つかの間の半日休暇。ツレアイを強引に連れ出して、「いのちの山河…日本の青空2」を宇部市まで観に行ってきました。
今から55年前、ちょうど私が生まれた年。昭和30年を前後して、憲法25条を高く掲げ、人と命の尊厳を何より大切にして住民とともに闘った「生命村長」・岩手県沢内村の深沢村長の物語です。
以前から「村長ありき…沢内村深沢晟雄の生涯」や、その後を引き継いだ村民達の苦闘のドラマ「沢内村奮戦記」など各種文献、何より町議時代のツレアイが、議会視察に行って以来寝ても覚めてもウワゴトのように呟いていた「サワウチムラ」にやっと来れた!の思いです。
医師不足や財政赤字などによる地域医療の崩壊、さらに後期高齢者医療制度への怒り、格差と貧困の広がりなど、半世紀の時空を超えて、まさに今に生きる私達に、問いかけ励ます人間讃歌の映画で、感涙の涙涙で映画館を後にしました。
この映画を上映するために尽力された山口民医連のみなさんに感謝します。
今からでも遅くはありません。ぜひ観て闘うエネルギーを充填しましょう。
時あたかも北九州で、生活保護の老齢加算の廃止は憲法違反だとして闘っていた「生存権裁判」で、福岡高裁が逆転勝訴しました!
憲法という大義を掲げた沢内村の闘いは、連綿と今日に続いています。
映画ポスターのスローガンは、「いのちに格差があってはならない」です。
この願い、政治に生かすため全力で頑張ります。