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EURO2008に向けた争いもついに大詰め!!

2007年10月16日 17時55分28秒 | Weblog
来年スイスとオーストリアにて共催される欧州選手権2008。その出場権をかけて戦う予選が佳境にさしかかった。既にドイツはEURO出場を決め、残りは13枠。ちなみに今回の予選は7組に分かれ、それぞれ1位と2位が出場権を手にするという形になっている。それぞれの組を今後どうなるか占ってみたい。
まずはグループA。1位通過の最有力候補はポルトガルだったが、現在グループ2位。そのポルトガルの上に立つのがポーランド。現在勝ち点24でポルトガルに4差をつけて首位に立っている。そして3位はフィンランド。勝ち点ではポルトガルと並んでいる。しかし試合数ではポルトガルが1試合少ないため、実質ポルトガルとフィンランドの間には勝ち点3の差があると考えた方が良いだろう。そしてそのフィンランドの下、勝ち点17のセルビアまで可能性はあるだろうか。セルビアも1試合消化試合が少ないため、勝ち点を上積みする可能性はある。問題は今後、どのチームとの対戦が残っているか。ポーランドは残りベルギーとセルビア。ポルトガルはカザフスタン、アルメニア、フィンランド。セルビアはカザフスタン、アゼバイジャン、ポーランド。ただやはりこのグループではポルトガルの実力が頭一つ抜けていることは間違いない。クリスティアーノ・ロナウド、デコ、マニシェ、カルバーリョ、ナニとタレントが揃っている。最終戦の前までの勝ち点の推移を考えてみよう。まずポルトガルが格下のカザフスタン、アルメニアに連勝して勝ち点26。フィンランドもアゼルバイジャンに勝利して勝ち点23。セルビアはアゼルバイジャンとカザフスタンに連勝して勝ち点23。そしてポーランドはこのホームでのベルギー戦で勝利すると勝ち点27で出場権獲得。ただここで引き分けると勝ち点25で最後までもつれることになる。ポルトガルもこの段階で出場権獲得が決まってなかったら、最終戦のホームでのフィンランド戦もフルメンバーで戦うことになる。そうなると、ポルトガルが勝利し、勝ち点29、フィンランドが勝ち点23となるだろう。そしてセルビア対ポーランド戦を制したほうが出場権を獲得することになる。ホームのセルビアが優位な気もするが、ポーランドは引き分けでよい。優位なのはポーランドだろう。しかもポーランドは前節で勝利していれば、出場権を獲得することが出来る。やはりポーランドが優位だ。おそらくグループAを勝ち抜くのはポルトガルとポーランドだろう。セルビアは20%ぐらいの奇跡にかけるしかない。

グループBは元々2強と思われていたが、そこにスコットランドが割り込んで三つ巴の様相を呈している。消化試合数も同じで現在首位に立つのは勝ち点24のスコットランド。そして勝ち点1差で二位イタリア、そして更に勝ち点1差で三位フランス。残り試合は二試合ずつ。そのカードを見てみると、スコットランドはグルジアとイタリア。イタリアはスコットランドとフェロー諸島。フランスはリトアニアとウクライナ。フランスは唯一直接対決が残っていないが、リトアニアとウクライナは侮れない。そして何より問題はスコットランド対イタリアの直接対決。この試合を制したほうが出場権を獲得するだろう。戦力的に優位に立つのはイタリアなのは間違いない。しかしスコットランドは引き分けでもよく、しかもホーム。優位な要素はたくさんある。それでもやはりイタリアが勝つ気がするのは自分だけだろうか。こんな瀬戸際に強いのがイタリアであり、フランスなのだ。ただ今のイタリアとフランスにそんな力はあるだろうか。フランスもイタリアも今や絶対的な強さは無い。最終的な結論としては3チームとも1勝1分けで乗り切り、全チームが勝ち点4を上積みし、順位はこのまま。スコットランドとイタリアが出場権獲得。フランスは表舞台に立つことは出来ないのではないだろうか。

グループCも三つ巴となっている。現在トップに立つのは勝ち点22のギリシャ。そして二位に勝ち点18のトルコ。三位は勝ち点17のノルウェー。勝ち点4差離れたギリシャの優位は変わらないが、二位は激しい争いとなりそうだ。ここも残り試合の対戦相手を見ながら考えてみよう。まずギリシャの相手はトルコ、マルタ、ハンガリー。トルコの相手はギリシャ、ノルウェー、ボスニア・ヘルツェゴビナ。ノルウェーの相手はボスニア・ヘルツェゴビナ、トルコ、マルタとなっている。この対戦相手を見ても優位なのはギリシャ。トルコに負けても、残りの二戦を連勝すれば出場権は獲得できる。トルコは直接対決を二試合も残し、ボスニア・ヘルツェゴビナも現在4位。強敵だ。しかしノルウェーも厳しい。次節のボスニア・ヘルツェゴビナは向こうもこの試合に勝てば可能性が残るだけに激しい試合となるだろう。しかも相手のホーム。厳しい試合になりそうだ。そしてトルコとの直接対決。マルタ相手には勝ち点3が計算できるだろうが、その前の2試合が鍵となる。高い確率でギリシャは出場権を得るだろう。トルコは1勝1敗1分けで勝ち点4を上積みし、勝ち点22となるのではないだろうか。ノルウェーは2勝1敗で勝ち点6を上積みし、勝ち点23。最終的にはギリシャとノルウェーが出場権を手にし、トルコはあと一歩のところで逃してしまうのではないだろうか。

