「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<792>今更ながら・・・チュモンの結婚式

2009年05月22日 | 韓国・韓国語
 今更の話だが・・・昨年2008年3月15日に、『朱蒙』『ロビイスト』の撮影を終えたソン・イルグクssiは、現在、釜山地方裁判所の判事であるチョン・スンヨンssiと結婚されている。

 普通なら、最もHOTで幸せな蜜月となる時期に、次の出演作と決めた『風の国』に備え、7kgものダイエットをしたそうだ。

 6月の職場の健康診断を前に「ダイエットしなきゃなぁ~」とつぶやきながら、お菓子をつまみつつ、ただただ感心してるぐるくん・・・(^^;)


 イルグクssiのオンマは、女優で国家議員と言う女丈夫・・・お嫁さん選びもオンマのお眼鏡にかなう女性じゃなきゃ、お許しがでないんじゃないかなぁ~と勝手に想像していたw

 ソウル広壮洞(クァンジャンドン)のシェラトン・グランド・ウォーカーヒルホテルで行われた結婚式には、2000人余りが列席したそうだが、すべた非公開で行われたと言う。

 

  
 最近の一般的な韓国の結婚式は、新郎新婦はタキシードとウェディングドレス姿で、まず「チャペル形式(結婚式場の中にある部屋をチャペル風にして行う場合が多い)」で行い、その後、伝統形式で行う「幣帛(ペベク)」を行うそうだ。

 「チェペル形式」の式は、両親、親戚、友達、上司、同僚などあらゆる知り合いが参加する事が出来て、日本のような招待を受けた人だけが参加すると言うシステムはないそうだ。

 新婦は、お父さんのエスコートでバージン・ロードを歩いて入場。

 韓国では、この感動的なシーンでも、お構いなしでおしゃべりに夢中な人が多いそうだw


 神父の誓いの挨拶等が終わると、主役のお二人とご両親が出てきて、列席者にご挨拶。

 その後、新郎新婦の退場で結婚式が終了。

 30分にも満たない式だそうだ、

 で、この後、親族だけで韓国式の結婚式「幣帛(ペベク)」が、別室で行われるそうだ。

 やはり、30分くらいの式だそうだが、新郎新婦は韓国伝統服(韓服)に着替え、少し厳かに執り行われると言う。

 本来は、 新婦が舅と姑に簡単な食べ物を捧げ、四回拝礼(チョル)をして、婚家と婚家の祖先に対しての尊敬と忠節の示す意味の礼式だった。


 国民スターであるイルグクssiは、規模はもちろんの事、やはり格式を重んじたようで、専門家もプロデュースに加わった伝統な結婚式だったそうだ。

 

 主礼は、中央大学校のパク・ボムン総長、司会は、イルグクssiのオンマが主催している「金佐鎮将軍記念事業会」で活動し、イルグクssiの親友でもある放送人イン・スンイルssiが司会を務めたそうだ。

 
 
 新郎が雁を伝える儀式「伝雁礼」、新郎新婦が互いにお辞儀を交わす「交拝礼」、杯を手に誓いを立てる「誓天地礼」などが、古式に則り執った礼式が行なわれたそうだ。

 婚礼音楽の総指揮は、中央大学校国楽学部のキム・ジェヨン教授が担当し、お祝いの歌は、国立唱劇団のパク・エリssiとジャズシンガーのユン・ヒジョンssiが歌ったそうだ。

 

 また、式のお料理も伝統の味を活かし、ワインの代わりに伝統酒、ステーキの代わりに和合を意味するビビンバが採用されたそうだ。

 式が行われたウォーカーヒルホテルの「ビスタホール」以外にも、「むくげホール」「グランドホール」など、全てを貸切って、多くの来客をお迎えしたと言う。

 夕方6時からスタートしたと言う結婚式だが、これも陰陽思想から選ばれた時間帯のようだ。

つまり、世の中の道理の二つの根本要素を「陽」と「陰」とする陰陽思想では、「結婚」を「陽(男性)」と「陰(女性)」との完全な結び合いと均衡であるとしている。

 そこで、明るさ(昼)と暗さ(夜)との間の均衡を象徴する為、結婚式を夕暮れに行うそうだ。

 ドラマ『宮』でもシン君とチェギョンの国婚式の際、シン君が抱えていた生きた鳥がチョー気になっていたが・・・新郎が、貞節や夫婦仲の良さなどを象徴する一対の「木彫の雁」を新婦の家に持参し、新婦の母にチョルを捧げる「伝雁礼」または「奠雁礼」と言う礼式がある。

