Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

10/16(日)、バリエーションルート・クロモジ尾から稲村ヶ岳(1)

2005年10月19日 | 山登りの記録
最近、かなり山に入れ込んでいるT中さんから、稲村ヶ岳に行きたいとのリクエストがあった。T中さんの実力であれば、母子堂から法力峠を経て山頂に至るノーマルルートは、自力で簡単にできるはず。そう考えたMr.Dashは、自身初めての「クロモジ尾」からのアプローチを選んだ。下山は、わざわざレンゲ辻を回って川瀬谷を清浄大橋に下りる。法力峠ルートはスギの暗い植林が続く。Mr.Dashは、花粉症だからというわけではないが、あの植林の暗い林床は、どうも陰惨で好きになれない。川瀬谷なら、渓流を楽しめ、キモチいい。

今回のパーティは、T中さん夫妻、Y口さん、I村さん。ともちゃんは、ちょっとケガをしたので、おウチで留守番なのだ。

クルマを1台、清浄大橋にデポし、もう1台を白倉谷林道の岩本谷出合に回す。黄色い標識のある入口は見送り、少し先のテープを目印に、いきなり急な尾根の取り付きを登る。どっと汗が出る。すぐ鹿除けフェンスが現れる。やがて左側が皆伐された尾根を、フェンスに沿って登るようになるが、とんでもないヤブ。サンショ、ノイバラ、キイチゴ、サルトリイバラ、これにトゲトゲ植物と、ススキ…。2重のフェンスの間を縫うもんだから、逃げようもなく、えらい難渋した。ただし観音峰や三ツ塚方面の眺めは最高だ。

急坂を登りきって、ようやくトゲトゲ地獄から解放されたかと思えば、今度はクマザサのブッシュ。これは短く、すぐにシャクナゲの尾根となる。この辺まで来たら、ようやく大峰らしい雰囲気になる。やがて背の低いササ(イトザサかな?)とトウヒの林になり、ついにはカエデ、ブナを基調とした大峰らしい風景になる。ちょうどカエデが黄色に色づき、それはそれは、すばらしい光景に出合えた。大満足だ。

大日山の尖った穂先がしだいに大きく迫る。正面から、大日と稲村をアップで見られるのは、このコースの醍醐味だろう。

カエデ林を気持ちよく逍遥すれば、トラロープが張られた一般登山道に出合う。稲村小屋の少し南に位置する。ここから大日のキレットを経て、鎖場と、一部山ヌケしたトラバース道を慎重にへつり、稲村ヶ岳山頂に至る。登山口から3時間であったひ。山頂に着くや否や、ガスが湧き立ち、みるみる白い霧の中。ちょっとガッカリ。しかし、一同、苦労した登りをしのいだ満足感で、表情は明るかった。
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