Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

異業種経験

2015-09-28 08:19:50 | こぼれ話
私はええ歳こいていまだに漫画をよく読むのですが、と書き始めて、
ええ歳になったら漫画を読んではいけない、もしくは、読んではいない、てのが幼い頃に刷り込まれているのがわかる。

今はそんなことはないですね。
それに漫画という表現は素晴らしいと思っているので。
難解なものを翻訳して私たちに見せてくれる、素晴らしい技術、それが漫画。

書かれる漫画家の方も書く内容を調べたり勉強したり経験したり。
この「経験」ですがそうそうなんでもできるわけではない。

漫画家の中に異業種から転身された方、その過去経験を生かされた作品を描かれてる方、も多いかと思います。

私が知ってて読んだことある作者は、弘兼憲史さん、と、矢口高雄さん。
弘兼さんは若き頃、大手電機メーカーに。ご自身がモデルなのかもな青年もかの有名な「島耕作シリーズ」に出ていました。
矢口さんは銀行マンでした。その頃のことを「9で割れ」という作品に描かれています。

特にこの「9で割れ」はまるで想像がつかない世界の知識が面白かったです。
*数字が合わないとき9で割ってみろ、と上司に言われる。それは「位ちがい」を見つける方法だというのです。

矢口さんは代表作は「釣りキチ三平」です。これも好きで読みました。
釣りや、釣りにともなう地方の暮らしなど自然に頭に入ってきました。

漫画から教わったことはたくさん。
どの仕事でも、いろんなことをやっておいてよかった、または、しておけばよかったと思うことがあるかも。
私の仕事は残念ながら漫画家ではないのですが、私も最初の就職は某メーカーでした。
異業種経験しておいてよかったと今では思っています。
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2 コメント

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Unknown (すみごん)
2015-10-23 17:32:34
よくあることといえばそうなんですが、理不尽なことですよね。
私は以前印刷会社の制作部門にいたので、奴ら(!)のやり口はいやというほどわかります。
最初から勝負にならないのは目に見えている・・・これはクライアントもよくわかっていると思います。
それでもあえて、同じ勝負の場に乗せようとするのは明らかに不平等ですね。でも、それが現実。

私がいた会社は、「機械回してなんぼ」という考え方が染みついている営業が仕事を取ってくるわけですが、制作にも売り上げノルマがあったりしたんですよ。オマケみたいな製作費しか要求しないのに、ノルマなんて達成できるわけないじゃん!と腹立たしかったですね。

断ってよかったと思います。誰にだって限界はあるし、一度引き受けるとね、もうそれでやってくれるものと思われちゃうかもしれないし。
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Unknown (soho-d)
2015-10-28 08:16:32
今新規の仕事は「見積もり」ありきで、そういう作業も仕事のうちなんですが頭が痛しです。
安ければ安いほど、で選びがちですが、それもどうかなぁーと思っております。自分が選ぶ側の場合でも。
取引先にも選ぶのに、仮に印刷会社などでも「値段だけで選ばないほうが」「値段以外も見て判断してほしい」とは助言(デザイン料金ではないので。印刷会社「紹介」だから)しております。
すみごんさんの元会社、ノルマ厳しそうですね。
そういうストレスきついでしょうね。組織はたいへんですね。。。
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