だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

ジュカンシャダン20%

2006-01-29 13:51:26 | Weblog
 昨日、瀬戸市で東京大学愛知演習林主催のシンポジウム「緑のダム研究の最前線と市民・行政・研究者の協働」に参加した。森林水文学研究の最前線の報告から、川をめぐる市民のとりくみまで、もりだくさんの内容でとても勉強になった。  印象深かった発表のひとつが、村上茂樹さん(森林総合研究所)のお話だった。森林に雨が降ってからその水が川にでていくまでにはさまざまなプロセスがあり、そのうち、洪水時や渇水時に川の . . . 本文を読む
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しちめんどくさくない技術

2006-01-21 08:00:47 | Weblog
 アルコールランプに火を灯すと、全長30cmにも満たないちいさなエンジンがガチャガチャと動き始めた。けっしてスマートとは言えないが、力強い動きだ。毎分数百回転はしているだろう。発電機として働く模型用のモーターのギヤを接続すると、赤いLEDがほのかに輝いた。  学研の「大人の科学」シリーズのスターリングエンジンのキットを作ってみた。普通のエンジンが内燃機関というのに対して、スターリングエンジンと . . . 本文を読む
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日露戦争100年(その2)

2006-01-09 17:38:51 | Weblog
 2004年、05年は日露戦争から100年の年で、あらためてこの戦争を振り返る本の出版やイベントがあいついだ。司馬遼太郎の『坂の上の雲』もNHKの大河ドラマとして制作が進んでいるらしい。『坂の上の雲』が戦争を指導する立場の人間達のドラマであるとすれば、その命令を受けて実際に前線で戦った兵士やそれを送り出した家族やその地域の人々など、庶民がこの戦争をどう戦ったか、という点では、大濱徹也『庶民のみた . . . 本文を読む
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花祭の夜に(その2)

2006-01-04 00:18:49 | Weblog
 2006年のお正月は豊根村で過ごすことができ、2日夜の下黒川の花祭を見に行った。こどもを宿で寝かせつけて、夜中の3時すぎごろ舞堂に着いた時には、ちょうど榊鬼(さかきおに)の舞がはじまったところだった。大きな赤鬼が、四隅をにらみつけていた。そのうち、鬼の舞が激しくなると同時に、私がびっくりしたのは、鬼を取り囲む若者達の元気のよい歌ごえだった。いっしょに踊りながら、こちらが「てーほへ」と呼べばあち . . . 本文を読む
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