・・・ハート・ブレイカー」
まさかここまでやってくれるとは・・・・
涙腺も崩壊寸前
1969年のデビューアルバム「オン・タイム」7曲目に収録
シングルカットもされたハードロックの古典とも呼べる曲
US HOT100では72位を記録
はっきりと申しましょう
アメリカン・ヘヴィメタルの元祖ですよ
彼等がいなかったらエアロスミスもキッスのヴァンヘイレンもどうなっていたやら
影響力は計り知れない
もっと再評価してもいいはずさ
ちなみのこの曲は井上陽水「傘がない」やフラワー・トラベリン・バンドの「ウーマン」などにコード進行を参考にされている
この曲はボーカル・フジリンの世代ならばど真ん中直球
一挙にほろ苦い青春時代へとタイムスリップ
マイケル前山氏も意見を述べたらしい
拘りが強く表れている面は如実に伝わってくる
だからこそ物足りない編集を施されたシングル・バージョンではなく完全版にトライしてもいる
GFRからグランド・ファンクへ
トリオからキーボード加入で4人編成へ
微妙に演奏がポップ化の傾向になった部分なんかも取り込んでいるよ
ストレートでタイトかつシンプルに挑んだ意気込みに乾杯
中間でそれまでの轟音からいきなり静かなアルペジオへ
それに追随するメロディアスで素早いベースラインもパーフェクト
聞き逃さなかったよ
だってマサが高校生の時にベースで初めてコピーしたのがこの曲
ライブでも十八番だった
だから細部まで熟知している
3度目のGFR来日公演(再結成)も武道館で飛び跳ねながら熱狂して観た
そういう事柄までフラッシュバックさせてくれたことにも感謝いたします
畳みかけるようなエンディングで終了
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々の爆発的なフィナーレを迎えた


「サンキュー!
また会いましょう
ありがとうございました」
ところが、そうは問屋が卸さなかった
熱烈にアンコールの声が多方面から飛び交う
マスターも先導して煽りまくる
酔っぱらった観客も続々と手拍子で景気づけ
「それでは、もう1曲よろしいでしょうか!!」
「いいぞ!やれやれい!!
ただしスモーク・オン・ザ・ウオーターやバーンはやらないでね
かぶるんで・・・・(前に出演したパープル・ブリンガーのこと(´∀`))」
「オーケー
それじゃあ、ちょっと押してはいるけど、お言葉に甘えましてご機嫌なのをぶっぱなします!!」

さりげない、チューニングタイムを経て・・・・
「ワイルドでいこう!」
BORN TO BE WILDが原題
全てのロックファンにとって最高のアンセム
一発屋と呼ばれるステッペン・ウルフが1968年5月にリリースしたサード・シングル
ビルボード誌では3週間に渡り最高2位を記録した
アルバム「ステッペンウルフ」に収録
血沸き肉躍るとは正にこのこと
自然とニューシネマの金字塔「イージー・ライダー」の爆走シーンが誰もの目に浮かぶ
初めてヘヴィメタルという言葉が2番の歌詞に初めて登場したことでも有名
むさ苦しいくらいに歪んだギターのフックと無骨な男臭さのサイケデリックな演出はピカイチ
高らかにタイトルを歌い上げるサビはラーガっぽい・・・・
今でも全く色褪せないブラックミュージックに根差したやさぐれ具合と重厚さの応酬に腰が抜けちゃう
エモーショナルなマイケル前山のチョーキング
北岡くんは咄嗟にしつこいくらいの荘厳なる音数で応戦
余力を振り絞って締め括りはやはり一丸となってのバトルで決まりさ
ラストにふさわしき全員によるせめぎ合い
締め括りは、怒涛のギターとキーボードによる熾烈を極めるソロ・リレー
タメにタメを効かせて弧を描くようにグワアッと音量を上げ、突然のフィニッシュ・クラッシュ
儚い終焉を告げる
そこから一気呵成に終曲を迎える
自然な曲の繋がりは抜群で、バッチリと大団円を迎えた
ハッと息を飲む
我に返ったかのように直後に歓声が店内にいつまでも溢れる
お祭り騒ぎの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演

「どうも今日はありがとうございました
ブレーメン・クラブ・バンドでした
まだ、この後もイベントは続きますよ
最後までゆっくりと気軽に楽しんでいってください
本日はありがとうございました!
どうぞ、今後共よろしくお願いします
((´∀`*))
興味のある方はぜひともお越しくださいませ
また、ライブイベントの話もあれば、どこでも駆け付けますよ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ
観客の方々も和気藹藹と賑やかだ
怒涛のロックショーは完全燃焼で終了
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした

フィナーレを迎えたブレーメン・クラブ・バンドは、汗びっしょりで達成感に満たされて席に戻っていきました
爽やかな疲労感にもまみれてね
観客席のあちこちからは感動の声が漏れ聞こえてきた
それも致し方ないだろうね
正直な感想なんだもん
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

本当にお疲れ様でした
感謝感激雨あられ状態だよ((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・
絶賛の嵐が吹き荒れる


司会進行役の中村マスターも後方カウンター内からマイクを手にアナウンス
「ありがとうございました
ブレーメン・クラブ・バンドの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた
やれるだけのことはやりつくした
上機嫌のメンバーらを見れば、それも一目瞭然
熱気ムンムンだね
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このバンドの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう
まあ、それは次回のお楽しみとして大切に取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ
6人も後のイベントをたっぷりと堪能していましたよ
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ
それぞれに目指す音楽は微妙に違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています
ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時を満喫していってください!!

****この熱量そのままにお次も負けてはいられません
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢だあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
壮大なる往年の洋楽シカゴのカバーオンパレード・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
正真正銘にヤバい奴ら揃いだ・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」

 ****さあ、残すところは1バンドとなりました!!(笑)****











































 
















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VOL,217 恵庭ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE (PURPLE BRINGER編)

2024-11-02 09:17:35 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

ステージ備え付けの機材は・・・・
ベースアンプのヘッドはトレースエリオット(マスター曰く、これは強靭なパワーを誇るとのこと
実際の話そうだった!!
個人的には好みのサウンドを放っていてご機嫌だったよん)
スピーカーはアコースティック
ドラムセットはひじょうに年季の入ったパール製品
シェルは渋めのブラック
ギターアンプは超ロングセラーの人気者ローランドJC-120
他にもヤマハやVOX、ピーヴィー、フェンダーのアンプもずらりと並んでいてそのスジモノにとっては見ごたえも満点

また特筆すべき点としてこれはマスターのマニアックなコレクションなのであろうか・・・・店内の壁一面にずらりと掲げられたアコースティックやエレキギター、ベース類
その膨大なる本数には言葉を失うほどだ
それもその辺に売っているような安物なんて皆無
どれをとってみても高級品ばかり
マサと同じスペクターのナチュラル・ボディもあった!
これは数人の仲間たちもイロメキたっていた
生産国やシェイプ、パーツ、年代は違うのですぐにわかるんだけどね
最後にはいたずら好きなマスターのトラップに引っかかって苦笑いしちゃったさ
色々とお世話になりました((´∀`))

会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中


いよいよもって本編に
早いものでちょうどど真ん中の時間が訪れましたよ
熱狂的なるファンが多数会場入り
早速周囲を陣取っています

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ

熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムードも満点
会場内に流れているのはザ・ビートルズの「ヘルプ」
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
もうこれだけで、気分は高揚するんだねえ

それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!


中間戦には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢


21:00~21:35
・・・・・PURPLE BRINGER
長年念願だった札幌から初の参加


9月7日札幌ススキノ・ライブハウスのメッカ「ホットタイム~後悔しない公開リハ& LIVE」での圧倒的な迫力プレイをそのまま維持して乗り込んできましたよ((´∀`))


バンドからメッセージが届いています
「結成3年目
あのディープ・パープルを忠実に再現します
エキサイティングなパフォーマンスで肌寒さをも一瞬で吹き飛ばす勢いで臨みます
メンバー一同燃えております
ヘヴィーサウンドをご堪能ください
それではよろしく!」

はい!
さてさて、皆さま
改めまして早くも3番手に控えしは、満を持して奴らの登場!
全5バンドだから、まだまだ、この日の出演バンドでは宵の口に位置している
でも、ポジションとしては申し分なし
最もおいしい時間帯
ある意味では最大の目玉!!((´∀`*))
ブリティッシュ様式美ハードロックの元祖を、徹頭徹尾に追求するべく意気揚々と会場入りです
札幌から豪快に殴り込みをかけてきた
しかも、思いっきり濃厚なサウンドでね
なんといっても、この日の中では1番やかましいバンド
というか、恵庭音楽史上初だと思うよ!!

巷ではここ最近になって、話題沸騰、注目の的・・・・ディープ・パープルのカヴァーバンド
それも、ただ単なるコピーに終始せず、細部にわたって拘り抜いた超うるさ型マニアの涙腺崩壊するほどの極致をいくことをお約束
ミーテイング時に「基本はスタジオのオリジナルテイク
でも、ここはメイド・イン・ジャパン・バージョンで
あそこはメイド・イン・ヨーロッパ
こちらはカリフォルニア・ジャム
そして、意外性を狙って、ここはホワイト・スネイクのバージョンで!!」などと長々話し合うのだ


ここからは、ザッとヒストリーを述べていこう・・・・
キッカケは、3年前の秋にさかのぼる
STAメンバーのアッキーが「パープルを本格的にやりたい
誰かいいメンバーいないかなあ・・・?」とマサに相談
マサも若い時は、ずっとこの手合いをたしなんでいたからお手のモノさ
でもハードロック系は散々やりつくしたから、シカゴを中心としたブラスロックのSTAに専念するべく、近年は封印していた
しかし、悲しい性なのか・・・・やはり以前からの血が騒ぎだしてきて、アッキーの一言をキッカケに、さっそくメンバー探しの構想をとんとん拍子に練りはじめる
まずはアッキー率いる「マ・シェリ」絡みで、オカちゃんが浮上
YOU TUBEでの「レイジー」完コピを見たマサは、一目惚れして感動
イアン・ぺイスを崇拝するというオカちゃんは、即座に加入が決定
最初から、強力無比なるリズムセクションの誕生だ
それと同時進行して、マサは度重なる対バンのボーカルがずっと気になっていた
度々対バンをしていた、ラルク・アン・シェルのコピーバンド「ショックス」
そこに在籍する、ハイトーン・シャウターの「トミー」だ
彼は他にもTMネットワークのリードシンガーをつとめてもいた
(アッキーともそこで共演
マサもアッキーも、そのことはつい最近になって知った!!)
その後、ヒコちゃん、GUS君、アライ氏らと組んだ、紫のコピーバンド「蝦夷紫」を見て、更にぶっ飛んだ
な、な、なんじゃこりゃあ!!??(松田優作風((´∀`*))
ひょっとして、このジャンルも相当に好きなんだ!!
しかも、ご丁寧に「ハイウエイ・スター」までをも熱唱!
これは、絶対的に無視ができん
また対バンをする機会があったから声かけする予定が、コロナ禍にてそのライブイベント自体は中止
それでも秋に再度、「小樽ゴールド・ストーン」にて再会する機会を得た
STAとショックスがステージを入れ替わる舞台袖にて、マサがトミーに「ディープ・パープルのコピーバンドやらないかい!!??」と声掛け
「いいですねえ
デヴィッド・カヴァーディルが、大好きなんですよ!!」と意気投合でニンマリ

徐々に、布陣は固まってきた
ギタリストも決定
曲目も決めて、初のスタジオ入り
ところがコロナ騒動、スケジュール調整の難航、更には記録的な大雪で中々活動がはかどらない
そうこうしているうちに、春の訪れ
サウンドもいい雰囲気にまとまってきた
そろそろライブに飢えてきたメンバー達
そこで、新しいエッセンスを導入するべく、ギタリストを入れ替える
ここでギター・ヒーローのシンちゃんが堂々と現れた!
彼はオカちゃんとポルノ・グラフィテイのコピーバンド「僕のグラフィティー」として活動中の仲 
(マオちゃんがリーダー&ボーカルを担当)
テクニックはもとより、愉快痛快な楽しい男だ
(驚いたことに、ガールやL・A GUNSのシンガーでもあるフィリップ・ルイスが、サッポロにやってきた際、バックでアコースティック・ギターをつとめたという申し分なき猛者
2人編成でジミヘンなども披露したんだそう
凄いなあ)
シンちゃん、パープルは若い時以来プレイしていないらしいんだけど、指はしっかりと覚えていた
(本来は味わい深きアメリカンロック派!)
更には、凄腕料理人の顔も持つ
本当にめっちゃくっちゃ美味しんだから!!((´∀`))
メンバー達はしょっちゅう、その腕前に舌鼓を打っている
この瞬間に、記念すべき第2期の幕開けだ
ひじょうにマニアックすぎるほどのパープル・フリークが、ごく短期間で5人結集するなんて奇跡的
そこからは、とんとん拍子に進行
スケジュールをドンドンと練り上げてゆく
シンちゃんの素晴らしすぎるプライヴェート・スタジオで、汗水流してリハーサルを繰り返す
時には大型スクリーンに映し出される、ご本家のライブ映像を鑑賞しながら、豪華なる焼き肉パーティーなども開催したりしてね


もう我慢できなくなった頃合いを見計らっての、初ライブが遂に決定!!
それが一昨年の6月19日「スターライト」さ
目標ができたら、俄然燃え上がったね
セットリスト、時間の計測、MC箇所やイメージ・トレーニング
録音、録画にも勤しむ
何事にも、研究熱心な連中だからね
詳細の確立や修正を経て、ゲネプロに見事たどり着く
フェイスブックにてのアピールも忘れずにね
アッキー曰く「鉄は熱いうちに打て」
あまりにもベタだけど・・・・((´∀`*))
一致団結、盛り上がってきたよ


バンド命名にも、色々な意見が飛び交った
残念ながら8月のライブは諸事情により流れたけど、9月&11月のライブも大成功
予備の曲なんかも、ドンドンと用意したよ
9月なんて無謀にも、前日に急遽出演が決定してのぶっつけ本番だった
(初のキューブガーデン)
11月も初の「ソリッド」、翌月も同場所へ!
つまり、2か月続けてのソリッド出演と相成った
よって、感覚的には馴れ親しんだ感があり、ひじょうに有利だった
スタッフの方々も、しっかりと覚えてくれていたしね
この時もズッと持ち時間が30分と思い込んでいたら、オカちゃんの指摘で45分と判明
5日前にセットリストを組みなおして2曲を追加、メンバー紹介、ライブの告知やらあちこち時間を調整してバッチリとまとめ上げた
結果、持ち曲を全てつぎ込んで、極上のパフォーマンスを繰り広げた
火事場のバカ力を、いかんなくフルに発揮するバンドなのですよん((´∀`*))
2022年の締め括りは盛大に終えた
で、2023年一発目が先述のとおりゴールドストーン初参戦
こいつは序盤から縁起がいい
しかもジョン・アッキー・ロードの主催だしね
これも何かの縁さ
で、噂と言うものは恐ろしいものでパープル・ブリンガーという存在がアッという間に拡散
予想していた以上に次々とライブのオファーが届いて嬉しい悲鳴状態
調子にのって受け入れていたら、3週連続のライブとなったのだ
これって快挙


ところが、年明け早々、ボーカルのトミーがラルクアンシェルのコピーバンド「ショックス」に専念したいとのことで、新たなシンガーを探すことになった
そこは迅速に対処するマサ
バンド仲間でもあるセッキー&ミキミキ率いるイングヴェイ・マルムスティーンのコピーバンド「.J」のシンガーに白羽の矢を当てる
セッキー、ミキミキも、とても協力的で、即座にそこのシンガー「リョゴ」の加入が決定
期間わずか数日でのこと
正月は、これもひじょうに盛り上がった
早速、第3期パープル・ブリンガー誕生の瞬間!
で、スケジュールの件を打ち合わせると、リョゴはディープ・パープルはお手のものとのことで、今までにもライブで歌ったこと数知れず
よって、トミーで決定していたライブは、全てリョゴに引き継いでもらうことになった
トミーはデヴィッド・カバーディルを崇拝していたけど、リョゴは生粋のグレン・ヒューズ・フリーク


実は現在も難易度の滅茶苦茶高いクールなパープルナンバーに取り組み中
乞うご期待


ライブ会場でも長身の2人は延々と仲良く横に並んで、ロック&バンド&パープル談義に花を咲かせていました
すでにPBファミリー化の図式が確立されつつあるね


徐々に神秘のベールを脱ぐ時が訪れた
この21発目ライブを、今か今かと、待ち焦がれていた人達の多いことよ
見逃した人は、孫の代まで後悔するよん
以前に見た人達は、あの感動を再びだ
(この日も対バンさんらがパープル・ブリンガー列伝に心酔していることが判明した次第!)
しつこいようだけれど、何度でも繰り返すよ
ありそうで中々いなかった、ディープ・パープルのコピー・バンド
永遠に光り輝く憧れのアイコンだ
皆さん、ご一緒にアドレナリンを噴出しまくりましょう!!
正に今がその時!!!


