大助の駆けある記

日本共産党・木佐木大助の山口県議会通信

「いのちに格差」のない政治に

2010年06月17日 | 記事

Dvc00133  つかの間の半日休暇。ツレアイを強引に連れ出して、「いのちの山河…日本の青空2」を宇部市まで観に行ってきました。

 今から55年前、ちょうど私が生まれた年。昭和30年を前後して、憲法25条を高く掲げ、人と命の尊厳を何より大切にして住民とともに闘った「生命村長」・岩手県沢内村の深沢村長の物語です。

 以前から「村長ありき…沢内村深沢晟雄の生涯」や、その後を引き継いだ村民達の苦闘のドラマ「沢内村奮戦記」など各種文献、何より町議時代のツレアイが、議会視察に行って以来寝ても覚めてもウワゴトのように呟いていた「サワウチムラ」にやっと来れた!の思いです。

 医師不足や財政赤字などによる地域医療の崩壊、さらに後期高齢者医療制度への怒り、格差と貧困の広がりなど、半世紀の時空を超えて、まさに今に生きる私達に、問いかけ励ます人間讃歌の映画で、感涙の涙涙で映画館を後にしました。

 この映画を上映するために尽力された山口民医連のみなさんに感謝します。
今からでも遅くはありません。ぜひ観て闘うエネルギーを充填しましょう。

 時あたかも北九州で、生活保護の老齢加算の廃止は憲法違反だとして闘っていた「生存権裁判」で、福岡高裁が逆転勝訴しました!

 憲法という大義を掲げた沢内村の闘いは、連綿と今日に続いています。

 映画ポスターのスローガンは、「いのちに格差があってはならない」です。
 この願い、政治に生かすため全力で頑張ります。


仁比さんと心ひとつに

2010年06月17日 | 記事

Dvc00131_2   6月15日、参院選公示を一週間後に控えて、最後の候補者会議が岡山市で開かれました。

 「普天間」「政治とカネ」「命とくらし」の問題で、公約を裏切り、国民から激しい怒りとレッドカードを突き付けられ退場した鳩山前政権。代って登場した菅新政権も、これまでの反省も責任への自覚無しの居直りに終始し、むしろ「アメリカいいなり財界大企業中心の政治」へブレることなく正面突破をはかろうとする姿勢をあらわにしてきた中での候補者会議で、各県での論戦の様子も交流でき、大変勉強になる会議でした。政見放送のリハーサルも行われ、5人それぞれの個性や持ち味たっぷりで、楽しい会議になりました。

 別れ際、「本番突入」「今生の別れ」とばかり急遽、写真を撮ることになり、土砂降り の雨の中、岡山県委員会の車庫で撮ったのがこれです。右から…岡山県の垣内雄一さん。鳥取県の岩永なおゆきさん。真ん中に聳えるのは広島県の大西オサムさんです。そしてその隣が島根県の石飛いくひささんで、左端が山口県の私。

 終わったとたん鳥取の岩永さんが、『つきぬけん、五人のこぶし、梅雨の空』と一句詠みあげ、返して私が『仁比そうへいさんと心一つに』と結びました。(せっかくの名句をだめにしたかも…)

 明日は、危険で環境破壊の原発建設問題で揺れる上関町入り。祝島に上陸します。