だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

ながいながい森とすまいの話(その3)

2005-12-18 17:00:23 | Weblog
 日本のスギはかつて、戸建て住宅の柱としての需要があった。これが今日では、軽量鉄骨や2×4などの構法が広まって需要が少なくなった上に、軸組構法でも外材の集成材が主流となり、需要がほとんど失われてしまったのである。  私が自分の家を建てる時に、材料の加工現場を見に行った。岐阜県美濃加茂市にあるセブン工業の集成材・プレカット工場である。広大な工場の片隅の2階にあるオフィスでは、何人かがコンピュータ . . . 本文を読む
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農の最前線2題

2005-12-10 15:58:21 | Weblog
 先日、愛知県安城市の生涯学習講座「安心して暮らせる未来の安城市をデザインしよう」の参加者とともに、市内の農家を訪ね、食糧生産の最前線のようすを学んだ。安城市は西三河に広がる平野の真ん中にある。明治用水が開かれてからは農業がさかんになり、大正から昭和初期にかけて「日本のデンマーク」などと呼ばれ先進的な農業経営を行ってきた歴史がある。一方で現在では自動車関連の工場が集積する製造業の町でもある。 . . . 本文を読む
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たまにはうんちく話でも

2005-12-01 02:01:24 | Weblog
 ずっと重いテーマが続いているので、今日はちょっと肩の力を抜いてうんちく話でも。私のほとんど唯一の趣味は楽器を演奏することである。トロンボーンというラッパの中でも一番単純な形の楽器で、管を伸び縮みさせながら音程を変えて演奏する。音を出すにはどこかが振動しなくてはいけないが、金管楽器の場合、それは唇である。マウスピースという吹き込み口を唇にあてがい、口の周りの筋肉を特異な風に緊張させ、複式呼吸で息 . . . 本文を読む
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