■国連韓国も無視・拒否か…「足下の県」の政治判断
朝鮮学校に対する補助金廃止は、3年前の第2次安倍政権の発足を受け、当時の故山本前知事が、「総理の足下の県」と言い放って、まず最初に手を付けた極めて不当な政治判断であり、村岡知事もそれを、そのまま引き継いでいる重大問題だ。
県は廃止理由について、「①朝鮮学校を高校授業料無償化の対象外とした国の考え方、②補助金支給の他県の動向、③北朝鮮の様々な行動に対する国際社会からの批判」など、「様々な状況を総合的に勘案したことによる」と説明している。
これらの理由で、補助金交付を中止したことは、日本も批准している「子どもの権利条約」や「国連人権規約」を無視し、「人種差別撤廃条約委員会」からの勧告を拒否する対応だ。子どもたちの民族的アイデンティティーを奪うことは許されない。
日本国政府の公式な立場である村山五〇年談話・小泉六〇年談話で表明された、戦前日本が行った「侵略と植民地支配」の犠牲者の3世・4世の子供達に対する、差別とイジメへの加担ではないか。答弁を求める。
二〇〇四年山口県議会は、「国連勧告を尊重し、外国人学校・生徒への処遇改善を求める意見書」を全会一致で採択した。ここでは、「他民族のアイデンティティーを尊重し、教育機会の均等を図ることは、国際交流において欠かせない貴重な意義を持つ」と強調している。
まさに、「補助金交付要綱」の精神に合致しているではないか。
戦後七〇年の大きな節目の時だ。「国際交流や他文化共生」の役割を担って、頑張っている朝鮮学校の児童や生徒に罪はない。一刻も早く補助金復活が必要な時ではないか。知事の英断を求める。(答弁は省略)
■「ベトナム友好促進議連」の訪問に参加しました
アメリカによるベトナム侵略戦争に勝利して40年。日本帝国主義の植民地支配からの解放70年…。大きな節目の年を迎え、赤い垂れ幕やスローガンが林立するベトナム南部・ホーチミン市と隣接するビンズン省を訪問しました。
これは昨年十二月、山口県とビンズン省が友好・協力の覚書を交わし本格的に交流を進めるために、村岡知事と畑原議長以下県当局十一名と、山口県議会の「ベトナム友好促進議員連盟」十六名(自民系十四・民主一・共産党の木佐木) が視察・調査訪問したものです。
サイゴン山口県人会との懇親やビンズン省の総合学習センター、山口大学との交流が始まった東部国際大学、「市場経済通じて社会主義建設めざす」象徴として様々な矛盾や困難かかえつつも発展著しいビンズン新都市建設や工業団地など、日本共産党議員の目として視察できたことは、とても勉強になりました。
ビンズン省人民委員会と人民議会も訪問し意見交換も行いました。
歓迎夕食会では…ベトナム共産党ビンズン省委員会のマイ・テー・チュン書記長(62才)と挨拶を交わし、大いに盛り上がりました。
一九七五年四月三〇日のサイゴン解放の瞬間…私は大学2年、テレビの前で固唾をのみながら見守っていましたが、マイ書記長は、山岳地帯の砲兵将校として闘っていたそうです。
その後も、ポルポト支配のカンボジアとの自衛戦争や、中国軍によるベトナム侵攻など、ベトナムは統一後も闘い続けてきましたが、一貫してベトナムとの連帯を明確に打ち出してきた日本共産党への深い信頼を、強調されました。
マイ書記長は、この間定期的に行われている、日本共産党とベトナム共産党の理論交流も当然ご存じで、「これからもしっかり学び生かしていきたい」とのこと。
さらに「資本主義の牙城の日本で、日本共産党の発展を願います」と、激励を受けたことも、嬉しいことでした。
■安保関連法案に疑問を呈する…下関市立大学有志の会
8月2 1 日、下関市立大学の教員6氏が呼びかけ人となった「安全保障関連法案に疑問を呈する下関市立大学有志の会」が、下関市役所で記者会見し、安保関連法案の廃案を求める声明を発表しました。
声明は、「政府与党が改めて国民の声に謙虚に耳を傾けること、十分な理解を得られたとは到底言えない安保関連法案を廃案とすること」などが最低限必要と述べています。
会見で、水谷教授は「我々が生きるベースにあるのが憲法。これに違反する法律がつくられたら何を信じればいいのか」と厳しく批判。関野教授は「『疑問を呈する』ことで、(安保関連法案の) 話し合いはまだ終わっていない、数の力で押し切り続けることはできないという思いを示したい」と述べました。
今後は、大学関係者に賛同を募りながら教員や学生、市民とともに議論し学ぶ場をもち、他大学との連携も図っていきたいとしています。
◆小林節教授の講演会
・9月5日(土)13:30開会・長門市油谷ラポールゆや
憲法審査会で「戦争法案は憲法違反」と断罪した小林さんが、安倍さんの地元・長門市油谷に乗り込んできます。
「兵戈無用=憲法九条」と頑張る宗教者の方々とのコラボ講演会です。
緊迫した情勢の中での絶好の講演会です。ぜひ皆さんご参加を。
