だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

沖縄で続く座り込み

2012-04-09 10:06:25 | Weblog

 

 第2次世界大戦に敗れた日本がアメリカに占領され、その後独立したと言っても、実質的には属国の扱いである。その象徴のひとつが原子力発電であり、もう一つ、目に見える直接的な不当な扱いが、米軍基地である。東西冷戦に「勝利」し、世界唯一の軍事超大国となったアメリカ合衆国は、シンプルでむき出しの帝国主義国としての体制を確立したといえるだろう。沖縄に米軍基地があるのは、アメリカ帝国主義のためであって、アメリカ国民のためであるというのもあやしい。ましてや日本国民のためではない。

 沖縄本島北部の自然豊かなヤンバルの森の中、高江(たかえ)という所に、アメリカ軍の演習場があり、攻撃型ヘリコプターを使った野戦訓練を強化すべく、ヘリパッド(ヘリコプターの離着陸場所)が集落を取り囲むように建設されようとしている。日本の防衛施設庁が私たちの税金を使って建設し、米軍に使用させる。これが完成したら、たいへんな騒音と事故の危険によって、住民は住むことができなくなるということだ。それで、連日住民が座り込みをして、工事を実力で阻止しているという。http://takae.ti-da.net/

 現場で住民と対峙しているのは、アメリカ人でも日本の役人でもなく、同じ沖縄の建設会社の関係者。なぜこんな悲しいことがおきるのか。まずは知ることからはじめたい。石原岳(たけし)さんは、高江に移住したミュージシャン。音楽活動とともに、高江の問題を語り続けている。

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石原岳さんにやんばる高江のいまを聴く

日時 2012年4月13日(金)18:00-20:00
場所 名古屋大学環境総合館3階 講義室2
参加費 無料
懇親会 2,000円(学生1,000円)会場グランピアット
講演会・懇親会申し込み先: 榊原chizuru23-s@nifty.com
主催 名古屋大学千年持続学研究グループ

講演会にあたって石原さんからのメッセージ
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日本本土の人にとって沖縄は遠い土地でしょう。
行ったことのない人にとっては写真で見る白い砂浜や青い海、空などのイメージ
しかないと思いますが、そこには町があり、森があり、若い人たちにとっては生
まれる前から存在する米軍基地があります。
そんな沖縄にも普通に人が暮らしているのです。
同じ日本である沖縄で起こっている問題の原因は複雑ですが、今日本で起こって
いる原発事故にまつわることやさまざまな問題と深いところではつながっていま
す。沖縄のこと、高江のことを話すことによって、あなたの住む町のこと、あな
たの住む国のことをもっと深く知ってもらえればと思います。

HP 『発酵する世界』 http://hakko319.tumblr.com/

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