■メイン写真
山中湖花の都公園付近から見た、ダイヤモンド富士(夕日)
■今回のコース
12/7(水)
大阪⇒門真⇒石山⇒新富士IC⇒道の駅「朝霧高原」⇒道の駅「なるさわ」⇒
赤富士ワインセラー⇒サニーデリゾート(河口湖畔)[泊]
12/8(木)
サニーデリゾート⇒北口本宮冨士浅間神社⇒忍野八海⇒道の駅「富士吉田」
(富士山レーダードーム館、地ビールレストラン・ハーベステラス)⇒
ダイヤモンド富士(夕日)ポイント(山中湖 花の都公園付近)⇒
ヴィラ本栖(本栖湖畔)[泊]
12/9(金)
ヴィラ本栖⇒ダイヤモンド富士(ご来光)ポイント(富士ヶ峰別荘街付近)⇒
音止ノ滝、白糸ノ滝⇒新富士IC⇒大阪
母親が、どうしても富士山を眺めたいというので、空気が澄む12月の3日間で
両親を連れて富士五湖周辺を巡ってきた。
登山しない旅は珍しいのだが、麓で時間をたっぷり使えたため、発見が
たくさんあった。
肝心の富士山は、ラッキーにも天候に恵まれ、いろんな角度、いろんな時間帯で
堪能することができた。母には、喜んでもらえたのかなと安堵している。
初めて新東名高速を走り、新富士ICから国道139号に入るが、富士山は雲に隠れて
しまっており、幸先はよくない。しかし、139号を北上するごとに雲が消えて行った。
まずは朝霧高原に入ったあたり(地名:麓)から見た富士山。
大沢崩れの迫力ある崩壊地形が印象的なアングルだ。
道の駅「朝霧高原」まで来ると、雲はほとんどなくなり、美しい富士の姿が
楽しめた。
富士五湖をなぞるように、ぐるっと山梨県側を廻る。
河口湖まであと少しのところに、地元のワイナリーが共同で設置した販売所、
「赤富士ワインセラー」がある。
無類の酒好きの父のために立ち寄ると、案のじょう、父とともちゃんは
試飲しまくって上機嫌になった。
1泊目は河口湖畔のサニーデリゾートに宿泊。このお宿、富士山の眺めが最高!
ほぼ真北からの富士が河口湖越しにみられる。
料理もゴージャス、温泉も良質で、いずれまた泊まりたいと思った。
部屋の窓から望む、日没直後の富士山。手持ち撮影なので、これが限界。
サニーデリゾートから見た、朝の富士山。左の裾野の弧が非常に美しい。
2日目は、北口本宮冨士浅間神社へ。ここは、富士山への吉田口登山道の起点
でもある。
本殿手前左手にある樹齢約1000年の「富士太郎杉」。
幹周り8.2m、根回り21.0m、樹高30mという。山梨県指定天然記念物だ。
それにしても根の張り出しがすごい。
続いて忍野八海へ移動。忍野村の観光情報によると、
「富士山の伏流水に水源を発する湧水池」とある。
8つの湧水池があり、1つだけ離れた出口池を除く7つを歩いて回ってみた。
透明度がスゴイ。
さすがに、大いに観光地化されてしまっているのだが。
巨大マスや、イワナがうようよ。
オレンジのマスは、アルビノ種だそうだ。
これは婚姻色が出ているのかな?
