大助の駆けある記

日本共産党・木佐木大助の山口県議会通信

鳩山辞任表明から一週間

2010年06月09日 | 記事

Dvc00100  鳩山辞任表明から一週間、菅連立政権発足から2日目の9日、県内主要都市部での街宣終えて島根県境、念願の山口市阿東町に入りました。4月の合併市議選で体を張って頑張った西村芳和・元阿東町議が元気に迎え入れてくれました。

 市議選で、西村さんに投票した人も入れなかった人も、「引き続き住民が主人公の立場で頑張ります」「モノ言えぬ党と候補者でいいのか」との訴えに、「共産党、今度はガンバレ」「力が足らなくて申し訳なかった」など、次々と激励が寄せられました。

 写真はこの阿東町で、チェーンソー・アートで世界グランプリ第2位を獲得したお宅を訪問した時のものです。

・・・・・・

 この山間部の阿東まで、マスコミの若手記者さんが追っかけ取材。先日発足した菅内閣について感想を求められました。以下はその要旨です。

・・・・・

「鳩山政権は、普天間、暮らし、『政治とカネ』の問題で国民の期待を裏切り、退陣に追い込まれたわけですが、菅さんの内閣にはその反省と問題の打開の方向がまったく見えません。米軍普天間基地問題では、いの一番に米国に電話をかけ、沖縄・名護市辺野古に新基地を押し付ける日米合意を堅持し推進することを表明しました。

 『政治とカネ』の問題でも、民主党の枝野幸男・新幹事長が7日の会見で、『小沢さんが幹事長を辞めたことにより一定の政治的なけじめがつけられた』などと言って、疑惑の真相究明に背を向ける発言をしています。これでどうして『クリーンな政治』と言えるでしょうか。国民はだまされません。

Dvc00096_2  さらに暮らしの問題でも、法人税減税、消費税増税の方向が、次々打ち出されていますし、民意を反映する比例代表の80削減も再び公然と言われ始めました。

 これでは、鳩山さん小沢さんをカーテンの向こうに隠しただけで、これまでの政治とまったく中身は変わりません。問われているのは、「国民の立場に立ってアメリカや大企業にモノが言えるかどうか」です。ここに堂々とモノを言わない限り、暮らしも経済もよくなりません。平和の問題でも打開の方向を見いだせません。