朝鮮学校に対する補助金廃止は、3年前の第2次安倍政権の発足を受け、当時の故山本前知事が、「総理の足下の県」と言い放って、まず最初に手を付けた極めて不当な政治判断であり、村岡知事もそれを、そのまま引き継いでいる重大問題だ。
県は廃止理由について、「①朝鮮学校を高校授業料無償化の対象外とした国の考え方、②補助金支給の他県の動向、③北朝鮮の様々な行動に対する国際社会からの批判」など、「様々な状況を総合的に勘案したことによる」と説明している。
これらの理由で、補助金交付を中止したことは、日本も批准している「子どもの権利条約」や「国連人権規約」を無視し、「人種差別撤廃条約委員会」からの勧告を拒否する対応だ。子どもたちの民族的アイデンティティーを奪うことは許されない。
日本国政府の公式な立場である村山五〇年談話・小泉六〇年談話で表明された、戦前日本が行った「侵略と植民地支配」の犠牲者の3世・4世の子供達に対する、差別とイジメへの加担ではないか。答弁を求める。
二〇〇四年山口県議会は、「国連勧告を尊重し、外国人学校・生徒への処遇改善を求める意見書」を全会一致で採択した。ここでは、「他民族のアイデンティティーを尊重し、教育機会の均等を図ることは、国際交流において欠かせない貴重な意義を持つ」と強調している。
まさに、「補助金交付要綱」の精神に合致しているではないか。
戦後七〇年の大きな節目の時だ。「国際交流や他文化共生」の役割を担って、頑張っている朝鮮学校の児童や生徒に罪はない。一刻も早く補助金復活が必要な時ではないか。知事の英断を求める。(答弁は省略)
■「ベトナム友好促進議連」の訪問に参加しました
アメリカによるベトナム侵略戦争に勝利して40年。日本帝国主義の植民地支配からの解放70年…。大きな節目の年を迎え、赤い垂れ幕やスローガンが林立するベトナム南部・ホーチミン市と隣接するビンズン省を訪問しました。
これは昨年十二月、山口県とビンズン省が友好・協力の覚書を交わし本格的に交流を進めるために、村岡知事と畑原議長以下県当局十一名と、山口県議会の「ベトナム友好促進議員連盟」十六名(自民系十四・民主一・共産党の木佐木) が視察・調査訪問したものです。
サイゴン山口県人会との懇親やビンズン省の総合学習センター、山口大学との交流が始まった東部国際大学、「市場経済通じて社会主義建設めざす」象徴として様々な矛盾や困難かかえつつも発展著しいビンズン新都市建設や工業団地など、日本共産党議員の目として視察できたことは、とても勉強になりました。
ビンズン省人民委員会と人民議会も訪問し意見交換も行いました。
歓迎夕食会では…ベトナム共産党ビンズン省委員会のマイ・テー・チュン書記長(62才)と挨拶を交わし、大いに盛り上がりました。
一九七五年四月三〇日のサイゴン解放の瞬間…私は大学2年、テレビの前で固唾をのみながら見守っていましたが、マイ書記長は、山岳地帯の砲兵将校として闘っていたそうです。
その後も、ポルポト支配のカンボジアとの自衛戦争や、中国軍によるベトナム侵攻など、ベトナムは統一後も闘い続けてきましたが、一貫してベトナムとの連帯を明確に打ち出してきた日本共産党への深い信頼を、強調されました。
マイ書記長は、この間定期的に行われている、日本共産党とベトナム共産党の理論交流も当然ご存じで、「これからもしっかり学び生かしていきたい」とのこと。
さらに「資本主義の牙城の日本で、日本共産党の発展を願います」と、激励を受けたことも、嬉しいことでした。
■安保関連法案に疑問を呈する…下関市立大学有志の会
8月2 1 日、下関市立大学の教員6氏が呼びかけ人となった「安全保障関連法案に疑問を呈する下関市立大学有志の会」が、下関市役所で記者会見し、安保関連法案の廃案を求める声明を発表しました。
声明は、「政府与党が改めて国民の声に謙虚に耳を傾けること、十分な理解を得られたとは到底言えない安保関連法案を廃案とすること」などが最低限必要と述べています。
会見で、水谷教授は「我々が生きるベースにあるのが憲法。これに違反する法律がつくられたら何を信じればいいのか」と厳しく批判。関野教授は「『疑問を呈する』ことで、(安保関連法案の) 話し合いはまだ終わっていない、数の力で押し切り続けることはできないという思いを示したい」と述べました。
今後は、大学関係者に賛同を募りながら教員や学生、市民とともに議論し学ぶ場をもち、他大学との連携も図っていきたいとしています。
◆小林節教授の講演会
・9月5日(土)13:30開会・長門市油谷ラポールゆや
憲法審査会で「戦争法案は憲法違反」と断罪した小林さんが、安倍さんの地元・長門市油谷に乗り込んできます。
「兵戈無用=憲法九条」と頑張る宗教者の方々とのコラボ講演会です。
緊迫した情勢の中での絶好の講演会です。ぜひ皆さんご参加を。