「はんの木林資料館」で入場料を払って、底抜池(そこなしいけ)へ。
カモも気持ちよさそう。こんなきれいな水で生活できるなんて。
新名庄川の清冽な流れと、バックに控える富士山。
昼ごろ、道の駅「富士吉田」へ。
敷地内にある、ふじやまビールが飲める地ビールレストラン「ハーベステラス」で
ランチ。バジルのパスタが美味かった。父は味の違うビールを3種呑み干した。
また、敷地内には、かつて富士山の山頂で日本の気象観測を支えた
富士山レーダーが復元された「富士山レーダードーム館」が建つ。
展示されているジオラマ。
そういえば何年か前に、無人となった観測所跡に、特別に泊ってみないかとの
話もあったなぁ。仕事で行けなかったけど。
富士山の冷たい強風を体験できるコーナーや、新田次郎のコーナーなど
いろいろ楽しめた。
午後、予め太陽の軌道を計算しておいた場所に移動し、ダイヤモンド富士を
狙う。12月8日の日没は、15:20前後。ちょうど富士山の山頂に日が沈む。
たまたま、山中湖 花の都公園の駐車場のすぐそばの場所だったので、
クルマを停めやすかった。世の中には同じことを考える人が多いもので、
平日にもかかわらず、ちょうどいいポイントにはカメラを持った人が
たくさん場所取りをしていた。
冷たい風が吹き付ける中、15分ほど我慢しながら撮影した(メイン写真)。
クルマを走らせ、夕刻、本栖湖畔の宿「ヴィラ本栖」に到着。
観光施設で賑やかな河口湖と違い、本栖湖は自然豊かで静かな場所だ。
ここでも美味しい料理と、ひろびろとした大浴場での入浴を楽しめた。
翌朝、やはり事前に調べておいたダイヤモンド富士のご来光ポイントへ
直行。あいにく、山頂部に笠雲のできぞこないが出てしまい、
残念ながら思い描いた富士は見えず。
しかし、これまでに最高の富士を飽きるほど眺められたので、まあいいか。
最後に立ち寄るのは、音止ノ滝と白糸ノ滝。
最初に目に留まった駐車場に停めたら料金500円。
あとでわかったことだが、すぐ奥に300円の駐車場があった。
まずは音止ノ滝へ。芝川本流にある落差25m、幅5mの滝。
古い土産物屋街の奥にある展望所から遠目に眺めるのみだが、
豊かな水量に感激。
ただし、滝の全容を綺麗に撮影できるポイントは、非常に限られている。
滝名の由来は、源頼朝がこの近くで狩りをした際、曽我兄弟が
父の仇・工藤祐経(源頼朝の家来)を討つための密議をしようとしたが、
滝の音で話が聞き取れないため、神に念じたところ、たちどころに
水音がやんだという伝説からきているという。
続いて、白糸ノ滝へ。落差20m、幅200m。岩の割れ目から無数の滝が
流れ落ちている。まさに白糸のごとし。
前に来た時は、もっと小さく見えたけど、えらいスケールに感じた。
どうして水が湧き出ているのか?
これは、上の地層である新富士火山層が水を通し、下の地層である
古富士火山層が水を通さない構造になっているためという。
ふと見ると、白糸ノ滝に虹がかかっていた。最後までラッキー。
いい旅になった。
山中湖花の都公園付近から見た、ダイヤモンド富士(夕日)
■今回のコース
12/7(水)
大阪⇒門真⇒石山⇒新富士IC⇒道の駅「朝霧高原」⇒道の駅「なるさわ」⇒
赤富士ワインセラー⇒サニーデリゾート(河口湖畔)[泊]
12/8(木)
サニーデリゾート⇒北口本宮冨士浅間神社⇒忍野八海⇒道の駅「富士吉田」
(富士山レーダードーム館、地ビールレストラン・ハーベステラス)⇒
ダイヤモンド富士(夕日)ポイント(山中湖 花の都公園付近)⇒
ヴィラ本栖(本栖湖畔)[泊]
12/9(金)
ヴィラ本栖⇒ダイヤモンド富士(ご来光)ポイント(富士ヶ峰別荘街付近)⇒
音止ノ滝、白糸ノ滝⇒新富士IC⇒大阪
母親が、どうしても富士山を眺めたいというので、空気が澄む12月の3日間で
両親を連れて富士五湖周辺を巡ってきた。
登山しない旅は珍しいのだが、麓で時間をたっぷり使えたため、発見が
たくさんあった。
肝心の富士山は、ラッキーにも天候に恵まれ、いろんな角度、いろんな時間帯で
堪能することができた。母には、喜んでもらえたのかなと安堵している。
初めて新東名高速を走り、新富士ICから国道139号に入るが、富士山は雲に隠れて
しまっており、幸先はよくない。しかし、139号を北上するごとに雲が消えて行った。
まずは朝霧高原に入ったあたり(地名:麓)から見た富士山。
大沢崩れの迫力ある崩壊地形が印象的なアングルだ。
道の駅「朝霧高原」まで来ると、雲はほとんどなくなり、美しい富士の姿が
楽しめた。
富士五湖をなぞるように、ぐるっと山梨県側を廻る。
河口湖まであと少しのところに、地元のワイナリーが共同で設置した販売所、
「赤富士ワインセラー」がある。
無類の酒好きの父のために立ち寄ると、案のじょう、父とともちゃんは
試飲しまくって上機嫌になった。
1泊目は河口湖畔のサニーデリゾートに宿泊。このお宿、富士山の眺めが最高!
