だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

民族大逆流時代をはじめよう

2008-12-30 04:47:59 | Weblog
 かつて高度経済成長時代、いなかから都市への民族大移動があった。中学校を卒業すると集団就職で都市の工場へ。若者たちはそのまま都市に住み着いた。いなかでは、昭和ひとけた世代が農業を営々と続けたが、その後に続く世代は集落からいなくなった。残った世代が70歳を超えようとする今、多くの田舎の集落は限界集落(過半数が65歳以上)もしくは準限界集落(60歳より下の跡継ぎ世代がいない)となっている。このままでは . . . 本文を読む
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加子母(3)巡礼

2008-12-26 00:47:26 | Weblog
 「持続可能性の学校inかしも」の実現可能性をさぐるべく、仲間と共に加子母を訪問。ふれあいのやかたかしもで地元のみなさんとおしゃべりをする。  たまたまこの日はこぶしの会のみなさんがお正月を前に門松づくりをやられていた。こぶしの会は林業に関わる女性のグループである。日本全国に林業地域はたくさんあるけれども、男性でなく、女性のグループがあって活発な地域活動をしているところがどれほどあるだろうか。お . . . 本文を読む
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誰がバスの運転手か?(1)「がん難民」問題を考える

2008-12-20 22:24:54 | Weblog
 先日、NHKでいわゆる「がん難民」についての特集番組をやっていた。脳や心臓の血管系疾患の救急医療技術が高度に発達した結果、これらの発作で「ぽっくり」死ぬことは少なくなり、かわりにがんが日本人の死因のトップとなった。  がんの治療は3大治療法、すなわち、手術、放射線治療、抗がん剤治療が主流となっている。特に、手術や放射線治療では手に負えなくなった進行したがんで最後の砦となるのが抗がん剤治療である。 . . . 本文を読む
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名古屋大学・千年持続学プログラムスタートします。

2008-12-17 12:34:03 | Weblog
名古屋大学大学院環境学研究科 地球環境科学専攻・地球環境システム学講座 千年持続学プログラム(担当 高野雅夫准教授) 博士後期課程学生募集のお知らせ このたび名古屋大学大学院環境学研究科・地球環境科学専攻・地球環境システム学講座では千年持続学プログラム(博士後期課程)を新たにスタートさせることになりました。以下のようなお気持ちのみなさん、ぜひ進学をご検討ください。 ●地球環境や持続可能な地 . . . 本文を読む
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加子母(2)

2008-12-13 22:19:59 | Weblog
 名古屋市地下鉄上前津駅の地下コンコースに名古屋市リサイクル推進センターというのがあり、その通路の壁の展示スペースの一つが加子母(かしも・岐阜県旧加子母村、現中津川市)のコーナーである。なぜこんなところにあるのか脈絡はわからないが、ともかくお近くの方はぜひわざわざ上前津で降りてご覧になっていただきたい。  中学生の書いた文章が大きく掲げられている。「加子母が好きというだけでなく、加子母のよいところ . . . 本文を読む
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21世紀型縄文竪穴式住居

2008-12-11 23:09:27 | Weblog
 豊田市のプロジェクトで里山耕(さとやまこう)というのがあり、私はその検討委員の一人としていろいろな提案をしている。このプロジェクトは、旧足助町新盛の菅田和(すげたわ)という集落をフィールドに、21世紀の里山暮らしのモデルを作り、その魅力によって若い世代にこの集落に定住をしてもらおうというプロジェクトである。平成の市町村合併によって広大な面積の郡部を抱えることになった豊田市が、はじめて本格的に取り . . . 本文を読む
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かっこいいオトナですか?

2008-12-06 22:38:59 | Weblog
 名城大学附属高校総合学科の環境フォレスト班の生徒たち5人の研究活動報告会に参加した。彼女たちは私たちがやっている2050年担い手塾に参加してくれて、石徹白や佐久島の合宿でいっしょに学んでくれた。彼女たちは自分たちが学んだことを同世代の高校生に伝えたいということで報告会を開催した。  彼女たちは最初は町に木が少ないので募金を集めて植林をしようと考えた。ところが石徹白や加子母の山を訪問して、自分 . . . 本文を読む
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12月12日魂の再生に出会う

2008-12-01 08:53:08 | Weblog
NHK文化センターでの地球環境講座も最後となりました。環境問題に取り組むということは、成長型社会の中でさまよっている私たちの魂を再生するところから、という話です。ゲストは矢作川の源流域で巨大な炭窯で炭をやく杉野賢治さん。さらに炭を焼く過程ででるガスから新しい燃料をつくるビジネスを立ち上げようとされています。ご本人も脱サラで山にとびこんだ方です。今回もエキサイティングな内容になるのはまちがいなし!私 . . . 本文を読む
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