Mr.Dashのぶろぐ館

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2023年1月7日(土)[丹波]浅山不動尊から五台山。洞窟の中の不動明王に萌える!

2023年01月09日 | 山登りの記録
■メイン写真
五台山の山頂にある展望デッキ

■今回のコース
岩瀧寺→浅山不動尊→一ツ岩→小峠→五台山→小野寺山→鷹取山→美和峠→浅山不動尊

丹波にちょっと惹かれるスポットを見つけたので行ってきた。
もしかしたらみぞれが降るかもという日だったが、一瞬ポツポツきた程度で、運よく過ごせた。



岩瀧寺手前の駐車場にクルマを置き、公衆トイレを経て岩瀧寺へ。
鐘楼を兼ねた山門がユニーク。大正門といい、大正天皇即位を記念して造られたという。



境内のはずれにある夫婦杉。樹齢400年。



すぐ先は両側が切り立った岩峰が並び立つ険しい渓谷だ。待ってました、このパワースポット感。
左に独鈷ノ滝(20m)が落下する。一条の美しい滝だ。



浅山不動尊。
じつは岩瀧寺の本堂にはご本尊がなく、この洞窟の奥におられる不動明王が本尊とのこと。



洞内は広く、奥行き15m、高さ12mとされる。
神秘的な空間だ。



五台山をめざす。
古くから登られているようで、険しい岩の合い間を、石垣の道がうまく作られていたりする。



左下に不二ノ滝。吸い込まれそう。



数年前に大水で渓谷が荒れたようで、かつてのルートが一部流出したようで、
現状、いったんハシゴを谷筋に下りるようになっている。



少しだけ、溪谷遡行のお楽しみ。



すぐに荒れた谷の二股に出る。右俣、左俣ともに、奥に新しい砂防堰堤ができている。
ここは左俣に進み、堰堤を右から越える。



やっと落ち着いた雰囲気になってきた。丸木橋も新しい。
この先も沢を渡る箇所があるが、いずれも古い丸木橋は危なっかしすぎるので、
直接、沢を渡渉するが、まったく難しくはない。



急坂が始まり、ひとがんばりすると一ツ岩だ。
シダの一種のヒトツバがいっぱい生えている。



支尾根に乗ると、そこは小峠だ。ここから少しだけ尾根づたいに登り、やがて右にトラバース
しながら標高を稼ぐと、分水界の稜線に出る。
尾根の東側に降った雨粒は日本海へ、西に降った雨粒は加古川となり瀬戸内海へ。



左に10分ほどで五台山に到着。
文殊菩薩と二等三角点が迎えてくれる。
この日は薄いガスのため、眺めはいまひとつだったが、晴れたらウッドデッキからの絶景が
待っている。しばらく休憩していると身体が冷えてきたので、あなり長居せず出発することにした。



先ほどの分岐に戻り、シャクナゲが茂る尾根道を行く。



10分もたたずに小野寺山のピークに着く。山座同定板が置かれている。
こっちのほうが灌木で風を遮ることができるので、これ幸いとランチタイムをとった。



小野寺山の直下はなかなかの急坂。足元を注意しながら下る。



しぱらくは雑木林ののどかな尾根歩き。
やがて左に「森のひととき」への分岐をみる。
東麓の永郷池のほとりにあるキャンプ場への道である。



本日3つ目のピーク、鷹取山の直下も、すごい急登だ。直前のコルから90mの登り。



鷹取山は別名、氷上槍。ここまでの急登もうなずける名だ。



鷹取山から、引き続き稜線を下り続けると、美和峠だ。
道標に「エルム」とあるのは、「森のひととき」の前の業者時代の同施設の名称だ。



浅山不動尊へ下る道は、途中で山ヌケ跡を渡る。
大蛇が這い抜けたようなえぐれた跡には倒木が左右から覆いかぶさっている。
頼りない固定ロープの助けで渡るが、土壌がまだ落ち着いていないので、さらなる崩壊が心配だ。



一気に下り、あたりに岩峰が出てくると、もとの浅山不動尊は近い。
強烈な坂を下りながら、短い山行のフィナーレを迎える。

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