あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

量産型Shock-C。

2005-12-22 21:06:58 | cyber
身体機能拡張装置「オレコマンダー」でごく一部で有名なPeriborgさんから新作発表があったようです。コンセプトモデルが紹介されてた「Shock-C(ショクシ)」です。一般販売は2005/01/11らしいです。

これは手の甲から指の付け根に装着して、ゲーム中にポテチをつまむ用途に特化した身体機能拡張装置のようです。詳しい仕様はちょっとわからないのですが、動力は、指の筋力をそのまま伝えることでまかなってるようです。油脂によるゲームのコントローラの劣化を防ぐのがそもそものデザインコンセプトらしいのですが、紹介ページでは、週刊少年系マンガ雑誌を読むときにも応用ができる、と自由度をアピールしてたりしてます。

直流電源ぽさがなくて、サイバーっぽさがちょっと足りないような印象を受けるかとも思うのですが、古来より、サイボーグの説明として海賊の義手とか入れ歯とかも引き合いに出されてるような気がするので、実は王道なのかも知れません。そうでもないかも知れません。

池谷裕二の本で見たと思うのですが、「天秤棒とかおっきなものを持ってるとき、自分の意識は棒の先にまで届いている」というような言い方があるそうです。脳が全身を制御すると同時に、脳も体の形によって支配されているという…うーん、うまく説明できないので興味があったら読んでください。
日常的に(?)、天秤棒でも、切った髪の毛でも爪でも、鉢巻でも服でも、「はずしたときの幻肢感」というのは生まれてるような気がします。

Shock-Cデバイスも、使い続けて脳がその形の体に最適化したとき、「はずすと幻肢感」が生まれて、「ないShock-Cでポテチをつまもうとしたり」する人が出てくるんじゃないかな、と思います。
最適化するまで使い続ける人がいるかどうかは未知数ですが。

Periborgからジャケットフォン対応製品とか出ないかなぁ。視覚インターフェイスだとあんまりおもしろくならないのかなぁ。ネットのインターフェイスがブラウザであることにいらだちを覚える今日この頃なのです。


参照:
Amazon: 進化しすぎた脳
Periborg
Slashdot: スマート且つエレガントにポテチをつまんでゲームをしよう
あかまど(仮): 量産型量産型ペリボーグ。

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