チャンピオンズ・リーグのグループリーグを勝ち進んだ16チームが激突する決勝トーナメント一回戦の組み合わせが決まった。比較的相手に恵まれたチームもあれば、まさかの強豪とぶつかったチームもあり、決勝トーナメント一回戦から盛り上がることは間違いない。ただ決勝トーナメント一回戦が始まるのは来年の二月から。三ヶ月近くの中断を挟むことがチーム状態にどのような影響を与えるのか、その辺までを考えながら決勝トーナメント一回戦のそれぞれのカードを予想してみたい。
アーセナル対PSV。去年準優勝のアーセナルが有利なことは間違いない。現在故障中のエース、アンリも帰ってくるだろう。だからと言って楽観視は出来ない。PSVは毎年のようにチャンピオンズ・リーグでダークホースとなり、ジャイアント・キリングを繰り返している。簡単にPSVが負けるとは思えない。ただ実力的にはアーセナルが上回っているのは事実。相手をなめることなく、慎重に戦ったら、自ずとアーセナルの勝利は見えてくるだろう。
レアル・マドリッド対バイエルン。ビッグクラブ同士の戦いとなったこの組み合わせ。ただチーム状況は対照的だ。新加入選手が馴染み、カペッロの戦い方が浸透してきたレアルに対して、バイエルンはブンデス・リーグでも定位置の首位に立つことは出来ず苦しんでいる。特に中盤の争いとなると、レアルにはフィルター役となるエメルソンとディアッラがいるのに対して、バイエルンは未だにバラックの抜けた穴を埋めきれずにいる。中盤の争いではレアルが優位に立つことが目に見えて明らかである。二月の試合でもレアルが試合を優位に進めるだろう。
リール対マンチェスター・ユナイテッド。マンUとしては救われた組み合わせになった。バルサやインテルではなく、リーグ・アンでもリヨンに独走を許しているリールが相手。今回一番相手に恵まれたと言っても過言ではない。実力通りのものが出せれば、マンUが勝つだろう。しかもマンUには去年バルサで優勝を経験したラーションが加わった。順調に行けばマンUの勝利は間違いない。マンUにとって大切なことは去年グループリーグで敗退したときのように相手をなめずに戦うことである。
セルティック対ミラン。当然これもミラン優位な戦いになることは間違いない。ただミランも現在チーム状況が良いとは言えず、これからの三ヶ月が重要になってくる。現在ミランのオフェンスは完全にカカー頼りになっている。得点機を決めきれないジラルディーノやインザーギの復調が待ち遠しい。セルティックとしてはとにかく粘って、中村のFKで決めたい。既にマンU相手にグループリーグで二発沈め、中村のFKが欧州でもトップクラスであることが証明された。ミラン相手にどこまで中村が通用するかも注目である。
インテル対バレンシア。この戦いは興味深い。どちらも各国のリーグで好調を維持している。固い守りに特徴があり、中盤にも選手は揃っている。決め手となるのは両エース。インテルのイブラヒモビッチとバレンシアのビジャ。そのコンビを組むであろう経験豊富なクレスポとモリエンテスからも目が離せない。タレント力だけを見るだけならインテルが優位だが、バレンシアには伝統的な勝負強さがある。そしてインテルはここ何年か勝負所に弱い。インテルが攻めながらも得点を決めれないようだと、バレンシアが最後に試合を決めるだろう。
ポルト対チェルシー。チェルシーのモウリーニョが以前ポルトの監督をしていたこともあり注目されているが、チーム力の差は歴然。チェルシーが勝利することはまず間違いのないところ。ポルトとしてはどれだけ粘れるか。今のチェルシーはGKに多少問題があるものの、最終ラインから中盤、前線と隙が無い。これでツェフが復帰して、シェフチェンコがチームに馴染めば最強のチームとなる。ポルトに勝機はほとんど無い。チェルシーの強さが目立つ対戦となるだろう。
