昨日のセ・リーグ開幕戦は今までセを引っ張ってきた巨人と阪神が敗れるスタートとなった。去年のセ・リーグ覇者の中日は劇的なサヨナラ満塁ホームランで白星を手にした。今年のオープン戦と開幕戦を見た感想から、今季のセ・リーグを予想してみたい。
まず去年の覇者である中日。開幕戦はエースの川上の完封でしたものの、中日の先発陣には不安が付きまとう。まず山本昌は今年で40.シーズンを通しての活躍を期待するのは酷な話だろう。そしてドミンゴは開幕を故障で出遅れた。実戦から離れているため試合勘が心配だ。そして山井は去年の日本シリーズの活躍だけでシーズンを通しての活躍はない。そして怪我から復帰したばかりの朝倉に実績のないチェンとマルティネス。こう考えると実績があり、一年を通して期待できるのはエースの川上のみ。さらに岡本や平井といった救援陣のオープン戦での防御率も5点台。去年の疲れが抜けていなくても不思議ではない。抑えの岩瀬は安定感があるが、やはり毎年50試合以上投げているので心配は付きまとう。打線も去年出来すぎの感があった荒木と井端とアレックス。今年は他のチームのマークもきつくなる。さらに36歳になる立浪。山本昌と同様に一年を通しての活躍は厳しいか。活躍が期待できるのは首位打者を狙う福留、二年連続ホームラン王のウッズ。ベテランでいぶし銀の井上や谷繁も去年以上の活躍は難しい。中日にはマイナスの要素が多いのは確かだ。去年の優勝チームに他のチームのマークが厳しくなるのは当然のこと。2連覇に黄信号が灯った。
そしてプロ野球のドン、巨人。上原はオープン戦出遅れたが、しっかり開幕に合わせてきた。エースの上原を中心に久保、内海、工藤、桑田。高橋尚と木佐貫は少し出遅れたが、他にも三木や林、真田など駒が揃う。その中でも内海や久保、林、三木といった若手に期待がかかる。上原がメジャー挑戦を志している以上、次のエースを探さなくてはならない。今季が巨人にとって変革のときとなるだろう。しかし問題は中継ぎと抑え。開幕戦で抑えのミセリが打たれ、計算が狂った。河原も西武に放出したため、もしミセリが使い物にならなかった場合、どうするのか。やはり投手陣に不安が残る。それに対して打線は重量級だ。一番の仁志から二岡、高橋由、清原、ローズ、小久保、キャプラー、阿部と繋がる打線はどこからホームランが出ても変ではない。高橋由が開幕に間に合わせ、清原が120%と言っている今、不安は見つからないように見える。ただやはり小技や足が使える打線ではない。今年飛ばないボールに変わったこともマイナスに働きそうだ。ただやはり120%の清原が何本ホームランを打つのか、など注目を集めることは確かだ。今年の巨人に欠けているもの、救援陣と足の使った攻撃。この欠如を巨人はシーズン終了後に嘆くこととなるだろう。
そして2年前のセ・リーグの覇者である阪神。今年はエースの井川の契約が長引き、エースは思ったとおりの結果を残していない。しかし二番手の福原が去年からの成長を継続しているのは心強い。それ以外の先発陣は下柳、ブラウン、安藤、太陽、能見、中村泰、杉山、筒井、江草など駒は揃っているが、活躍は未知数。しかしそれぞれがオープン戦で結果を出したことは心強い。さらに救援陣のウィリアムスと藤川が安定し、さらに抑えの久保田はオープン戦自責点0と期待できそう。一昨年活躍した吉野が戻ってこれるかも注目だ。さらに打線は赤星、藤本、シーツ、金本、今岡、スペンサー又は桧山、矢野と続く打線はあまり長打は期待できないが、足や小技を絡めて攻撃できる。ベンチに関本や片岡、浜中がいることも心強い。今年の阪神がなぜ優勝候補にあがってこないか不思議なほど戦力は充実している。
そして去年何気に二位に入ったヤクルト。先発陣は去年の新人王川島が出遅れたが、エース石川、完全復活を狙う藤井、さらに若手の高井や坂元が先発ローテか。石堂も故障で出遅れ、若松監督としては頭の痛いところだろう。救援陣は大黒柱の石井は健在。問題は石井以外に安定した投手が出てくるかどうか。抑えには五十嵐が控えるだけに、中継ぎをしっかりと安定させたい。そして打線はクリーンアップの岩村、ラミレス、古田が中心。40歳の古田は今年2000本安打を達成することだろう。ただ全体的に古田や宮本、鈴木健など高齢化しているのが気にかかる。一年間の活躍を期待してよいのだろうか。さらに一軍での実績のない青木にとってもきびしいシーズンになりそう。新外国人リグスが二軍スタートなのも痛手だ。