 この 一対の木彫の雁は、新郎と新婦を表し、夫婦が結婚生活で守るべきいくつかの事を象徴していると言う。

 雁のつがいは、生涯相手を替えず、万が一、相手が死んでも残された一羽は死ぬまで新しい相手を迎え入れないと言われ、また、飛ぶ時も秩序良く飛ぶ事から、夫唱婦随の模範と象徴となったようだ。

 

 新郎新婦間で行われる「交拝礼」。

 今じゃ考えられないけれど、結婚式当日に初めて対面した新郎新婦が、それそれの介添え人二名づつを従え、膝をついて向かい合ったそうだ。

 新郎、新婦の介添えが、新郎、新婦の手を洗い、清める。

 まず、新婦が新郎に二回チョルをし、これに対し新郎も一回チョルをする。

 再び、新婦が新郎に二回チョルをして、 新郎が一回チョル。

 このチョルは、お互いに対しての「許可」と「約束」を示すそうだ。


 日本の神式で行われる三々九度にあたる「合杯礼(ハッグンレ)」は、お酒を飲む事で、新しい夫婦としての縁と調和を象徴する礼式だそうだが、地域によって違いがあり、大体2タイプに分類されると言う。

 一つは、仲間たちが杯を新郎新婦に渡し、新郎新婦が同じ杯で飲む。

 もう一つは、新郎新婦とがそれぞれ瓢箪を半分に割ったもので飲む。

 それぞれの瓢箪を合わせる事で、一つの完全な形になる事から、不完全な半分だった新郎新婦が、結婚を通じ、完全な一つとなるとい言う意味があると言う。

 礼式は、まず、新郎が杯に注がれた酒を飲む。

 次は、新婦に・・・唇を潤したり、飲むふりをする。(飲んじゃだめなのかな?w)

 再度、新郎が杯を開け、新婦がフリwを・・・

 それから新郎新婦とが一緒に両親に、ご先祖様に、お客様にと三回チョルを捧げて終了。

 

 才女のお嫁さんを飛び越え・・・新郎イルグクssiを観察w

 「紗帽冠帯(サモクァンデ)」と呼ばれる新郎の装束は、朝鮮時代の宮中の下級管理の官服(クァンボク)に似ているそうだ。

 男性も上着は「チョゴリ」。

 ズボンは、「パジ」と呼ばれる。

 この上に、元々、文・武官が日々、宮中で執務を行う際に着ていたと言う「タンリョンボ(団領袍)」を着て、腰に帯を締める。

 大体、青い色や赤みがかった茶色で、胸の中央部分に二匹の紅鶴が刺繍されているそうだ。

 官服では、正三品以上の階級の官僚は「紅」、従三品以下は「青」と決められていた。

 また、「胸背(ヒュンベ)」と呼ばれる標章を胸と背に付けた。

 文官は、鶴をはじめとする鳥が刺繍され、武官には虎などの獣が刺繍されていた。

 靴は、「モクファ(木靴)」と言う布で作った黒い半長靴。

 靴底が木で出来ていたので、こう呼ばれるようになった。

 頭には、「紗帽(サモ)」と呼ばれる両方に装飾用の羽が付いている帽子をかぶるそうだ。

 官服では、正三品以上は両翼は二重、従三品以下は一重だった。
 
 イルグクssiのタンリョンポも刺繍こそ確認出来ないけれど、ワイン色のようなシックな色合いで、確かに「紗帽」もかぶっているね。


 おまけ・・・

 扶余の王子時代チュモンの結婚
 

 高句麗王となる為ソソノと結婚
 


 
 関連過去記事 → イルグクssiの血統

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