Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

8月27日(日)雨の西大台逍遥記

2006年08月30日 | 山登りの記録
山中でテント泊を楽しみ、日曜日は西大台を周回した。最初の予定では、開拓から小処温泉に下りるつもりだったのだが、朝から天気がイマイチ、大雨注意報が出て、多いところでは200ミリという降雨予報。大台ケ原のこんな日は、無理しないに限る。

霧の深いドライブウェイ。フォグランプをつけても、車はトロトロ。終点の駐車場で身を整える。涼しい。ここの涼しさには、いつも驚かさせる。

大台教会で、大台ケ原の薀蓄をたれる。この前、本を書くために勉強したばかりだから、いろいろ憶えていた。教祖の古川嵩の苗字だけが、そこまで思い出せそうでなかなか思い出せず、年齢を感じた。

途中、松浦武四郎碑に寄り道。犬か狐かの頭蓋骨が供えてあった。西大台の緑は深い。樹種が多いのがいい。わかる限りの樹木の名称を心で唱えながら歩く。あまり樹齢を経た木は少ないが。そして、苔が美しい。霧が立ち込めると、却って神秘的なムードが増幅される。

七ツ池を過ぎる。いよいよ雨が降り始める。覚悟していたが、やっぱり嫌だなぁ。写真も撮りづらくなる。昨日は沢で泳ぎまくって濡れて濡れてはしゃいでいたのに、今日は濡れるのがつらい。人間って変だ。いや、Mr.Dashが変なのだ。

ブナ、カエデ、ヒメシャラに苔の林床。Mr.Dashが中でも最も好きな林のカタチ。美しい。こんな森林がいつまでも滅びずにあってほしい。橋を二つ渡り、緩やかな坂を登り返す。やがて右に癒し渓のナゴヤ谷をみて、ブナと背の低いササ(イトザサ?)の疎林を登れば、元の道に合する。やさしい風景に、雨でも心は和んでいた。

環境省がこのエリアに立入制限を設けようとしているそうだが、人を入れないことが自然の保護につながるのかイマイチわからない。例えば上高地や乗鞍のようにマイカー制限をする方がいいのかもしれないし。。。。
そんなことを考えながら、全身雨か汗でわからないほどずぶ濡れになって、駐車場に戻った。

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