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決勝トーナメント進出チーム決定!!

2006年12月10日 20時48分19秒 | Weblog
ついにチャンピオンズ・リーグ予選リーグの全日程が終わり、決勝トーナメント進出チームが出揃った。去年優勝のバルセロナや準優勝のアーセナルも苦しみながら決勝トーナメントに駒を進めた。
それでは決勝トーナメント進出チームを整理してみると、予選A組からはチェルシーが首位通過し、バルセロナは最終戦のブレーメン戦に勝利し、なんとか二位で決勝トーナメント進出を決めた。ブレーメンは健闘したものの、最後の最後に力尽き、UEFAカップに回ることになった。注目されたチェルシーとバルセロナの直接対決はチェルシーの一勝一分となり、これが最終的にチェルシーの首位通過を決めることになった。
B組は予想通りの二強二弱のグループとなり、インテルとバイエルンが決勝トーナメント進出を決めた。注目の首位争いは最終節に直接対決が組まれたものの、インテルは主力を休ませ、バイエルンは苦もなく首位通過を決めた。
C組も二つのチームが序盤から飛び出し、そのまま決勝トーナメント進出を決めた。首位通過はリバプール、続く二位はPSVとなった。毎年のようにブラックホース的存在となるPSVが今年どれだけの快進撃を見せるか注目である。リバプールは絶対的な強さを見せることはなく、決勝トーナメント以降に不安を残した。
D組はあっさりとバレンシアが決勝トーナメント進出を決め、二位争いに注目が集まった。ローマとシャフタル・ドネツクが争い、最後は自力に勝るローマが決勝トーナメント進出を決めた。ただローマはリーグ戦では好調を維持しており、決勝トーナメントでは大化けする可能性は大いにある。
E組も二強が絶対的な強さを見せた。リヨンが首位、レアル・マドリッドが二位で決勝トーナメント進出を決めた。今年もレアルはリヨンに勝つことは出来なかった。しかし去年と違い、守備が安定し、大崩れすることは無さそうだ。
F組は混戦。最後までセルティック、マンチェスター・ユナイテッド、そしてベンフィカに決勝トーナメント進出の可能性があった。最終戦マンUがベンフィカを下し、去年の雪辱を果たした。その結果、マンUの首位、セルティックの二位での決勝トーナメント進出が決まった。
G組もF組に負けず劣らずの混戦となった。このグループはアーセナル、ポルト、CSKAモスクワが最後まで可能性を残し、最終戦直接対決で引き分けたアーセナルとポルトがHSVに敗れたCSKAモスクワを上回った。同勝ち点ながらアーセナルが首位となり、ポルトは二位での通過となった。
そしてH組。ミランが一足先に決勝トーナメント進出を決め、リールとAEKアテネが二位争いを繰り広げた。迎えた最終節リールは格上ミラン相手に勝利し、ミランに次ぐ二位での決勝トーナメント進出を決めた。

このように全16チームの決勝トーナメント進出が決まった。これら16チームを独断と偏見でレベル分けしてみると下記のようになる。ちなみにレベルAのレベルが一番高いものとする。
レベルA:バルセロナ、チェルシー、レアル・マドリッド、インテル
レベルB:リヨン、ローマ、バレンシア
レベルC:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ミラン、リバプール
レベルD:バイエルン、
レベルE:PSV、セルティック、リール、ポルト

こんなもんだろうか。グループリーグでリヨンがレアルに勝ったではないか、現在プレミアでマンUの方がチェルシーより順位が上ではないか、などいろいろな意見はあるだろうが、まぁまだ調子が上がってないチームや、チームの相性などもあるから、順位や対戦成績だけでは何とも言えないものがあることを考慮して欲しい。
そして、これを見て気付くことはレベルAの4チームの内、チェルシー以外の3チームはグループリーグを二位通過である。決勝トーナメント一回戦では予選首位通過対二位通過のチームとなるため、バルサとインテルやレアルが対決することはない。しかも同グループ同士の対戦もないため、バルサはチェルシーとの対戦も無く、もしかすると一番恵まれた状態といえるのかもしれない。首位通過と二位通過をまとめてみると、
首位通過:Aが1チーム、Bが2チーム、Cが4チーム、Dが1チーム
二位通過:Aが3チーム、Bが1チーム、Eが4チーム
となっている。意外に二位通過にも強いチームが多く、決勝トーナメント一回戦から熱戦が期待できる。もしかすると初戦からチェルシー対レアルや、バルサ対ミラン、インテル対マンUなんて試合が見られるかもしれない。ただやっぱり最終的に優勝を争うのはレベルAのチームとなるのではないか。この4チームは16チームの中で飛び抜けて選手層の厚いチームである。バルサは現在エトーやメッシ、サビオラなど怪我人が多く、前線の選手層は厚いとは言えないが、来年2月のチャンピオンズ・リーグ再開までには二人とも復帰することが期待できる。バルサ、レアル、チェルシー、インテル、この4チームからは目を離せない。ただバルサとチェルシーは予選で同組だったため、決勝まで当たることはない。このメリットを2チームは生かすことが出来るのだろうか。