グループDは既にドイツが出場権を得て、二位も薄っすらと見えてきた感がある。現在二位は勝ち点20のチェコ。そして三位は勝ち点15のアイルランドだが、消化試合数もチェコのほうが一試合少ない。チェコは残り試合、ドイツ、スロバキア、キプロス。アイルランドはキプロスとウェールズ。つまりチェコはあと3試合で勝ち点2以上をあげれば、出場権を手にする。そしてその可能性は限りなく高い。このグループは元々の予想通り、ドイツとチェコが出場権を獲得することになりそうだ。

グループEはクロアチアが快進撃を見せている。現在8勝2分けの勝ち点26で首位。次節のマケドニア戦で出場権を得る可能性が高い。問題は2位争い。現在二位は勝ち点23のイングランド。そして三位が勝ち点18のロシア。ただロシアの方が残り試合が一試合多く、まだまだ可能性が残されている。残り試合の対戦相手はイングランドがロシアとクロアチア、ロシアがイングランド、イスラエル、アンドラとなっている。問題は次節の直接対決。ロシアのホームである。イングランドとしてはここを引き分けとして、何とか勝ち点差をキープしたい。そして最終節で既に出場権を得ているであろうクロアチアを相手に出場権を獲得したいところ。間違いなく優位なのはイングランドだが、最後の二節の相手が一位と三位であることを考えると、まだまだ分からない。ただ今のイングランドにはルーニーやジェラードなど独力で試合を引っ繰り返せる選手がいる。最後はクロアチアとイングランドが微笑むことになるだろう。

グループFは上位2チームが飛び出している。スウェーデンとスペインである。勝ち点差を考えるとまだ下位のチームにも可能性は残っているが、二強がまだホームで二試合を残しているため、この2チームに追いつくのは厳しい。あっさりとスウェーデンとスペインがEURO2008への出場権を得るだろう。

そして最後にグループG。三強の争いとなっている。三強を形成しているのはルーマニア、オランダ、ブルガリア。現在首位に立つのは勝ち点23のルーマニア。そして二位に勝ち点20のオランダで、三位が勝ち点18のブルガリア。残り三節の対戦相手を見てみると、ルーマニアはルクセンブルグ、ブルガリア、アルバニア。オランダはスロベニア、ルクセンブルグ、ベラルーシ。そしてブルガリアがアルバニア、ルーマニア、スロベニア。優位なのはオランダ。最初の二節をホームで戦い、最後のベラルーシ戦も勝ち点3を得ることだろう。最終的には勝ち点29となりそうだ。そしてルーマニアもブルガリアとの直接対決に負けても、残りのルクセンブルグとアルバニアに勝てば出場権を得ることが出来る。ブルガリアは厳しいだろう。オランダとルーマニアが勝ち抜けるだろう。

最終的にまとめるとEURO2008出場チームは、オーストリア、スイス、ポーランド、ポルトガル、スコットランド、イタリア、ギリシャ、ノルウェー、ドイツ、チェコ、クロアチア、イングランド、スウェーデン、スペイン、オランダ、ルーマニア。

