WindowsCCSの速さ

先の記事で、CCS と Linux との MPI 版姫野ベンチマークプログラムでの比較を行った。もう少し詳細に見ていくと、色々な疑問がある。
まず、計算機の速さを何で測定するか？今回は姫野ベンチだが、このクラスタの目的は姫野ベンチを実行することではなくて、自分の問題解決のプログラムを速く動作させることなので、このアプリケーションが特定されている必要がある。まあ、これはクラスタを持つ人それぞれに目的はあると思うので、それを考えれば良いだろう。
次に比べるシステムにおいて、どの条件が変わることで速度が変わったかを分析する場合には、ある特定の条件だけ変化させ他の条件は同一でないと、何の影響により速度が変わっているのかが分からない。これはそのとおりなのだが、なかなかそう簡単には行かない。
例えば今回の場合には、姫野ベンチの MFLOPS の値を比較しているが、この実行形式を作るうえで、コンパイラも違うし、MPI のライブラリも違う、なので、CCS と Linux とのＯＳの比較をしているのか、コンパイラやライブラリの比較をしているのか、実は分からない。ＯＳ・ライブラリ・コンパイラなどが絡んでアプリケーションは作られ動くので、この３つの条件で１つだけ異なる条件を作ることは、異なるＯＳに共通のライブラリやコンパイラが動作する必要があるので、今のところ Intel のコンパイラがこの条件に満足するので、検討をしてみたいと思っている。
でも、今回の結果は、まあ単純に手に入れられる道具を使ってみると、どうだったかと言う、印象のレベルの比較検討になっている。速度の絶対値としては、Windows の方が良いがこれは、VisualStudio の商用コンパイラの性能が大きく出ていると思われる。逆に、１台から２台に増やしたときのスケールの状態は Linux の方がより線形に近いので台数が多くなったときには、どうなるか分からない。
と言うことで、現在の課題は。
１：コンパイラとライブラリを Intel のシステムに統一して、ＯＳの比較検討をしてみる
２：もう少し Compute Node の台数を増やして、１６台ぐらいの構成で比較検討してみる

研究日誌H180615

＊昨日は嵐のような忙しさだった＊
共同研究やら家庭の用事やらが重なり、昨日はすごい状態だった。
＝まず、朝７時半から交通安全の立番をこなす。とても地味だが、大切な仕事なんだなと痛感する。
　急いで、学校へ向かう
＝午前は、共同研究会議があるので、その資料を作るために焦って色々と調査して、それなりのまとめを作る。
　１０時からオンラインの会議を１時間行い、その後は、午後の資料を準備する。
＝午後は、昼食を早めにして大垣に移動し、午後１時から共同研究会議を行う、ピッタリ２時まで行い、すぐに戻る。
　学校では、午後３時から会議なので、何とか間に合い、これも１時間ほど。
　夕方、少し余裕が出来て休んで、すぐに家庭に戻る。
＝夕方は、食事の準備などもして、色々と用事をこなし、あまりの疲労に仮眠する。
　夜の１０時ごろ起きて、研究室に戻る。
　夜の１１時から午前１時まで共同研究会議、それなりに話題も合ったし、成果もまとまってきた。
　まあ、これだけ時間を掛けているのだから、これぐらいは進んでくれないと、割りに合わない。
　ここで、まとまった仮眠を３時間程度
＝早朝から、試験の採点を慌てて始める。一応、朝の６時には終わらせることが出来て、予定終了。
＞共同研究の会議を１日に３つと学校の会議を１つ。いくらなんでも、これはやりすぎだろう。今週はピンチ状態が続くが、来週は、多分余裕が出来ると思う。いや、できると願いたい。