改めてメンバーの紹介をば・・・・。
グレン・リョゴ・ヒューズ
(VO&ブルースハープ
シュアーSM58マイクを持参
メンバー中一番ロッカー然としたスリムで長身のルックス
全身を真っ黒に装備したワイルドなファッションは、初期ホワスネのカーバーディルみたい)
他にも、モトリ―クルーのカバーバンド「ロウ・トラックス」として活動中
絶対にアングラのカバーバンドも結成したい、という壮大なる夢を描いてもいる
常に大股開きで構えアグレッシブにシャウトをぶちかますスタイルを誇示
ストレート型マイク・スタンドを常に使用するという拘り具合
この日は会場にあったグースネックタイプのものを借りた

イアン・オカチャン・ペイス
(DR
毎回ユニフォームとして、ディープパープルのマシンヘッドとプリントされた黒Tシャツを着こんだ姿が神々しい)
一番若いんだけど皆からの信頼度は絶大の頼れる男なのだ
パワフルな手数王の如き安定感溢れるドラミングは神の領域に達した感あり
リズム感も超絶に正確
フィルのセンスもお手本になるほど抜群の光沢を放つ

ジョン・アッキー・ロード
(KB&CHO&PER
真っ赤な名器KORG NORDを最近は導入
ここから飛び出すハモンドの音が、たまらないくらいに臨場感満点でグッときちゃうよん
これ、彼女の自宅に長い間眠っていたんだけど、ひょんなキッカケでめでたく復活を遂げ活躍してくれた運命の1台)
男顔負けな超絶技巧派とは彼女の事
いつも笑みを絶やさないけれども、いざとなった時の真剣な表情はキーボードの魔術師そのもの
この日は黒いAKIKOのTシャツ、そして目にも鮮やかすぎるショッキングピンクのテンガロンハットでバッチリ決めて張り切っていた
ジャンプしたはずみで帽子は前にズレ落ちたけれどね(-_-;)
電源コードを忘れてきたりしてちょっと詰めが甘いところが残念無念・・・・((´∀`)これはマサが密かに予備品を持っていたので事なきを得た)


派手な姿のグレン・マサ・グローヴァー
見るからに怪しいプリント柄のシャツ姿
サングラスとテンガロンハットにウエスタンブーツはお馴染みのスタイル
最近はクィーンのドッグタグも加わった
(B&CHO
キルテッドメイプルのオイル仕上げスペクターを長年にわたり使用
ワイヤレスも2機使用
年季の入り方が超半端ない
コーラスワークにヘッドセットマイクのシュアー&ベースは最近購入した名器ボス
これシンちゃんとのお揃い)

そして
リッチー・シンちゃんブラックモア
(G
ロングセラーの備え付けローランドJC-120アンプを使用
特注のシンライン・ストラトキャスターでプレイ
3トーン・サンバーストのボディカラーにメイプル指板
リヴァース・ラージ・ヘッド!!
エフェクターボードは最近入手したツアー仕様のごっつい代物
電源&ケーブル類を大金かけ新調して気分も一気にリフレッシュだ)
対バンとも早速ギター談義に花が咲いていた

前置きが大変長くなってしまいました
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

ステージ上には、メンバー5人がふてぶてしく仁王立ちというアンバイ

もうこれはライブレポートの域を超越しているね
とりあえずは文字による実況中継のはじまりだ

PURPLE BRINGERはライブの度に、あちこち捻りや新たなアイディアを加えている
ダラダラと惰性に任せて、ライブの垂れ流しは決してしない
新鮮な息吹が漲る実験も加味

名刺交換代わりとばかり、事前に決めておいたサウンドチェック用の曲で各自は調整
シンちゃんは例の曲のエンディングをなぞる
バンド仲間たちに、シンバル・スタンド類の運搬やセッティングを手伝ってもらったオカちゃんは、試しにスティックで連打
オーディエンスは来たるその時を、息ひそめての注視
「ちょっとウォーミング・アップさせてください」とマサ
小手調べとばかりに「スピード・キング」のサワリをサラッと披露
まずまずの仕上がりだ
オカちゃんが演奏を止めて随時、スタッフらと綿密なる詰めを図る
各楽器の音出し調整を経て、マイクチェック、音量バランス、機材やモニターの返り、オープニングのタイミングを確かめる
これ大事な事さ
よし、申し分なし
セッティングは完了しているので十分に余裕があります
ナカムラマスターとフジリンへ、マサがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ幕開けと参りましょうか!!

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負うフジリンがステージの後方カウンター内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))
(事前にマサから受け取っていたメッセージ文を読み上げ)

「お待たせしました!
札幌から初の出演ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行もあるのでバタバタです・・・(-_-;)
マスターと2人でMCを交互に担当させていただきます
私もボーカルなんですけどね・・・・・((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内でフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
飲み過ぎにはご用心ください
それでは心行くまでにお楽しみください
パープル・ブリンガー!!」

遂に爆発する時が訪れた
格別な音像をお届けしようじゃないか
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)



BGMが徐々に小さくなる
メンバー同士が合図を送りあって・・・・
オカちゃんの爆音フィルを目印に、マサ&アッキーはジャンプ一閃
Dのキーで全員一丸となっての覚醒
リョゴが静寂の頃合いを見計らって「ロックンロール!!!」
マサには、まるでグレン・ヒューズが憑依したかのよう
シンちゃんが普及のリッチー節搭載のリフを掲げる
指の調子があまり芳しくなかったようだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの熱演ぶり
「BURN」
(邦題は紫の炎・・・って、今更こんな解説は野暮ってなあもんだね
でも一応・・・
1974年発表、日本でも大ヒットしたヘヴィーメタルの代名詞)
今この時、波状攻撃の狼煙がぶち上げられた
王道を貫き通すセットリストの一発目には、申し分なき一撃
脳天直下で一同が騒然としている
テイクは「メイド・イン・ヨーロッパ」
アッキーは念願が叶い、嬉しくて仕方ないご様子
マサはイントロから中高生時代へと一気にタイム・スリップ
オカちゃんは、ぶっ飛びまくりのハイテンション・マックス
素早き華麗なるタム回しや、ブレイクのタイミングは、お見事の一語に尽きる
リョゴも、感無量のことだろう
だからなのか、思いのたけを込めていつも以上に吠えまくる
魂の咆哮とはこのこと
ヒステリック過ぎるほどのハイトーンが、天空にまで突き抜けるほど(フジリンも絶賛していた)
メンバー達は、彼にいつも敬意を表している
今までにもそれぞれにパープル経験はあっても、反則技で女性シンガーだったらしい
普通の男性シンガーでは難しいからねえ
それをいともあっさりとこなしちゃうんだから驚愕だ
シンちゃんのギターソロはギター小僧達、垂涎のラインが飛び出してくるから憧れちゃうね
アッキーは、指先から次々と過激かつ気品溢れるフレーズを、これでもかあというほどに紡ぎ出す
華麗なる鍵盤さばき
女性版ジョン・ロード(このご時世に、こういう発言は問題ありか!?)
突き刺さる大胆なグリッサンドも見ごたえあるド迫力
(多発する指先の擦り傷は名誉の負傷扱い)。
シンちゃんとの火花散りまくりなユニゾンパートも、正確無比でバッチリだ
間奏部の「GmーCmーFーB♭ーE♭ーCmーD7」コード進行は、バッハの楽曲から引用
それにしても、素早いパッセージは痺れるなあ
あらゆる遊び心と、アドリブを絡めることも忘れてはいない
ギターソロ直後にブレイクしてギターとハイハットの刻みに追随して、フロントの3人も大きくコブシを振り上げる!!
マサも咄嗟にアッキーのコーラス用マイク・スタンドに掛けてあった蛇柄ストールを目一杯に振り回す
アッキーも負けじと、左人差し指を頭上高くに掲げて、コール&レスポンスの要求
これらのシーンは「ホワイトスネイク」を参考にした
とにもかくにも、オープニングナンバーから良い意味でレッドゾーンを振り切っている
マサとアッキーは、コーラスワークもひたすらに頑張ったよ
何度も前方に駆け出して、左足をモニターに載せ、仰け反るマサとリョゴ
リョゴはブームではなく、こだわりのストレート・マイク・スタンドを
ありとあらゆる角度に動かし、豪快なる雄叫び
まるで体の一部のように器用に操る
アッキーは、トレードマークの満面スマイルポーズで、カメラマンたちにシャッターチャンスを与えるサービスぶり
圧倒された観客は、金縛り状態で息を飲む
その空気感がステージ上にまで、ビンビンと伝わってくる
顔なじみの連中は「マサさんはSTA以外にプレイする姿を見たことがなかったから、ビックリで新鮮だったよ」とのこと
そうさあ、15年ほどSTA以外ではほとんど、まともなバンド活動をしていなかったからねえ
それも致し方なし
これで、ルーツの一部が垣間見えたかな
マサは所狭しと前後に動き回って、ホップステップ・アクションの連続
オカちゃんのところに何度も向かって行き、走り寄ったかと思えば、バスドラへ片足をのせて猛アピール
シンちゃんとも目を合わせて、お互いに不敵な笑みを浮かべる
リョゴとも背中合わせでがっぷり四つに組む
このアグレッシブなフォーメーションが快感だ



ホワイトスネイク怒涛のメドレー風「嵐の使者」
これ、一昨年11月には時間がたっぷりとあったので、フル・バージョン・プレイしたんだけど、最近はエディット挿入
バーンのキーボード・ソロ後に披露
この曲は1974年リリース、第3期セカンド・アルバムのtitleでもある
トップに収録
イギリスでは最高チャート6位を記録
リッチー在籍時、最後の曰く付きな1枚だ
当時は賛否分かれたけど、マサはすこぶるとお気に入り
特にこの曲なんて、申し分なき完成度を誇っている
随所にパープル節の真骨頂が満載なのはさすが
ずっしりとしたウネリまくりの重量感と、構築美が誇らしいよ


そこから再びBURNへ戻るという、心憎い展開を繰り広げる


この辺にたどり着いた時点で、会場中は異様な雰囲気に包まれている
今更ながらも「パープル・ブリンガー・ワールドへようこそ!」状態だ


今回も魔物はチラホラと顔を見せていた
・・・・・・・・まあそれらも、ご愛敬程度かな
全く深刻な事故にはならず、笑い話にしちゃうところが、したたかすぎる軍団


エンディングを迎えたところで万雷の拍手が沸き起こる
皆、エキサイトしているねえ


間髪入れず、アッキーによる荘厳なるハモンド・オルガンの響き
彼女がいうには「お祈りのコーナー」らしい
これは絶対に無視のできない、クラシカルで神聖なるひと時
どれも曲が長いから組み立てに苦慮した
でも美味しいところは残して披露
黄金の第2期と第3期で攻める所存
一切の妥協を排した研究成果が、花開いた瞬間だね
ライブ前にカウンターでその場にいた人たちとマサが会話したとき「あまりコアな曲はなしにしてね」
「それは大丈夫!((´∀`))」
「2期3期だけかあ・・・・
第1期の曲はやらないの?
ハッシュとか・・・」と言われた・・・・
****対バンの友人達がマサに「戦慄が走ったよ。パーフェクト!」とメッセージをくれた
対バンたちも「カッコ良かったよ」とお褒めの言葉を投げかけてくれた
オカチャンに対しては「今までに見てきたドラマーの中で1番うまかったです」と最大級の賛辞を贈ってくれた****

緊張感が絶頂に達した頃合いを見計らっての、オカちゃんハイハット打ちによる巧みなるカウント
「SPEEDKING」
(1969年に書かれ、1970年6月に発表されたアルバム「イン・ロック」の冒頭に収録
シングルカットもされた
日本はアルバムのみ
パープルの潮流を生み出した重要なる曲の一つで、のちのスピードメタルやスラッシュメタルのスタイルを形成した貴重なる曲と考えられる
これって先述どおり実は,リッチーが敬愛するジミヘン「ファイア」へのオマージュなのは有名
KNEEL&PRAYが当初のタイトルだった
歌詞はイアン・ギランが初めて書いたもの
多くのオールディズ人気曲から断片的に拝借して繋ぎあわせた)
ビートにのって,ヘッドバンギングの応酬
マサは右腕を激しくグルグルと振り回してみせる
腰をグッと落として、観客を睨みつけてのピッキング
極上なるハードロック・シーンは情け容赦なく続く
しかし、まあ果てしなきメガトン級の采配だなあ
やっている本人たちが言うんだから、これは間違いない
聞かせどころは中間部でのキーボード&ギターによる、壮絶なソロバトルに尽きる
(この部分は、かなり話し合ったらしい)
真剣勝負を挑み合う、ストイックなご両人
丁々発止な雪崩込み
陰と陽、強弱のしのぎを削り合う頂上決戦
リョゴは一歩下がって、片膝をついている
マサはアンプの前に膝まづいて、虎視眈眈と状況を見つめる
導入部では押さえ気味にバトンを受け継ぐ
シンちゃんは、自由自在元気一杯、伸びやかに弾きまくる
滑らかに指板を駆け巡る姿は、惚れ惚れするほど
普段のアキはチャーミングなレディ、シンちゃんは温厚で冗談好きな男なんだけど、いざ演奏ともなると阿吽の呼吸で面構えが近寄りがたいほどストイックな別人格に豹変するのだ
シンちゃんが慎重に大きくうなずく
オカちゃんがひたすらに刻み続ける、リムショット・アクセントが渋い
事細かに、イアン・ぺイス流のジャジーなドラミングを打ち鳴らす
その様は愛を込めて虎視眈々
唯一無二なるソロは徐々に熱を帯びはじめて、エクスタシーに達する
恍惚感に浸る暇もなく疾走
息もぴったりに爆走
繊細なるやり取りは、もはやアートの領域
アクセルを緩める手段なんてありえない
それどころか一挙にギアを数段あげてきた
手抜きなんて許されないシビアな環境
ワイルドなリョゴは、やや斜に構えたポーズが妙に似合っていて心憎いほどだ
後半での笑い声もニヒルに轟いた
ラフにソリッドに、時にはストレートなやりとりも板についてきた
「キーン!!・・・」と鳴り響くキーボードに包まれてのエンディングでマサはキック、ベースにパンチ、ネック振り上げにジャンプと大忙しにバリエーションを提供


マサによるMC
今後のライブ告知も含めて、演奏中とは違う和気あいあいの側面を覗かせる
「皆さん、こんばんは!
恵庭市には初登場のパープル・ブリンガーです!!
ごらんのとおりでディープ・パープルのコピーをやっています
今日はですね、このバンド結成して21回目のライブということで、え~有名どころを満載でお届けしようと思いますが、ディープ・パープルは、昔のバンドだけに曲がどれも長いんですよ
なので、しゃべりは少なめでバンバンバンバンやっていこうと思います
次の曲はあれです・・・・・いいですか!!??」

オカちゃんによる豪快なハイハット4カウントが盛大に打ち鳴らされる
「BLACK NIGHT 」
どの曲もハイライトナンバーばかりで大サーヴィス
これはライブ・イン・ジャパンのテイクをお手本としている
(当時は未発表だった)
初出はアルバム「24カラット」
(1970年に発表
本国のイギリスでは2位まで上ったヒットソング
日本でも約10万枚を売り上げる異例のヒットを記録
ブルース・マグースの「恋する青春」と、何から何までもが瓜二つなのは、いやはや何ともだ・・・・)
バンドメンバー中、一番年上のマサは、黄金期のパープルをタイムリーに知っている
(後で気付いたんだけど・・・30代、40代、50代、そして60代が在籍
でも自然で当たり前に接しているところがひたすらユニーク)
大袈裟に言ってしまえば、生き証人のようなもの((´∀`*))
だからレパートリーは新曲当時を知っているし、パープルの変遷史やメンバーの動向、ファミリーツリーにもけっこう精通している
この曲のスタジオ盤もたしなんだ口
オカちゃんは日本の「UCCブラック・無糖」のコマーシャルで知ったらしいよ
世代に多少の差はあれども、皆パープルのライブ演奏経験があるのは強みだね
しかし、正直な話、これには手を焼いた・・・・というのも相当前のこと
今ではお互い手の内が、比較的読めるようになってきたから、余裕しゃくしゃくだけどね( ´艸`)
当然、我らパープル・ブリンガーは迷うこともなく、ライブバージョンの手ほどきを受けた
イントロは、スタジオバージョンではベースとドラムのみ
でもそれでは、あまりにも寂しいから、厚み強化ということで、ギターも加わって度肝を抜くほどのモンスターサウンドにと提案
そろそろ、進行にも馴染んできたのか、メンバーらは肩の力も抜けてきて、プッツンしながらリラックスモードでエネルギー全開
やや走り気味だけど、冷静沈着に暴れまくっちゃおう
とくとご覧あれさ
印象に残るスタンダードが繰り出されるわけだから、ドツボにハマることは請け合いだ
で、このコンパクトな構成の曲は、ライブバージョンともなると、じゃじゃ馬のごとき、捻りが加わってくる
センスのない輩が演奏すると、リズムがお囃子のノリになっちゃうからお笑いだ
ここいら辺にきても、リョゴの喉は強靱
(雄叫び大好き人間と述べる頼もしさ)
ボーカリストになるため、生まれてきたような男なんだね
神に選ばれし者の宿命の特権
一向に衰え知らずで、益々狂暴性を発揮
どのようなトレーニングを積んでいるんだ
今度、機会があったらこっそり教えてもらおうっと
ギターソロでは、狂喜のアーミングが炸裂
延々と恐ろしくも、悲鳴に近いくらいの唸りをあげる
常識を凌駕する場面
追い打ちとばかり、アッキーのキーボードが、熾烈に火を噴くがごとく張り合うのだ
ボーカルに怪しく絡みつく、ギターのオブリガードも効果抜群にはじけまくる
名物ともいえる3番でのドラム連打はワクワクするね
皆、わかっているから「そろそろくるぞ!」と待ち構えているしなあ((´∀`*))
大好物さ
イアン・ぺイスは、ありとあらゆるジャンルのエッセンスを、ふんだんに盛り込んでいるから、オカちゃんの本領発揮だ
血湧き肉躍るエンディングでも、最高の仕上がりを見せた
見せ場、聞かせどころとばかりに、リョゴの喉も絶好調
ルーズな破壊力溢れる構成は、流行なんて全く関係ないね


