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NBAファイナル

2005年06月09日 22時32分05秒 | Weblog
日本ではサッカーで沸いていたため、全くの無関心となっているが、海の向こうアメリカでもサッカーに負けない厚い熱い戦いが繰り広げられている。そのスポーツの名前はバスケットボール。そうNBA。ついにNBAファイナルのカードが決定した。今年のNBAファイナルはスパーズ対ピストンズとなった。
先日まで行われていた東西カンファレンスの決勝。東ではヒートがピストンズ相手に最終戦までもつれ込んだ。もともと東でシーズン最高勝率を成し遂げたのはヒート。ヒートは東の優勝候補筆頭だった。しかし、何より響いたのが第五戦でのウェードの負傷。そのため、ウェードが試合に出ることが出来なかった第六戦はあっけなくヒートは敗れ去った。そして最終戦、ヒートはウェードが復帰したものの、流れを引き戻すことは出来ずに涙を呑むこととなった。ピストンズはNBAチャンピオンになった去年に続いて、二年連続のファイナル進出だ。ヒートにとって今年は大躍進の年だった。シャックが来たこと、そして何よりもウェードの成長。ウェードは今年の大活躍でスーパースターの仲間入りを果たした。ヒートは来年も強い、これは断言できる。
西カンファレンスでは第一シードのサンズが、経験豊富なスパーズの前にあっさりと屈した。スパーズ相手に上げた白星は一つだけ。やはり最後になって経験不足が響いた。大舞台に強いスパーズのダンカンやパーカー、ジノビリを止めることができず、大事なところで豊富な優勝経験を持つオーリーにスリーポイントを決められて、敗退が決まった。しかしサンズは今年ナッシュが加入したことにより、インサイドのストッドルマイヤーやマリオンが生き、見事なオフェンス重視の戦いぶりを見せた。サンズも今年の悔しさを胸に、来年もNBAチャンピオンを目指した戦いを見せてくれるだろう。
そして決まったスパーズ対ピストンズ。どちらもディフェンスに重きを置くチームである。それぞれガードにはパーカーとジノビリ、ビラップスとハミルトンといった好選手が揃っているが、どちらも甲乙つけがたく、勝負はインサイドということになりそうだ。そう問題はスパーズの中心であるダンカンを両ウォラスが止めることができるかどうかだ。もし25点以下に抑えることが出来たなら、このファイナルはピストンズ優位に進んでいくだろう。もしダンカンが25点以上、そしてリバウンドをコントロールするようなら、スパーズのスウィープもありうる。
さてインサイドを制するのはどちらのチームか。ダンカンはサンズのストッドルマイヤーやマリオンのディフェンスを苦もなく退け、それに対してピストンズのインサイドはヒートのシャッキー・オニールを抑えきった。勝ったチームが最高のインサイドを持つチームだ。そしてNBAのチャンピオンだ。戦いはまもなく始まる。