Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

原点

2013-07-01 14:55:54 | 仕事話_営業・事務
2013年も半期が過ぎた。
相変わらず売り上げ的収入的にはかんばしくない。

しかし、昨年から少しだけ新しい分野(ても昔はやっていたが)の仕事がちょっぴり入り、これだけでもやや光明。

話変わって、
私が今住んでいる場所は田舎なのですが、地元の農家の自慢市みたいのがけっこう開かれて、そこでおいしいものを発見!

で、この市だけでなくどこかで通常売っていないか、と聞いたら、もう少し南の方の物産店で置いてる、とのこと。
で、バイクでブヒーッと行ってみた。

なのにお目当てが。。。「…ない。」
ソバにいたスタッフらしき人に「なんたらという品が欲しいがないのか。先日の市でとてもおいしかったので手に入れたくてここまで来た。」と告げると、
話しかけたその方が生産者本人だった。

「家にくれば在庫あります。」ということで帰るその方に付いてって希望のブツは購入。

…と長くなったが、この時に「連絡くれればここ(ご自宅)でいつでも売る。」とのこと。
その時に連絡方法としてお互いに電話番号などの交換をしたのだが、
私は名刺を渡しついでに自己紹介として「デザイナーをしています。もし名刺などを作られるならご用命下さい。」と挨拶をした。

その時には「名刺はまだ作れないなぁ」っておっしゃってたが、
後日電話がかかってきて、「あなたのように品物を直に購入したいという方がけっこういて、必要になったから作る。」とのこと。

「お買い物」も兼ねて打ち合わせにお伺いし、今制作中である。

なにしろメールもファックスもない、との事で、
デザイン案は出力して郵便で送った。

懐かしい。前はこうやってやりとりしていた。
時間はかかるけど、急がない案件だし、やりとりはこれでいいとの事。

私が1994年に開店休業のつもりで独立したときの初めての依頼が、
知人の経営してる宿のショップカードだった。

場所は北海道だったから、電話とファックスと郵便と。
メールはまだなかった時代。(自分のところには)

こういう小さな案件はほとんど「もうけ」はない。
しかしこういう仕事が好きだった。

そして今回こんな小さな仕事でも自分の営業(といえるかどうか)で取った仕事である。すごくうれしかった。

営業→打診見積り→打ち合わせ→案のやり取り→決定、データを印刷に入稿→納品→集金。

大きな仕事をしている方からはおままごとのように見えるかも。
でもこれが原点。
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