ここからは最後の曲までノンストップ
だから一呼吸入れてオカちゃんは水分の補給を怠らない
マサが短いMCを告げる・・・・・

そして最大の鬼門ともいえる難関が音連れた
「LAZY」
第2期の傑作スタジオ・オリジナル・アルバム「マシン・ヘッド(イギリスにおいては見事1位を記録)」6曲目に収録
この曲1曲の今年のパープル・ブリンガーは賭けてきた
こんなにも手を焼いたのは久しぶりだ
これはオカちゃんのリクエストによるもので今回で3度目のお披露目
おかげさまでようやく練りこみの成果が発揮できた
もちろんまだまだパーフェクトには頬遠いけれどもね
それほどまでにやりがいのあるじゃじゃ馬のようなヘヴィーチューン
これぞ究極の様式美パープルの極み
御手本のようなもの
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっているどうでもいいようなヘヴィメタとはあっさり一線を画す存在の象徴
パープルもライブの山場には必ずこれを持ってくる
レインボウでもリフのサワリだけはやってブレイクやテンポアップして散々オーディエンスを煽りまくってから「オールナイト・ロング」に切り替えるパターンだった
少しは我々もその領域に近づくことができたかなあ
そうであれば感無量なんだけど・・・・
オカちゃん曰く「他の曲はともかくも、この曲を取り上げるバンドってそうそういないよ
自分はいまだかつて見たことがないもん」
そりゃあそうだろうね・・・・
難攻不落の御手本みたいだ
蛇足ながらも日本のヘヴィーメタルバンドの代表格「ラウドネス」のギター高碕晃、ドラムの樋口宗孝がその前にデビューしたバンドが意に反してアイドルバンドでその名も「レイジー」だった((´∀`))
高崎は愛称がスージー、樋口はディビーだった・・・・・
その後、本格的なバンドを結成するべくレイジーを解散して「ラウドネス」を結成(当初はレイジーのベーシストも在籍するもすぐに脱退してレイジーのポッキーと共にネヴァーランドを結成した)
マサはそこからレイジーが怠け者だという意味とスペルを把握したものだ

話を戻そう
長尺の曲だけどパープル・ブリンガーはご本家に対して最大限の敬意を表しスタジオバージョンを丸々コピーした
これが手ごわかったんだけど・・・・
前半はやや抑え気味にキーボードのクラシカルなソロ
インストウルメンタルの緊迫感が張り詰める中をハイハットとギターが追随
徐々にベースも加わり厚みも増す
音圧が限界に達したところで猪突猛進で雪崩れ込む
ギターのソロが疾走
転調を経てやっとボーカル・タイム
バッキングはグッと和らぐ
リョゴはこの曲で初めてブルースハープを取得
独学で覚えた
いやはやなんとも大した奴だよ
メンバー一同感心しきりだった
もう初心者だというイメージなんて微塵もない
この駆け引きの度合いが絶妙
細部にわたっても阿吽の呼吸
百戦錬磨のぶっ飛び集団だからこそ成せる技
本当にここまで辿り着くのは相当大変だった
リズム、構成、アンサンブル、駆け引き、バリエーション豊富なフレーズな変化にと至難の連続
落とし穴の罠が次々に襲いかかってくる
そうかと思ったらエンディングではガラッとムードが変わって往年のロカビリーコードで明るく終わる
だからこそ達成感もヒトシオだ
もうここまで辿り着いたら回数をこなしまくって体の中に溶け込ませる手段しかない域にきたね
とても勉強になった
選曲のやり取りも中々にいいものだね
特にオカちゃんは遂に「レイジー」が演奏できたから上機嫌
満面の笑みが浮かんでくるというものさ

****マサの真横が玄関だから観客の出入りに苦慮してしまう
油断してたら勢い余って激突してしまい惨事が訪れる
トモちゃんが到着してドアを開けたら我々のライブ中だったからビックリしたらしいよ・・・((´∀`))
アンコールが終わってからやっと入場できたくらいだ(映像に映っていた・・・((´∀`))****

万雷の拍手が沸き起こる
当然の現象でしょうよ
この空間を体現できた人達はラッキー
孫の代にまで誇ってもよかろう


間髪入れずに「スペース・トラッキン」
凄まじき流れ
こちらも1972年リリースの歴史的傑作スタジオ・アルバム「マシン・ヘッド」の最後を飾る壮大なる楽曲
日本語に直訳すると・・・・「宇宙のトラック野郎」
なんというかあ・・・・ねえ、当時のイアン・ギランは嬉々としてこの内容をユーモアたっぷりに語っていたものさ
惑星間を飛び回る長距離ドライバーのお話
コミック的なものが流行っていたのかねえ
ご本家はライブの終局で演奏するため、即興も交えてデビュー・アルバムの収録された「マンドレイク・ルート」のパートを挟んでいた
長尺になっているから自由自在に遊び心も加味
リッチー・ブラックモアのギター破壊コーナーにもなっていた
イントロのユニゾンで弾かれるブレイク連続リフがメイン
ブリッジの雪崩込みラインもグイグイと力感があって有無をも言わせぬ迫力に痺れまくり
パープル・ブリンガーは
オカチャンのアイディアでハイハット刻みにバスドラムがヒットしてきてベース、キーボードが追随、更にはギターも加わってきて本篇に導かれる
恐ろしいまでのフォーメーションを誇る
到底譜面などでは表現できないロックの神髄がびっしりと詰め込まれている
聞かせどころもドッサリ
リョゴの十八番でもある魂の咆哮
シンちゃんによる鋭くもトリッキーなギター・コードのカッティング
そこからオカちゃんのドラムソロへと連結
千手観音のごとき手数王を誇る真骨頂
何度、観ても聞いても鳥肌が立つ
言葉を失うほどのシンバル&スティックワーク
ナイスなタイミングと抑揚が素晴らしい
後半は爆音の洪水が一斉に押し寄せてくる
この曲はたまに導入するんだけど、隠れた人気があるのだ
「みなさん、この曲はシングルにはなっていないんだけど知ってる?」
「知ってる!!」
そうかあ・・・・嬉しい限りだ((´∀`))



そのままの余韻を引きずりながらも、オカちゃんのスネアが控えめにロールされる
「ラストです!
HIGHWAY STAR!!」
足元のドリンクを一飲みしたリョゴが、ダメ押しとばかり盛大に告げる
この焦らし具合の加減も面白いところ
ライブ・イン・ジャパンとスタジオバージョンを、程よくブレンドしてグイグイと牽引
(1972年3月リリースのアルバム「マシン・ヘッド」トップに収録
日本ではシングルもヒットした
今までのライブでは、何故だか、イントロでトラブっていたけど、やっとまとまったよ!
この曲、今でもトミーが在籍する「蝦夷紫」のセットリストにも組み込まれているそうです
で、リョゴは初めてライブで歌ったのがこの曲らしい
自身のテーマソングのごとく、五臓六腑に染み込んでいるもんなあ
ベースの4弦Gによるダウンピッキング
ギターが全身全霊を込めてのパワーコードをこれでもかあ、というほどに放つ
ハモンド風のオルガンも負けじと追い打ちをかける
フルスロットルにリョゴがパトカーのサイレンを高らかに演じる
ここにきてまでも一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネス・ガイだね
そのアグレッシブでエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける
高速フィルインを合図にメイン部へ
リハでリョゴが指摘していたシンコペーションも、自然に溶けんでいた
オカちゃんが最近提案した半音下降最後の緊迫感最高のユニゾン突っ込みもバッチリとはまった!
さあ、したたかで貫禄漲るキーボード・ソロには、風格さえ漂ってきた
まあ、これもアッキー1流のチャームポイントの一つかい
羨ましそうにヒコちゃんが「クラシック・ロックは、俺たちの青春そのものであり原点だね」と回想していたっけね
だから中盤部分における変態的なJ.S.バッハのコード進行は、何度聞いても感涙にむせんじゃうのさ
バッハとジミヘンの融合
この手合いは日本人の琴線をビンビンに振るわせるのだ
まるでギタリスト向けの教則本のよう
その証拠に観客たちは、シンちゃんのギターソロで万雷の拍手を浴びせていたよ
熱狂のあまり勢いよく最前列にまで雪崩れ込んできたマスターたち
レッドゾーンが振り切れたシンちゃんの、豪快なギターソロに熱視線が向けられる
プレッシャーも何のその
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた
誇らしげにギターを高く掲げる至福の瞬間
マサもガップリヨツにシンちゃんと組み床へとひれ伏しながら大股開きで仰け反る
余力を振り絞っての、不敵なるリョゴ高音ヴォイスは全く衰え知らず
オカちゃんのドラミングは信頼度高しのボトムライン
安心して各自がプレイに専念できるというもの
アッキーもシンちゃんも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ
マサは今年から導入した空中2段キックを炸裂
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々の爆発的なフィナーレを迎えた


「サンキュー!
また会いましょう
ありがとうございました」
ところが、そうは問屋が卸さなかった
熱烈にアンコールの声が多方面から飛び交う
マスターも先導して煽りまくる
酔っぱらった観客も続々と手拍子で景気づけ
「フジリンよろしいでしょうか!!」
「いいぞ!やれやれい!!」
「オーケー
それじゃあお言葉に甘えましてもう一発ご機嫌なのをぶっぱなします!!」

さりげない、チューニングタイムを経て・・・・出た!!
「SMOKE ON THE WATER」
(オカちゃんのTシャツに描かれている1972年発表のアルバム「マシンヘッド」5曲目に収録
アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
リョゴは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求
アッキーも追随して、両手を高々と掲げてそれに呼応する
ベースのネックを前後左右にグルグルと振り上げる
ハードロックを聞かない人でも、この曲は耳に馴染みがあることでしょう
熱狂は頂点に達した感あり
これぞ基本コンセプトに掲げていた、究極なるライブバンドのしたたかさ
イントロのギターからドラムとキーボード、更にベースへと折り重なるような進軍には何度聞いても戦慄が走る
ドラミングのオカズは、第3期以降でのフレーズで刺激的
チャッカリとリョゴはオリジナルのギランではなく、グレン・ヒューズの節回しを導入してドスを効かせているね
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも中々に奥が深い
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ
いぶし銀のようなフィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど
(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)
その最たる作品がこの曲
まるで地響きのようなベース・ラインが、これでもかあというほど、ふんだんに音を立てて導入されているんだから
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈で、リッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ
(室蘭のブルースベースマン、ヒラノくんも以前から興味津々だった)
エンディングでは「キーボード!アキ―!!」とリョゴは指差しで紹介
それに反射的に対応したアッキーも、左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる
淡々とバッキングをつとめるオカちゃんとマサ
エモーショナルなシンちゃんのチョーキング
アッキーは咄嗟にしつこいくらいの荘厳なる音数で応戦
余力を振り絞って締め括りはやはり一丸となってのバトルで決まりさ
ラストにふさわしき全員によるせめぎ合い
締め括りは、怒涛のギターとキーボードによる熾烈を極めるソロ・リレー
タメにタメを効かせて弧を描くようにグワアッと音量を上げ、突然のフィニッシュ・クラッシュ
追随するかのごとく、かっこよくも儚い終焉を告げる
そこから一気呵成に終曲を迎える
自然な曲の繋がりは抜群で、バッチリと大団円を迎えた
ハッと息を飲む
我に返ったかのように直後に歓声が店内にいつまでも溢れる
お祭り騒ぎの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演

「どうも今日はありがとうございました
パープル・ブリンガーでした
まだまだ、この後もイベントは続きますよ
最後までゆっくりと気軽に楽しんでいってください
本日はお誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?これからもこのステージに出たいので、どうぞ、今後共よろしくお願いします
((´∀`*))
興味のある方はぜひともお越しくださいませ
また、ライブイベントの話もあれば、どこでも駆け付けますよ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ
観客の方々も和気藹藹と賑やかだ
怒涛のロックショーが終了しちゃったさあ
完全燃焼でライブは終了
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした

フィナーレを迎えたパープル・ブリンガーは、汗びっしょりで達成感に満たされて席に戻っていきました
爽やかな疲労感にもまみれてね
観客席のあちこちからは感動の声が漏れ聞こえてきた
それも致し方ないだろうね
正直な感想なんだもん
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

本当にお疲れ様でした
感謝感激雨あられ状態だよ((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・
絶賛の嵐が吹き荒れる


司会進行役のフジリンも後方カウンター内からマイクを手にアナウンス
「ありがとうございました
パープル・ブリンガーの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた
やれるだけのことはやりつくした
上機嫌のメンバーらを見れば、それも一目瞭然
熱気ムンムンだね
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このバンドの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう
まあ、それは次回のお楽しみとして大切に取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ
5人も後のイベントをたっぷりと堪能していましたよ
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ
それぞれに目指す音楽は微妙に違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています
ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時を満喫していってください!!

****この熱量そのままにお次も負けてはいられません
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢だあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
壮大なる往年の洋楽スタンダードのカバーオンパレード・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
正真正銘にヤバい奴ら揃いだ・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」

 ****さあ、残すところは2バンドとなりました!!(笑)****

追記・・・シンちゃんが教えてくれた「ジェラート」の店「ジジ」
絶品だった
中華店「﹅月」に舌鼓を打ったメンバーもいた

フジリン、お心づけに感謝いたします

オカちゃん、シンちゃんはSTAの写真撮影に協力してくれた






























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VOL,217 恵庭ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE (THE COLD SWEAT編)

2024-10-31 22:43:47 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

ステージ備え付けの機材は・・・・
ベースアンプのヘッドはトレースエリオット(マスター曰く、これは強靭なパワーを誇るとのこと
実際の話そうだった!!
個人的には好みのサウンドを放っていてご機嫌だったよん)
スピーカーはアコースティック
ドラムセットはひじょうに年季の入ったパール製品
シェルは渋めのブラック
ギターアンプは超ロングセラーの人気者ローランドJC-120
他にもヤマハやVOX、ピーヴィー、フェンダーのアンプもずらりと並んでいてそのスジモノにとっては見ごたえも満点

また特筆すべき点としてこれはマスターのマニアックなコレクションなのであろうか・・・・店内の壁一面にずらりと掲げられたアコースティックやエレキギター、ベース類
その膨大なる本数には言葉を失うほどだ
それもその辺に売っているような安物なんて皆無
どれをとってみても高級品ばかり
マサと同じスペクターのナチュラル・ボディもあった!
これは数人の仲間たちもイロメキたっていた
生産国やシェイプ、パーツ、年代は違うのですぐにわかるんだけどね
最後にはいたずら好きなマスターのトラップに引っかかって苦笑いしちゃったさ
色々とお世話になりました((´∀`))

会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中


はい!
いよいよもって本編に突入。
さてさて、皆さま、早いものでセカンドアクトの時間が訪れましたよ
熱狂的なるファンが多数会場入り
早速周囲を陣取っています

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ
私もユニット名はずっと以前から知っていたんだけれども見るのは初だけに楽しみでワクワク気分に浸っている
多方面で話題騒然だけに最早説明は不要です
それにしても2番手に出演だなんてもったいないなあ

THE COLD SWEAT
20:15~20:50
「冷たい汗」かあ・・・・
同名の曲やバンドがあったよね、とマサはベーシストと会話したさあ
それはともかくも、この日出演したバンドの中では1番渋い
いぶし銀のサウンドをこれでもかあ、というほどに立て続けに演奏してうれました
セットリストもイベントタイトルが示すとおり「ROCK DE NIGHT  AT SOUND GARAGE」だけにそれを意識したのか珠玉の内容
もうねえ、個人的には琴線をビンビンに刺激してくれましたよ
マエちゃんも大喜び
2人でちょくちょくリアクションしちゃいました((´∀`))

バンドのメンバーも開演前振りで「1960~70年代の洋楽
主にハードなブルースロック系をジャンルとしています」とのこと
もうこれだけで期待感でワクワクしちゃうよ
モロにドツボにはまってしまった・・・・(-_-;)
どの曲も青春プレイバック状態なんだもんなあ
ここのメンバーはマサ、マエちゃんとほど同世代
だから好みも近い
バックボーンが随所に見え隠れしている
今度、機会があればゆっくりと音楽談義に花を咲かせてみたいなあ
使用している楽器類にもそれは如実に反映されているもん

それではこのイカシタ連中を早速紹介してみましょうか

ギター&ボーカル・・・眼鏡とハンチングがダンディなコイケさん(上手)
フェンダー・ストラトキャスターを使用
ボディカラーはブロンド
ローズ指板
黒い布製のフェンダー・ストラップに装着
ベース・・・センターに陣取るイトウさん
唯一のロングヘアーが嬉しいなあ((´∀`))
サウスポーでブイブイとフィンガーピッキング
黒い布製のフェンダー・ストラップに装着
パーカー、ジーンズ、スニーカーというスタイル
ギター・・・マエヤマさん(下手)
眼鏡を装着
全身を潔いくらいに黒ファッションで統一
コイケさんと同じフェンダー・ストラトキャスターを使用
ボディカラーはブロンド
ローズ指板
黒い布製のフェンダー・ストラップに装着
ドラム・・・ワキタさん

