De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

竹の民族楽器

2010-05-24 10:28:23 | 中津川
23日(日)は「日本の竹ファンクラブ」の年次総会に出席してきました。5月の下旬の日曜日はいろんな団体の年次総会やその他の行事が重なって、この会の総会には出ることができませんでした。
しかも、この会はどちらかというと私も受益者の一人であり、責任上一番後回しにすべき参加だと思っていましたから・・・。
しかし、今年はその他でほとんどお役御免の状況になったので、横浜まで出かけてこの会に参加しました。

来賓の大学教授の竹を使った古代人の民族楽器生活用具のいかに優れていたかの講演はとても興味関心を寄せられるものでした。
あの時代、当時の材料と工具、技術の粋を使ってそのベテランが考えつき、使いこなしたとすれば、現代人が文化の遅れた古き時代と勝手に判断する以上の高度な役に立つ道具類だったはずという考え方がひどく納得できました。現に、大変な作業だったと学校などでは教えられている火おこしも、その原理や道理性を考えて工夫を重ねた道具と、使い方の基本を守ればそれこそマッチをするくらいの速さで火をつけることができる。古代人がいったん火を起こすと消えないように大事にともし続けたという説、これも火おこしが大変だからというのは嘘なのかもしれません。講師の実験では着火まで5秒とはかからなかった。


竹細工も突き詰めると挑戦するテーマはいくらでもありそう。この竹トンボはおそらく世界最小、竹トンボの滞空時間や最高到達高度など、どうもこの先生の手にかかるとあっという間にギネスものになったらしい。要はその構造と原理に基づいたまわし方に気がつけばブレークスルーはあるらしい。
                

私の興味を持った鼻笛です。マスクのように鼻に取り付けて、鼻の息と同時に口から息を吹きかけることにより口笛の感じで幅広い音階で吹ける笛です。これは粘土で作られて入用だが竹でもぜひチャレンジしてみたいもの。