横浜は牛島監督に代わり、Aクラス入り、そして優勝を狙いたい。先発には番長三浦に斉藤、セドリック、吉見、さらに加藤、門倉といったところか。ただ三浦以外にここんとこ安定した成績を残したものがいないことが気がかりだ。中継ぎにはクルーンや川村などが控え、抑えには大魔神佐々木。佐々木も去年の中盤からの不調によって不安は募るが、今年はしっかり万全にしてくるだろう。今年打たれたら佐々木も引退の二文字がくっきりと見えてくる。打線は石井、種田、金城、多村、佐伯、ウィット、村田、相川と続く打線は穴がない。さらに控えには古木や内川らが出番を伺っている。開幕にはウィットと多村が出遅れたが、それでも層の厚さで補っている。投低打高という去年の状況を変えることが出来るか、そして去年大きく負け越した接戦をものに出来るかが鍵となる。牛島監督の手腕に期待が集まる。
そして最後に広島。先発はエース黒田、ベテラン佐々岡、若手の大竹、復活を期する長谷川。ただ問題はそれに続く投手がいないこと。それは先発陣に限らず、中継ぎと抑えにも当てはまる。広島の投手陣は若手をたくさん起用することによって、成長を待ちたい。若手の成長がない限り、広島の優勝がないことは明らかだ。そして打線もいまだ前田や緒方、野村といったベテランに頼っていることは否めない。しかし去年から中軸に座る嶋やラロッカが今年も決定的な仕事をしてくれそう。問題は一二番に座るであろう尾形と東出。足も使えて小技もあるだけに、中軸に回る前に相手をかき回したい。そしてこの2人の出塁率が大きな鍵となるだろう。ただやはり全体的な層の薄さは隠せない。
ことし巷では中日か巨人の優勝だと言われているが、そんな二強のマッチレースになるとは思えない。そして確信している、そこに阪神が割って入ってくると。ヤクルトと広島は他のチームと比べると層が薄く、少し厳しいか。横浜は先発陣次第だろう。三強である中日は中継ぎが去年のような活躍を見せることが出きるか。去年の酷使がここで響いてきそうな気がする。巨人も同じように救援陣次第。ミセリは本当に抑えることは出来るのか。シコースキー以外の中継ぎにも安定感はない。阪神は先発陣が鍵。井川はいつもどおりの活躍が出来るのか。早めに先発ローテを固めたい。
まず去年の覇者である中日。開幕戦はエースの川上の完封でしたものの、中日の先発陣には不安が付きまとう。まず山本昌は今年で40.シーズンを通しての活躍を期待するのは酷な話だろう。そしてドミンゴは開幕を故障で出遅れた。実戦から離れているため試合勘が心配だ。そして山井は去年の日本シリーズの活躍だけでシーズンを通しての活躍はない。そして怪我から復帰したばかりの朝倉に実績のないチェンとマルティネス。こう考えると実績があり、一年を通して期待できるのはエースの川上のみ。さらに岡本や平井といった救援陣のオープン戦での防御率も5点台。去年の疲れが抜けていなくても不思議ではない。抑えの岩瀬は安定感があるが、やはり毎年50試合以上投げているので心配は付きまとう。打線も去年出来すぎの感があった荒木と井端とアレックス。今年は他のチームのマークもきつくなる。さらに36歳になる立浪。山本昌と同様に一年を通しての活躍は厳しいか。活躍が期待できるのは首位打者を狙う福留、二年連続ホームラン王のウッズ。ベテランでいぶし銀の井上や谷繁も去年以上の活躍は難しい。中日にはマイナスの要素が多いのは確かだ。去年の優勝チームに他のチームのマークが厳しくなるのは当然のこと。2連覇に黄信号が灯った。
そしてプロ野球のドン、巨人。上原はオープン戦出遅れたが、しっかり開幕に合わせてきた。エースの上原を中心に久保、内海、工藤、桑田。高橋尚と木佐貫は少し出遅れたが、他にも三木や林、真田など駒が揃う。その中でも内海や久保、林、三木といった若手に期待がかかる。上原がメジャー挑戦を志している以上、次のエースを探さなくてはならない。今季が巨人にとって変革のときとなるだろう。しかし問題は中継ぎと抑え。開幕戦で抑えのミセリが打たれ、計算が狂った。河原も西武に放出したため、もしミセリが使い物にならなかった場合、どうするのか。やはり投手陣に不安が残る。それに対して打線は重量級だ。一番の仁志から二岡、高橋由、清原、ローズ、小久保、キャプラー、阿部と繋がる打線はどこからホームランが出ても変ではない。高橋由が開幕に間に合わせ、清原が120%と言っている今、不安は見つからないように見える。ただやはり小技や足が使える打線ではない。今年飛ばないボールに変わったこともマイナスに働きそうだ。ただやはり120%の清原が何本ホームランを打つのか、など注目を集めることは確かだ。今年の巨人に欠けているもの、救援陣と足の使った攻撃。この欠如を巨人はシーズン終了後に嘆くこととなるだろう。
そして2年前のセ・リーグの覇者である阪神。今年はエースの井川の契約が長引き、エースは思ったとおりの結果を残していない。しかし二番手の福原が去年からの成長を継続しているのは心強い。それ以外の先発陣は下柳、ブラウン、安藤、太陽、能見、中村泰、杉山、筒井、江草など駒は揃っているが、活躍は未知数。しかしそれぞれがオープン戦で結果を出したことは心強い。さらに救援陣のウィリアムスと藤川が安定し、さらに抑えの久保田はオープン戦自責点0と期待できそう。一昨年活躍した吉野が戻ってこれるかも注目だ。さらに打線は赤星、藤本、シーツ、金本、今岡、スペンサー又は桧山、矢野と続く打線はあまり長打は期待できないが、足や小技を絡めて攻撃できる。ベンチに関本や片岡、浜中がいることも心強い。今年の阪神がなぜ優勝候補にあがってこないか不思議なほど戦力は充実している。
そして去年何気に二位に入ったヤクルト。先発陣は去年の新人王川島が出遅れたが、エース石川、完全復活を狙う藤井、さらに若手の高井や坂元が先発ローテか。石堂も故障で出遅れ、若松監督としては頭の痛いところだろう。救援陣は大黒柱の石井は健在。問題は石井以外に安定した投手が出てくるかどうか。抑えには五十嵐が控えるだけに、中継ぎをしっかりと安定させたい。そして打線はクリーンアップの岩村、ラミレス、古田が中心。40歳の古田は今年2000本安打を達成することだろう。ただ全体的に古田や宮本、鈴木健など高齢化しているのが気にかかる。一年間の活躍を期待してよいのだろうか。さらに一軍での実績のない青木にとってもきびしいシーズンになりそう。新外国人リグスが二軍スタートなのも痛手だ。
横浜は牛島監督に代わり、Aクラス入り、そして優勝を狙いたい。先発には番長三浦に斉藤、セドリック、吉見、さらに加藤、門倉といったところか。ただ三浦以外にここんとこ安定した成績を残したものがいないことが気がかりだ。中継ぎにはクルーンや川村などが控え、抑えには大魔神佐々木。佐々木も去年の中盤からの不調によって不安は募るが、今年はしっかり万全にしてくるだろう。今年打たれたら佐々木も引退の二文字がくっきりと見えてくる。打線は石井、種田、金城、多村、佐伯、ウィット、村田、相川と続く打線は穴がない。さらに控えには古木や内川らが出番を伺っている。開幕にはウィットと多村が出遅れたが、それでも層の厚さで補っている。投低打高という去年の状況を変えることが出来るか、そして去年大きく負け越した接戦をものに出来るかが鍵となる。牛島監督の手腕に期待が集まる。
そして最後に広島。先発はエース黒田、ベテラン佐々岡、若手の大竹、復活を期する長谷川。ただ問題はそれに続く投手がいないこと。それは先発陣に限らず、中継ぎと抑えにも当てはまる。広島の投手陣は若手をたくさん起用することによって、成長を待ちたい。若手の成長がない限り、広島の優勝がないことは明らかだ。そして打線もいまだ前田や緒方、野村といったベテランに頼っていることは否めない。しかし去年から中軸に座る嶋やラロッカが今年も決定的な仕事をしてくれそう。問題は一二番に座るであろう尾形と東出。足も使えて小技もあるだけに、中軸に回る前に相手をかき回したい。そしてこの2人の出塁率が大きな鍵となるだろう。ただやはり全体的な層の薄さは隠せない。
ことし巷では中日か巨人の優勝だと言われているが、そんな二強のマッチレースになるとは思えない。そして確信している、そこに阪神が割って入ってくると。ヤクルトと広島は他のチームと比べると層が薄く、少し厳しいか。横浜は先発陣次第だろう。三強である中日は中継ぎが去年のような活躍を見せることが出きるか。去年の酷使がここで響いてきそうな気がする。巨人も同じように救援陣次第。ミセリは本当に抑えることは出来るのか。シコースキー以外の中継ぎにも安定感はない。阪神は先発陣が鍵。井川はいつもどおりの活躍が出来るのか。早めに先発ローテを固めたい。