この日の会場にマサは相当に早く着いた
ビルを見つけたけれども、まだ開店していない・・・・
ところが向かい側のビルにゾクゾクと車が停まってスタンドや機材を運び込んだりしている
ベースを背負った人も出入りしている
気になったのでその人に話しかけてみるマサ
「もしかしたらサウンドガレージを探しているのですか?」と
びっくりした
その人は対バンのコールドスエットのイトウさんだったさ!
しかもサウンドガレージはその向かい側のビル1階だとのこと
移転したそうだ・・・!!
そんなことは全く聞いてないよ~~~(-_-;)
こちらには店名がどこにも書いてないし!!
入口のドア以外にはね・・・・・
これじゃあ、よほど勘の鋭い人でないとほとんどわからない
イトウさんに話しかけてみて正解だった
急いでパープルブリンガーとSTAのグループラインにその件を通達
(シンちゃんは事前に調べがついていたから大丈夫だったらしい)
4階ではなく1階で助かったよ
結局がイトウさんではなくマサが迷っていた・・・というオチがついたわけですよん((´∀`))

なんだかんだで彼等のrehearsaもじっくりと拝見させてもらった
パープルブリンガーに対するオマージュなのかイトウさんはさりげなく「イン・トウ・ザ・ファイヤー」のリフをチラッと弾いていた
それを聞いたマサとオカちゃんは目を見合わせて思わずニンマリ
サービス精神にも富んでいますなあ

前置きが大変長くなってしまいした

北海道が誇る唯一無二の存在
男性ばかり不動の4人組
来るべきその瞬間を今か今かと待ち焦がれて感無量の極致だ

今回はどこに魔物が潜んでいるかなあ・・・・
血湧き肉躍る会場内の熱気もムンムンさ

準備万端整いました
まあ、とにもかくにも、焦らしに焦らされていよいよ満を持しての開演だ
何時でもオーケーのゴーサインが出た
アイコンタクトを受けて司会進行役のフジリンがカウンター内から盛大にアナウンス
「ハイ、皆さん
今日はようこそおいでくださいました
けっこう初出演のバンドが多いですよ
札幌からは2バンドが登場します
楽しいライブイベントになりそうな気配
もう少し開演を遅らせるかい・・・?」
「いや終了時間が遅いからいいよ
公開リハでいくさ」
「さあ!ジャストでスタート
再度序盤戦です
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ
人気者で多方面からも引っ張りだこ
滅茶苦茶に上手
文句なしにかっこいいですよ
オーディエンスの心を一気に鷲掴み
ムード満点で絶対に惚れますから
元気いっぱいにいきましょうか!
たくさんの拍手でお迎えください!
コールド・スェットの皆さんです!!!((´∀`))
よろしくお願いいたします」

OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
COME ON BABY!!

いよっ、待ってました
オーラが半端ない
万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたようでノリノリの様子だ
写真で見てもおわかりでしょう
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

トップはクリームから「ストレンジ・ブリュー」
さあ、ハイハットによるカウントから音絵巻が飛び出した
ね、言ったとおりでしょう
コアなファンが思わず失禁しちゃうようなナンバーを冒頭に持ってきた心意気に乾杯
よほどの自信と貫禄がなきゃあできない采配
かの「ソフト・クリーム」でも取り上げていない!!
1967年6月9日のリリース楽曲
2枚目のアルバム「カラフル・クリーム」1曲目に収録
全英シングルチャートでは最高ランキング17位を記録
一斉に波状攻撃の開始でいざ降臨
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃
オープニングから一切遠慮なき号砲が放たれた
斬新で貴重なショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を貫いた
すこぶる爆音ドラムも元気一杯に炸裂
そこに絡みつくようなリズム・セクション相棒のベースが、うねうねと怪しげなメロディを刻み続ける
それと共にパーフェクトなアクセントを叩きつける
ツインギターで、一丸となってアップテンポの素早いスローハンド奏法を披露
コイケさんはやや斜に構えて天空を引き裂くほどのハイトーンを伸びやかにシャウト
まるで女ターザンのようで、リバーブもほどよく声に溶け込んでいる
言葉を失うほどのテクニシャン
一切のふら付きもなし
当然のごとくあちこちから拍手が沸き起こる
ここではグッとシンプルでストレートな進行
タイトで豪快無比
ありとあらゆるテクニックを駆使しながらも最大限の武器として音像の火を噴き続ける
それに負けじと追い打ちをかけるがごとく、切れ味鋭いミュート・カッティングを注入するマエヤマさん
一聴しただけで往年のサイケデリックな影響が盛りだくさんだと判断した
一致団結して天国にいるジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーにメッセージを送り届ける
おいおい、数段ギアが上がって神々しくないかい!?
さすが、百洗練磨だけに、客の心を手中に収めるのもお茶の子さいさい
超絶技巧に半端なくドライヴする
こちらサイドは、すでにお手上げ状態さ
グイグイと強引なまでのコール&レスポンスに、いつの間にか引き込まれている自分に気づいた時はすでに手遅れ
言葉を失うほどに、誰もが一瞬で金縛り状態に陥る
彼らの術中にはまるといううってつけの算段だ
何という空恐ろしくも心憎いコールドスェットに拍手が贈られる
脳天ヒューズもぶっちぎりにスパークしちゃったぞ
天衣無縫にいざなわれる
思わず唸っちゃうよねえ
まずはご挨拶替わりといったところ
そんなことも含めて、これで掴みは、バッチリとオーケーさ(-_-;)
ヘヴィーこの上ないサウンドシャワーを全身一杯に浴びまくらせてもらいました。
やっぱり下手な屁理屈なんか抜きで、文句なしにライブは最高だなあ、なんて思わせてくれるのがこのようなバンドの持ち味の一つだ
しょっぱなから情け容赦なきパワフル・グルーヴを延々と轟かすドラマーのワキタくん
オフステージではにこやかで好感持てる男なんだけど、いざスティックを握ってセットに鎮座したとたんに面構えが豹変するもんなあ
いやはや何とも大したものだ
ツインギターの旋律が強烈に絡みついて効果覿面に響き渡る
紫色のライティングを基調に点滅も多用されていて効果も絶大
(白いステージ境界線のテーピングよりも前に出てくると証明が当たらない、ハウリングがおこるそうだ・・・・
あまり前に出てくるとマスターが懐中電灯を照明がわりにしてカウンターからやってきた照らしてくれるよ)

MC
「いつも今の曲がオープニングなんですよ
それでは次に参りましょうか・・・・
え!?何??・・・・ちょっとドラムのマイクを入れてくれない・・・?
ただいまテストのマイク中((´∀`))」
「声の方は貼ってお願いいたします((´∀`))」
「ちょっと自信がないですけど・・・・ジミ・ヘンドリックスを4連発でお届けしましょう!!」
素晴らしい出血サーヴィス
これは贅沢にひと時だ
お得感も満点

「ファイヤー」
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとして1967年に録音した楽曲
同年のアルバム「アー・ユー・エクスペリエンスト?」8曲目に収録
シングルのリリースは1969年11月14日
ジミの曲中、最も人気の高いでライブでも頻繁に披露された
性的な趣きの強い曲調の楽曲だが作られた景気は無邪気なものであった
よってカバーも多い
ディープ・パープルの「スピード・キング」の元ネタだということは超有名
パープルが「ファイア」を演奏しながらが,あちこちいじっていたら「スピード・・・」が完成したらしい
嘘みたいな話だけど実話
なるほど、と頷ける箇所が多数散見
だってリッチー・ブラックモアはジミヘン・フリーク
この後のパープル・ブリンガーにその件は引き継がれていくわけだねえ~~~
コイケさんは鬼気迫るギター・ソロで自己主張
相当なジミヘン研究家とお見受けしますよ
フレーズの1音1音にリスペクト精神が滲み出ています
バックビートもすさまじい
オリジナルの偉大なるミッチ・ミッチェルはジャズ上がりの人
そのノリ一発の手癖を忠実に再現しているワキタさん・・・恐るべし
アクセントの隙間をスネアとタムを駆使して色々と埋め尽くす
個性的な得体の知れない(!?)アドリブまで交えているしなあ
拍がとりずらいんだよ、このパターンってさあ・・・・
バックボーンがわかってきたぞ
スぺイシーなユニゾンが流れる中をドラムも猛烈にアピール
ソウルフルな歌との掛け合いのような雰囲気がスリリング
左手スネアで16分裏の空いたところを埋め尽くす
さりげないようでいて究極の高難易度
たまに挟まれる素早い3連符を含むアクセントの「タララタン!」
2連打のダブルストロークから魂の男気シングルストロークで締め上げる
4人編成とは思えないほどの音壁に驚愕
ジミヘンの方はスリーピースだけどジミが3人分のギターを弾いているようんもの
実際、アニマルズのベーシストだったチャス・チャンドラーはそう聞こえたらしい
でも実際はジミ1人だと知ってビックリしたらしい
トリオとは最小にして無限大の可能性を秘めていることを実証したようなものだ
おっと、コールド・スエットはツインギターだった・・・・
この特性をこの後も巧みに生かしていたよん

「あはは・・・・ありがとう
次の曲も多分、知ってるはずだよ!」
ナイスなタイミングでコイケさんが勢いよく放った黄金のイントロライン
永遠に燦然と君臨している、エレクトリック・ギター界の革命児ジミ・ヘンドリックスの分身ともいえる「パープル・ヘイズ」が豪快に轟き渡る
(決めの旋律でちょっとミスッて仕切り直し・・・・)

邦題は「紫の煙」なあんて説明は野暮だよな

1966年に制作
1967年にレコーディング
ジミにとっては「シグニチャー・ドラッグ・ソング」で2枚目のシングル
イギリスでは同年3月17日にリリース
最高ランキングでは3位を記録
14週間チャートに留まった
アメリカにおいてはアルバム「アー・ユー・エクスぺリエンスト?」1曲目に収録
イントロのヘンドリクス・コード(ドミナント7♯9)で即座に4人のサウンドが一体となって爆発

やっぱりこうこなくっちゃあね

このアバンギャルドなトライトーンの使用は独特で一般的にはジャズミュージシャンが多用していた
このような不協和音は当時としてはめっちゃ斬新だった
ジミ先生、先をいっていたねえ
だってスペインの宗教裁判で「悪魔を呼び起こす音階」として弾劾され、宗教音楽家の間では使用禁止になっていたんだよ

ステージ狭しとばかりにアドレナリン噴出しまくり、暴れまくり

指先がフレットボード上を左から右へと激しく動き回りシャウトするコイケさんとアンサンブルで絡むイトウくん

爆音ドラムもドンドンとヒートアップ

不思議な高揚感

曲の構成もその場の感情に任せて目まぐるしく変化してゆきます

その辺は阿吽の呼吸さ

必殺技ワウペダルがエモーショナルに吠えまくる

ブレイク・パートでは不敵な笑みを返すという粋な計らい

怪しくも強烈な輝きを放ち続ける

次々と惜しげもなく紡ぎ出される隠し玉や、秘技がてんこ盛りで観客の脳みそヒューズは完全にスパーク

オーディエンス達も体をリズムにあわせて激しくシェイクして応戦

血沸き肉躍るとはこのこと

既にこのナンバーですっかりとできあがっちゃいました


拍手喝采だ
「YEAH!!
ちょっと待ってね・・・・・」
とここでチューニング・タイム
ジミヘン・コーナーの3曲目は「風の中のマリー(メアリー)」
ここでグッと趣向を変えてエクスペリエンス初期1967年の美しいバラード
鳥肌が立っちゃうほどにムーディーだ
時代を軽く超越しちゃうほどの魅力的な構成に酔いしれちゃった
アートの領域に分類しちゃってもよろしいのではないかい
歌詞はボブ・ディランの影響を受けているそうです
わかるような気がするなあ
「時計台からずっと」しかり・・・・
マリーとは当時ジミが付き合っていた恋人のミドルネーム
その彼女が作った料理のことで大喧嘩になり彼女が更とかを叩き割って風が吹きすさぶ街の通りへ飛び出していったことにインスパイアされた作品
彼女のインタビューによると次の日に戻ったらしのですが、もうその時にはこの曲が完成していたとのこと
ジミはこの彼女を「俺にとってのオノ・ヨーコ」と語るくらいに溺愛していたようですが結局は後に別れてしまってます・・・・
コールド・スエットはそれまでのワイルドでラフなスタイルを貫いた取り組み方から一転してここでは懇切丁寧なるプレイスタイルでタメを効かせてじっくりと好演
あの繊細でささやきかける様な音の運びがキュンとくるんだよなあ
手数の少ないソロでもジミの歌心溢れるメロディは健在
エモーショナルな歌唱が何故だか切なくも泣けてくるよ
硬軟織り交ぜた曲目が絶妙
よく練り上げられた起承転結ストーリーの流れが感動を呼ぶ
オーソドックスでコンパクトなまとまりなんだけど妙に癖になるんだよなあ・・・・・というあなたはもうジミヘンの虜です

お次のチューンは「レッド・ハウス」
出た!
ジミヘン・フリーク真骨頂
ジミの曲としてはマイナー
デビューアルバム「アー・ユー・エクスペリエンスト?」3曲目に収録
主役はもちろんギターのご両人
お約束の7thコードのアルペジオから時には火花散るほどの難攻不落な鬩ぎあいを繰り広げる
ジャジーな音使いと艶のあるチョーキングも巧みに駆使
秀逸なジャムセッションとしても勉強になるよ
長年にわたって培ってきたものがここに花開いた瞬間を目撃
ここでもジミの優しくも異世界なトリップ・フィーリングに痺れまくっちゃう
従来の標準的12小節形式にインスパイアされている
コールドスエットはトーンの異なるツインギターの特性をフルに活用してポジショニングのバリエーションをとことんまで壮大に膨らませてくれる
理論を軽く超越した最高峰の位置に君臨するブルースロックの代名詞ともいえる金字塔
新境地を開拓とばかり問答無用にとことん泥臭く、黒っぽくね
アグレッシブなコール&レスポンスも要チェックポイントで聞きごたえ満点
イキイキ伸び伸びと徐々にテンポアップして熱を帯び各楽器との応酬で一気にイッチャウ・・・・

これにてジミヘン特集は終了
鮮烈に焼き付いたよ

「それではドンドンといきますよ
次はレッド・ツエッペリン
あまりやっていないマイナーな曲・・・・強き2人の愛」
モッチン率いる「強烈」でもカバーしていない
1969年にリリースされた2作目のアルバム「レッド・ツエッペリンⅡ」に収録
一説によると不倫を描いているともいわれている
今度はどんな手法を繰り広げてくれるんだい
クールにお手並み拝見といくぜい
百戦錬磨の猛者集団故に手本を示してもらいました
艶めかしくも静と動のコントラストを劇的に強調する表現力に脱帽だ
歌い出しはやや抑え気味なのが進行するにつれて感情を昂揚
ヒステリックなほどにシャウト
R&B風のベースはモータウン系でよく聞かれるような6thになっている
ここがキモだ
そこに異論を唱える輩は皆無でしょう
一方、ロック風なパートでは開放弦を利用した過激な定番コースへといざなう
後半に飛び出す最大の見せ場
本来はジミー・ペイジが一人でコードをかき鳴らす箇所
ステレオで左右に行き来するんだ
それをコールド・スエットは下手と上手のギター2人が絶妙な駆け引きで嫌味もなく嬉々としながらストローク
面白いアイディアだよね
よくもまあ、こんなことを思いついたものだ
咄嗟にニンマリとしちゃった
今聞いても全く古臭く感じない
術中にはまっていくというのも乙なもんだね

「今のは長年温めていた曲なんだけどやってよかったよ
グダグダでしたが・・・((´∀`))
そうだ、全然関係ないけどシルクロードって映像があったよね
・・・・・え~~、次は交差点・・・・・クロスロードでございます!!
アドリブの掛け合い合戦をよく聞いてください」
そのコイケさんとマエヤマくんによる、ギター・デッドヒート
ツインリード・ギターによる、極上の絡み具合に唖然とさせられる
情け容赦なき追随が絶妙の極みに達する
延々と白熱のプレイが繰り広げられた
1968年発表クリーム3作目の2枚組アルバム「クリームの素晴らしき世界」にライブテイクで収録(CD2の1曲目)
3月10日サンフランシスコのウインターランドで行われた1STショーからのピックアップ
ミシシッピー・デルタ・ブルースの故ロバート・ジョンソンの代表作品
(1936年に演奏)
十字路で悪魔に魂を売ったことで、一夜にしてギターの腕が上がったという恐ろしい伝説にもとずくもの
映画化もされたよね~!
十字路でヒッチハイクしている様子なんかも、リアルに歌われています
でも、やはりクリームのバージョンが、世界的にみても有名
元々はカントリー調だったところを、クラプトンが血湧き肉躍るアレンジの妙でパワーアップを施した
誰もがコピーしまくったことでしょう
かのチャーも中学生の3年間を、この曲のコピーに費やしたという話はよく語られています
野村のヨッチャンが大好物なのも納得
印象的なリフ一発で瞬時にやられちゃいます
対バンのギタリストもロビーにてここの部分は熱く解説していたっけね!((´∀`*))

余談ではありますが、昨年1月ナカヤマオーナーが東雁来にオープンしたライブハウス「ルア・レルバ」の新年会セッションでマサはタカハシ君、ヒコちゃんとで、この曲と「サンシャイン・ラブ」をプレイしました
ベースは秦野くんから鮮やかなパールホワイトのヤマハ5弦を借りたのだ!

で、この曲は、ギターの5弦開放弦A(ラ)音を使ってローポジションで弾くのですが、チャーは最初6弦5フレットのA音で弾いていたと以前テレビで話していました
もちろん5弦をルートにするか?6弦をルートにするか?では、同じ音でも聞こえてくるトーンが全く違って聞こえてきます
うなずけるでしょう
ある日、チャーさんは知り合いに正解を教えてもらったおかげで、初めて知ったそうです
あの時代の人たちはそうやって、コツコツと努力しながら学んでいったのですよね
そのおかげで、昔のミュージシャンたちが耳を鍛えられたのは間違いない
今の世代は恵まれすぎだよ
何から何まで楽をし過ぎだ

話をグッと戻して・・・・・クラプトンだけにとどまらず、そのバックで負けじとソロまがいに弾きまくるジャック・ブルースも凄まじすぎる
私の憧れの的だ
このクリームの3人がごく数年間だったけれども、一堂に会していたなんて、これを奇跡と呼ばずして何を奇跡と呼ぶべきか

ギターマガジンの解説によると・・・・最適なる必須ポイントは、
Aのマイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックのスケール
そのどちらも使った定番ミックス・ペンタトニック
(B・Bキングをはじめロックやブルース系では不可欠)
効果的な復音フレーズの挿入
複音ベンド・リック
ラン奏法で盛り上げる演出・・・・とのこと

堅苦しい話で恐縮ですが、上記を参考にしたらジャズやファンクなどでも面白い効果を発揮しそうだ
ついつい、興奮のあまりギター教室の様相を呈してしまったさあ・・・・・(ある方のブログから引用させていただきました)

「年寄りなのでゆっくりなバージョンでお送りしました(((´∀`))
じゃあ次はオリジナルのピッチでいきますよ
あ!?・・・オリジナル曲ではありません・・・・」
アメリカンのロング・トレイン・ランニン
(ドウ―ビー・ブラザース)!!」
えええ!???
予測不可能のしたたかなチョイス
だって、ずっとブリティッシュで攻めこむものと思い込んでいたんだよん
確信犯だねえ
1973年スタジオアルバム「キャプテン&ミー」に収録
そこからの第1弾シングル
イギリスでは最高7位を記録
これって元々はインストウルメンタルだったそうだよ
ギターにはリバーブを深めにかけて、ひたすらカッティングに徹する
あちこちのライブイベントで、過去にも数多くのバンドが取り上げていたナンバー
それくらい耳に染み付きすぎたお馴染みのアンセム
無意識のうちにワクワクしてきて踊りだしたくなるグルーヴが申し分ないよ
ほうら、やっぱりダンサーたちが威勢よく乱入してきた!

ワキタくんは、まるで千手観音のように、オカズを乱れ打ちで鳴らし続ける
ブレイクをきっかけにバック陣へと次々ソロのバトンを受け渡す攻防戦に突入
各自が前面までせり出してきての応戦
マエヤマくんはパット・シモンズ直伝の速弾きとアーミングで応酬
イトウくんも図太い重低音のランニングラインをぶちかます
いやはやなんとも、たいしたものだ
古き良き70年代へ、一挙にタイムスリップ
コイケくんはどんなタイプの曲でも、器用に歌いこなす才能に恵まれたシンガーだ
フロントのメンバー達がガッチリと一体化する光景も爽快
しかしこのバンドの守備範囲はだだっ広いなあ
敬服しちゃうよん

「はい、終わります
今日はこれまで!
ありがとうございました」
そうは問屋が卸さない
熱烈にアンコールの声が多方面から飛び交う
マスターも先導して煽りまくる
酔っぱらった観客も続々と手拍子で景気づけ


「早いもので楽しいひと時はあっという間です
宴もたけなわではありますが、お名残り惜しゅうございます・・・・これで本当にラストですよ
じゃあ、残念ながら次で最後です・・・・・・
再度レッド・ツエッペリンで・・・・ロックンロール」
1971年11月8日発売の最も売れたアルバム「Ⅳ(米国のセールスだけでも2300万枚を超えた)」の2曲目に収録
シングルカットもされ全米では15位を記録した
これは偶然の産物だったそうだ
題名通りブルース形式にのっとった3コードで疾走するロックンロールナンバー
イントロのドラム・パターンは、しばしば変拍子と誤解されるが実際はトリックを用いた4分の4拍子
これをお得意のドラミングでワキタくんは意気揚々とバッチリ再現
美味しい所、独占体制
全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない
シンバルの連打を目印にソロを受け継ぐメンバー達
目まぐるしいバトン・タッチ
余力を振り絞って締め括りはやはり一丸となってのバトルで決まりさ
ラストにふさわしき全員によるせめぎ合い
今度は男女のツイスト組が現れた
会場全体が一体となっての凄まじきダンス大会
お祭り騒ぎの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演
追随するかのごとく、かっこいいギターソロが儚い終焉を告げる
そこから一気呵成に終曲を迎える
自然な曲の繋がりは抜群で、バッチリと大団円を迎えた

「どうも今日はありがとうございました
コールド・スエットでした
まだまだ、この後もイベントは続きますよ
最後までゆっくりと気軽に楽しんでいってください
本日はお誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?これからもこのステージに出たいので、どうぞ、今後共よろしくお願いします
((´∀`*))
興味のある方はぜひともお越しくださいませ
また、ライブイベントの話もあれば、どこでも駆け付けますよ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ
観客の方々も和気藹藹と賑やかだ
怒涛のロックショーが終了しちゃったさあ
完全燃焼でライブは終了
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした

フィナーレを迎えたコールド・スエットは、汗びっしょりで達成感に満たされて席に戻っていきました
爽やかな疲労感にもまみれてね
観客席のあちこちからは感動の声が漏れ聞こえてきた
それも致し方ないだろうね
正直な感想なんだもん
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

本当にお疲れ様でした
感謝感激雨あられ状態だよ((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・
絶賛の嵐が吹き荒れる


司会進行役のフジリンも後方カウンター内からマイクを手にアナウンス
「ありがとうございました
コールド・スエットの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた
やれるだけのことはやりつくした
上機嫌のメンバーらを見れば、それも一目瞭然
熱気ムンムンだね
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このバンドの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう
まあ、それは次回のお楽しみとして大切に取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ
4人も後のイベントをたっぷりと堪能していましたよ
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ
それぞれに目指す音楽は微妙に違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています
ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時を満喫していってください!!

****この熱量そのままにお次も負けてはいられません
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢だあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
壮大なるディープ・パープルのカバー・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
正真正銘にヤバい奴ら揃いだ・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」

 ****さあ、残すところは3バンドとなりました!!(笑)****
追記・・・・開演前にマサが楽屋入りしている最中、イトウくんはアッキーに
マサのことを「あの人、知っているよ
YouTubeで見たことがある」と語っていたそうだ





















































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VOL,217 恵庭ROCK DE NIGHT AT SOUND GARAGE (AN編)

2024-10-29 10:40:52 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

ステージ備え付けの機材は・・・・
ベースアンプのヘッドはトレースエリオット(マスター曰く、これは強靭なパワーを誇るとのこと
実際の話そうだった!!
個人的には好みのサウンドを放っていてご機嫌だったよん)
スピーカーはアコースティック
ドラムセットはひじょうに年季の入ったパール製品
シェルは渋めのブラック
ギターアンプは超ロングセラーの人気者ローランドJC-120
他にもヤマハやVOX、ピーヴィー、フェンダーのアンプもずらりと並んでいてそのスジモノにとっては見ごたえも満点

また特筆すべき点としてこれはマスターのマニアックなコレクションなのであろうか・・・・店内の壁一面にずらりと掲げられたアコースティックやエレキギター、ベース類
その膨大なる本数には言葉を失うほどだ
それもその辺に売っているような安物なんて皆無
どれをとってみても高級品ばかり
マサと同じスペクターのナチュラル・ボディもあった!
これは数人の仲間たちもイロメキたっていた
生産国やシェイプ、パーツ、年代は違うのですぐにわかるんだけどね
最後にはいたずら好きなマスターのトラップに引っかかって苦笑いしちゃったさ
色々とお世話になりました((´∀`))

ひととおり3バンドのサウンドチェックは終了
結果的には札幌組みの2バンドはぶっつけ本番
まあ、いつものことだけれどね・・・・

午後7時に開場

会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中


はい!
いよいよもって本編に突入。
さてさて、皆さま、早いものでオープニングアクトの時間が訪れましたよ
熱狂的なるファンが多数会場入り
早速周囲を陣取っています

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ
私もユニット名はずっと以前から知っていたんだけれども見るのは初だけに楽しみでワクワク気分に浸っている
多方面で話題騒然だけに最早説明は不要です
でそれにしてもトップに出演なんてもったいないなあ
「AN」と書いてエーエヌと読みます
決して「アン」とは言わないでくださいな
と言っても私も司会者もそう呼んでしまった・・・・
ごめんなさい・・・・(-_-;)
だからアン・ルイスや杏里のカバーはやりません・・・・

19:30~20:05
男女2人によるオシャレでアダルトなアコースティックユニット
アキ&ノブの頭文字からの命名
2人共、椅子に座ってリラックスしながらのステージング

ノブさんは先述どおり玄関でマサと偶然にも出会った
「ひさしぶりです!」
彼は地元なのでここには数度の出演歴がある
だから常連だけに気心の知れあった仲間同士
砕けた会話のやり取りが愉快
こちらとしてアウェー意識があったから心強いよん
で、いつもはストラトキャスターを手に弾きまくるロッカーのイメージが焼き付いているだけにこの日は別の面を垣間見れた貴重な瞬間
こういう側面もあるんだあ・・・と感心しきり
やはり普通のギタリストではなかった
奥の深いルーツを幾つも持っているだけに唸るものがある
仕様ギターはヘッドウェイ
国産のメーカー
1カッタウェイだから弾きやすいとのこと
黒を基調としたラフなファッションが帽子を含めてダンディ

歌姫のアキちゃん
彼女は千歳から
この日はイベントタイトルや出演バンドがロック色濃厚だから衣装をそれ風にコーディネートしてきたそうだ
目にも鮮やかなワイルドで赤いロングジャケットが一際目を引く
気合の入り方が半端ないね
長身でスレンダーなスタイルの美女
ハンドマイク(右手の)でロングヘアをなびかせて歌う様はとっても絵になる
リョゴちゃんとは別のバンドが演奏中にノリノリに踊ってもいたよ
リョゴはかなりの長身なのに全然見劣りしないんだから大したもの
満面の笑みを浮かべてノリノリ
リョゴは「まるでモデルみたい」と言ってまんざらでもなかった

そして驚いたことにノブさん、アキちゃんは我らのアッキーと一緒にちょっとだけどバンド活動をしたことがあったそうだ
この日に発覚したんだけどね
ヒコちゃんが率いる吉田拓郎のカバーバンド「シンシア」でのこと
江別市民会館でのことかな?
他にも彼女はロック系バンドでも活躍しているらしくSTAとも対バンしたそうだ・・・・
狭い世界だからね
どこかしらで遭遇しているさ

前置きが大変長くなってしまいした

まあ、とにもかくにも、焦らしに焦らされていよいよ満を持しての開演だ
北海道が誇る唯一無二の存在
不動の2人組
来るべきその瞬間を今か今かと待ち焦がれて感無量の極致だ

今回はどこに魔物が潜んでいるかなあ・・・・
血湧き肉躍る会場内の熱気もムンムンさ

準備万端整いました
何時でもオーケーのゴーサインが出た
アイコンタクトを受けて司会進行役のフジリンがカウンター内から盛大にアナウンス
「ハイ、皆さん
今日はようこそおいでくださいました
けっこう初出演のバンドが多いですよ
札幌からは2バンドが登場します
楽しいライブイベントになりそうな気配
もう少し開演を遅らせるかい・・・?」
「いや終了時間が遅いからいいよ
公開リハでいくさ」
「さあ!ジャストでスタート
序盤戦です
マジに泣いても笑っても1番手の時間となりましたよ
人気者で多方面からも引っ張りだこ
滅茶苦茶に上手
文句なしにかっこいいですよ
オーディエンスの心を一気に鷲掴み
ムード満点で絶対に惚れますから
たくさんの拍手でお迎えください!
アンの皆さんです!!」
「違う、違う・・・エーエヌ!!((´∀`))」
「ア、そうかあ間違えた
それではエーエヌのお二人、元気いっぱいにいきましょうか!!
よろしくお願いいたします」

OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
COME ON BABY!!

ANは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたようでノリノリの様子だ
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

トップは静かに「サザンウィンドウ(中森明菜)」
安全地帯の玉置浩二による作品
おお!
贅沢なる采配
そして意外なる曲をセレクション
日本が誇る歌姫、中森明菜8枚目のシングル
1984年4月11日リリース
アルバム「POSSIBILITY」1曲目に収録
作詞は来生えつこ
作曲が道産子のスーパースター玉置浩二なのだ
当然オリコン週間チャートでは堂々の3週1位を記録
音楽性はタイトルからもわかる通り熱帯的な雰囲気全開で迫りまくる
アコギによる爽やかなコードストロークがかき鳴らされてスタート
惜しげもなくこれをここにぶち込んでくるのかいなあ
一斉に波状攻撃の開始
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃
斬新で貴重なショーの幕開け
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
よほどの自信がなければ到底なしえることのできない離れ業
グッと光沢を放つ珠玉の金字塔を、惜しげもなく好演だ
外の寒さも一瞬で吹き飛ばしてしまう迫力のプレイ
一気に彼等の世界に全開で引き込まれてしまった
こうなればANワールドにどっぷりと浸って酔いしれてみるというのも乙なもの
このあたりの拘りどころがそんじょそこいらにゴロゴロと転がっているバンドとは一線を画すところ
大人の甘い魅力でグイグイと聞かせてくれます
しかしANの明菜や玉置浩二に対するリスペクト具合は半端ない
こちらサイドまで圧倒的に伝わってきます
オリジナルとはアレンジが微妙に違うので2人それぞれにいぶし銀の個性が溢れていますね
考えに考え抜かれた美味しいところをチョイスするところなんて中々に心憎い配慮
ノブさんが演奏面を一気に担っているのだからその正確でクリアなピッキングが鮮明に響き渡ってきます
改めて言わせてもらいます
上手いなあ・・・・・
テクニックはもとよりセンスも抜群
リズムのタイミングといい抑揚の付け方、阿吽の呼吸でバッキングにまわる駆け引きといい一瞬たりとも目が離せない
マリリン・モンローのシャツを粋に着こなすアキ嬢のハスキーでセクシーなヴォーカルも言葉を失うほど
王道路線ともいえるときめきラブソング
決して外せないポジション
徐々にパワーは倍増
いつのまにか豪快なる音像が構築されている
もうこれ一発で掴みはバッチリとオーケー
一気に彼等の世界に引き込まれてしまった
歌詞の一言、一言がグサグサと訴えかけてくる
瞬きは厳禁さ
緻密に丁寧な作業を施したアンサンブルは十分すぎるほどに成果を果たしている
努力は決して裏切らないことを証明
キャッチーなアートの領域に達している
一切の無駄がない
そんなことを考えているうちにさりげないハンマリングオンを経てエンディングを通過した
あっという間に終了
もう観客たちの度肝を貫いたのは確実
この辺の息を飲むような流れは定番ですね
まずはご挨拶替わりといったところ(-_-;)
しかしこの曲の構成は何を参考にしたのだろうか?・・・・
それともAN流??
今度機会があったら聞いてみようっと

ノブさんがマスターに質問
「スナッピーは緩めているのかなあ・・・?」
マスターがスネアを調整にやってきた
満面の笑みを浮かべてアキ嬢がMC
「今日はロック・デ・ナイト・・・ということでかっこうだけは精一杯にロックしてきました(とっても似合っているよ
カッコいい(´∀`))
千歳と恵庭在住のユニットではありますが声がかかればどこでもやります!
サクサクとやってサッと終わりたいと思います
次の曲ですが・・・・わりとノリのいい曲
もしもよろしかったら手拍子をお願いします
会場を温めますよ
2014年に日本でも大ヒットした曲
・・・・マーク・ロンソンで・・・・アップタウン・ファンク!」

2014年11月10日に発売されたマーク11枚目のシングル

フューチャリング~ブルーノ・マーズ

爆発的に史上最も売れた曲の一つ

この曲に関してはアキ嬢がとっても詳しい

これも異色の選曲

でもこの日の雰囲気としてはもってこいのセレクションですね

当然、近年の曲だけに洗練の度合いがすこぶる顕著だ

下手な能書きばかり垂れるなんて、何の意味も持たないくらいに珠玉のグルーヴがそこいら中に解き放たれています

ファンキーな空間が形成されて、極上のアタック感で強引なほどにグイグイと牽引

ANの許容範囲の広さをいやというほどの突き付けられた感あり
本当にバリエーションが豊富だ
一体全体どれほどの引き出しがあるのだろう
長年のコンビネーションで培われた糧は膨大
余裕と貫禄で何でもこなしちゃうご両人の神々しいことといったらたまりませんなあ


MC中にドアが開いた
この店は入り口の真横にステージがある
だから気を付けていないと演奏中のミュージシャンとお客様がぶつかってしまうのだ
マサも出入りする観客に気を使いながら動き回っていたよ
常にチラ見状態
トモちゃん到着してドアを開けたらビックリしたらしい・・・((´∀`))
このシチュエーションは「スローハンド」を思い出す
あちらの方が全然狭いけど・・・・・
「あ!!??ちょっと!!・・・・函館からお客さまが来てくれました!
嬉しいねえ!!((´∀`))
はい、ではでは・・・・次の曲は私と林さんとで(ノブさんのことだ)10年くらいやっているもろにロック・デ・ナイトな・・・・カルメン・マキとオズの大好きなカヴァー
・・・まったり系で・・・・・空へをお送りしたいと思います」
しっとりとしたイントロが奏でられる
叙情的なるギターによるフレーズが泣かせるなあ
琴線をビンビンに振るわされっぱなしだ
静と動の対比がお見事
絶品の一品
さすが練りこみの度合いが凄まじい
時代を反映してか1曲が長いので大胆なるダイジェスト版でお送りしております
(まともに1曲をフル演奏したらそれのみでステージを終わっちゃうもんね)
ドラマティックな展開に思わず鳥肌が立っちゃった!
それにしても、70年代に日本人離れした、これだけ圧倒的にスケールのでかい曲を生み出したカルメン・マキ&OZはやっぱり偉大だなあ
(近年は奇跡の再結成が実現してツアーの一環として何とZEPP札幌にもやってきた
何故だか札幌のみチケットの売れ行きは芳しくなかったみたいで、マキオズはSNSで嘆いていたけど・・・・チケットが高い、という声もチラホラと聞こえてきたけれどもね)
一部のコアなファンを除いて、あまりにも過小評価され過ぎだ
今だからこそ再認識されてしかるべき
だからこそANの存在は絶対的に貴重極まりないよ
因みにマサ、ヒコちゃん、ノブさんは同世代故にあの伝説のワールド・ロック・フェスティヴァルにおけるマキオズを目撃してます!


