現在、Windows Compute Cluster Server : CCS の活用研究を進めています。HPC を目的とするシステムなのですから、計算速度が気になるところです。また、これまでクラスタやグリッドと言うと Linux の利用が多かったのですが、Windows CCS がどれだけの速度になるのか?非常に興味があると思います。
そこで、2台のマシンを Windows Compute Cluster Server と Fedora core 5 を入れて、MPI ベースの姫野ベンチマークのプログラムを使って比較検討してみました。
ハードウエアは、以下の2台を共通に利用します。
suou : CPU: Intel Celeron 2.53GHz RAM: 512MB sikon : CPU: Intel Celeron 2.53GHz RAM: 512MB
ネットワークは、100Mbps の Switching Hub という、普通の機器です。
CCS: OS - Windows Compute Cluster Server 2003
MPI - msmpi.lib Build - cl /O2 himenoBMTxps.c /link msmpi.lib
LINUX: OS - Fedora core 5 (linux2.6.15)
MPI - mpich-1.2.7 Make - mpicc -O3 himenobmtxps.c
まず、1台のみの結果です。
CCS: suou : 606 MFLOPS sikon : 612 MFLOPS 平均 609
LINUX: suou : 455 MFLOPS sikon : 456 MFLOPS 平均 456
次に、2台での結果です。Celeron x2
CCS: suou + sikon : 918.52 MFLOPS suou + sikon : 922.46 MFLOPS 平均 920.5
LINUX: suou + sikon : 854.89 MFLOPS suou + sikon : 855.57 MFLOPS 平均 855.2
考察
1台の比較で、CCS は、LINUX に比べて、33%の速度向上になり、
2台の比較で、CCS は、LINUX に比べて、約8%の速度向上になります。
VisualStudio のコンパイラ cl とライブラリの性能差かもしれません。
比較の条件がおかしなところがあるかもしれませんので、これで性能差を断言することは出来ませんが、今回は「Windows の方が早い」と言う結果になりました。Linux はシンプルでさくさく動いて、Windows は GUI があって複雑かな、と言う認識があるかもしれませんが、今回の結果を見る限りでは、Windows に VisualStudio などの開発環境を組み合わせた場合、HPC システムとしてみても、十分に利用価値があるものと思いました。
そこで、2台のマシンを Windows Compute Cluster Server と Fedora core 5 を入れて、MPI ベースの姫野ベンチマークのプログラムを使って比較検討してみました。
ハードウエアは、以下の2台を共通に利用します。
suou : CPU: Intel Celeron 2.53GHz RAM: 512MB sikon : CPU: Intel Celeron 2.53GHz RAM: 512MB
ネットワークは、100Mbps の Switching Hub という、普通の機器です。
CCS: OS - Windows Compute Cluster Server 2003
MPI - msmpi.lib Build - cl /O2 himenoBMTxps.c /link msmpi.lib
LINUX: OS - Fedora core 5 (linux2.6.15)
MPI - mpich-1.2.7 Make - mpicc -O3 himenobmtxps.c
まず、1台のみの結果です。
CCS: suou : 606 MFLOPS sikon : 612 MFLOPS 平均 609
LINUX: suou : 455 MFLOPS sikon : 456 MFLOPS 平均 456
次に、2台での結果です。Celeron x2
CCS: suou + sikon : 918.52 MFLOPS suou + sikon : 922.46 MFLOPS 平均 920.5
LINUX: suou + sikon : 854.89 MFLOPS suou + sikon : 855.57 MFLOPS 平均 855.2
考察
1台の比較で、CCS は、LINUX に比べて、33%の速度向上になり、
2台の比較で、CCS は、LINUX に比べて、約8%の速度向上になります。
VisualStudio のコンパイラ cl とライブラリの性能差かもしれません。
比較の条件がおかしなところがあるかもしれませんので、これで性能差を断言することは出来ませんが、今回は「Windows の方が早い」と言う結果になりました。Linux はシンプルでさくさく動いて、Windows は GUI があって複雑かな、と言う認識があるかもしれませんが、今回の結果を見る限りでは、Windows に VisualStudio などの開発環境を組み合わせた場合、HPC システムとしてみても、十分に利用価値があるものと思いました。