goo blog サービス終了のお知らせ 

Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

羽織袴姿に、改めて思う事

2011-01-11 00:00:01 | その他の応援団関連
カテゴリをどこにするか迷ったのですが、『その他応援団関連』にしておきます。

今日1月10日は、「成人の日」。

世知辛く、閉塞感があるこの世の中、新たに成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます。

成人された事によって、社会的責任が重くなりますが、社会人としてキャリアをスタートさせたにしても、まだ数年ですし、学生であれば、まだ「社会」という大海原に足を踏み入れた訳ではないので、さして「重い」責任を背負う事は殆どないでしょう。

しかし、成人したという事は、大きな括りでは「大人」とみなされるわけで、立ち振る舞いは、これまでとは少しずつ変えていく必要があると思います。

ですが、「若さ」ゆえ、反社会的なことでない限り、大なり小なり「失敗」は許されると思います。

多分に自戒を込めるのですが、「同じ失敗」を繰り返さない程度に、色々チャレンジして「失敗」して、そこからまた立ちあがっていくことで、色々なことが学べると思いますので、「思い切って」色々な事に取り組んでみて下さい。それが「自分探し」にも通じることでしょう。

そうすることで、皆さんが感じている、この世の中に対して感じている閉塞感は、多少は打開できるのではないかと思います。

10日の朝日新聞の社説の最後に、こうありました。引用して紹介します。

***************************************

 高杉晋作の句を、厳しい時代にこぎ出す君へのエールとしたい。

「おもしろきこともなき世をおもしろく」

 こんな精神で世を渡って欲しい。

***************************************


さて、私の住まいがある山口県内では、恐らく成人した事で(ただし、現時点で20歳になっている皆さんに限りますが)「飲酒」も認められる…という事もあり、「酒宴」も伴うであろうから、翌日の本当の「成人の日」が祝日で、世間一般でも「公休日」に当たることから、それに配慮して、1日早く「成人式」を行う市町村が多かった様です。

しかし、全国的に「ご迷惑」をおかけする様な事件が、山口県で起きてしまいました。

拙ブログのプロバイダーである、ポータルサイトのgooでは紹介されていないのですが、下関市で、羽織袴に身を包んだ新成人の19歳の少年が、模擬刀を振り回し、銃刀法違反で逮捕されてしまったのです。
「この姿には、日本刀が付き物」と言ったニュアンスの供述もあるようです。

なので、大変、残念に思います。

私も、高校3年間応援団を部活動として続けたので、羽織袴には「憧れ」はありました。
残念ながら、私は「団長」という役職ではなかったし、羽織袴に身を包んで披露するテクを「持ちテク」として持っていなかったので、現役当時に羽織袴に身を包む機会には恵まれることはありませんでした。

しかし、「学生最後」の行事では、「憧れ」をそのままで終わらせる事に辛抱ならず、母に我が儘を言って、レンタルで借りて、羽織袴に身を包む事ができました。
もうひとつ、「学生気分」は「これが最後」で、4月から「社会人」としての「自覚」を植え付ける意味も、そこにはありました。「けじめ」みたいのものでしょうか。だから、我が儘を言ったと思います。

しかし、現代にあって、「羽織袴姿」は、言葉は変ですが「アブノーマル」なのでしょう。一歩外に出て、公共交通手段で移動しようものならば、不特定多数の視線を浴びます。

それを「誇らしく」も思いましたが、同時に「立ち振る舞い」まで見られていることを感じ、身が一層引きしまった様に思いました。
「格好つけ」だけでは決して通用しない「何か」(上手く表現できませんが、「中身を伴わせること」でしょうか)を、そこで学んだ気がします。

逮捕された時点で、成人式を迎えたとはいえ「19歳」が故に、「少年」という名で容疑者名が報じられることはなかったのですが、やはり私が学んだ「何か」に気付くには、まだ「若すぎた」のでしょう。


『六旗の下に』で、時々団長・主将の役職に就いた皆さんが、羽織袴姿で登場することがありますが、やはり、それに身を包むだけの「自信」があるのでしょう。心身ともに「鍛えた」という「自信」が。
応援団にあって、その姿は「憧れ」ではあるけれど、「荘厳」とか「厳格」という言葉も当てはまるのではないかと、改めて思います。決して軽々しいものではないのだと。

この事件に触れて、そんなことをぼんやり思いました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする