Darkness Before the Daylight Blog

鋼の錬金術師、黒子のバスケにまつわる人々、漫画やアニメ、日々の楽しみ、その他つれづれ。

最近読んだ漫画の話など その2

2018-09-12 22:08:57 | 日記
こんにちは。
引き続き、最近読んだ&読み返した漫画の話を。
ネタバレはなるべくしない所存ですが、まっさらな状態で読みたい方はご注意くださいませ。

「パティシエさんとお嬢さん」 銀泥

私、「尊い」という言葉はあまり使わないんですが、このお話はそれ意外の表現ができませんでした。
読むととにかく幸せな気持ちになり、拝んでしまいます。そしてケーキが食べたくなります。
ちょっともどかしいラブストーリーがお好みの方には、ぜひ読んでいただきたいです。
読む前は、お嬢さんにはドジっ子属性があるのかな?と予想していましたが、むしろ「しっかりしてるけど
ほんわか系」でした。女の子が次々に騒動を巻き起こす展開は疲れる……という方も大丈夫です。
作者さんのお名前を「ぎんでい」さんとお読みしていましたが、「ぎんどろ」さんが正しいようです。

「坊主DAYS」「坊主DAYS2 お寺とみんなの毎日」 杜康 潤

お寺とお坊さんの世界と、ご家族にまつわるコミックエッセイです。
かなり専門的な内容も含みながら、楽しく読みやすく、時には泣かされました。
登場するたくさんのお坊さん方のキャラクターが大変豊かです。
臨済宗について描かれていますが、特定の宗派に強く偏った印象ではなく、仏教やお坊さんについて
知りたい方、興味のある方が参考にできるバランスの良さです。
中村光先生の「聖☆おにいさん」と一緒に愛読しています。

「死んで生き返りましたれぽ」 村上竹尾

ピクシブで大ヒットしたので、ご存知の方もおられることでしょう。
タイトルを見て、家族はオカルトの話かと思ったそうですが、闘病記です。
作者が感じたものを率直に描かれていて、読み返すたびに新しい発見のある作品です。
人の感覚、人の心というものの危うさ、健康のありがたさについて考えさせられます。
作中の「なんで自分はこんなふうにしかなれなかったんだろう」という言葉が突き刺さりました。

自分も先日開腹手術をして、一晩ICUに泊まってお世話になりました。
その時、手術後5時間ほど経っていて、意識はあるけど麻酔が完全に覚めていないのか、
痛み止めのせいなのか頭がぼんやりしていて、術後の発熱でかすかに寒く、寝返りもまだ無理という時に
「歯みがきしましょう」
と言われて、看護師さんが歯みがき粉をつけてくれた歯ブラシを渡されました。
夜の消灯前だったので、考えてみれば当たり前でしたが、歯をみがくことなど忘れていたので、
正直ちょっとびっくりしました。
でも、ほとんど手探りでみがいてみるととてもすっきりして、何よりも自分でできることがあったのが
嬉しかったです。
それは、回復への大きな意欲になりました。
退院してから「死んで生き返りましたれぽ」を読み返して、リハビリの場面に以前とは別な意味で
親近感をおぼえて、深く納得したのが今も印象的です。

読んでくださってありがとうございます。
ではでは、また。



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