だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

持続可能な循環型社会(1)

2006-11-23 12:18:29 | Weblog
 循環型社会、というのも悩ましい概念である。容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、自動車リサイクル法、食品リサイクル法・・と矢継ぎ早に循環型社会を現実化する法律ができて、社会的な体制が整いつつある。ではこれらが整えば持続可能な社会ができるか?というと、悩ましい。今向かっているのは持続不可能な循環型社会ではないかという疑問がある。  ペットボトルが登場したとき、こんな便利なものができたかと感心 . . . 本文を読む

蜂ぼい

2006-11-19 13:02:35 | Weblog
 豊根村を地球環境塾の学生達と訪問した。宿泊体験施設「大入の郷」(おおにゅうのさと)の体験プログラムの一つである「蜂ぼい」を地元の方に指導していただいた。蜂ぼいとは、スズメバチを山中に追い(ぼい)巣を発見してこれを掘り出し幼虫を食するという、奥三河から岐阜県美濃地方にみられる伝統の技である。さすがにオオスズメバチ相手では初心者には危険なので、クロスズメバチというハエを一回り大きくしたような小さな . . . 本文を読む

二つの学力

2006-11-03 01:10:20 | Weblog
 高校での必修単位未履修の問題が発覚して大騒ぎになっている。  まず前提として、文部科学省が一方的にさだめる学習指導要領に全国一律にしばられなければならないというのは、そもそもおかしいと思う。役所の職員は国民が選んだわけではない。その人たちに学校のカリキュラムのほとんど一切を決められてよいのだろうか。やはり教育委員会の機能を再生させてそこがガイドラインを定め、最終的には現場の教師集団が責任をもっ . . . 本文を読む