山口県は2月15日、2011年度一般会計当初予算案を発表しました。
予算規模は7464億円(前年度当初比352億円、5%増)と近年にない大型予算となりました。二井関成県知事は発表会見で、県民生活向上めざす「加速化プラン」と「県政集中改革」の「総仕上げ予算」と強調しました。
しかし、民主党政権のマニュフェスト破りで困難を増している県民生活への支援は後回しする一方、これまでのムダづかいで生じた「公社」の大借金の穴埋めに334億円も投じる“大失政の尻ぬぐい予算”となっています。
■財政運用転換すれば・・・暮らし・福祉の拡充は十分できます
県民の願い実現に背をむける時、いつも使う二井知事の常套句…「何か新しいことをするには、どこかを削らざるをえない」…このセリフに何の根拠もないことが、二月県議会に提案された今年度一般会計最終補正予算でも、実証されました。
歳入の柱である県税収入は、当初見込みより101億円も増額。なかでも法人県民税は38億円(25%)増額補正されました。地方交付税も46億円(2・8%)増えています。
一方、歳出では、県民生活と地域経済に密接にかかわる民生費は68億円、衛生費52億円、労働費10億円、土木費59億円、教育費13億円と合わせて203億円も使い残しています。
●このお金を使えば・・・
民生費68億円あれば、国保料の一人1万円引き下げや介護保険の利用料負担の軽減、福祉医療費助成制度の一部負担金の廃止、乳幼児医療費助成制度の小学校卒業までの拡充など、県民要求を実現できます。
教育費13億円あれば、小中学校の耐震化を促進するための財政支援、灯油代や備品代など需要費の増額、非正規職員の正規雇用など教育条件の拡充も大きくすすみます。
●欺瞞的な財政運営やめて、県民本位の県政を
年度当初には、歳入を厳しく見込んで「財源不足」を強調し、年度末には、歳入を増やし、貴重な予算は大幅に使い残す…こんな財政運営は、県民への「欺瞞的な行為」です。
新年度予算案をみても、県税収入は、今年度当初費で58億円(4・3%)増の1396億円を計上しています。なかでも大企業を中心に業績回復が見込まれると、法人二税は24%増の254億円を見込んでいます。しかし、今年度の法人二税の最終見込み250億円と比較すると、4億円(わずか1・6%)の増にとどめています。
「歳入を厳しく見込むのは常識」などと県は弁明していますが、県民生活に密接にかかわる分野では巨額の使い残したままでは、説得力はまったくありません。
財源はあります。県民のくらしや福祉、教育や医療を応援する財政運営に転換すべきです。
ご一緒に力を合わせて県民要求を実現していきましょう。
■市田書記局長が下関にやってきます
3月12日(土)・・午後5時開場 下関市生涯学習プラザ(元文化会館)
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県議選必勝にむけて市田書記局長が下関に駆けつけます。何としても勝ち上がるために全力で頑張ります。ぜひ多数ご参加ください。