「再び洋楽で・・・・・アイ・ウィッシュ(回想)」
スティーヴィー・ワンダー名曲中の名曲
1976年11月リリースのソウルフルなヒット曲
全米シングル&ソウルチャートで1位を記録
シングルエディットは3分37秒
アルバムバージョンは4分12秒
名アルバム「キー・オブ・ライフ」に収録
ナイスな間合いを見計らって、間髪入れずにノブさんで、イントロの16ビート・リフ・ラインを淡々と奏でながら延々とガイドラインを描き続ける
繊細なアンサンブルが光沢を放つ
職人肌だけにやることなすことが一味も二味も違うね
前曲とは全く毛色の違う曲調
この曲、以前は何度もSTAでもプレイしていた
それこそ、コロナ真っただ中の頃さ・・・・
そのたび散々な目にあったので、もう、すっかりうんざりしてしまい、封印したという,いわくつきの可哀そうな曲
でもANならば問題なく楽勝にこなしていた
本来は大所帯の重厚なるホーンセクション、キーボード、ベース、ドラム、、エレキギター、コーラスが入っているんだけどアンプラグドのライブテイクをお手本に、持ちうる限りの団結力でスマートに乗り切った
ノブさんのギターはやや控えめに小技を披露しつつも自己主張は忘れないしたたかさ
強弱のメリハリもバッチリとこなした
要所要所で、ありとあらゆる隠し玉で彩を添えてもいる
紆余曲折の末、遂にここへと辿り着いた
持参してきたマイクを手に勢いよくアキちゃんが魂の咆哮
心憎いほどの筋書きを描き出す
男顔負けのストロング・ヴォイスは、ライブで更に遺憾なく艶を増す
やわな男どもが束になって挑んできても到底叶わないよ
即座にぶっ飛ばされることでしょうよ
そのくらいに強靭なる喉の持ち主
そしてコケティッシュにエモーショナルだ
特筆すべき点は中間部分に差し込まれるかっこいいハミング
実を言うと、今までに見てきたシンガーでこれを再現した者は皆無
というか、歌えなかったのさ・・・・(-_-;)
それを初めて、目配せも交えつつも思いっきり忠実にこなしていたもんだから、感動の果てに涙腺がウルウルしてきちゃったさ(´;ω;`)
それら全てを含め、驚愕だ
勿論、観客席の誰もがここでもやられていたご様子
それが証拠に、一瞬写真撮影を忘れかけていたくらい
本領発揮のアキちゃんはさすがだ
これが力量の差
歴然だね
派手なところばかりにスポットが当たり気味だけど、陰では並々ならぬ努力をしているのだ
それが証拠に堂々とふるまっていたもんね
良く分かっていらっしゃる
いつまでたっても歌詞カードを当たり前のように譜面台へ置いて、何の思い入れもなく事務的にカラオケ気分で歌う輩とは大違い
雲泥の差
歌詞のストーリーも把握して飲み込んでいるし
涙ぐましき努力の成果が花開いた結果
この曲にも思い入れがひと際強いようだ
生き生き伸び伸びと輝いていたよ
ノブさんのエンディングでの変態的な連発フィンガリングもスリリングにバッチリとハマっていた
シンプルかつストレートでタイトなテンションもマックス状態で恍惚の領域に達していたさ・・・・
STAのキュートなアキちゃんもずっと聞き惚れていたくらい
誰もがANの虜
拍手喝采

「今の曲、知っています!?・・・
え!?知ってた!?
ああ、よかったあ~((´∀`))
色々と好き勝手やっています」
とここで客席後方に鎮座している知り合いがノブさんをフルネームで呼ぶ
「おいおい、なんでフルネームで言う!!??・・・
個人情報がダダ漏れでしょうや((´∀`))」
「今後のライブの告知をさせてください
11月25日にL9で午後8時から開場のところを9時から出演します
あと12月22日には旭川レジェンドにも出演します
クリスマスのイベント
それではエーエヌ最後の曲はメドレーで
イエイ!!
ノブさんがいつもよりも多めに弾いてくれます((´∀`))」
その通り
イントロのギター・ソロに目が釘付け
「じれったい」
安全地帯15枚目のシングル
1987年4月21日リリース
アルバム「安全地帯Ⅳ~月に濡れたふたり」に収録
オリコンチャートでは最高2位を記録
ウキウキワクワク漲るミディアムパワーソング
見る見るうちに熱を帯びだし、ギターによる歯切れのよいコードカッティングが全体を力強く牽引
この手のタイプの曲でも無限大の才能を発揮する玉置浩二氏
こういう人のことを正真正銘の天才肌というのでしょうね
安全地帯コピーバンドといえば真っ先に「シュガーレス」が思い浮かぶ
ANも独自の味付けで堂々と披露
この頃に差し掛かってくると、肩もほぐれてきてリラックスムードで華麗なるパフォーマンスを提供
また一つ新しい扉を開いた瞬間を目撃だ

そこから「好きさ」
14枚目のシングル
5枚目のオリジナル・アルバム「安全地帯Ⅴ(1位を記録!)」に収録
1986年12月3日リリース
オリコンチャートでは最高ランキング4位を記録
恋する男のやるせないストレートな思いを表現した曲
とっさにノブさんはギターヘッド先に挟み込んでいたカポタストを装着
アキ嬢がこれでもかあ、というほどに「好きさ」を連発
痺れるほどのエキゾチック・ヴォイスでとろけさせてくれます
壮大なメロディ、シンプルな言葉が並ぶサビと聞きどころは満載
アキ嬢は情熱的な歌唱ながらもチャーミングなキャラクターが瑞々しい
男のユーモアの範疇で女性心理を逆なでする唱法を歌い紡ぐ
ANの表現力はピカイチだ
いやらしいくらいに狂おしく、なまめかしく迫るスタイリッシュなアキ嬢真骨頂のヴォーカルが思いっきり炸裂
張りのある伸びやかなる喉は益々磨きがかかった感あり
耳元で囁きかけるように・・・・
(MCも同様だった!)
名曲というものは発表から何年経過しても遜色なく輝いているのですね
ちっとも古臭さを感じさせません
ミュート気味のギターが味わい深い
サスティーン効果も発揮していて印象的
更なる捻りを駆使してきた
ブレイクでいやが上にも興奮を煽るという塩梅だ
エキサイトした観客が口笛をピーピーと吹き鳴らす

これにて終了
ところがそれだけでは終わらせてくれない
当然のごとくアンコールの嵐が吹き荒れる
ただではステージを降りられないよん
「巻きでお願いします
時間もないもので・・・」
中村マスター「あとまだ8分もあるよ!!」((´∀`))


「それでは2018年に公開された映画の劇中歌を・・・・
レディ・ガガが主演のアリー・スター誕生から・・・・」
熱狂の歓声が沸き上がった
「オールウエイズ・リメンバー・アス・ジス・ウェイを歌って終わりたいと思います」
ノブさんがギターのボディをさりげなく叩いてのカウント
これぞ究極の切なく泣かせるバラードの決定版
不覚にも感動に打ち震えてしまった金字塔
より円熟味を増しスケールアップを図る壮大な音絵巻
熟女をエスコートしてチーク・ダンスと洒落こむ紳士も現れた
満を持して隠し玉ともいえる怒涛の旋律が会場中を包み込む
憎いポジションをキープしていたもんだ
これはやはりアキ嬢のリクエストかな!?・・・・
レディ・ガガが彼女に降臨したかのような錯覚を覚えたくらい
まるで自分のオリジナルのような振る舞いも様になっている
効果覿面で説得力もたっぷり
このテイストからバックボーンが透けて見え隠れする
言葉を失うほどの美しき調べ
しっとりとクールで不思議な躍動感が漂う
鋼の涙腺が崩壊寸前さ
それを更に引き立てるべくナチュラルトーンでプレイするノブさんも、なかなか的確にコダワリぬいた、いい仕事をしています
益々の臨場感を醸しだしています
ゾクゾクしてきて目が点になっちゃいました
テクニカルコンビの佇まいにおもわず息を呑む
これほどまでに演じきれたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ
快感という言葉でしか表現できない・・・・
一瞬たりともその音像から目が離せない
流麗に描き出す情景が衝撃だ
フレット上を滑らかに上へ下へと踊る指先
このライブを観ていてマサは羨む
・・・ああ・・・何という贅沢漲る空間
もう大評判
会場のあちこちから感嘆の声が漏れ聞こえてきましたよ
余力を振り絞って右手を差し出しながら身をよじっての熱演
汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない
目まぐるしい起承転結の臨場感
締め括りはやはり一丸となってのエンディングで決まりさ
ラストにふさわしきせめぎ合い
会場全体が一体となっての凄まじき光景
お祭り騒ぎ
ライブならではの醍醐味だね
だからこそ、やめられないライブイベント出演
追随するかのごとく、ギターソロが儚い終焉を告げる
そこから一気呵成に終曲を迎える
自然なアンサンブルは抜群で、バッチリと大団円を迎えた

「どうも今日はありがとうございました
ANでした
まだまだ、この後もイベントは続きますよ
最後までゆっくりと気軽に楽しんでいってください
本日はお誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?これからもこのステージに出たいので、どうぞ、今後共よろしくお願いします
((´∀`*))
興味のある方はぜひともお越しくださいませ
また、ライブイベントの話もあれば、どこでも駆け付けますよ(笑)!!」

安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ
怒涛のアコースティック・ショーはあっという間に終了しちゃったさあ

フィナーレを迎えたANは達成感に満たされて席に戻っていきました
心地よい疲労感も伴って
観客席のあちこちからは賞賛の声が漏れ聞こえてきた
それも致し方ないだろうね
正直な感想なんだもん
完全燃焼でライブは終了
中身は十分に濃厚でエキサイティング
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

本当にお疲れ様でした
感謝感激雨あられだよ((´∀`*))

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・


司会進行役のフジリンも興奮したままでマイクを手に豪快なるアナウンス
「ありがとうございました
ANの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた
やれるだけのことはやりつくした
満足感に溢れたメンバーらを見れば、それも一目瞭然
熱気ムンムンの渦
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このユニットの今後の大躍進にも期待していますよ!
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした

あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ
2人も後のイベントライブを堪能していましたよ
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています
ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時を満喫していってください!!

****この熱量そのままにお次も負けてはいられません
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢だあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
近年復活したABBA で「チキチータ」
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
10CC「アイム・ノット・イン・ラブ」
グラス・ルーツ「恋は二人のハーモニー」
サンタナ「君に捧げるサンバ」

 ****さあ、残すところは4バンドとなりました!!(笑)****
つづく・・・・・



























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恵庭 sound garage/rock de night/purple bringer

2024-10-27 21:22:58 | Live Set List


26日の土曜日は我がど迫力のバンド
purple bringerのライブでした🤠🎶‼️

ブリティッシュ様式美ハードロックバンドの元祖、あのディープパープルをとことん忠実に再現するべく硬派な猛者達が集結したバンドだけにこだわり具合が超半端ない

ライブ会場は隣町・恵庭の老舗でもあるサウンドガレージだから申し分なし
我らの出演順は5バンド中ど真ん中という最も美味しい時間帯
よってメンバー全員がとことんにまで燃え上がりましたよ🔥

という訳でして毎度お馴染みスタンダード連発の中に、伝説の大作「lazy」スタジオバージョンもフル・プレイ!
しかも魂のハイトーンシャウター、リョゴは火花散るソロ攻防の後でブルースハープも堂々と披露!
カッコ良かったよ
存在感が抜群さ
アンコール含めて最早独壇場と化した
いやはやなんとも素晴らしいひと時でした

ドリンクを飲みながら美味しいご馳走も振る舞われたから調子にのっておかわりまでしてしまったあ
ライブ後はとても腹が減るのさ
本当にご馳走様でした😋
お心遣いまでいただきまして何から何までお世話になりました

主催者フジリンと愉快痛快なマスターとのコンビによる男気溢れるパフォーマンスにも圧倒されっ放し😄
「rock de night
at sound garage」
というタイトルはハッタリなんかじゃないぞ、とばかりに全てのバンドがそのジャンルを意識した粋なセトリで臨んできた
痺れる鳥肌もののナンバーが続出で琴線震わされっぱなし

初の恵庭ライブも大盛況😄
イカした対バンの連中、ナイスショットのカメラマン、そして最初から最後まで絶え間なく声援を送り続けてくれたスタッフとオーディエンス
ノリノリのダンサー達
全てにおいて
very special thanksだ!😉❣️🎉

〜purple bringer SET LIST〜
1、burn
2、storm bringer
3、speed king
4、black night
5、lazy
6、space trackin'
7、highway star
…encore…
8、smoke on the water


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VOL,216 FEEL SO GOOD~LIVE in CUBEGARDEN(S・T・A編)PART,2

2024-10-04 18:54:24 | Live Set List


「普段は滅多にやらないんだけど、ここでメンバー紹介をします!」
マサが一人一人を指さして懇切丁寧に愛称を叫ぶ
当然のごとく雷鳴のような歓声が沸き起こる
もっちんが「おいおい、時間がそうとうに押しているよ・・・・」
と後方のドラムセットから言う
「これだけは言わせてくれい
ソーエンでもお馴染み、ニューフェイスのギタリスト前ちゃんだ!」
ビシッとVサインを突き出す前ちゃん
そして近々結婚式を挙げるソプラノサックスのタカ!!」
ちょっとはにかみ気味にお辞儀をするタカ
すかさずアキがキーボードで「結婚行進曲」を弾くという演出
暖かい拍手がタカに贈られた
「おめでとう
幸せになれよ~~!!」

この最中、マエちゃんはギターのチェンジを試みる
テリーはチューニングダウンを施しているのだそうだ
そんなことに気づいたギタリストは皆無だった
よりテリーに近づくために是非ともトライしたいとの要望を受け入れてコーナーを設けたわけさ

****、最終局面を迎えた
白熱のライブ・レポートは、まだまだ続く・・・・・!!!!****

果てしなき怒涛のライブ攻勢なのだ・・・
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存****

「・・・・・今は何時くらいかな?
(チラッと時計を見る)
・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、前ちゃんは素早くエフェクターの操作を終えギターを掲げて小刻みに震わせ来るべきその時を待ちつつも,唸りを発する・・・・・
(段取りは綿密に話し合っていたから余裕があるよん)
「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま
「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)
・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録
こちらもロバート・ラムの作品
この曲がワールドワイドにブレイクをして人気を決定づけた)

マサがマエちゃんの方向を左手で指差すと、ドンピシャのタイミングで「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほどの速さで過激に攻め立てる
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる
追随してアッキー、ミツ、トモちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」
驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動
ノリノリに手拍子を交え、しきりに楽器を振っている

いつの間にかアキちゃんは伝家の宝刀とばかり、黒い真ん丸型タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯、ピョンピョン飛び跳ねているではないか

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 
(この曲でマサは以前にシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動

マエちゃん&マサが両サイドのフロントにて陣取り
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ

ギターが堂々と、必ず数歩ほど飛び出してきて自己主張を図る仕草
野暮ったくってみっともない姿は悲惨の一語に尽きる
やはり花形楽器だもんね

各メンバー達も負けじと大奮闘
なるほど心強き存在感

この曲、マサのリードボーカルに、モッチン&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙

アッキーも延々と、エキサイティングなジャンプを披露しての挑発
礼儀正しく優しい対バンのキーボード奏者も、アッキーの超絶技巧パフォーマンスを楽屋口で称賛していたっけねえ