ローマ対リヨン。この戦いもなかなか面白い。現在セリアAで好調を保つローマと、リーグ・アンで独走を続けるリヨン。最近欧州の舞台で結果を残しているのはリヨン。ただローマとしても久々の欧州の舞台で間違いない。スパレッティ監督となって以降、トッティを最前線に置くシステムが機能している。ただリーグで既に独走し、チャンピオンズ・リーグに集中できるリヨンが優位か。ただ優位と言ってもそこまで差があるわけではない。ローマにはトッティがいる。何が起こるか分からない。
そして最後にバルセロナ対リバプール。去年優勝のバルセロナと一昨年優勝のリバプールの組み合わせと言うことで話題にはなっている。どちらも強いチームであることは間違いない。それぞれ中盤にはデコとジェラードという核になる選手がいる。前線にもバルセロナはロナウジーニョ、エトー、メッシ、リバプールにはクラウチ、ベラミー、カイトとタレントが揃っている。最終ラインは多少バルセロナのほうが固いか。では何が違うかと言うことになると、一番違うのはチームの戦術の熟成度。バルサがここ何年か同じメンバーで、同じ戦術で戦っているのに対して、リバプールは新加入選手が多く、戦術が浸透しているとは言い難い。しかもバルセロナはこの三ヶ月の休みの期間の間に現在離脱中のエトーとメッシが戻ってくる。リバプールは厳しい戦いを強いられそうだ。バルセロナは現在調子が良いとは言えず、この三ヶ月間で調子を上向きに持っていきたい。
と、このように予想したわけだが、当然当たる確証は無い。ただこの通りのチームが勝ち抜いてくると、ベスト8の面々は物凄いことになる。アーセナル、レアル、マンU、ミラン、インテル、チェルシー、リヨン、バルセロナ。もしかしたらローマやバレンシアが絡んでくるかもしれない。ビッグクラブばかりである。これだけのチームが出揃ったらダークホースはいない。皆本命である。確かにそう考えると今シーズン前に行われたワールドカップでも強豪が順当に勝ち抜いた。ベスト4はイタリア、フランス、ポルトガル、ドイツ。ブラジルやアルゼンチン、イングランドもベスト8まで勝ち残った。この流れから今年のチャンピオンズ・リーグも強豪が残るのではないだろうか。ただそれはまだ三ヵ月後の話。妄想は膨らむ一方である。
アーセナル対PSV。去年準優勝のアーセナルが有利なことは間違いない。現在故障中のエース、アンリも帰ってくるだろう。だからと言って楽観視は出来ない。PSVは毎年のようにチャンピオンズ・リーグでダークホースとなり、ジャイアント・キリングを繰り返している。簡単にPSVが負けるとは思えない。ただ実力的にはアーセナルが上回っているのは事実。相手をなめることなく、慎重に戦ったら、自ずとアーセナルの勝利は見えてくるだろう。
レアル・マドリッド対バイエルン。ビッグクラブ同士の戦いとなったこの組み合わせ。ただチーム状況は対照的だ。新加入選手が馴染み、カペッロの戦い方が浸透してきたレアルに対して、バイエルンはブンデス・リーグでも定位置の首位に立つことは出来ず苦しんでいる。特に中盤の争いとなると、レアルにはフィルター役となるエメルソンとディアッラがいるのに対して、バイエルンは未だにバラックの抜けた穴を埋めきれずにいる。中盤の争いではレアルが優位に立つことが目に見えて明らかである。二月の試合でもレアルが試合を優位に進めるだろう。
リール対マンチェスター・ユナイテッド。マンUとしては救われた組み合わせになった。バルサやインテルではなく、リーグ・アンでもリヨンに独走を許しているリールが相手。今回一番相手に恵まれたと言っても過言ではない。実力通りのものが出せれば、マンUが勝つだろう。しかもマンUには去年バルサで優勝を経験したラーションが加わった。順調に行けばマンUの勝利は間違いない。マンUにとって大切なことは去年グループリーグで敗退したときのように相手をなめずに戦うことである。