注目すべきはグループBである。本当にフランスは予選で姿を消してしまうのか。スコットランドは二強を相手に出場権を得ることが出来るのか。まだまだ目が離せない。

2007阪神タイガース総括

2007年10月16日 15時28分46秒 | Weblog
今年の阪神タイガースはニューヨーク・ヤンキースに似ている。春先調子が悪く、下位に低迷。しかし、夏前から夏にかけて調子を取り戻し、最終的にはプレイオフに進出。まったく同じである。違いは阪神が9月に首位に立ったこと。そしてその後連敗で3位まで順位を落とした。戦力的にはヤンキースも阪神も先発陣は壊滅状態にあったところは同じ。強みはヤンキースは打線、阪神はリリーフ陣と違った。今年の阪神は春先にプレイオフを諦めたくなるほど調子が悪かった。しかしその後若手の台頭もあり、何とかトップ3に顔を出した。しかしプレイオフではやはり先発投手が早い回に崩れ、自慢のリリーフ陣に舞台を用意することが出来ずに敗れ去ることとなった。今年の阪神を振り返ってみよう。
今年の阪神の先発陣は下柳、福原、安藤、上薗、ボーグルソン、ジャン、小嶋、能見、杉山といったところだろうか。去年のオフにエースの井川がヤンキースに移籍し、シーズン開幕前から先発陣は不安視されていた。そしてその通りに先発陣が崩れた。規定投球回数には誰も届かず、最多勝利も下柳の10勝。その下柳にしても防御率は4点台と、エースは最後まで現れなかった。唯一の救いはルーキー上薗の台頭だろう。シーズン中盤から先発に加わり8勝と防御率2点台と一躍新人王候補にまで成り上がった。ただ他は総崩れ。期待された安藤と福原は共に2勝。助っ人もボーグルソンが7勝、ジャンが6勝と期待に応えることは出来なかった。来季は先発陣に相当な梃入れが必要だろう。このままでは絶対に優勝できない。
ただその先発陣とは対照的に今年も阪神のリリーフ陣は良く頑張った。特にJFKは安定感抜群で阪神をシーズンを通して支え続けた。久保田90試合、藤川71試合、ウィリアムス60試合と投げに投げた。そしてウィリアムスは防御率0点台、久保田と藤川は1点台。更に藤川はセーブ王、久保田は最優秀救援(最多ホールド)に選ばれた。これは見事としか言いようが無い。おそらくこのJFKの活躍が無ければ、阪神は最下位だっただろう。プレイオフなど夢のまた夢に過ぎなかった。JFK以外にも渡辺、江草、橋本健、ダーウィンは頑張った。特に渡辺はシーズン途中に台頭し、JFKに次ぐ53試合に登板し、防御率も2点台。シーズン後半にウィリアムスが怪我で戦線離脱した際は見事に穴を埋めた。
そして野手陣に目を移すと今年は打率、得点共に12球団最下位。JFKを助けることは出来なかった。今年3割に到達したのは赤星のみ。しかも赤星も3割ジャストだ。その赤星にしても終盤は怪我で盗塁数を伸ばせず24個に終わった。他に去年からスタメンに名を連ねる選手では鳥谷が2割7分台、金本は2割6分台に31本、95打点、今岡は打率2割7分台ながら本塁打4本に24打点と完全に期待を裏切った。更に藤本、関本、シーツは2割4分台と不振を極めた。矢野に至っては2割3分台、浜中は2割にも届かなかった。開幕前に思い描いた成績に辿り着いたのは金本だけ。他の選手は皆期待外れに終わった。ただそんな中新しい選手が救世主として登場して、チームの大きな力となった。まず林が2割9分台の打率に15本、58打点と中軸として働いた。更にシーズン中盤から一軍に上がってきた桜井も2割8分台に9本、43打点と活躍した。他にも庄田や狩野といった選手が上に上がってきては活躍し、チームを救った。ただ最初に述べたとおり、打率、得点は12球団最低。この打線にも梃入れが必要なのは間違いない。

では来年に向けてどうすれば良いか。まず投手陣は先発陣を立て直すことである。今年は確かにリリーフ陣は良かったが、プレイオフではリリーフ陣を投入する前に相手にリードを許し、リリーフ勝負にはならなかった。来年は先発陣を何が何でも立て直す必要がある。まず下柳はエースではない。彼はあくまでベテランであり、彼に頼るのは危険だ。やはり安藤や福原といった活躍すべき選手は復活しなくてはならない。そして小嶋、江草は今年のシーズンでも良い球を投げていただけに先発として働いて欲しい。当然上薗にも今年のような活躍を期待したい。そして今年リリーフをしていた久保田、藤川、渡辺の中から2人は先発に入れるべきだろう。そう考えると先発陣は下柳、安藤、福原、小嶋、江草、上薗、久保田、藤川といったところだろうか。この8人の中から5人ぐらいが独り立ちしてくれれば、チームも強力な先発ローテーションを築けるだろう。そしてリリーフはウィリアムスと渡辺を中心に固め、あとは先発から脱落した投手を中心に中継ぎとしたい。あとはトレードやFA、新外国人を中心にプラスアルファを狙いたい。その為には福原や安藤をトレード要員とするのもしょうがないだろう。
打線に関しては外野は金本、赤星、林、桜井と問題が無い。ショートも鳥谷がいる。問題はサードとセカンド、ファースト、そしてキャッチャー。ただキャッチャーに関しては来年も矢野を中心に回していくことになるだろう。ただ矢野と狩野を併用するなど、若手にも経験を積ませる必要がある。そうすることによって矢野の後釜を作っておく必要があるだろう。そしてファースト、サード、セカンドが問題である。ただ外野の林はファーストも守ることが出来、来季の新外国人次第ではセカンドにも挑戦させるべきだろう。サードは今岡がいるが、今年の状態が続くようであれば、新外国人を獲得する必要がある。理想を書けば、キャッチャー矢野と若手併用、ファースト新外国人か林、セカンド林か関本、ショート鳥谷、サード今岡か新外国人、外野は金本、赤星、桜井。こんなところではないだろうか。藤本や今岡は最悪トレード要員となることもありえるだろう。

こんなとこだろうか。来季の構想において大切なのはJFKから先発投手を出すことである。そしてプレイオフを考えた場合、5人良いピッチャーでローテーションを組むより、2人飛び向けたエースがいる方がプレイオフを勝ち進む可能性が高い。そう来季はエースを擁立しなくてはならない。さぁエースは誰でしょう。