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行

マエちゃんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう
あろうことか中央に飛び出してきてマサとの絡みまで演じてくれた
カズくんも加わってきて舞台の上下でがっぷり三位一体化を図る
これにはビックリ!
(マサのジーンズは右膝が2か所も破れて穴が開いてしまった・・・・)
「まさかクールでポーカーフェイスの前ちゃんがあそこまで燃え上がるとは思わなかったよ」と言うと
「さすがにあの場面では飛び出さないわけにはいかないぜ」
うーん、マンダム~~((´∀`))
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ここでも秘密兵器オート・ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた
 オフステージの時にマサは前ちゃんに言った
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と
そう言われたマエちゃんもまんざらではない様子)
歴代STAギタリスト中ぶっちぎりのトップクラスでしょう、と太鼓判を押すアッキー

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズを前ちゃんの合図を待ってホーン隊が吹き込む

トドメはホーンセクションによる、きっつい嘶き音で息の根を止める

タカ&トモちゃんも、ウォルター・パラゼイダー顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う
難攻不落なパートなど何のその
パワフルでバカテクの管楽器が3人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ

ウカウカしてなどいられないよ、みんな
ヤワなヤツならば、一瞬で足元をすくわれるさ
マサがベースのネックを観客方向に突き出す
その時、正面に立ってノリノリの可愛い観客が、フレットをポンポンと撫でてくれた
下手袖に控えていたスタッフとは、はしゃぎすぎて激突!((´∀`*))
ミツがさりげなく譜面台を寄せてスペースを空けてくれたので、モッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃
更にはネックを振り回しながら、ホーンセクションのところへも訪れて、一緒に爆笑ダンシング

最近、モッチンが凝っている重ね録りのリズムとフィルを分担したパターン
ユーちゃんとの絡みを実現しようとこれにはひたすら苦慮しているらしい
「よし、うまくいったぞ!」と思い、自宅で改めて聞き返してみると納得がいかないのだとか
超難解な作業だ
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・
しかも、リラックスしながら、ユーちゃんと和気あいあい楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・
これらを最近はユーちゃんのティンバレス(高音部)とのアンサンブルでようやく見事に再現してのけた
恐るべき究極のツワモノ・コンビ誕生の瞬間を目撃した
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ

何が飛び出して、どんな展開になるのか
我々にも皆目見当がつきません
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味だね
やはり役者がヒトアジ違います

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図

尚も前ちゃんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ

撮影スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、ミキサーへは、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーに音作りしてと希望を提出しておきました
相変わらず無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)

プレイしている我々でさえも、痺れちゃうほどの高評価を下したくなる
ステージではドンドン効果を倍増させるべき企みが張り巡らされていく
エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった

多分、数年前の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」
小樽で以前、可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
素早く横でタンバリンを振っているアッキーにベースを手渡して(これは弾けという合図だと勘違いしたらしい
重くて両手がふさがった、とやたらと怒っていた
まあ結果良ければすべてよしだわい((´∀`)))
前方に走り出し「YEAH!!」
一礼して、マサが再びモニター・スピーカーの上に上り、3度目なる豪快空中2段蹴り一閃!!!
着地してからは「押忍」の構えも取り入れた
(カメラ小僧たちが空中浮遊マサ会心のショットを撮ったそうだ
この日、一番の作品だとのこと
皆にも見せびらかせてた((´∀`))
その様を後方からスタンディングドラミング状態でずっと見ていたもっちんは爆笑🤣


「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
存分に暴れさせてもらいましたよ」

興奮状態のアっ子ちん
「あの・・・・ビックリしましたあ・・・・・」
としばらく言葉を失っていた((´∀`))
熱気が漂う豪放磊落な祭りの後の静けさ・・・・・・・・・


****心底、全員にお疲れさまでしたの言葉を送ろう
心地よい疲労感に包まれた
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい((´∀`*))
シカゴの硬派なカバーバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

温かい拍手に感謝です
一通りのご挨拶を済ませて、電源オフ、コードを抜いて後かたずけに取り掛かりはじめるメンバーたち・・・・

これこそがライブならではの醍醐味
真剣勝負の真髄
ある観客からは直々に「セットリストの全曲が申し分なくたまらない・・・」と感想をいただきました
やっぱりあれやこれやと取り上げて大正解でしたなあ
ある程度は、確信犯なんだけどね・・・((´∀`*))

一致団結の賜物
メンバー達の知り合いも見えていたんだけど、STAを見たのは初めてだ、という人が多数いて異口同音に衝撃的だったらしい
(トモちゃんの上司も観覧
何とシカゴ・ファンなのだそうだ!
素晴らしいお方だ!!
タカのお父さんもまたまた来てくれたよ
理想の父親と息子像だね
そのタカは9月14日に晴れてめでたくご結婚しました
改めておめでとうございます!
末永くお幸せにね!!)

もちろん想像以上のパフォーマンスに話題騒然だったことは当然でしょう
多方面からの反響も上々で、益々株があがったね
新体制でのゴールドストーンは、手ごたえも良好
(というか、他でもけっこう同一メンバーで臨んだ試しがないかも・・・(-_-;)

この後には珍しく控えスペースで、メンバー一同が絶えず出入りしているミュージシャン達とリラックスしながら笑いを交えて歓談と写真撮影に勤しむ
マサはファンだというご夫婦に呼ばれてロビーにて写真撮影をこなす
こんな事も今までは滅多にありえなかったことだ

興奮状態の対バンのベーシスト君がマサの元に駆け寄ってきた
「控えめに言わせてください・・・最高でした!!!」
とあるバンドマンも珍しく賛辞を贈ってくれた
「特に鉄壁のホーンセクションには圧倒されました」
「今のSTAは以前とは比較にならないくらいのまとまりで迫力があった
ビックリしちゃったあ
マサさんがとっても嬉しそうに演奏しているのも印象的」と述べていたそうだ
よく見ているもんだねえ
ある対バンからも後日のラインで「・・・受けたよお!」と賛辞を贈ってくれた
だからこそ、これ程度では微塵たりとも、浮かれたり、油断したりできないものだ
身の引き締まる思い
油断大敵
とにもかくにも、嬉しいコメントばかりだね
わかる者には、難しい説明なんて皆無
フィーリングで以心伝心!
大風呂敷を広げている暇なんかあったら、有無をも言わせぬ音を一発でいいからぶちかましてみろよ・・・ってなあもんさ、おらあ!

確実にSTAは良い方向に向かっている
バンド内の輪を台無しにするノイズ人間なんかが介入する余地なんかはなし
笑止千万、有言実行に尽きる
たった今まで演奏していた内容に対する満足感が、ここでのメンバー達の表情に集約されています
手ごたえ溢れる、充実感の証明
当然一人一人、反省点は数々あれど、以前と比較しても飛躍的に伸びてきています

耳の肥えているシビアな対バンや観客達が言うのだから間違いなし
同じ過ちは繰り返さない
それを糧にもっと向上心を養っていこう!

方々からも、膨大な写真や心温まるメッセージを送ってくれました
励みになるなあ
痒いところに手の届く若きプロフェッショナルなスタッフさんたちにも改めて感謝の意を表します



これで今回のライブレポートはすべて終了
((´∀`))

ライブ後のドリンクと食事が至福の味で筆舌に尽くしがたい((´∀`*))


予告編・・・・・
さあ、早くもニューラインナップによるSTAが217回目の10月末、初の恵庭ライブ・イベントに向けて虎視眈々と狙いを定めているよ
(サウンド・ガレージ)
先輩フジリンの企画
めっちゃくちゃ綺麗に改修されて広々としているらしい
お馴染みのガッシリとしたステージは健在
ああ・・・・楽しみ
要注目だ
2024年、後半のSTAも、遠慮なくシカゴを中心としたブラス・ロック道を開拓して前進するのみ!!
実はすでに予定は膨大に進行中!
(来年の2月まで、ほぼスケジュールは埋まりつつある)
まだ見ぬ輝かしい世界がたくさん控えているんだからね
独走態勢を誇っている
また話題を独占するなあ!!
半端なコケ脅しが嫌いなタチなものでしてねえ!!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・STAFF&FAN&OSAMUCHAN&MIURAKUN&AKKOCHAN&KANCHAN&KAZUKUN&SMOKIES&MARICHAN&MI-KO&TANPY&IKU&KEI&FUKUCHAN&UNCLE CATS&RICE BALL&PIZZA&CANDY&GREEN TEA&MINERAL WATER&TAIYOH PARKING&CHOCOLATE&AICHAN&MAX&HAPPY WEDDING&SHIRAYUKISAN&KOBAKIN!!





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VOL,216 FEEL SO GOOD~LIVE in CUBEGARDEN(S・T・A編)PART,1

2024-10-03 16:09:47 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

ステージ備え付けの機材は・・・・
ベースアンプはアンペグ
左右のPAはヤマハ製品
ギターアンプはJCMのマーシャル1ハーフ
スピーカーはトップ
ローランドのJC-120
ドラムセットはブラックのSHELL

ハイ、さてさて皆さま
6番目に出演した、このブログの主役でもある我らSAPPORO・TRANSIT・AUTHORITY
時間をグッと戻して最後にゆっくりとたっぷりお送りすることにしましょう

はい!
さてさて、いよいよもって佳境に差し掛かってきましたよ
皆さま、お次の番だよ
さあさあ、勢いにのって突入
早速いきましょうか!!
ここで満を持してSTAの登場ですよ!!

6,18:40~19:10
「SAPPORO TRANSIT AUTHORITY」
会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中

早いもので残すところ、あと1バンドのみ
楽しいひと時はあっという間に経過しちゃうのさ

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ
話題騒然だけに最早説明は不要です

このブログの主役でもある我らがSTAが登場の時間であります
しかも、最も美味しい時間帯だ((´∀`))

どこで演奏しても浮きまくりのSTA
この日はそれが更に顕著だった・・・・
吹き荒れるホーンセクションという特殊な編成、しかもマニアックなジャンルでもあるもんなあ・・・・
((´∀`))

それでもねえ・・・今回の場所は、STAの拠点でもある札幌市内でして、お気に入りのキューブガーデン・ライブということでメンバー一同力が入っていましたよ
ライブハウスのメッカともいえる
ここは誰もが認めるサッポロ最高のハコですね
大所帯で色々面倒くさいバンドとしては、うってつけで申し分なしだ(^_-)-☆
機材&音響設備、スタッフ達の腕前も超一流です
だって内外問わずプロが多数出演している会場だもん、当たり前だね
(メンバー達は他のバンドでは出演経験はあるけれども、STAとしては意外にも3度目の登場さ!)
今年5月18日(土)以来の出演だ
1回目は今年1月の14日、同じく「FEEL SO GOOD」イベントだった・・・・!
何度もオファーはあったんだけど、大所帯故に中々スケジュールの都合がつかず・・・・。
だからこそ、今回のライブに賭ける意気込みも超半端なかった!
苦節19年にわたって活動してきたことは伊達じゃあない

大所帯故にメンバー達のスケジューリングは毎月大変な作業
今回も夕方以降の希望者がいた
そういう理由で、このタイムテーブルを特別に組んでいただいた次第
主催者の方々にはお手数をかけてしまった・・・・
その分はライブで存分にお返ししますよ
それがロッカーとしての仁義

というわけでして、ずっと新型コロナウィルス感染者数増大にて、近年は延々とライブイベントの中止や延期に見舞われて辟易していましたが、やっとこさ落ち着きの兆候が見えてきましたね
ここは油断せず慎重に行動しながら、モーレツに活躍してきたのさ!
我らがSTAは今年も毎度のごとく紆余曲折を経て、ライブ快進撃で目いっぱいに突き進んできた次第

いつものように一致団結しエネルギー全開でライブに邁進しましたよ
北海道唯一無二のブラスロックバンドとして100%シカゴを中心に濃厚でヘヴィーなサウンドを轟かせました
頼もしき布陣だけに、ちょいこだわりの体力勝負なセットリストを組んでね

まあ、その辺の詳細は後程ごゆっくりと
とにもかくにも、通算216回目のターニング・ポイントを迎えた感が強くて武者震いしちゃいました
新鮮な気持ちでGO!GO!GO!

ステージの入れ替えとサウンドチェックには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
で、STAは後半の部のトップ
よって休憩時間20分を含め30分あった
余裕しゃくしゃくかと思いきや・・・・既に相当な押し状態に陥っているようなのでアっ子ちゃんからすぐにセッティングに入ってください、との通達が届いた
了解だよん!!
ここで時間の調整をはかるようだ(結局、それもあまり効果はなかったようだけど・・・・)

STAはもう常連の顔ぶれが相当に増えてきた
マサ、モッチン、アッキー、タカ、トモちゃん・・・・・
それをきっかけに全てに於いて続々と素晴らしいミュージシャンも参加

さてさて、ゴージャスなるツワモノ達
改めてメンツの紹介をば・・・・・・

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越え、長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ

ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが元気よく復帰した・・・・・
別格のマルチプレイヤーなのに腰の低い好青年
今回トランペットが急遽参加が不可能な事態に・・・・
ずっとトランペットのメンバーを探していたんだけど見つからず
どうしよう・・・と思案を巡らせてみた
以前にチャレンジしたトランペットのパートをミツとタカで振り分けるアイディア
それを振ってみると両者ともに快諾
早速スタジオで個人練習をし出したらしい
その後、タカから「自分がソプラノサックスでトランペットのパートを吹いてみましょうか
まだ一度も本番では吹いたことないのですが・・・・」
もちろんだよん
絶対的な信頼を受けているんだから
実際スタジオでリハしてみると全く違和感がない
これは新たな発見
心強い存在でしょう
もっと早くに取り上げていればよかったねえ
ホッとしたあ
灯台下暗しとはこのことさ
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ

もう一人
札幌で音楽を聴く人ならば知らない人はいないと言われる古くからの知り合い、ソーエンの前ちゃん
北海道ライブ・シーンにおける巨匠かつご意見番とは彼のこと
数多くの1流ミュージシャンたちとも共演していたのだそうです
現在も凄腕どもと火花散るインプロビゼーションを展開中
ギター・パートで猛烈に奮起
彼とは長年スタジオでよく顔を合わせていた
たまに対バンも組んでいた
STA企画「リブレーション」にも出演した
その後、ソーエンのシンガー塚本くんがフラッグで付き合いがある縁でマエちゃんを紹介してもらった
完璧主義の前ちゃん故にブランクのあるギター・リハビリ期間を経てこの度めでたく合流の運びとなった次第
期待してまっせ!

髭を蓄えたパーカッションのユーちゃんはダンディーでラテン系のノリが売りのいぶし銀なナイスガイ
アッキーとはDJの先輩でもある
コミュニティーFM「ラジオ・カロス」で毎週番組を持っています
他にもドラム&パーカッションの講師や、北海道ミュージシャンサークル「エッグ」の副会長でもある
シンガーでもある奥さんは若くて美人だしなあ・・・・
バンドを膨大に掛け持ちしている羨ましきご夫婦

そしてアッキーとの縁で、頼もしきアルトサックスのトモちゃんを新たに迎え入れたことが、去年最大の収穫です
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきているテクニックの持ち主(ミツの折り紙付き)
サックス教室へと熱心に通って益々腕を磨いている
余裕と貫禄の演奏は必見だ
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしているのだそうだ
(好きこそものの上手なれ、とは昔の人うまいことを言った)
特に組曲は大のお気に入り
何という恐るべき努力家
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん
チャーミングなルックスで人気急上昇中!
もう少しで新たな相棒が届くようだよん
待ち遠しいね

マサとは一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
シカゴ好きで意気投合してからは、ずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう)
ファイターズVSヤクルトと応援球団も違う
でも、彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ
9月のシカゴ大阪公演もマサと共にエンジョイした
あちこちから常にひっぱりだこのミツによる、絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀
ちなみにジャンプ競技やモトクロスバイクにも精通しているのだ
この日はシカゴのロゴが胸板に燦然と輝くTシャツをビシッと着こんできた

笑顔が可愛らしいキーボードのアッキーは男顔負けな実力派
毎度おなじみの器用なチャーミング・レディでコーラス、パーカッションも軽くこなす
キュートで華麗なるファッションも楽しみの一つ
マサとはパープル・ブリンガーも率いているアクティブなるスーパーウーマン
自身のライフワーク「マ・シェリ」も含めてね
今年からは念願のラジオDJデビューも華やかに飾った
(第1回のゲストは2週連続マサ!!
今月2回目のゲスト出演も決定済み
当然今回のシカゴ来日公演の話が中心)
何といってもすでに中核のポジションにいる彼女の尽力が大きい
ライブのオファー、メンバー探し、グループライン、フライヤー&ポスターの製作、もちろん音楽的アドバイスにと八面六臂に奔走中
((´∀`*))

心強き相棒のモッチンはマサとリズム・セクション&コーラスに専念
別格の存在でもあるドラマーのモッチンは音楽はもとより人生においても大先輩ゆえにこれからもご贔屓によろしくお願いします
彼は多方面の伝説的なる大御所とも共演
今も尚、休むことなく心境著しい
この日は長年在籍しているバンド、ランチの黒Tシャツを着こんできた

とにかく近年はS・T・A出戻り組みやニューフェイスが特に多くて、懐かしいやら、賑やかやらで盛り上がっています
(しかも各自の、貢献度が絶大!)
S・T・Aの長い歴史の重みを痛感する次第

去年の初夏から、よくもまあこれだけの人材に恵まれてきたSTAってやっぱりもってるよなあ
それ以前が霞んでしまうほどだ

その最強のメンバー達が各ポジションについて、セットアップ、ウオーミングアップ、チューニングに勤しむ
俄然、燃えてきた!
サウンドチェックも無事に終了
(もっちんのアイディアで「フリー」のホーン、コーラス、演奏の流れでダイジェスト・バージョン)

メンバー達に、マサが逐一確認をとる
事細かにマサがスタッフと打ち合わせ
そして彼らの指示に従ったところで、ほどなくして
「さあてと、そろそろいくぜい!!」
覚悟の上でご参加くださいませよ((´∀`*))

前置きが大変長くなってしまいました
焦らしに焦らされ、いよいよ参上だ
泣く子も黙って失禁しちゃう、北海道が誇るベテランロックの存在感に注目せよ
8人という剛腕揃い
来るべきその瞬間を、今か今かと待ち焦がれて感無量の極致だ

皆さん、しっかりとついてきていますか
準備万端整いましたよ
何時でもオーケーのゴーサインが出た

それではそろそろ本格的に「S・T・A」のライブ・レポートと参りましょうか
心して臨め!
必聴!!
瞬き厳禁!!