セルティック対ミラン。当然これもミラン優位な戦いになることは間違いない。ただミランも現在チーム状況が良いとは言えず、これからの三ヶ月が重要になってくる。現在ミランのオフェンスは完全にカカー頼りになっている。得点機を決めきれないジラルディーノやインザーギの復調が待ち遠しい。セルティックとしてはとにかく粘って、中村のFKで決めたい。既にマンU相手にグループリーグで二発沈め、中村のFKが欧州でもトップクラスであることが証明された。ミラン相手にどこまで中村が通用するかも注目である。
インテル対バレンシア。この戦いは興味深い。どちらも各国のリーグで好調を維持している。固い守りに特徴があり、中盤にも選手は揃っている。決め手となるのは両エース。インテルのイブラヒモビッチとバレンシアのビジャ。そのコンビを組むであろう経験豊富なクレスポとモリエンテスからも目が離せない。タレント力だけを見るだけならインテルが優位だが、バレンシアには伝統的な勝負強さがある。そしてインテルはここ何年か勝負所に弱い。インテルが攻めながらも得点を決めれないようだと、バレンシアが最後に試合を決めるだろう。
ポルト対チェルシー。チェルシーのモウリーニョが以前ポルトの監督をしていたこともあり注目されているが、チーム力の差は歴然。チェルシーが勝利することはまず間違いのないところ。ポルトとしてはどれだけ粘れるか。今のチェルシーはGKに多少問題があるものの、最終ラインから中盤、前線と隙が無い。これでツェフが復帰して、シェフチェンコがチームに馴染めば最強のチームとなる。ポルトに勝機はほとんど無い。チェルシーの強さが目立つ対戦となるだろう。
ローマ対リヨン。この戦いもなかなか面白い。現在セリアAで好調を保つローマと、リーグ・アンで独走を続けるリヨン。最近欧州の舞台で結果を残しているのはリヨン。ただローマとしても久々の欧州の舞台で間違いない。スパレッティ監督となって以降、トッティを最前線に置くシステムが機能している。ただリーグで既に独走し、チャンピオンズ・リーグに集中できるリヨンが優位か。ただ優位と言ってもそこまで差があるわけではない。ローマにはトッティがいる。何が起こるか分からない。
そして最後にバルセロナ対リバプール。去年優勝のバルセロナと一昨年優勝のリバプールの組み合わせと言うことで話題にはなっている。どちらも強いチームであることは間違いない。それぞれ中盤にはデコとジェラードという核になる選手がいる。前線にもバルセロナはロナウジーニョ、エトー、メッシ、リバプールにはクラウチ、ベラミー、カイトとタレントが揃っている。最終ラインは多少バルセロナのほうが固いか。では何が違うかと言うことになると、一番違うのはチームの戦術の熟成度。バルサがここ何年か同じメンバーで、同じ戦術で戦っているのに対して、リバプールは新加入選手が多く、戦術が浸透しているとは言い難い。しかもバルセロナはこの三ヶ月の休みの期間の間に現在離脱中のエトーとメッシが戻ってくる。リバプールは厳しい戦いを強いられそうだ。バルセロナは現在調子が良いとは言えず、この三ヶ月間で調子を上向きに持っていきたい。
と、このように予想したわけだが、当然当たる確証は無い。ただこの通りのチームが勝ち抜いてくると、ベスト8の面々は物凄いことになる。アーセナル、レアル、マンU、ミラン、インテル、チェルシー、リヨン、バルセロナ。もしかしたらローマやバレンシアが絡んでくるかもしれない。ビッグクラブばかりである。これだけのチームが出揃ったらダークホースはいない。皆本命である。確かにそう考えると今シーズン前に行われたワールドカップでも強豪が順当に勝ち抜いた。ベスト4はイタリア、フランス、ポルトガル、ドイツ。ブラジルやアルゼンチン、イングランドもベスト8まで勝ち残った。この流れから今年のチャンピオンズ・リーグも強豪が残るのではないだろうか。ただそれはまだ三ヵ月後の話。妄想は膨らむ一方である。