ほぼ真北からの富士が河口湖越しにみられる。
料理もゴージャス、温泉も良質で、いずれまた泊まりたいと思った。
部屋の窓から望む、日没直後の富士山。手持ち撮影なので、これが限界。
サニーデリゾートから見た、朝の富士山。左の裾野の弧が非常に美しい。
2日目は、北口本宮冨士浅間神社へ。ここは、富士山への吉田口登山道の起点
でもある。
本殿手前左手にある樹齢約1000年の「富士太郎杉」。
幹周り8.2m、根回り21.0m、樹高30mという。山梨県指定天然記念物だ。
それにしても根の張り出しがすごい。
続いて忍野八海へ移動。忍野村の観光情報によると、
「富士山の伏流水に水源を発する湧水池」とある。
8つの湧水池があり、1つだけ離れた出口池を除く7つを歩いて回ってみた。
透明度がスゴイ。
さすがに、大いに観光地化されてしまっているのだが。
巨大マスや、イワナがうようよ。
オレンジのマスは、アルビノ種だそうだ。
これは婚姻色が出ているのかな?
「はんの木林資料館」で入場料を払って、底抜池(そこなしいけ)へ。
カモも気持ちよさそう。こんなきれいな水で生活できるなんて。
新名庄川の清冽な流れと、バックに控える富士山。
昼ごろ、道の駅「富士吉田」へ。
敷地内にある、ふじやまビールが飲める地ビールレストラン「ハーベステラス」で
ランチ。バジルのパスタが美味かった。父は味の違うビールを3種呑み干した。
また、敷地内には、かつて富士山の山頂で日本の気象観測を支えた
富士山レーダーが復元された「富士山レーダードーム館」が建つ。
展示されているジオラマ。
そういえば何年か前に、無人となった観測所跡に、特別に泊ってみないかとの
話もあったなぁ。仕事で行けなかったけど。
富士山の冷たい強風を体験できるコーナーや、新田次郎のコーナーなど
いろいろ楽しめた。
午後、予め太陽の軌道を計算しておいた場所に移動し、ダイヤモンド富士を
狙う。12月8日の日没は、15:20前後。ちょうど富士山の山頂に日が沈む。
たまたま、山中湖 花の都公園の駐車場のすぐそばの場所だったので、
クルマを停めやすかった。世の中には同じことを考える人が多いもので、
平日にもかかわらず、ちょうどいいポイントにはカメラを持った人が
たくさん場所取りをしていた。
冷たい風が吹き付ける中、15分ほど我慢しながら撮影した(メイン写真)。
クルマを走らせ、夕刻、本栖湖畔の宿「ヴィラ本栖」に到着。
観光施設で賑やかな河口湖と違い、本栖湖は自然豊かで静かな場所だ。
ここでも美味しい料理と、ひろびろとした大浴場での入浴を楽しめた。
翌朝、やはり事前に調べておいたダイヤモンド富士のご来光ポイントへ
直行。あいにく、山頂部に笠雲のできぞこないが出てしまい、
残念ながら思い描いた富士は見えず。
しかし、これまでに最高の富士を飽きるほど眺められたので、まあいいか。
最後に立ち寄るのは、音止ノ滝と白糸ノ滝。
最初に目に留まった駐車場に停めたら料金500円。
あとでわかったことだが、すぐ奥に300円の駐車場があった。
まずは音止ノ滝へ。芝川本流にある落差25m、幅5mの滝。
古い土産物屋街の奥にある展望所から遠目に眺めるのみだが、
豊かな水量に感激。
ただし、滝の全容を綺麗に撮影できるポイントは、非常に限られている。
滝名の由来は、源頼朝がこの近くで狩りをした際、曽我兄弟が
父の仇・工藤祐経(源頼朝の家来)を討つための密議をしようとしたが、
滝の音で話が聞き取れないため、神に念じたところ、たちどころに
水音がやんだという伝説からきているという。
続いて、白糸ノ滝へ。落差20m、幅200m。岩の割れ目から無数の滝が
流れ落ちている。まさに白糸のごとし。
前に来た時は、もっと小さく見えたけど、えらいスケールに感じた。
どうして水が湧き出ているのか?
これは、上の地層である新富士火山層が水を通し、下の地層である
古富士火山層が水を通さない構造になっているためという。
ふと見ると、白糸ノ滝に虹がかかっていた。最後までラッキー。
いい旅になった。