のっているね~~!
なんまら力が漲ってきたぞ

***MEMBER***
MASA・・・B CHO 
MOCTHIN・・・DR CHO
YUH-CHAN・・・PER
MAECHAN・・・G
AKI・・・KB CHO PER
TAKA・・・SS
TOMOCHAN・・・AS
MITSU・・・TB

***SET LIST***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、ALIVE AGAIN
4、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)
5、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたいことがたくさん)
6、ANXIEETY MOMENT(不安の日々)
7、TO BE FREE(今こそ自由を)
8、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
9、FREE(自由になりたい)
10、25OR6TO4(長い夜)

景気よくライブのスタート!!
まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる
臨場感満点
期待にワクワクするね
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り
(このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう
マサからアイコンタクトを受けてスポットライトを浴びる中で司会進行役も務めている主催者のあっこ嬢が、ステージ上手でマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに発する
(事前にマサが手渡しておいたシナリオをに打ち合わせ通り絶叫気味に読み上げる((´∀`))

「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ
今か今かとお待ちかねの皆さん
いよいよはじまります!
元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
そうですよね
これから極上のステージをお届けして参ります
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染み、北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
盛大なる拍手でお迎えください!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
HEY!
COME ON BABY
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違いの号砲炸裂

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない

すでに掴みはバッチリとオーケーだ

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛
方々からもマジに絶賛の嵐だった

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね」と言ってきた
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれた
ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ

計算されつくした前ちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく

看板ともいえる3管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど3人だとは思えない音圧だよ
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り
なんという高揚感であろうか
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、カルチャーショックを受けたぐらいさ
もちろん良い方向にね
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです
大した度胸の持ち主だ
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトしてやまないジミー・パンコウ師匠からの影響が大きいらしいよ
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを書き直してきて見事に解明したのだそうですよ
すさまじき探求心
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ
不動のポジションなのですよ
悪しからず

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次は新婚タカの出番💛
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのソプラノサックス・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます
一聴しただけで安定感抜群
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ
・・・実はオリジナルのtrumpetソロのところを、タカ自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・
トランぺッターが先述どおり急遽不在ゆえのタカ自らの提案
いついかなる時にでも、才能溢れる素晴らしいプレイヤー
STAの至宝だね
前途洋々、順風満帆

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている

そして第3の男、前ちゃんのギターが火を噴いた
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい

(掛け持ちミュージシャンの前ちゃんは、超売れっ子
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している
これが彼のステージ・スタイルなんだね)
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、究極の稲妻フィルインで拍手喝采
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭に前ちゃんを経て見事な連携で繋がった
ここで繰り出した前ちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました
これぞまさしくロックの原石
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力
トモちゃんからミツを経てタカ、そしてハマピーへのホーンセクションに受け渡す流れへ


マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しい空中2段キックでフィニッシュ
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!

だってさあ、8年ぶりのシカゴ来日記念だから特別豪快に決めてみたわけさ
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然としている

****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと
もちろんその通りだよ
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリと頬が緩むという塩梅さ
半端なく照明が暑いので、とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す
トークも交えてね
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ」
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん
最早定番さ

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨
スタジオではまあまあの出来だった
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア
かえって効果が倍増したよ
これまたご機嫌なメドレー
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この日にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂
(彼女の根性の入り方は筋金入り
メイクもバッチリと施している
ワイルドな黒のスカート・ファッションで統一しているではないか。
最近入手したショッキングピンクのテンガロンハット(ちょっと大きめらしい・・・・)と激レアなAKIKO黒Tシャツも彼女最大のチャームポイント
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした
ところが当時STAに在籍していた久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ
もはや手慣れたもんだよ
これはこれで、斬新で快感
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ
これをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態
感心しきりだった
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた
その結果がここに結実したんだよ
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ
大役を果たしたね
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・
この感動がずっと欲しかったのさ
本物だ
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い
これが生命線なんだから
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ
サビにも奥の深い部分が垣間見えます
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた
黙して語らずのツワモノだね

前ちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
白雪さんの大好物だけに熱狂的なエールを送ってくれた
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れを図った、(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー&モッチン渾身のハーモニー
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト
丁々発止に完奏
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね

トモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた
彼女も毎回シックに衣装を着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日は涼しそうな上下黒の服装にセンスの良いネールや髪型で、いつもにもましてオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている



「NEXT NUMBER・・・・・ALIVEAGAIN!!」
(2021年3月21日ソリッド以来の演奏だ!)
モッチンのスティックから4つ打ちカウント
前ちゃんによるシャープなコード・カッティングがはじけまくる
今は亡き伝説の人テリー・キャスへ捧げられたストレートなるロックンロール。
でもそこは一筋縄ではいかないクセモノバンドのシカゴ
軽快だけどリズム・アクセントがややこしいとはもっちん&前ちゃんの弁
もっちんとアキはこの曲はイマイチ好みではないらしい・・・・
マサにとっては思い出深きターニングポイントともいえる重要な作品
1978年9月発売の12枚目オリジナルアルバム「ホットストリート」のトップを華々しく飾る元気漲るチューン
テリーのあまりにもショッキングな死を乗り越えて再起に賭ける尋常ではない意気込みが随所から伝わってくる
2代目のギタリスト、ドニー・デイカスの加入後ニュー・シカゴは同年10月にこの曲をシングルカットして蘇った
マサはこの曲、ずっと音圧に欠けていて不満を抱いていたのです
(重ね録音の再現ができないので・・・)
最近はマサがリクエストしたホーン・アレンジを加えてくれて解消したのですが、更に今回はキーボードによる歪んだ横綱級コードでバッチリとストレス発散できました
やっぱり、こうでなきゃあね
おのずとマサのボーカルもグッド・ヴァイブレーション
1番と2番の間奏が変拍子なので前ちゃん四苦八苦しながらも見事に克服
マサとアキは目を何度も合わせて、ステージの両サイドで飛び跳ねる
後半に位置するギター・ソロはニュー・パターン
まずは前ちゃんがサスティーンを狙ったメタリックな速弾きソロで、エキセントリックに区切りをつけて先陣を切る
コーラス部の後は今回からマサのアイディアでイントロに再び戻るという戦略
(本家がこの曲を最初にプレイしたころのエンディングはけっこうやぼったいアレンジだった
テレビ放映もされたシカゴの来日公演1曲目でこの曲を演奏した際、ドウイエン・ベイリーのファンキーでトリッキーな存在感がインパクトタップリだった断然こちらのほうが素晴らしい!
それをヒントにした次第)
当初はしっくりと噛み合わなかったんだけど、徐々に固まってきたらS・T・Aの秘めたる可能性とグレード・アップにパアッと光が差してきました
水面下での作戦がやっと功を奏した瞬間なのだ
バッチリと大成功!



「改めまして!
サッポロ・トランジット・オーソリティです
皆さん、楽しんでますか!!
(アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂)
我々は頑固一徹、ブラスロック街道を19年にわたって貫いています
本日はFEEL SO GOODライブ・イベントということでここは申し分のない場所だねえ
ということでして、今回はスペシャル・バージョンですよ
当然100パーセント濃厚なる初期のシカゴでセットリストを組んでいますが、数曲は超絶マニアック
見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))
そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後までよろしく!!
NEXT NUMBER 
・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)
ここでもジャストなタイミングで、モッチンによる軽快な4カウントが即座に空間を痛烈に切り裂く

 ドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい
 でもいろいろとややこしい事情があり、これもしばらくお蔵入りしていたんだけど、昨年末からめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てし無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)
この曲でもリード・ボーカルはマサ
近年トライ中なんだよ
すこぶる苦労しましたよ
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいお茶の子さいさい
クールでニヒリストなミツは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む
真横で負けじとタカもハイノートヒッター。
これにはマサも、毎度のごとく鳥肌が立つのだとか
3管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン3人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる
エンディングでは前ちゃんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)
前ちゃんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね
これってやっぱり丁寧で巧みなる音作りだ
アートの領域に踏み込んだ感あり
特にトーンが美しい
(トモちゃん好みの音なんだそう)
性格や人間性が如実に反映されることを実証してくれた好例
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す

第2楽章はモッチンによる怒涛のフィルインから図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」
 延々と踏み続ける光速バスドラ音が爆発
1分ほどのドラマティック・チャレンジ・ソング
 恋人との出逢いから、想いが交錯して思い悩むストーリーを多分に含んだ不穏さが秀逸
 マサとバックコーラス(モッチン&アッキー)とのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています
猛特訓したもんなあ
努力は決して裏切らないのだ
その成果が花開いた瞬間をシッカリと目撃した
 重量級なタッチで、ベースがごく控えめに奏でられます
 前半の暗い曲調から一転、パアッと霧が晴れたかのような心象表現の役割分担も良い仕事しているなあ

第3楽章「不安の日々」も前曲に引き続きの小曲だけれどインストウルメンタル
(バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンというタイトルが組曲名
初期のシカゴには数多くの組曲があるのですが、その中の最高峰がこれ
現在もライブのハイライトとして必ず取り上げられている)
静かで厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスに印象的なラインを描き上げます
この抒情的な曲を披露するのは7度目
初演奏はヴィニーズバーにて
2度目は記録を紐解くと2019年4月21日(日)の白石区ピグスティ・・・・
「163回のリブレーション」だった
完全に失念していたんだけどね‥‥(-_-;)
メンバーはマサ&ミツ以外違いますしね
あの時の失態がトラウマになっていて長らく封印していたのです
でも今回のメンバー達ならば、と奮い立ち熱烈的に再チャレンジしたのですが、大正解!
バッチリとはまった
期待以上、想像以上の出来でしたね
アッキーもテコ入れに一役かったし
タカが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ流麗なる音色でソプラノサックス・ソロ(ニニ・ロッソ風)を
はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現
迂闊にも鋼の涙腺が決壊しそうになったほど・・・・(´;ω;`)
後半ドラムとバック陣によるタイトな演劇風ユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア
ここでパアッと音世界が華やかに開ける

もっちんの閃きで前曲のラスト音が第6楽章の最初の音になるスリリングな連結アレンジを施した
それがこの「今こそ自由を」
(実は直前のリハまで2音の追加で討論を重ねた
結局はそれも採用で功を奏した)
これも最近から重要なレパートリーとして晴れて蘇った
新たな息吹を目いっぱいに吹き込んでね
ここの曲も1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストウルメンタル
この箇所も今回のライブでは全員にとって引き攣る難関
目まぐるしく襲いかかる落とし穴を通過してようやく辿り着いた
序盤の想像を絶するアクセントはモッチンも指摘していたけど、最大のトラップ
テンションマックスのシーン
何度も訪れる難所でもあり見せ場だ
ボンゾスタイルの爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる
とにもかくにも、入り組んだ展開だから生半可な気持ちでトライしたらば即座に木っ端みじんなのだ
コロコロと景色の変動に忙殺される・・・・正直な話が予測不可能なプログレッシブ
究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによる捻りの効いた珍しきユニゾンライン
これを2人はものの見事にやってのけたのだ!
スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう
バッチリとパーフェクトにはまり込んで乗り切ったよ
一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿にゾクゾクと戦慄が走ったものです
ご本家同様にマサ&ミツは堂々とコブシを突き上げてのハイタッチだ
一切打ち合わせ無しのぶっつけ本番のサプライズ
気合も十分にバッチリ
阿吽の呼吸で
「やったあ!!」
磨きがかかってきて冴え渡る音色
実はこれもお約束で見せ場の一つ
アッキーはその様を見ていてとっても羨ましかったんだってさあ((´∀`))
両手を叩きながら喜び勇んで何度も飛び跳ねていた
「自分も一緒にやりたい!!」だって
ここさえ乗り切れば、もうこのライブはいただいたも同然
大船にのったつもりで、突破していこう
まだまだ続くデンジャーゾーン!

壮大なる組曲の最終楽章(第7楽章)も1分少々の「愛は限りなく」だ
原題は「NOW MORE THAN EVER」
シカゴ1970年リリースのセカンドアルバム「シカゴ(邦題はシカゴと23の誓い)」に収録
ジェームス・パンコウの作品
濃厚この上なきラブストーリーからの抜粋
目まぐるしく変化に富んだ独走態勢を誇る集大成
ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにパーカッション&コーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、今までならばしみじみ心から願っていたんだけど、この日はモッチン&アッキーがその両方を心置きなくこなしてくれた
念願成就
想いは叶うものなんだねえ
それもふんだんにさ
初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック
地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなモッチンのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ
気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲
(エンディングではジェフ・ポーカロ風にすっくと立ち上がって連打をぶちかますモッチンは・・・・20カウント引っ張ってと希望を提出)
マサとアイコンタクトを交し合って2度目のジャンピング2段キックでTHE END
出血サーヴィスときたもんだ
最後の1音に到達し終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態
一息入れてから拍手が
どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた
そうなのです、難しいのですよ(笑)
大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ
だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでなおさらのことだね・・・・



「これらをカバーしているバンドはまずいないでしょう
じゃあ、調子にのってもう一発いきます
熱冷ましとばかりに場面転換・・・・・
と、油断をさせておいて((´∀`))
まだまだ、強烈なる傑作をお送りしたいと思います!!
この後に控えしは・・・・
立て続けに、いかしたやついくよ~!
隠れシカゴファン垂涎ものの 残り2曲、一気に攻め込みます!
聞いてください・・・・・
フリー!!!
(邦題は、自由になりたい
オリジナル・アルバムのシカゴⅢに収録
シングル・カットもされた
ロバート・ラムの作品
彼は甘いポップソングからこのようなハードロックまでジャンルの壁など軽く超越するほどにコンポーザーの手腕をフルに発揮する
シカゴの顔といえば彼の事
この意見に異議を唱える人など、どこにも存在しないでしょうよ)」
モッチン怒涛のテクニカルでキレッキレなフィルインから、図太いドラム音が不気味に炸裂
強烈なアクセントを目印に、マサがモニターぎりぎりまで駆け出してきて「1・2・3--!!」
 実験的要素満載なチャレンジ・ソング
実はタメの効いたイントロのドラミングは、トリス・インボーデンによるもの
あまり深く考えないで、目印代わりに説明を兼ねてマサがモッチンに聞かせたライブバージョン
「おお!これは、かっこいいねえ
いかにもスタジオ・ミュージシャンが叩きそうなオカズ!」
これをサラッと最初のスタジオ・リハで再現してくれたものだから、再度モッチンの実力を痛感した次第さ
素直にリスペクトしちゃうよ
だって、今までにこの難攻不落なフレーズをプレイしたドラマーは一人もいなかったんだから・・・
もっともっとと追加フレーズで膨らんでいった
で、歌に入る瞬間のホーンセクション吹込みがないことをトモちゃんがズバリと言い放った
そうだよねえ
ずっと聞こえていたのに不思議とずっとそれを言うものが現れなかった次第
驚愕的に感動モノさ
今回のバージョンは手前みそながらも最高傑作な仕上がりだったと思う
さてさて、2分ちょっとの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の中間パートに突入
 世の若者達の悩める想いが交錯するストーリーを多分に含んだ不穏な展開が秀逸
 マサとバックコーラス(モッチン&アキ)とのコントラストがソウルフルなる様相をも呈しています
喉が張り裂けんばかりの泥臭い雄叫びリフレイン
時折ゴスペルチックな合いの手でも、魂の絶叫を重ねる
重量級なタッチで、ベース&ギターがストレート且つごく控えめに奏でられます
 疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、変態チックなリズムの鬩ぎ合い!
イントロ、エンディング、そして中間部分における変則的な流れはリズムセクションの真骨頂
スタジオ最終リハ時でも、全員が徹底的にこだわって取り組んだ箇所
ホーン隊は幾度もテンポダウンを希望しながら、なぞっていたもんね
本番での完成度はいかがだったかな!?
何度もマサとアッキー、モッチンとで意見を交わす
ホーンの3人も徹底的に特訓に次ぐ猛特訓
これに挑みかかる情熱は全員が同じ
完全パートスコアをマサが送ると前ちゃんがコードを把握
これにて光明が見えてきた
ラインで数度のやりとりをしてマサのベースフレーズに修正箇所を施す
これでパーフェクト
前ちゃんのエキセントリックなる采配で問題をクリアした
大した男だぜ、彼は
それにつけても本家シカゴの手強さには舌を巻いちゃうね
ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング
息も絶え絶え・・・・
アバンギャルドこの上ないね
今度機会があれば、本家本元のヒステリックなる長尺ライブ・バージョンにも挑んでみたいなあ
(ミツがチラッとそこのフレーズを吹いてくれた)
ちょっと間をおいて、会場から「凄い!!」と声援が飛んできた



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